仮面ライダーディスティニー   作:茜丸

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入院で大分時間を空けてしまいました。まだまだ本調子では無く、短い内容となっておりまずが、取り合えず更新いたします。

楽しみにして下さっている皆さんには申し訳なく思いますが、精一杯努力しますのでもう少々お待ちください。


彼女たちの決意(後編)

 

 その日、虹彩学園2年A組に激震が走った。それは謙哉のレベル100到達や、暗黒魔王エックスの退場などの情報よりも自分たちに影響を及ぼすものであり、しかもそれが同時に二つも起こったのである。

 一つ目は、参謀役である美又真美のチーム追放。櫂やマリアの離脱以降、どこか覇気が感じられなくなっていた光牙を引っ張って、実質敵にA組を指揮していた彼女がA組から追放されるという出来事は、同クラスの生徒たちに途轍もない不安を与えた。これから先、誰が自分たちを引っ張っていくのか? 光牙を支えて来たメンバーはもう誰も残っていないと言うこの状況に戸惑わないはずも無く。これから先の不安を掻き立てるには十分過ぎた。

 しかし、もう一つのニュースはそんな彼らに再び途轍もない衝撃を与えることになる。そして、そのニュースに誰よりも衝撃を受けたのは、A組に参加して間もない勇であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「本気なのか、マリア? お前が、その……」

 

「……はい。一晩考えて結論を出しました。私は、攻略チームに復帰します」

 

 自分の目の前でそう力強く宣言したマリアの姿にA組の生徒たちの表情が綻ぶ。一度は離脱し、もう二度と共に戦うことは出来ないと考えられていたマリアがチームに戻って来てくれることは、とても喜ぶべきことだろう。しかも、主力生徒たちが次々と離れて行っているこの状況で、だ。A組の生徒たちの喜びは計り知れないほどである。

 だがしかし、勇だけはマリアのその結論に納得がいかない様子であり、何とも言えない渋い表情を見せている。暫し悩み、自分の意見を伝えるかどうかを迷った後、勇は自らの想いをマリアに告げることに決め、口を開く。

 

「反対だ、お前はもう戦う必要は無い。あんなことがあったんだ、親父さんだって心配するだろ」

 

「それもわかっています。でも、今の光牙さんには支えが必要な筈です……。お父様だって、きっと理解してくれます」

 

「やっぱり、親父さんには話して無いんだな? あの人が知れば、間違いなく反対する。下手したら、今度こそ国に帰らされる羽目になるかもしれないんだぞ!?」

 

「わかって……います。でも、私もそう簡単に意見を譲るつもりは――」

 

「わかってねぇ! 良いか? ソサエティ攻略は、お前が思っている以上に危険なことなんだ! 事実、お前は記憶喪失になって、櫂の奴はゲームオーバーになった! 水無月も謙哉のお陰でどうにかなったが、一歩間違えればどうなってたかわからない状態だったんだぞ? そんな危険に踏み出すってことを、お前は理解してない!」

 

「っっ……」

 

 豪い剣幕の勇に気圧されたマリアは、紡いでいた言葉を途中で飲み込んで唇を真一文字に結ぶ。父と同様に彼もまた自分のこの決断に反対することは予想出来ていた。そして、彼を説得する良い方法が無いこともわかってはいた。だが、それでもマリアは窮地に立つ光牙を支えたいと思ってしまったのである。

 

「……わかって、います……。私が、勇さんやお父様に沢山心配をかけたことも、そのことで不安な目に遭わせてしまったことも、わかってはいるんです……でも、それでも……!」

 

 フランスから留学して来たマリアを優しく迎え入れてくれたのは光牙だった。クラスに馴染む様に協力し、信頼を勝ち取る手助けをしてくれたのは彼だった。これまで何度も光牙に自分は救われて来た。彼が居なければ、自分は異国の地で独りぼっちだったかもしれない。

 だから、今度は自分が苦しむ彼の力になる番なのだと、そうマリアは思っていた。昨日、真美に涙ながらに光牙を支えて欲しいと訴えられたことから芽生えたその感情を撤回するつもりは今の彼女には毛頭ない。

 そう……それが例え、自分の記憶喪失の直接の原因が光牙自身にあると知らなかったとは言え、それでもマリアは優しく強い女性であった。相手が勇であれ、父であれ、自分のこの決断を譲る気はない。

 

「それでも……私は、もう一度戦いたいんです! 光牙さんや、勇さん、A組の皆さんや他の学園の皆さんと一緒に、もう一度……!」

 

 目に涙を湛え、訴えて来るマリアの様子に複雑な感情を抱きながら、今はもう、これ以上の話し合いは無駄だと判断した勇は、首を横に振って視線をマリアから逸らすと、無言で教室を出て、やりきれない感情のままに近場の壁に拳を叩き込んでその鬱憤を晴らそうとした。

 しかし……無論、そんなことが気休めになる訳も無く、勇はより一層暗い感情を胸の内で深め、ただただ苛立ちを抱えて虹彩学園の廊下を歩み続けたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……どう言うつもりだ? お前は、何でマリアにあんなことを頼んだ?」

 

『ごめんなさい……でも、もうこうするしかなかったの。こうするしか、光牙を支える方法は……』

 

 放課後、人影のない教室で携帯電話を握り締める勇は、電話越しの相手に自らの疑問と怒りをぶつけていた。

 マリアを再び危険な戦いの場に引きずり込んだ張本人である真美は、やや衰弱した声で言い訳と自身の思いを勇に伝える。そこには、自分がいなくなったA組の中で、光牙が無事に集団の長を務められるかどうかの不安と、彼を想う真剣な真美の感情が籠っていた。

 

『もうマリアしか居ないの。櫂も私もA組には居ない。あなたや虎牙にリーダーを譲ることは光牙のプライドが認めはしないわ。もう一度光牙が立ち直るためには、マリアに攻略チームに復帰して貰うしかないのよ……』

 

「……ふざけるなよ。また、光牙のために誰かを犠牲にするつもりか? お前はその行動が原因でA組から追い出されたってのに、何も反省して無いんだな」

 

 ぎりり、と電話を握り締める拳に力を込めた勇は、胸の中で噴き出す怒りを抑えることで必死だった。つい先日、真美が謙哉を犠牲にして光牙が立ち直るまでの時間を稼ごうとしたことは、勇にとってもそう簡単には許すことは出来ない出来事だった。玲ほどでは無いが、彼もまた自分の親友を生贄として差し出そうとした真美に怒りを燃やしていたのである。

 真美を退学させることに反対したのは、一番危うい立場にあった謙哉が真美を弁護したことと、精神的に窮地に立っている光牙のことを思っての行動だ。決して、勇は真美を許した訳では無い。その状況で更にマリアを光牙のために危険に引き込もうとした彼女に対して、勇は本気で怒りを抱いていた。

 

「この際だからはっきり言っておくぞ、俺はA組の連中やお前のことを仲間だとは思っているが、決して好きな奴らだとは思っちゃいねぇ……! 転入当初からハブられて、虐められて、時には殴られもした。そんな中でもお前たちと協力体制を敷いてんのは、ソサエティの攻略にそれが必要だからってことと……光牙とマリアのためだ」

 

『……ええ、それも理解しているわ』

 

 電話越しに聞こえて来る声からは、ありありと真美の後悔の感情が滲み出ている。勇を冷遇し続けたことを今更ながら失策だったと思っているのだろうが、もう過去は変えられない。今、ここまでに起きた出来事を踏まえつつ、先に進むしかないのだ。

 

「A組の中で、俺を差別せずに接してくれたのは光牙とマリアだけだ。光牙とは意見の食い違いで関係がこじれたこともあったが、今はそんなこと気にしてねえ。マリアだってそうだ。俺のせいであいつは記憶喪失になった。今、マリアが苦しんでんのは俺やお前たちの責任でもある。だから俺は、俺の守りたいものだけじゃなく、マリアや光牙の守りたいものも、その大切な人たちが守りたいものも守るって決めた。それが俺の罪の償い方で、世界を救える道だって思ったからだ。なのに、てめえは……ここに至ってまで他の何よりも光牙のことを優先して、全部をぶっ壊そうとしやがって……!」

 

『……ごめんなさい。今の私には、謝ることしか出来ないわ。自分が狡い女だってことは十分に理解してる。だけど、もうこうするしかなかったの』

 

「何がこうするしかなかっただ!? 凹んでる光牙を支えるためだけにマリアを危険に巻き込んで、光牙の母親代わりにしやがって! てめえは何も出来ない、何もしない状況でぬくぬく見てりゃあ良いんだから良いさ! だがなあ、マリアはこれから魔王たちの戦いに巻き込まれることになるんだぞ!? ガグマと戦った頃より、戦いは確実に激しくなってる! 今度こそ誰かが死ぬかもしれないって戦いに記憶喪失のマリアを引きずりこんでおいて、ごめんなさいの一言で済ませてんじゃねえぞ!」

 

 段々と、怒りを孕んだ声が大きくなる。それは叫びとなり、教室の空気を震わせ、勇の感情を燃え上がらせた。

 今までの人生において、何度も怒りを覚えたことはある。しかし、ここまで激しい怒りは初めてだ。どんな事情があろうとも、どれほど後悔していようとも、今の真美を許す気には欠片もなれない。ふつふつと燃え滾る怒りの炎を胸にする勇は、感情のままに怒気を荒げて真美を責め立てる。真美もまた、その怒りは正当だとばかりに反論することなく、ただただ勇に謝罪の言葉を繰り返し続けていたのだが――。

 

『……それでも、十分に安全策は取ってあると踏んでの行動よ。私だってマリアのことは大切に思ってる。むやみに危険に晒すことをするはずは無いわ』

 

「安全策、だと……? どう言う意味だ?」

 

『……龍堂、あなたの存在がマリアの安全を保障する鍵になっているの。あなたさえいれば、マリアは戦いの中でも安全な筈よ』

 

「はぁ?」

 

 唐突に始まった言い訳じみた真美の言葉に、勇は困惑して言葉を失った。怒りの感情もあるにはあるが、それよりも真美の理解不能な意見を聞くことを優先して口を閉ざした勇は、黙って真美の言葉を聞き続ける。

 

『龍堂、あなたはレベルでは計測出来ない類稀なる戦闘スキルを持ってる。人と信頼関係を結ぶことも得意で、指揮能力も悪くない……認めたくはないけれど、今の虹彩学園の要はあなたなの。あなたが居るからこそ、虹彩学園は日本全国の学園の中でもソサエティ攻略のトップと言われているのよ』

 

「……だから、なんだ?」

 

『あなたには実力も人望もある! そんなあなたが光牙を支えるマリアを守る姿勢を見せたなら、あなたに協力する人たちもそれに手を貸すわ! レベル100になった虎牙! 綿密な連携を得意とする薔薇園学園のディーヴァ! 戦闘に関しては右に出る者無しの戦国学園! そう言ったトップ校の代表者たちもあなたと一緒にマリアを守ろうとしてくれる! これは、十分に安全と言えるのではなくて?』

 

 真美の言葉に、勇はぎりりと歯を食いしばった。確かに真美の意見にも一理はある。いつ、どこでエネミーに絡まれるか分からない目の届かない場所にいるより、戦いの最前線と言えど勇たちの目に届く場所にいた方がいざという時にマリアを守り易くはある。しかし、それでも危険に飛び込むことには間違いはない。チームへの参加は、決して安全を確保するとは言い難いだろう。

 それに……勇には、綺麗に取り繕った真美の本心がわかっていた。彼女の意見を聞き終わり、ある程度冷静さを取り戻した勇は、口を開くと自分でも驚くほどの冷たい声色で真美を問い詰める。

 

「……ちげえだろ? お前はマリアを俺に守らせようとしてるんじゃない。光牙を守るマリアを守らせようとしてるんだ……光牙のために、マリアと俺を利用しようって腹積もりなんだろう?」

 

『………』

 

 電話の向こうで真美の息を飲む声が聞こえた気がした。やはりと言うべきか、彼女の行動の第一優先事項は光牙の様だ。それ以外のものは全て利用するために存在していると言っても過言では無い。

 怒りが再燃する。しかし、ここでその感情を真美にぶつけても何の意味も無い。何も解決はしない。

 そして、マリアがチームへの参加に乗り気になっている以上、勇にはそれを止める手立ては存在していなかった。例え勇が一人で働きかけたとしても、A組や光牙がマリアの意見を後押しするだろう。そうなれば、勇の意見など簡単に退けられてしまう。

 結局のところ……勇は、真美の思惑通りに動くしかないのだ。マリアと一緒に光牙を守り、彼を支えることに尽力するしか、勇には道が残されていなかった。

 

「……覚えてろよ、美又。俺はてめえを許さねえ。いつか必ず、このツケは払わせてやる」

 

『……それで構わないわ。私もこのまま終わるつもりは無い。だから、今は私の出来ることをやらせて貰うことにする。龍堂、せめてもの罪滅ぼしとして、私が掴んだ情報をあなたにも共有する。それで今は納得して頂戴』

 

「……聞かせろ、お前は何をするつもりなんだ?」

 

 勇としても、真美がこのまま終わるはずが無いとは思っていた。A組の指揮と言う重荷から解放されて自由に動ける様になった今だからこそ、彼女もまた何か行動を起こそうとしているのだろう。

 なら、その行動とは何なのか? 勇の疑問を受け、真美は深く息を吸い込むと、その答えを電話越しに返す。

 

『……私は、()()()()()を探るわ。きっとここには、私たちの想像を超えたなにか途轍もない重要な秘密があると思うの。ソサエティの誕生にも繋がる、何かが……!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……出来る限り早くこの人物の情報を探れ。分かったことは逐一私に報告しろ」

 

「はっ!」

 

 勇と真美の会話を行っているのと同時刻、命もまた、暗黒魔王エックスの死に際して出現した謎の男についての情報を集め始めていた。

 部下に指示を飛ばし、忙しい仕事の合間を縫って少しでも情報を集めようとする命は、写真に映っている謎の人物の顔を睨み、意識を強く固める。この人物は、命たちが長年追い求めて来たソサエティの謎を解明するための鍵だ。何としてでも、この人物の詳細を調べ上げなくてはならない。

 

 何かがある。命はそう確信していた。4人の魔王と王の器に大魔王の存在、そしてこの謎の人物……ここに来て、事態は急展開を迎えている。こういう時にこそ、新事実は明るみになるのだ。その新事実こそが、自分たちの抱える謎を解明する大きな手助けになると、彼女は確信していた。

 

 絶対に何かがある。あの天空橋ですら知らない何かが、この鍵で開く扉の向こう側に存在している。自分たちはそれを見つけ出さねばならない。もう一度決意を固めた命は、椅子から立ち上がると自分もまた情報収集に出かけた。厳しい戦いを続ける子供たちを一日でも早く解放するため、世界に平和を取り戻すため……彼女もまた、自分のすべきことを成そうと必死であった。

 

 様々な場所で動きつつある人々が、それぞれの行動の果てに何を得るのかはまだ誰も分からない。だが、彼女たちの行動は紛れも無く真実に近づき、新たな決断を下すために必要なことであったのだ。

 これから先、彼女たちも、彼らも、想像を絶する真実に辿り着くことになる。全てを知る者は一握りしかいないこの世界は、ただただ真実を隠したまま今日も回り続けるのであった。

 

 

 





山吹色の歌姫(サンライトイエロー・ディーヴァ) レンレン

ATK 1

HP  4

分類 人間 歌姫 アイドル


効果

このカードが場に出た時、自分の場の分類『歌姫』を持つ全てのカードのATKを+1。分類『アイドル』を持つ全てのカードの攻撃を+1する

このカードが場にある時、自分の場に分類『歌姫』を持つカードが出た場合、1ターンに一度、山札からカードを引ける

――いつだって、アタシがキミの太陽だよ! レンレン

――イエーイ! ノってるか~い!? (SPVer)

桜色の歌姫(ブロッサムピンク・ディーヴァ) チェリル

ATK 1

HP  3

分類 人間 歌姫 アイドル

効果

このカードが場に出た時、山札から分類『アイドル』を持つカードを一枚選んで手札に加えても良い。そうした場合、このカードはターンの終わりに山札の一番下に置く

このカードが効果で場から離れた場合、撤退ゾーンから名前に『歌姫』もしくは『ステージ』とあるカードを一枚選んで手札に加えても良い

――一生懸命輝きます! 目を離さないで下さいねっ! チェリル

――みんな~っ! 今日のライブも楽しんで下さいねーっ! (SPVer)

蒼色の歌姫(ディープブルー・ディーヴァ) ファラ

ATK 2

HP  2

分類 人間 歌姫 アイドル

効果

このカードが場に出た時、リーダーカードを除いて他に自分のカードが無いのなら次の効果を使える
・手札を一枚捨て、山札から分類『歌姫』を持つカードを場に出し、すぐに手札に戻す

このカードが場に出た時、自分の場に『歌姫』もしくは『サガ』の名前を持つカードがいるなら次の効果を使える
・そのカードのHP+2。対象がサガである場合、代わりに+4

このカードが場から離れる時、山札か撤退ゾーンからテキストに『歌姫』を持つ装備、イベント、スキルカードを一枚手札に加えられる

――信じられるモノは自分だけだと思ってた。でも、今は違う! ファラ

――歌に乗せて、想いを届ける。皆にも、アイツにも……(SPVer)

ファイナルソング・ディーヴァ!! (技カード)

条件

・自分の場に分類『歌姫』を持つカードが3種類以上存在している

効果

・このターン、自分は一回しか攻撃出来ない

・自分の『歌姫』カードを一枚選び、このターンのみ、そのカードのATKはそのカードに他の『歌姫』カードのATKを全て足した数値となる! 

・ターン終了時、自分の場の『歌姫』を持つカードを全て山札に戻し(リーダーカードは除く)、シャッフルする。その後、戻したカードと同じ枚数分だけ山札からカードを引く

・このカードは一回の対戦中に一度しか発動出来ない



天空橋博士からのワンポイントアドバイス!


今回は、ディスティニーカード第二弾から新テーマである『歌姫』デッキの中核を担うスーパーレアカードの3枚をご紹介!
SFワールドで人気大爆発のアイドルたちは、そのほとんどが改造手術を行うことによって戦闘能力やパフォーマンスの質を向上させているのだが、そんな厳しいアイドル界でのし上がって来た最強のアイドルたちには、ファンたちから畏敬の念を込めて特別な呼び名が与えられる。この3人も、多くの試練を乗り越えてここまでやって来た最強の女の子たちだ!

場に出た時、もしくは場から離れた時に発動する効果を持つ『アイドル』カードたちのトップ、それが『歌姫』だ! 設定上でユニットを組むこの三枚は、分かり易く強力なコンボを決めることが出来る能力を持っているぞ!

まずは『ファラ』を場に出し、効果で『レンレン』を手札から捨てる。そして、山札から『チェリル』を場に出してすぐに手札に戻すことで効果を発動! 撤退ゾーンの『レンレン』を手札に戻し、すぐに召喚だ!
『レンレン』の効果でファラはパワーアップ! リーダーカードが『歌姫』である場合、そのカードも強化出来る! そして手札に戻した『チェリル』をもう一度場に出せば、二枚のカードの効果で手札を一気に補充出来るぞ!

勝負を決める時は『ファイナルソング・ディーヴァ』の出番! 対戦中に一度しか発動出来ないが、それに見合った超強力な効果を持っている! 強化したアイドルの魅力で相手はイチコロだ!

場に次々とアイドルを出し、効果を発動し続けることでアドバンテージを握るのが『歌姫』や『アイドル』デッキの特徴だ。手札を補充しやすいので様々な状況に対応出来るが、カードの能力値は低めで防御はそこまで厚くない。また、デッキ切れにも注意が必要だぞ。
一気に攻め切るのか? それともじっくり腰を据えて勝利を狙うのか? その判断はプレイヤーである君の手に委ねられている。アイドルをプロデュースする心づもりで対戦してみよう!

(おまけ・この三枚のカードには絵違いのSPレアバージョンも存在しているぞ! サイン入りの超かわいいイラストになっているので、当たった人は自慢しちゃおうぜ!)

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