仮面ライダーディスティニー   作:茜丸

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 三回になっちゃった……続きは明日投稿するので、許してください!


ドキドキのお泊り会(中編)

「つ、疲れた……! まさか食事一つでここまで疲れるなんて……!?」

 

 6人分の食器を洗い終えた勇は、濡れた手をタオルで拭きながら呟く。

 表情にはありありと疲れの色が見え、食後の満腹感もそこまで感じていられない様に見えた。

 ただの皿洗いでここまで疲れる訳も無く、勇が疲れている理由はその前の調理過程にあった。その時のことを思い出した勇は、がっくりと肩を落として溜息をつく。

 

 生活をする以上避けては通れない調理と言う行為に関し、6人は協力して立ち向かうことに決めた。奇跡的なことにそれぞれが購入して来た食材はカレーを作る為の物であり、メニューは速攻で決まったわけだ。

 そこからカレー制作に当たって料理が出来る人間と出来ない人間を組み分けし、勇とマリアが葉月を、謙哉とやよいが玲を指導することが決まったのだ。

 

 そこまでは良かった。問題はここからだった。料理が出来ない組の二人が勇たちの予想以上にポンコツであり、残りの4人はそのフォローの為に必死になる羽目になってしまったのである。

 皮剥きを忘れる、分量を忘れるなんて序の口であり、箱の裏に書いてある作り方すら理解出来ないポンコツ二人組は本当に厄介な事件を引き起こしてくれた。

 最終的に葉月と玲に正座をさせて料理が完成するまで待たせることにした4人は、先ほどまでの苦労が嘘のように作業を順調に進め……美味しいカレーが出来たと言うわけだ。

 

「ったく……葉月はともかく、水無月まであんな壊滅的な腕前だったとは……アイドルってホントに料理出来ねえんだな……」

 

 手慣れた様子で乾燥機の中に食器を入れスイッチを押した勇は、食後の片付けを終えて一息つく。そして、自分以外誰も居ないリビングのソファーに腰かけた。

 

 現在、玲とやよいは風呂に入っており、葉月とマリアはその順番待ちだ。謙哉は男子に割り当てられた部屋で休んでいる頃だろう。

 広いリビングを独り占めする勇は、大きく伸びをして欠伸をした。自由時間ではあるが、テレビを見る様な気分でもない。さてどうするかと勇が思案していると……

 

「あん……?」

 

 視線の先にあるカーテンがふわりと風で揺れたことを見て取った勇は、その先にあるベランダに誰かが居ることに気が付いた。

 ソファーから立ち上がった勇がその人影を追ってベランダに出ると、そこにはマリアが一人星空を眺めて立っている姿が見えた。

 

 夕方から降り続けていた雨も既に止んだ様だ。空には星が輝き、暗い夜の闇を彩っている。

 満点の星空の下、星の輝きに照らされる美少女と言う絵になる光景を見た勇は、自分の心臓が高鳴っていることを感じていた。

 

「……あ、勇さん。勇さんも空を眺めに来たんですか?」

 

「お、おう。そんな所かな」

 

 不意に振り返ったマリアに声をかけられた勇は、心の中の動揺を悟られぬ様に平静を装ってその声に応える。

 そのままマリアの隣に並んだ勇は、星空とマリアの横顔を交互に見比べながら彼女と会話を続けた。

 

「雨、止んだんだな。空が綺麗だ」

 

「そうですね……星が綺麗です……」

 

 触れれば掴めそうな距離にある星を二人っきりで眺めていると言うロマンティックな状況にドギマギしながらマリアとの会話を続ける勇は、こんな時にどんな話題を振れば良いのかわからないでいた。普段通り振舞おうと決めても緊張のせいか上手く言葉が紡げないのだ。

 

「あ~、えっと、その、なんだ……」

 

 何を話すべきか? それを決められずに口ごもる勇の頭の中には見上げる星空の光景なんて入ってくるはずも無かった。

 少し情けない姿を晒す勇に対し、マリアは楽しそうに頬笑みを浮かべると小さく呟く。

 

「……楽しいですね。こうやって皆さんと一緒に過ごせて、今日は楽しかったです」

 

「そ、そうか? なら良かった!」

 

「ええ! ……もう少しで私は皆さんとお別れですから、こうやって思い出を残せて本当に良かった……!」

 

「あ……!」

 

 どこか遠くを見る様な眼差しで空を見上げながら呟いたマリアの声を聞いた勇は、はたとその事実を思い出した。

 もうすぐ夏休みが終わる。そうすれば、マリアはフランスに帰ってしまう……彼女との別れの時は、すぐそこにまで迫って来ているのだ。

 

「皆さんとお料理作ったり、お喋りしたり……本当に楽しかったです! 少し大変でしたけど、それも良い思い出になりました!」

 

「……そっか。そりゃあ、良かった」

 

 その事を思い出した勇の心は、先ほどまでの高鳴りが嘘の様に静まり返ってしまった。

 何も思い出せぬまま、何の良い兆候も見えぬまま、マリアは国に帰ってしまう……そのことが、悲しくて堪らなかった。

 

 だが、それは仕方が無いことなのだろう。マリアの安全を考えるなら、それが一番の方策のはずだ。

 寂しいが、それを悲しんでいる場合ではない。マリアのことを思うのならば、笑って送り出してやるべきなのだ。

 それに、勇はもう一つ思い出したことがあった。ベランダの柵に肘を乗せた勇は、マリアに視線を送りながらその思い出したことを口にした。

 

「……夏休みの終わりにうちの近くで花火大会があるんだ。マリアは覚えてないだろうけど、一緒に行く約束してたんだよな」

 

「花火大会、ですか?」

 

「ああ! 施設の庭から良く見えてな、ガキ共も毎年楽しみにしてるんだよ! 皆で庭に出て、作った焼きそばとかかき氷を食べながら花火を楽しんで……一年に一度のお祭り騒ぎって感じだな!」

 

「うわぁ……! 私、花火好きなんです! 見に行っても良いんですか!?」

 

「勿論だぜ! そう言う約束だからな!」

 

 子供の様に瞳をキラキラと輝かせるマリアを見た勇は、微笑みを浮かべながら彼女の頭を撫でた。

 少しばかり馴れ馴れしいかと思いながらも、勇はマリアと自分自身に言い聞かせる様に言う。

 

「……まだお別れまで時間はあるんだ、その時まで一杯の思い出を作ろうぜ!」

 

「はいっ!」

 

 ()()()がもう目の前にまで迫っているのはわかっている。それが避けようの無いと言う事もだ。

 だが、それでも……時間の許す限り、マリアの傍に居たい。彼女と一緒に笑って居たいと勇は思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……何してるの、謙哉?」

 

「あ、水無月さ……んっ!?」

 

 その頃、男子に割り当てられた部屋で休んでいた謙哉は、突然部屋を訪れた玲の姿を見て驚きの声を上げていた。

 風呂上りである玲は、当然の如くパジャマを着ている。夏の暑さに合わせた薄い布地のパジャマ姿である今の玲の姿は、謙哉にとっては刺激が強すぎた。

 

「龍堂とあなたに後片付けを任せて悪かったわね。それで、何をしてたの?」

 

「あ、えっと、これを見てたんだよ」

 

 パジャマ姿の玲にドキマギしながら自分が見ていた資料を差し出す謙哉。

 近づいた来た玲がそれを取った瞬間、彼女の髪からシャンプーの良い匂いがして、謙哉は更に顔を紅潮させた。

 

「これって……第三弾のカードリスト?」

 

「う、うん……この間見たいって言ってたでしょ? 偶々持ってたから、渡そうかと思って……」

 

「そう……なら、一緒に見ましょうよ。コンビを組む間柄だし、カードの使い方を話し合っておいた方が良いんじゃないかしら?」

 

「あ、うん……」

 

 すとんと床に腰を下ろした玲に釣られて頷いた謙哉は、玲から少し距離を開けて自分もまた床に座り込んだ。

 謙哉は自分が手渡したカードリストを玲と共に眺めながら、色々な誘惑から目を逸らすべく必死になってカードについての話をし続ける。

 

「ディーヴァの強化カードはブライトネスが主体みたいね。他は個別の細やかな補助カードって所かしら?」

 

「そうだね……でも、水無月さんたちのチームワークと合わせれば、ブライトネスは十分な戦力になるよ!」

 

「ふふっ、当然でしょ? 問題は、あなたと組んでる時にどうするかって話なのよ。……あら? これって……!」

 

「あ、気が付いた? サガにも新カードが追加されたんだ! これで僕もパワーアップ出来るよ!」

 

 カードリストに載っているサガの新カードを指し示した謙哉は得意げに胸を張る。その様子がおかしいのか、玲はくすくすと笑ってからそのカードについて話し始めた。

 

「【百人隊長 サガ】……出世したのね、サガ」

 

「強くなってそうだし、このカードを手に入れれば僕もレベル50を超えられそうな気がするんだ! そうすれば、もうオールドラゴンを使う必要も無くなる……もう、皆を心配させたくないからね」

 

「……ちゃんと気にしてたのね、偉いじゃない」

 

「ははは……もう水無月さんを泣かせたく無いしね。僕だって、皆を悲しませたい訳じゃあ無いし……」

 

 自分の拳を握り締め、それをじっと見つめる謙哉は己の心情を呟くと顔を伏せた。

 先日の一件から彼が色々と考えてくれたことを感じ取った玲は、そんな謙哉の頭を掴むと無理やり自分の方向に引き倒す。

 

「うわっ!?」

 

 玲に引かれ、彼女の膝の上に頭を置く格好になった謙哉は驚くと同時に顔を赤らめた。

 後頭部に当たる柔らかい感触だとか、すぐ近くから感じられる良い匂いだとかに硬直している謙哉の頭を優しく撫でる玲は、小さく彼に向けて呟きを漏らす。

 

「……その気持ちを忘れるんじゃないわよ。私だって、あなたの為に泣くのは二度と御免だから」

 

「う、うん……」

 

 確かな温もりを感じる玲の言葉に赤面しつつ、謙哉は彼女から顔を逸らした。見上げればすぐ近くにある彼女の顔や胸の膨らみを見ない様にしつつ、ただじっと玲に頭を撫でられている。

 玲の頬もまたほんのりと赤みが差していた。それはきっと風呂上りだからと言う訳では無いだろう。

 気恥ずかしい、されど幸せな一時を過ごす二人。何も喋らず、黙ったままの二人は顔を赤らめたまま相手の触れ合っている部分に意識を集中させていた。

 

(やっぱり女の子なんだな……膝、柔らかいや……)

 

 側頭部に当たる玲の膝の柔らかさに赤面した謙哉はそんなことを考えていた。

 気が強く、戦っている姿ばかりを見ているが、玲もまた女の子であることを実感する謙哉の頭上では、玲が頬を赤らめて彼を見つめていた。

 

(なんか、胸の辺りが温かい……幸せ、って感じがする……)

 

 誰かとここまで心を通わせる日が来るとは思わなかった。こんな風に触れ合い、誰かに恋をする日なんて来ないと思っていた。

 この鈍く優しい青年と過ごす時間を大事に思う自分を見たら、昔の自分はどう思うだろうか? きっと驚き、今の自分に怒るのだろうと思った玲は、その光景を思い浮かべてクスリと笑った。

 

「……そう言えば、なんだけど……」

 

「ん? どうかしたの、水無月さん?」

 

 少しばかりこの状況にも慣れた二人は、ようやっと口を開くと会話を再開した。

 玲はカードリストを見ながら自分が感じた疑問を謙哉に告げる。

 

「3弾のカードパックの題名って、【暗黒の魔王と創世の歌声】だったわよね? 暗黒の魔王がエックスだってことはわかるけど、何でディーヴァたちが創世になるのかしら?」

 

「え……? 言われてみればそうだね。それっぽいカード、何かあったかな?」

 

 その言葉に反応した謙哉が起き上がり、玲と共にカードリストを眺めてみるもそれらしいカードは見つからない。一体【創世】の部分を司るカードがどこにあるのかと二人で探していると……

 

「玲ちゃん、お布団の支度しておこう、よ……!?」

 

「あ、やよい。そうね、葉月達の為にもそうしておいた方が良いわね」

 

「あ……その、ごめん! 二人の邪魔をしちゃって!」

 

「え? いやいや、そんなことないよ。別に邪魔だなんて……」

 

「で、でも、二人ともそんなに近くに寄ってるし……!」

 

 やよいのそう言われて二人がお互いの距離を確認してみると、いつの間にか自分たちが肩と肩がぶつかる程の距離まで近づいている事に気が付いた。

 先ほどまでの膝枕のせいか、距離に関しての感覚がおかしくなっていた様だ。改めてその事に気が付いた二人は、顔を赤らめて距離を取る。

 

「あの、その、ご、ごめん!」

 

「べ、別に謝らなくても良いわよ! 私も気が緩んでたみたいだし……」

 

「ああ、やっぱり私が入って来るべきじゃあ無かったんだ……ごめんね~!」

 

「いや! やよいが謝る必要はこれっぽっちも無いから! ええい、もう行くわよ! 謙哉、この資料借りて行くから!」

 

「う、うん……」 

 

 頬を染めたまま立ち上がった玲は、やよいに声をかけて連れたって部屋を出て行こうとしていた。謙哉も彼女たちを見送るべく立ち上がり、その後を追う。

 

「じゃあ、またね」

 

「うん!」

 

 短い会話を交わした後、玲は部屋のドアを開けた。やよいが先に部屋から出て、その後に玲が続く。

 何てこと無い普通の別れ……彼女たちの背中を見送っていた謙哉も笑みを浮かべて手を振っている。

 

 その時だった。

 

「っっ……!?」

 

 猛烈な悪寒と震え、そして恐怖が謙哉の体を走った。何かは分からない。だが、無視出来ない悪い予感がした。

 それが何なのか、この直感が正しいのか、何もわからない。だが、謙哉の体は自然と行動を起こしていた。

 

「きゃっ!?」

 

「わ、わわっ!? わわわっ!?」

 

 突然、腕を伸ばした謙哉が玲の体を後ろから抱きしめたのだ。あまりにも大胆な彼のその行動に玲もやよいも面食らっている。

 

「け、謙哉っ!? 一体どうしたのよ? なんでこんなことを……?」

 

「え……? あっ!? ご、ごめんっ!!!」

 

 玲に叱られて我に返った謙哉は、大慌てで彼女を開放すると距離を取った。

 突然の抱擁を受けて動揺している玲であったが、それでも気恥ずかしさを紛らわせようと謙哉をからかおうとする。

 しかし……今の謙哉の顔を見た玲は、口を半開きにして固まってしまった。それは、今の謙哉の様子があまりにも自分の予想とかけ離れていたからだ。

 

「あ、あの、その……本当に、ごめん、ね……?」

 

 あんなに大胆な行動をしたと言うのに、謙哉の表情には照れの様な感情は浮かんでいなかった。ただひたすらに蒼白で、信じられない様な顔色をしていた。

 玲を抱きしめた事に対する罪悪感だけでは、あんな表情を浮かべることは無いだろう。そもそも、謙哉ならば顔を赤くして恥ずかしがる方が正しい反応のはずだ。

 

「……どうかしたの? まさか、私と離れるのが寂しかった?」

 

「……そんなんじゃ、無いよ。そんなんじゃ……」

 

 それでも……玲は、謙哉をからかうことを止めることはしなかった。単純に気恥ずかしかったのと、何かに怯えている謙哉を励ますためにわざとふざけて見せたのだ。

 歯切れの悪い返事を返す謙哉の額にデコピンをかました玲は、人差し指を謙哉の顔の前に立てながら笑みを浮かべる。そして、彼に対して駄目出しを始めた。

 

「まったく……そこは、少しでも女の子を喜ばせなきゃ駄目でしょ? 嘘でも、『もう少し一緒に居たい』って言える様にならなきゃ」

 

「ご、ごめん……」

 

「ふふ……良いわよ、あなたがやよいの前でそんなこと言えるはずも無いでしょうし……抱きしめただけでも十分勇気を出したと思うわ。何でそんなことしたかは今度聞くから、良い言い訳を考えておきなさいよね?」

 

 愉快そうに笑った玲は、再び自分たちの部屋へと歩き始めた。やよいと今の謙哉の行動について楽しそうに話しながら歩く彼女のことを、今度こそ謙哉は手を振って見送る。

 廊下の曲がり角の先へと消えた二つの背中を見送った謙哉は、部屋に戻るとただ黙って床に座り込んだ。そして、先ほどの自分の行動を恥ずかしがる。

 

「なんであんなことしちゃったんだろう……?」

 

 大胆、と言うより恥知らずだ。二人きりならともかく、やよいも居ると言うのにあんなことをしてしまうなんて馬鹿らしいにもほどがある。

 そんな風に自分を責める謙哉であったが、先ほどの急な抱擁が玲への愛情から来るものではないことは分かっていた。

 謙哉は、自分の胸の内に急に湧き上がった恐ろしい予感を抑え込む様にして左胸をぐっと掴む。誰も居ない部屋の中、謙哉はただぼそりと小さく呟いた。

 

「……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()……なんて、水無月さんには言えないよな……」

 

 離れて行く玲の後ろ姿が、もう手の届かない場所に行ってしまう予感がした。恐ろしくて堪らなくて、体が勝手に動いてしまっていた。

 そんな何の根拠も無い自分の予感を頭から追い出した謙哉は、大きく溜息を吐いてから思考を普段の物に戻す。そうした後、目下最大の悩み事について考え始めた。

 

「水無月さんになんて言い訳すれば良いんだろうなぁ……?」 

 

 ある意味呑気な悩みを解決するべく働き始めた謙哉の頭の中には、もう既に先ほどの悪い予感は残っていなかった。ただの妙な予感、別段当たることも無い勘だからと頭の中から弾き出し、忘却の彼方へと追いやってしまったのだ。

 

 ……少なくとも、この時の謙哉にはこの予感について深く考える必要は無かった。だが、彼の知らない所では、既に物語が動き始めていたのだ。

 

 自分に敵意を向ける宿敵、彼が手にした危険な力、自分を想ってくれる玲と自分の命を軽視する謙哉の性格……その全てを絡め合わせた暗黒の魔王の脚本は、着々と現実のものとなろうとしていた。

 数多くの思惑と悪意が交わるこの物語の先に大いなる絶望が待っていることを、今の謙哉は知る由も無かった。

 

 


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