仮面ライダーディスティニー   作:茜丸

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 二回に分けて戦闘無しの回をお届けします。
 ここでも結構重要な話をしてますので、じっくりとご覧ください。


ドキドキのお泊り会(前編)

「泊りに行きたい? 友達と一緒に?」

 

「はい……駄目でしょうか?」

 

 ある日の午後、娘であるマリアからの突然の相談を受けたエドガーは目を丸くして彼女の言葉を繰り返した。目の前ではマリアが父に対して少し不安そうな表情を見せている。

 

「そ、その友人とは、いったい誰なんだ? まさかボーイフレンドと言うわけじゃあ……!?」

 

「ち、違います! 薔薇園学園のお友達で、皆女の子ですよ!」

 

「そ、そうだよな……! 良かった、良かった……!」

 

 一瞬だけ浮かんだ非常に悪い考えを振り払いながらそう呟いたエドガーであったが、心の中ではまだ不安感を掻き消せないでいた。何故急に娘がこんなことを言い出したのか、その理由を知り違っていると……

 

「……もう少しで夏休みが終わってしまいます。そうすれば、私は母国に帰ることになる……だから、その前に少しでも思い出が作りたくって……」

 

「むぅ……」

 

 寂しそうにそう言ったマリアの姿にエドガーの心が揺らぐ。彼女も友人たちと別れることが辛いのだろう。

 自分が日本に居られる間に出来る限りの思い出を作っておきたい……そんなマリアの思いがわからぬほど、エドガーも冷酷では無かった。

 

「一泊二日でお友達の家に泊まる予定です。一緒にご飯を作って、食事して、夜更かししながらお喋りして……そんな他愛ない、でも、かけがえの無い思い出を作っておきたいんです」

 

「……そう、だな……。このまま別れたとしたら、お前の友人たちも悲しむだろうしな……」

 

 先日顔を合わせたディーヴァの三人のことを思い出せば、彼女たちがマリアと仲良くしていることも理解出来た。三人の内の誰かの家に泊まるのだろうと考えたエドガーは、娘にそんな提案をしてくれた三人へと感謝の思いを抱く。

 

「……行ってきなさい。相手の親御さんには迷惑をかけないようにな」

 

「は、はい! ありがとうございます!」

 

 不安そうな表情から一変、輝くような笑顔を浮かべたマリアの姿を見たエドガーもまた笑みを見せて小さく頷いた。

 これで良いのだ、娘に楽しい思い出を作って貰いたいと思わない父などいないだろう……そう考えるエドガーであったが、その一方で不安な気持ちも確かに存在している。

 

「……一応聞いておくが……本当に男は来ないんだろうな?」

 

 念の為に……本当に念の為に娘に尋ねる。自分の娘は嘘をつくような性格ではないことは親である自分が知っているのだから、彼女は正直に答えてくれるはずだ。

 

「はい! 私と、ディーヴァのお三方だけです!」

 

 そう言って屈託のない笑みを浮かべたマリアを見たエドガーは、その笑顔に嘘をついている邪気が一切感じられなかったことにようやく胸を撫で下ろしたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その数日後、マリアは約束通りディーヴァの三人との待ち合わせの後で宿泊地へと向かっていた。

 セキュリティがしっかりしているマンションのロビーを通り抜けた四人は、そのままエレベーターで地上から離れた高層階へと昇って行く。エレベーターの中から外の景色を見れば、地上に見える人々は黒い点に見えた。

 

「うひゃ~! たっか~い! こんなマンションの部屋を持ってるなんて、流石は理事長だよね!」

 

「義母さんには感謝しないとね……まあ、勝手に使っても良いって言われてるし、特に咎められはしないでしょう」

 

「それよりも、結構雨が降って来たね。タクシーで移動して来たけど、少し濡れちゃったな……」

 

 どんよりと曇った空からは大粒の雨が降って来ていた。今晩の食事の買い物を終えた辺りから本降りになった雨のせいで濡れてしまった服を叩きながら、やよいが深い溜息をつく。

 エレベーターが目的の階に着いたことを確認した四人は、エレベーターから出ると部屋に向かって歩き始めた。その間も女の子らしいお喋りをして楽しい時間を過ごす。

 

「玲~! 部屋のお風呂ってどの位の大きさなの~!?」

 

「さぁ……? でも、三人くらいなら一緒に入れるんじゃないかしら?」

 

「マジ!? なら皆で一緒に入ろうよ! 背中の流しっことかしちゃってさぁ!」

 

「それ良いですね。お風呂での裸のお付き合いは日本人特有の文化……一気に仲良くなれる気がします!」

 

「お~! マリアっちも乗り気だ! じゃあじゃあ、部屋に着いたら早速チャレンジしてみてさ……」

 

「……私は嫌だな。絶対に自信を無くすから……」

 

 きゃいきゃいと騒ぐ葉月とマリアを尻目にやよいが小さく呟きを漏らす。彼女たちには有って自分には無い体の一部分の膨らみを見比べた後、やよいは先ほどよりも深い溜息をついた。

 

「あんまり騒がないでね。この階は義母さんが芸能事務所の打ち合わせとかアイドルの一時的な宿泊で使う為に貸し切りにしてるけど、その分綺麗に使わなきゃ駄目なのよ?」

 

「わかってるって! そんじゃま、女の花園に一番乗りだ~い!!」

 

 マンションの一室に辿り着いた彼女たちは、鍵を開けた玲の後ろに続いてその部屋の中に入って行く。取り合えず荷物を下ろすべくリビングに向かった彼女たちは、豪華で綺麗な部屋の作りに感激しながら騒いでいた。

 

「うっわ、豪華~! 広~っ!」

 

「凄いね……これなら本当に全員でお風呂に入れちゃうかも……」

 

「本当にこんな所に無料で宿泊しちゃって良いんでしょうか……?」

 

「構わないわよ。義母さんからは好きに使っても構わないって許可は貰ってるし、合鍵だって渡されてる。普通に使う限りは大丈夫よ」

 

 若干気後れする葉月達に対してクールに言い切った玲はリビングに続く扉のノブを掴むと笑みを見せる。そして、軽いジョークを口にしながらその扉を開いた。

 

「まあ、先客が居れば話はべ、つ……!?」

 

 冗談を口にしながらドアを開けた玲であったが、突如として彼女の動きが止まった。リビングの光景を見て固まってしまった玲に対し、いったい彼女は何を見たのかと後ろに続くマリアたちが中を覗き込むと……

 

「み、水無月さん……? それに、皆……? ど、どうしてここに!?」

 

 リビングの中には謙哉が居た。それも上半身裸で。

 もう一度言おう、何故かこの部屋のリビングに居た謙哉が、上半身裸でこっちを見つめているのだ。

 

「け、け、け、け、謙哉っ!? な、なんでここに居るのよ!?」

 

「……ねえ、玲。もしかしてなんだけどさ……玲ってば、ここで謙哉っちと隠れて同棲とかしてる訳じゃ無いよね?」

 

「葉月! ふざけたこと言わないで! そんなわけ無いでしょう!」

 

 まさかの不意打ちに動揺する玲は大声で葉月に怒鳴りながら手を振り回した。図らずも謙哉のセクシーショットを見てしまった彼女の顔は真っ赤で、いつものクールさはかけらも感じられない。

 予想外のアクシデントが起きた事に動揺しているのは玲だけでは無い。葉月もやよいも、そしてマリアも謙哉の登場に驚きを隠せないでいる。だが、そんな彼女たちに更に追い打ちをかける出来事がこの後すぐに起きてしまった。

 

「おい、謙哉。どうかしたのか? なんかうるさ……どあっ!?」

 

「い、勇さん!? 勇さんまでここに!?」

 

「どう言うことだ!? まさか自力で脱出……おおっ!?」

 

 なんと葉月達の背後にある廊下から勇が姿を現したのだ。彼もまた上半身裸であり、鍛え上げられた肉体を間近で見た葉月は鼻息を荒くして笑みを浮かべる。

 前後を上半身裸の男に挟まれてしまった麗しの女子諸君は、それぞれ顔を赤くしながら男子たちの肉体を横目で見つめていた。そんな彼女たちからの若干のセクハラを受けながらも、勇はマリアへと声をかける。

 

「ま、マリア、お前たちは何しにここに来たんだ? 俺たちは、園田さん届け物をしにこのマンションまで来たんだけど……」

 

「そこで急に雨が降り始めちゃってさ。バイクで来てたから道路が滑って危ないし、視界も悪いからどうしようかって困ってたら園田さんがこの部屋の鍵を貸してくれて……」

 

「それで、ここに泊まることになったってことですか?」

 

 マリアの言葉に勇と謙哉が大きく頷いた。この不可解な事態に対する一応の回答が出たところで、恥ずかしさに耐えきれなくなったのか、突如として上を向いたやよいが大声で叫ぶ。

 

「と、取り合えず、二人とも何かを羽織ってくださ~~いっっ!!!」

 

 ごもっともなその意見に頷いた二人は、急いで雨に濡れた服をもう一度羽織り直した。そこでもう一度マリアたちを見ると質問を返す。

 

「んで、そっちは何でここに?」

 

「え、っと……実はですね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……娘が……マリアが、男とお泊り……一つ屋根の下、一夜を明かす……?』

 

「あの、本当に偶然と言いますか、事故と言いますか……」

 

『本当なんだろうな!? まさかと思うが、最初からその予定で……』

 

「いや、本当に偶然なんですよ! ですからこうして連絡をしようと思ってですね……」 

 

 十数分後、勇はマリアの携帯電話を借りてエドガーと話していた。この世の終わりが訪れたかの様なエドガーの声に申し訳なさを感じつつ、勇は必死に理解を得ようと話を続ける。

 

「だ、大丈夫です! 寝る時は別の部屋に行きますし、絶対に変なことはしないと誓いますんで!」

 

『当たり前だ! もしも娘に手を出してみろ、君と言えど本気で叩き潰すぞ!』

 

「ひ、ひぃっ!?」

 

 ドスの利いたエドガーの声に背筋を凍らせる勇。娘を持つ父とはここまで恐ろしいものなのかと怯える彼に対して、マリアが携帯をひったくりると電話に向かって叫んだ。

 

「お父様! あまり勇さんを虐めないでください! これは本当に事故で、仕方が無い事なんです! まさか勇さんに野宿しろだなんて言いませんよね!?」

 

 いつものおしとやかな雰囲気はどこへやら、強気な口調で父親に詰め寄るマリアの姿を見た勇は、背中に冷たい汗が流れることを感じていた。

 間違いなく……明日からエドガーからの自分への評価は変わっているだろう。恐ろしい未来を想像した勇がガタブル震えている後ろでは、似たような会話を謙哉と園田が繰り広げていた。

 

『……良いか、虎牙? 今回の一件は私のミスだ。玲たちの予定を確認せず、君にその部屋の鍵を渡してしまったのだからな……だが、それとこれとは話が別だ』

 

「はい……十二分に理解しています」

 

『……宿泊用の部屋を貸した以上、私には彼女たちの親御さんに子供たちの安全を保障する義務がある。ルーデンス氏にもそうであるし、葉月ややよいのご両親に顔向け出来ない事が起きては困るわけだ。無論、君たちがそんなことをする男では無いとは理解しているが……』

 

「も、勿論です! 僕も勇も、彼女たちには指一本手出しはしませんよ!」

 

 年頃の娘を持つ親としては当然のその懸念に対し、謙哉は力強く返事をする。これで園田の不安が解消されてくれれば良いのだと思う謙哉であったが、彼女は先ほどよりも深刻そうな声で謙哉に話しかけて来た。

 

『……もう一つ、君に言っておかねばならないことがある。心して聞いてくれ』

 

「は、はい……! 何でしょうか?」

 

 真剣な園田の雰囲気に釣られ、謙哉もまた真剣な表情で彼女の話を聞き始める。電話の向こうから聞こえる園田の声は、謙哉に対して一つ一つの事実を確認し始めた。

 

『……先ほどの話だが、玲に関しては適応されない。何故なら玲の監督者は私であり、私が玲の親代わりである以上、玲の安全を保障しなければならない理由はどこにも無いからだ。だがまあ、娘の安全を願わない親は居ない訳だが……』

 

「分かっています。ですから、僕は彼女に手出しする様な真似はしません」

 

『良い返事だ。しかし……玲はアイドルであり、美少女に分類される女子だ。いかに気を強く持っても心動かされる時もあるだろう。その時には、是非ともこの言葉を思い出してくれ』

 

「な、なんでしょうか……?」

 

 園田の言葉に謙哉はゴクリと唾を飲み込んだ。あの園田が放つ脅し文句とは、どれほどまでに恐ろしいのかと身構えながらその時を待つ。

 じっくり、たっぷりと時間をかけ、謙哉の動揺を誘った園田は、十分な溜めの時間をかけた後、謙哉に向ってこう言った。

 

『……()()()()()()()()()

 

「……はい? あ、あの、それってどう言う……?」

 

『君ならば、玲に手を出しても構わない……以上だ』

 

「あ、ちょっと!? 園田さん!? 園田理事長!? 何ですかそれ!? ど、どう言う意味ですか!? 答えて下さいよっ!」

 

 園田からのまさかの言葉に戸惑いを隠せない謙哉は電話に向けて大声で叫んで納得の行く返答を求めた。しかし既に通話は切られており、その声は園田には届かないでいる。

 ちょっぴり茫然としながら園田との会話を頭の中に思い浮かべた謙哉は、自分が園田からのお許しを受けたことを再確認してから大きく首を振る。

 園田からはああ言われたが、実際にそんな恐れ多い事が出来る訳が無い。間違いなく玲に殺されてしまうだろう。

 

「……どうしたの謙哉、凄い汗よ? 義母さんからそんなに恐ろしい事を言われたの?」 

 

「あ、い、いや! そんなこと無いよ! 平気、すっごく平気!」

 

 突然に声をかけて来た玲から飛び退く様に距離を取った謙哉は、そのまま適切な距離を保ちつつ彼女と会話を続ける。そんな彼の様子を怪訝そうに見ながら、玲はからかう様な口調で謙哉に言った。

 

「そんなに汗をかいてるならシャワーでも浴びてくれば? ……一緒に入って、背中でも流してあげましょうか?」

 

「そ、そそそ、そう言う事、冗談で言うもんじゃ無いって! この状況なら、特に!」

 

「……分かってるわよ。まったく、そこまで拒絶すること無いじゃない……」

 

 頬を膨らせてむくれる玲であったが、謙哉は内心それどころではなかった。玲の一つ一つの行動に過敏に反応しつつ彼女をやり過ごす彼であったが……

 

「……ああ、一応言っておくわね。私、冗談じゃああんな事は言わないから」

 

「へっ!?」

 

「ま、ヘタレで女の子への耐性が無いあなたには無理でしょうけど……覗き位なら許可してあげるわ。興味があったらバスルームまで来てみれば?」

 

「だ、だから! そういう冗談は良くないって……」

 

「あら……冗談だと思う? 少なくとも私、龍堂には同じことは言わないわよ?」

 

「!?!?!?」

 

 意味深に笑う玲は、本気とも冗談とも取れる口調で謙哉に言う。園田だけでなく玲からもまさかの一言を告げられた謙哉が動揺していることがよほど可笑しいのか、玲は楽しそうに笑うと立てた人差し指を左右に軽く振った。

 

「……ふふふ、やっぱり面白いわ。それじゃ、本当にお風呂に入って来るから……気が向いたら、来れば?」

 

「あ、ちょ、水無月さん!?」

 

 お腹を抱えて笑いながら部屋から出て行く玲の後姿を見送った謙哉は、園田と玲親子に揃って自分のペースを乱されてしまっていた。あの二人には血の繋がりは無いはずなのだが……根本的な部分が似通っているのだろうか?

 

「な、なんなんだよ、あの親子は~~!?」

 

 何で女の子では無く男である自分の方が苦悩しているのかを理解出来ない謙哉は、頭を抱えてながら小さな叫び声を上げてがっくりと項垂れたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……どう言う事だ、それは?」

 

『言葉通りの意味です……これは、相当危険なことと推察できます』

 

 同時刻、ホテルの一室にて……娘の居ないこの日を利用して部下と連絡を取ったエドガーもまた、衝撃的な言葉を告げられていた。

 

『龍堂妃……その名前を元に様々な調査を行いましたが、私たちは殆どの情報を掴めないままです。彼女の家族関係、職歴、学歴……その全てが抹消されているんです』

 

「何故、そんなことが……!? 彼女はただの研究員では無いのか?」

 

『わかりません……しかし、これほどまでに厳重な情報統制が敷かれていると言う事は、それを行った組織の大きさが推し量れると言う物です。恐らくですが……政府レベルの組織が動いているのではないでしょうか?』

 

「そんな、馬鹿な……!? たった一つの家族の情報を葬る為に、政府が動くだと……!?」

 

 龍堂妃、そして龍堂世界と言う二人の人間に関する情報は、殆どと言って良い程残っていなかった。二人の息子が勇であると言う事は何とか調べることが出来たが、それ以前の情報が一切残っていないのだ。

 一体何があったと言うのか? この不可解な事柄の裏には、まだ隠された事実があるのではないだろうか? 天空橋すら知り得ない、何か重大な事実が隠されているのでは無いだろうか?

 

『……これは、あくまで私の想像ですが……龍堂夫妻は、何かとんでもない秘密を知ってしまったのではないでしょうか? 国家の存亡に関わる程の重大な秘密を……!』

 

「だから事故に見せかけて抹殺された。龍堂夫妻は、何者かに口封じされたと言いたいのか?」

 

『あくまで想像ですが……あり得ない可能性では無いかと……』

 

 部下の考えに否定の言葉を口に出来ないエドガーもまた、それが現実のものである可能性が非常に高いと思っていた。そうでなければ、ここまで不可解な出来事が起きるはずがない。

 エンドウイルスの抗体を作り上げた龍堂妃は、それと同時に重大な秘密を知ってしまった。その事を隠しておきたい謎の組織によって、夫婦共々始末されてしまったのではないだろうか?

 

「……勇くん……君の戦う相手は、もしかしたらソサエティだけでは無いのかもしれないぞ……!」

 

 この場には居ない龍堂夫妻の遺した息子のことを思いながら、エドガーはまだ知らなければならない秘密が存在していることを確信したのであった。

 

 


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