狂愛闘乱――Chaos Loving――   作:のれん

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設定表です。
章のネタバレ全開ですのでご注意を


クリームヒルト 設定 material

『名前』:クリームヒルト

『クラス』:セイバー

『性別』:女性

『身長・体重』:164cm・52kg

『出典』:ニーベルンゲンの歌

『地域』:ドイツ

『属性』:混沌・中庸、カテゴリ:地

『イメージカラー』:純白

『特技』:他人への誘惑(本人は嫌悪)、精神的な忍耐

『好きなもの』:ジークフリート/『苦手なもの』:他人の願い(夫が叶えに行くから)

『天敵』:口が軽い人間(自分を含む)

 

『ステータス』

筋力:A      耐久:D

    ■■■■■    ■■□□□

敏捷:C+     魔力:B

    ■■■□□    ■■■■□

幸運:E      宝具:A

    ■□□□□    ■■■■■

 

『クラス別スキル』

対魔力:C

 第二小節以下による魔術を無効化する。

 呪術・大魔術など大掛かりな魔術は防げない。

 セイバーとしては低いランク。

 

騎乗:D

 大抵の乗り物を人並みに乗りこなせる。

 騎乗の才能としては通常の人間とあまり変わらない。

 

『固有スキル』

復讐者:A

 自身または他人の願いによって1つの感情にすぎない復讐心が概念の域までに昇華され、性格や性質を変化させてしまうスキル。

 魔力の自然回復速度を上昇させる。ランクAともなれば宝具の連発も視野に入れることができる。

 ただし、魔術などによる精神干渉への耐性は低下する。

 

魅惑の美声:B

 他者をその美しき声によって魅了してしまうスキル。

 セイバーはその美貌や仕草、王権の象徴をも含まれている。

 意識すれば、触れもせず異性の力を大幅に削ぐことができる。

 

麗しの姫君:B-(A)

 統率力ではなく、周囲を引きつけるカリスマ性。

 本来であれば国中の騎士を引きつけるが、本人のジークフリート以外を拒否するために大幅にランクダウンしている。

 それでもスキルとして残っているため、ジークフリート以外の異性にもある程度効果がある。

 

『宝具』

幻想大剣・怖姫堕落(バルムンク)

 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:2~5 最大補足:1人

 保有者によってその能力を変える呪われた聖剣。

 彼女の手に収まる大剣は内部の真エーテル体による呪いを斬撃とともに与える。

 対象者は一定時間ごとに呪いによるダメージを受ける。これはゲージそのものを断続的に減らすため、ダメージの回復はできない。

 呪いは対象者が消滅するまで消えず、呪い発生時は常に激痛を伴う。英霊といえどこれを無視し続けることは困難。

 呪いを解除するには、神代における神々の御技に非常に近しい治癒魔術などを使用しなければならない(原初のルーンなど)。

 

『解説』

 アサシンっぽいノリだったけど、蓋を開けたらセイバーでした。

 そういやクラス言ってなかったけど、まぁランサーと戦って勝ってたからセイバーでいいでしょ(FGO脳)。

 ちなみに終盤で出たアヴェンジャーは性格はほぼかわってません。スキルに常時『復讐者』がついて回るので半分いつもオルタ化しているようなものなので。性能としてはアヴェンジャーの方が断然待遇が良い。宝具が1つ増えるレベルでいい。

 

『戦闘スタイル』

 ステータスはある意味セイバーとしては低ランクというところを意識。っていうか脳筋じゃ……

 とにかく予想を超えるパワーとそこそこ早い奇襲でヤル、アサシンセイバー枠。バルムンクも当たれば対策は難しいため、その効果に一役買うのだが……いかせんそこまで持って行くのがタイヘン。

 戦闘経験はほとんどない上、英雄に必須の武勇も姫として存在しない。さらには固有スキルも夫と同じ直接戦闘には関わらないスキルしか持たないのもあって白兵戦は厳しい所。

 ただ魅了系は豊富で男性については戦う前に勝敗を決めたり出来たりする。英雄なんて恋多き変態が大半なので、ある意味ジャイアントキリングも目指せないことはないかと。

 

『性格について』

 淑やか風味を出そうとしている淑女っぽいナニカである。

 要するにおてんば系嫌いのおてんば系。自分勝手なことは嫌いで自制しているが一端タガが外れると並大抵では止まらない。

 サーヴァント時は復讐心でこのタガが見事に外れてるが、行動するまでは生前の忍耐力で押さえている。だからMK5(マジで剣を取り出す五秒前)にならないと気づかせないお淑やかさ風味を出す。

 さらに目的のための忍耐力だけでなく手段は選ばず、剣術を覚える、謀略をかける、政略結婚ですらお手の物。はっきり言ってキレたら一番怖い、何年も恨んでる系。ふと忘れかけた頃に後ろ見たら刺してくるとか怖すぎる。

 

『今回の物語の経緯』

 北欧神話との違いでもあるが、ニーベルンゲンの歌の後編は復讐劇であり、そのままクリームヒルトを主役にした物語である。

 復讐の恐怖と絶望、そこから湧き出るかつてない憎悪。全ては終わった後に起こる虚無感。最愛の夫の死後に心底願ったものの全容を悟る。自分が死んで初めて完結すると。

 

 そのため彼女の次なる(英霊になった後の)願いは『最愛の夫との慎ましい生活』ただ1つ。

 彼女の生前の行いは要するに死ぬ前に自分を地獄にたたき込んだ奴らを引き釣り下ろしてやるという意味であったため、ジークフリートとは根本的に異なる。

 

 というかあの竜殺しは正義の味方という終わりのない夢を抱いているため、英霊後もまったく変わってない。それが今回のすれ違いの原因。

 終わりのない道を行く夫と終わったその後を考える妻。まぁ、ぶつかるわな…… 

 

 

 

 

 ちなみに今回の現場はニーベルンゲンの歌の土壌ができあがった11世紀前後。ジークフリート伝説やフン族アッティラ(アルテラ)の話しは五世紀頃ですが、クリームヒルトの元ネタ愛憎劇はドナウ川下流域で起きた話しが有力視されており、ここから歌が完成したとされているそうです。

 あ、でも洞窟は勝手に作りました。竜が金貨隠して住んでる洞窟はないらしいので(当たり前か)。

 




こんな設定表を章ごとに垂れ流す予定です。

興味ない方はスルーされても、オールオッケーですw

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