ベリアル物語   作:ヴァンパイア

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エピソード2「ベリアル陛下再臨!?銀河皇帝総進撃Ⅱ」

グラシエside

 

先程、私は当然の事を言っただけなのに、何故私は怒られないといけないのですか!?理解できません。分からないです。

 

陛下「グラシエ、お前に話がある。」

 

体の震えが止まらないです。全身から放たれる威圧感。そして一言一言放つ言葉に混じった押し潰されそうな圧力。もし、これを地球人が受けたら汚い言葉を言いますがチビるでしょうね。

 

陛下「あいつらと今すぐ仲良くしろとは言わん。ただ、あいつらは俺の守るべき存在だ。時間をかけてでもいいから仲は良好にしろ。」

 

グラシエさんは陛下のお言葉に不満を抱き、恐る恐る質問をする。

 

グラシエ「陛下は、“怪獣”達も守りたいのですか?」

 

陛下「まあ、そうなるな。」

 

グラシエ「陛下。私は生まれた頃から怪獣は戦うための道具(捨て駒)だと教えられてきました。そんな奴らを今更…対等な立場として接するだなんて、出来るわけないじゃないですか!!」

 

この人にとっては、生まれた時から教えられて来た常識を変えろと言われているのだ。いくら陛下からのお言葉でも文句の一つや二つ出てもしょうがない。

 

すると、そんなグラシエさんの様子に陛下は大きなため息を吐いた。

 

陛下「お前、俺たちベリアル軍団がどうゆう事をする軍団なのか言ってみろ。」

 

急な質問にグラシエさんは戸惑ってしまい、アタフタと答えてしまう。

 

グラシエ「えぇと…その、全宇宙を支配すること、そ…それから…欲しいものは力づくで奪う…あと………陛下の邪魔をするものは容赦なく滅することです!」

 

陛下「そうだ。俺たちは邪魔なものは壊す!なら、お前の中にある常識もぶっ壊すばいいじゃねえか!なぁに、案外お前の方が奴らとは打ち解けられるだろう。」

 

陛下のお言葉にグラシエさんは渋々納得した。

 

グラシエ「………分かりました。なるべくスムーズにいくよう頑張ります。」

 

 

 

 

 

 

一方、参謀達は電波を逆にジャックされてしまったことに頭を抱えていた。因みに余談だが、仮にあのままゼロにジャックされてなくとも、自動的に途中で切れてしまっていた。

 

アイアロン「マゾいぞ!もし、もうこれが放送されてないと陛下に知られたら。」

 

ザウラー「サゾオ怒リナサルゾ!」

 

将軍達はお怒りなさっている陛下のお姿を想像し、恐怖で震え上がった。

 

アイアロン「誰か陛下にこの事を伝えねば……!?あいつら、どこ行ったんだ?」

 

辺りを見回すと、女性陣の姿が見当たらなかった。

 

マベル「あいつら逃げたなぁ!」

 

「お前ら、俺がいない間もちゃんとナビゲートしてたよなぁ?」

 

後ろから聞こえる声に背筋を凍らせる参謀達。勇気を出した振り向くと、やはりそこにはベリアル陛下とグラシエさんがいた。

 

ダズ「陛下。お、お話は済んだようですのう。」

 

陛下「ああ。」

 

グラシエ「おや?マリナさん達は一体何処に行かれたのですか?」

 

陛下「そういやいないな。」

 

アイアロン「えーと、そのー、そうだ!たしか、女子会に参加するとか行って、アルカディアに帰りましたぜ。」

 

陛下「お前ら、何か隠してるだろう。」

 

図星を指され、更に参謀達は動揺してしまう。そして、これ以上は隠し切れないことを悟った参謀は正直に言うことを決心する。

 

ダークゴーネ「陛下……実は…実は番組をゼロにジャックされてしまい。…もうこれは放送されてないのです。なので、振り返りはまた次回ということに………」

 

陛下「………………ゼロに番組を取られただ?」

 

(BGM:カイザーベリアルのテーマ)

 

陛下の怒りと苛立ちを含んだ声と共に周りの空気が一変。

 

マベル「えっ?なんか、もの凄い嫌な予感がするんだけど。」

 

ダズ「この雰囲気絶対に只事ではないぞ。」

 

恐れ慄く二人の様子を見て、ザウラー軽く彼らの肩を叩く。

 

ザウラー「ココカラガ、大変ダゾ。」

 

陛下「もう紹介ができない……だったら……」

 

陛下は右手に赤い稲妻を纏う。

 

陛下「だったら!………」

 

そして次は左手に赤い稲妻を纏う。

 

陛下「ハー○ルンをぶっ潰せばいいじゃねぇかぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

全員「えぇぇぇぇぇぇ!!!!!??????」

 

赤いオーラを爆発させ暴れ回る陛下のお言葉に驚愕した参謀達はギャグ漫画のように顔を歪めた。

 

グラシエ「そんなことをされたら」

 

ダズ「儂らの存在が消されてしまうわい!」

 

急いで止めようと、参謀達は陛下を抑えようするが逆に吹き飛ばされてしまう。

 

陛下「ウォォォォォ!!!!!俺の小説しか投稿できなくしてやる!!!!!」

 

すると、陛下はなんとライザーと装填ナックルと二つの怪獣カプセルを取り出し、そのままフュージョンライズし、禍々アークベリアルと変貌した。

 

ウォォイイイイイイン!・ウォォウンンンンン!

 

地を揺るがせるほどの咆哮を上げた禍々アークベリアル陛下。そのお姿を見た参謀は思った。

 

全員「………終わった。」

 

 

 

 

〜しばらくお待ちください〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

必死に止めようとするも禍々アークベリアル陛下の強大な力を前に、なすすべもなく参謀達はやられてしまった。その後、気になって駆けつけたグリーザさん達の手によって何とか陛下を抑えられた。

 

当然だが、男性陣は全員ミイラ状態である。

 

抑えたとはいえ、ご機嫌を損ねてしまっている陛下に皆さん怯えていらっしゃる。そこで何かを思いついた参謀は陛下に声を掛ける。

 

ダークゴーネ「陛下。先程は大変申し訳ありませんでした。」

 

一様話は聞いているものの、そっぽを向いてしまわれている陛下。

 

ダークゴーネ「そこで代わりといってはなんですが、先程陛下がフュージョンライズした怪獣達を彼女達にお教えしようと考えたのですが、いかがでしょうか?」

 

参謀の言葉に陛下は耳を傾けた。マガオロチのことはフュージョンライズしてから少し興味を持っていたようだ。

 

陛下「…いいだろう。手短に説明しろ。」

 

ダークゴーネ「ハッ!それでは早速、まずマガオロチについて説明しましょう。」

 

参謀がそう言うとモニターが現れ、そこにマガオロチの姿が映し出された。

 

マガオロチ。それは魔王獣と呼ばれる“世界を滅ぼす”といわれる強力な怪獣達を束ねる首領の様な者です。

 

マリナ「そういえば前試しに召喚したら、本当にこの星を破壊されそうになったけ。」

 

ダークゴーネ「星をも食らい尽くすと言われる程の存在です。そんなのから、よくもまあ生きていられましたね。」

 

エスナ「その時は私達以外にも強い娘が居たのでな。協力してなんとか取り押さえたんだ。」

陛下「そういや前回もそいつらとは別行動を取っていると聞いたが、いい加減いつ戻って来るんだ?」

 

エスナ「連絡が取れないので、今のところは分かりません。」

 

ダークゴーネ「まぁ、その方々についてまた次回お話ししましょう。では、話を戻します。」

 

そして、マガオロチの最も恐ろしいのはその生態です。調べた限りでは、オロチは惑星内部に卵を産み落とし、卵から生まれた幼体が惑星自体を喰らい、成体へと成長すると今度はその星に存在する生命体やあらゆる物を喰らい死の星へと変えるというものです。

 

ミヤ「その完全体がこのマガオロチ。」

 

ダークゴーネ「いえ、違います。」

 

ミヤ「えっ!?」

 

ダークゴーネ「この姿はまだ幼体にしかすぎませんよ。ついでに完全体の姿も見せておきましょう。」

 

その完全体の姿がこちらでです。

 

モニターに映っているのがマガタノオロチへと変化した。モニターの映っているその姿を見た陛下は何やら驚いていた。

 

マベル「なんか、さっきの方が完全体ぽいんっすけど、本当にこれが完全体なんっすか?」

 

陛下「ああ、おそらく完全体だ。俺が苦戦がした敵だからな。まぁ、俺の新技の餌食にしてやったがな。」

 

ダークゴーネ「なんと!超大魔王獣と呼ばれているマガタノオロチを既に倒していたとは驚きです!」

 

とまぁ、マガオロチについてはこんなところですかね。

 

陛下「マガオロチの卵については、調べていないのか?」

 

ダークゴーネ「一応、調べておきましたが。」

 

陛下「それについても教えろ。」

 

ダークゴーネ「ハッ!ではマガオロチの卵ことも少し教えましょう。」

 

マガオロチの卵は、マガ魂と呼ばれるている代物です。そして、そのマガ魂のエネルギーが惑星に寄生した惑星のエレメントと共鳴し誕生するのが星の環境の属性を司る魔王獣です。

 

陛下「つまり、魔王獣はマガオロチの子供の様なものか。その生まれる魔王獣については調べたのか?」

 

ダークゴーネ「申し訳ありません、流石に各魔王獣については調べてありません。」

 

陛下「そうか。……よし。」

 

陛下は不敵な笑みを浮かべた。

 

グリーザ「陛下どうしたの?」

 

陛下「少しいい事を思いついただけだ。」

 

ダークゴーネ「そして、最後はやっぱりこのお方、その名はアークベリアル陛下!」

 

モニターに映っているのがアークベリアル陛下へ変わった。

 

アークベリアル陛下とは、陛下がウルトラマンゼロに更なる絶望を与えようと、大量のエメラナ鉱石のエネルギーを吸収し、強化なされたお姿です。

 

マリナ「ん?たしかに凄いとは思うけど、なんで怪獣になってんの?」

 

陛下「さぁな。実は俺もよく分かってねぇ。強いて言うなら、レイブラッドの血の影響だろうな。」

 

マリナ「レイブラッド!?あ、そうか。あんたレイオニクスなの。」

 

ダークゴーネ「口を慎みなさい!まぁ、陛下にレイブラッドの血が流れていることは事実ですけど。」

 

話を戻しますよ。元々強大な陛下が強化なされたというのもあり、その力は絶大。握力だけでこの通りゼロを追い詰めています。なにより最大の武器は、チャージして放つ破壊光線アークデスシウム光線です。その威力はなんと星を一撃で破壊する威力があるのです。

 

ダークゴーネ「如何でしょうか。陛下。」

 

陛下「お前のおかげで良いことを思いついた。それに免じて許してやるよ。」

 

ダークゴーネ「ありがとうございます。」

 

アイアロン「全く1時はどおなること思ったら、今回はお前に助けらちまったな。」

 

ダークゴーネ「礼に及びません。陛下があのままだと私も居心地が悪いですからね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陛下「今回はこれで終わりだ。軽くお遊び程度で書いたものだから、内容の薄っぺらい話になっちまったが、次回からはちゃんと本編書かせてやるから安心しろ。」

 

グラシエ「それでは、また次回に。」

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告!!!!!ッて、今回ベリちゃん公式に喧嘩売っちゃったけど大丈夫かなぁ。存在が消されないことを祈るよ。
次回は、とある娘が闇に堕ちちゃうよ。お楽しみに。

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