世界は、本とペンで出来ている。

今や、人々の常識となりつつある言葉だ。人は必ず、自分だけの『本とペン』を持っている。赤子でも、100歳を超える老人でも。
人は自身の本に書き込む。目次によって左右される運命は、本へ人が書き込むことによって左右する。

普通の高校生、元葉真は『本』を持てなかった。
でも、彼には特殊な力があった。

ある日、少年はある少女と出会う。

――――そこから、物語は始まった。
  プロローグ「本とペンで出来た世界」
一章「本とペンの出会い」
  「登校時間」2016年10月16日(日) 12:38
  「紡文栞」2016年10月17日(月) 21:30
  「二人の共通点」
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