資源再利用艦隊 フィフス・シエラ   作:オラクルMk-II

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完全なオマケです。シエラ隊に入った人物のみのキャラ紹介になります。


人物紹介

ウツギ

 

 

好きなもの 花、甘味、本

 

嫌いなもの 威張り散らす人、きゅうり

 

 主人公。様々な艦娘の遺体を繋ぎ会わせた物に深海棲艦の細胞を投与し、妖精の技術で蘇生させて建造された「資源再利用艦」の一番艦。素材になった艦娘の艤装を全て使用可能だが、100%の性能は引き出せない。また「素体」となった艦娘の面影が殆んど無い容姿をしているが、死体を接いだ痕が体のあちこちに残っている。

 本人自身、あまり戦闘では強くないことを自覚しており、基本的に海戦ではサポートに回ることが多い。しかし、レ級との合計四度にもなる死闘と、多くの戦闘を経験して少しずつではあるが確かに実力は伸びている。

 「兵器」として見れば高い汎用性を持つ彼女たちリサイクル艦は、その特性から何かと便利屋代わりに各地の激戦区に呼び出しを食らうことが多々あるが、元々そこまで争い事が好きではない彼女はこの事実に少し辟易している。

 

 

 

 

アザミ

 

 

好きなもの 静かな人、自炊すること

 

嫌いなもの うるさい人、匂いの強い食べ物

 

 ウツギに次いで、ツユクサと同期に建造されたリサイクル艦。三人のなかでは戦闘能力が抜きん出ており、手練れの艦娘と肩を並べるほど。駆逐艦と戦艦の艤装を使えるが、基本的にはいつも強引に軽量化を施した戦艦の艤装で戦う。彼女のみ二人とは違い、まだ肌の色が人間に近い。

 信頼できると認めた相手以外には必要最低限しか喋らないウツギよりも更に無口で、しかも常時無表情なせいで、周囲からは何を考えているか解らないヤツ、と思われがち。本人も別にそれを気にしている訳でもないが、最近春雨から笑顔のやり方を教えて貰っている。

 指に握り込んだコインやベアリングを飛ばす「指弾術」の腕が凄まじく、相手が撃ってきた砲弾の起動を逸らすなんて当たり前なほど。因みにこの特技は、研究所時代にカンフー映画好きな研究員から教わったらしい。

 

 

 

 

 

ツユクサ

 

 

好きなもの おしゃべり、肉類

 

嫌いなもの 冷凍食品、友達に危害を加える人

 

 アザミと同じ時期に建造されたリサイクル艦の第三号。とにかくお喋り好きでいつも誰かと無駄話に花を咲かせている。かなり感情豊かで友達思いな性格であり、友人に危機が迫ったときには平然と自分を犠牲にするほどで、それと連動して激怒した際にはアザミに匹敵するかそれを越すほどの身体能力と戦闘力を発揮する。

 興奮したときに目が赤く光ることがあるが、深尾から日差し避けにと渡されたゴーグルは、これを隠す目的で渡されたことに本人は気がついていない。

 よく、黙っていれば美人と言われる。田代が一目惚れしたのもそのせい。

 

 

 

 

若葉(レ級、サザンカ)

 

 

好きなもの 自分より格上の相手との戦い、鍛練、戦闘中に負った傷の痛み

 

嫌いなもの 自分より格下の相手との戦い、人を選ぶ武器・道具、グレープフルーツ

 

 三人から少し期間を空けて建造されたリサイクル艦。しかしてその実態は回収されたレ級の死体と艦娘の遺体の掛け合わせでウツギたちと同じ手順で建造されて現れた艦娘。

 レ級の頃の記憶を引き継いでいたり、既存の艦娘と全く同じ容姿など、建造した研究者たちにもわからないイレギュラーが発生している。

 一応外見こそ同じなので「若葉」扱いされているが当初の予定では「サザンカ」という名前だった。その名残か彼女の来ている黒い制服の胸元には山茶花の刺繍が入っている。

 一応、人間の指示には従ってはいるものの、殆どの艦娘が大なり小なり持っている「世のため人のため戦う」などというポリシーは彼女には存在せず、ただ「戦いと殺しを楽しむ」という目的のために深海棲艦と戦う享楽主義者である。

 

 

 

 

深尾 圭一

 

 

好きなもの 仕事ができる人、学生時代から乗っている愛車

 

嫌いなもの 何をするかわからない人、無茶ぶりを吹っ掛けてくる人、トマト

 

 曲者揃いの艦娘たちに振り回され気味な第五鎮守府で提督を勤める身長160cm未満の小男。

 手際よく書類を捌いたり、自分を気遣ってくれているウツギと良好な関係を築く。しかしあくまで仕事の上司と部下の関係だと思っているので恋愛感情などはナシ。

 実は提督になったのは高給に任せて愛車の改造パーツの購入と税金を払うため。念願のスポーツカーを自由に乗り回せる今の現状に。彼は今、非常に満足している。

 

 

 

 

 

好きなもの 一緒にワイワイできる人、ピンク色のなにか

 

嫌いなもの 規則に厳しい人

 

 シエラ隊発足前から第五鎮守府に所属する初期艦。北海道出身の元人間。

 初めはウツギ達の事を気味悪がってよく思っていなかったが、深尾の「説教」によって妙にフレンドリーになる。

 艦娘に志願したのは、大家族で稼ぎが少ない両親の負担を減らすため。

 ツユクサとかなり仲が良く、しょっちゅう彼女と騒いでいる。

 

 

 

 

天龍

 

 

好きなもの 乙女心をくすぐるもの

 

嫌いなもの 第三横須賀の天龍、玉ねぎ

 

 第五鎮守府で最初に建造された艦娘。他の鎮守府の天龍よりも女子力が高くて大人しいらしい。

 見た目のせいでなにかと距離を置かれるウツギとツユクサを最初から仲間と認めたり、誰とでも分け隔てなく接することができる艦娘の鑑。

 口は悪いが全然怖くない。それどころかよってくる人間が多い。

 

 

 

球磨

 

 

好きなもの 魚介類、夕張(ツ級)

 

嫌いなもの 第三横須賀の天龍

 

 建造されてから五年目のそこそこベテランの艦娘。

 元は第三横須賀所属の軽巡部隊の旗艦だったが、鎮守府のあまりの風紀の悪さと天龍の恐怖政治に嫌気がさし、脱走して第五横須賀に保護される。

 それなりに場数は踏んでいるが後方勤務が多かったためか、決して強くはないものの、そこは持ち前の根性と粘り強さでカバーしている。

 

 

 

木曾

 

 

好きなもの 球磨、海賊を彷彿とさせるもの

 

嫌いなもの 無謀な事をやる人、第三横須賀の天龍

 

 球磨と同じく元の所属を抜けて保護された艦娘。

 オラオラ系に見えて意外と中身は小心者。文房具が好き。死ぬほど好き。

 同時にアウトローに憧れており、本棚はクロ〇ズの漫画とアウト〇イジのブルーレイで埋まっている。

 

 

 

春雨

 

 

好きなもの 野菜、本

 

嫌いなもの 特になし

 

 特殊な手術を受け深海棲艦になった元艦娘。

 いつも笑顔でほんわかした雰囲気を漂わせるその姿とは裏腹に、戦艦級の砲撃が顔に直撃しても動じず、素手で鋼鉄をネジ切り、高雄が振るう、並の深海棲艦を両断できる刀を首筋で受け止めるなど、完全に艦娘の領域から逸脱した体の頑丈さを誇る。

 リゾート施設で有名なポクタル島出身。本名は「須藤はるな」。

 

 

 

時雨(改二)

 

 

好きなもの シエラ隊、ポクタル島の観光名所

 

嫌いなもの 演習の相手にならない弱い艦娘、たくあん

 

 リゾート施設用の人工島、ポクタル島の警備府から期間限定でシエラ隊に所属していた艦娘。

 天才的な戦闘技能と、緻密な作戦プランで、五年間一度も演習で負けたことが無かった。が、リハビリがてらにと喧嘩を吹っ掛けてきた若葉に一蹴され、更なる鍛練を積むという目的のために配属先を変更した。

 部隊内では文句なしの最高練度で、なんと150。純粋な戦闘能力はトップクラスで、実践経験が足りない状態でありながら、敵の襲撃から島を守りきったことからも彼女のその強さが合間見える。

 

 

 

RD(装甲空母姫)

 

 

好きなもの 剣の手入れをすること、勉強、自分を慕ってくれる部下

 

嫌いなもの 戦艦水鬼、炭酸飲料水

 

 深海棲艦、「装甲空母姫」。ただし書類上は艦娘扱い。シエラ隊に配属された中で唯一の純粋な深海棲艦。

 自らを慕っていた部下や、自らを「道具」として扱っていた戦艦水鬼に反旗を翻し、総勢二千名程の深海棲艦と海軍に投降する。

 非常に情に厚い面があり、得意じゃないと広言しながらも、助けてくれた若葉に多少は恩を感じている。

 まだシエラ隊と敵対していた時に死亡した部下については、ウツギ達を咎めることはなく、「敵同士だったのだから仕方がない」と、ドライに捉えている。

 射撃の腕が元々からっきしということもあり、戦闘は主に、自身の体の頑丈さに任せて強引にインファイトに持ち込むスタイル。この時に使用する二刀は、基本はいつも帯刀している自分用のものだが、時折部下の形見の八本分のものを予備として持つこともある。

 

 

 

 

 

 

 


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