今回は私のもうひとつの作品である「ハリー・ポッターと西行の娘」の要素も入れてくれたみたいです!
是非あちらも読んでみてくださいね!
さて…私は課題を消化する作業に戻ります…
妖夢達が本部専用ドック内を探索している頃 平行世界のイギリス郊外にある学校『ポグワーツ魔法魔術学校』内の図書室にて
「………フム、成程ね……彼が嘗て『捨てた能力』を再び手にしないと駄目な様ね……」
「………お呼びでしょうか?サイギョウジ先生」
額に稲妻の様な傷跡を残している眼鏡を掛けた少年『ハリー ポッター(以後 ハリー)』が
「来たわねポッター……今から貴方だけ特別授業を行うわよ♪内容は『平行世界』の『とある
「へぇ………え!?平行世界の……ですか!?」
ハリーは幽々子の発言に眼鏡を外し、自身の眠気を飛ばすかの様に目を擦りながら幽々子の授業内容に驚愕していると、幽々子は微笑みを崩さず、驚愕しているハリーに安堵感を与える様に優しく言った
「ええ……あ!忘れる所だった……紫!ちょっと来てぇ!!貴女の力が必要なの!」
「ユカリ?サイギョウジ先生……『ユカリ』って誰ですか?」
「私の友人よ……あら?もう来たのね」
幽々子は忘れ物を思い付いたかの様に呆気ない声を出し、天井に向かって大声で紫を呼ぶと、天井から隙間の亀裂が現れ、その亀裂の間から女性らしい『しなやかな手』が生え、その手が隙間を優しく抉じ開け、隙間から紫が出て、呆れながら幽々子に聞いた
「……貴女、何故ハリーに『彼の事』を教えるのよ?」
「フフフ♪ポッターにも彼と同じ様に強くて優しい魔法使いになって欲しいからよ♪」
「……『彼と同じく』って……原作をぶち壊すつもりなの?貴女?」
「違うわよ♪ポッターに『彼が捨てた能力』を使える様に教えるだけよ♪」
「……駄目よ、アレは彼しか扱えないから……」
「ッ!?天井から女性が!?貴女が……それに『原作』?」
ハリーは狼狽えながら紫に聞くと、紫は微笑みながらハリーに自己紹介を始めた
「そこは気にしないで♪初めまして、私は西行寺先生の友人の『八雲 紫』よ♪気軽に『ユカリン』と呼んでね♪」
「よ……宜しくお願いします……ユカリンさん」
「もう♪そんなに畏まらなくて良いわよ♪ハリー♪」
「うん、よろしくね……ユカリン」
「……紫、貴女は年齢を考えなさい……
「ッ!?」
幽々子は紫のブランクな自己紹介に悪態を吐く様に馴れない英語で呟くと、紫は幽々子の『とある言葉』が聞こえたのか、ハリーに分からない様に『言葉の境界』を弄り、涙目になり、血相を変えながら幽々子に怒鳴り、反論した
「
「私は幽霊だからノーカンよ♪」
「似たような物でしょ!!このカービ〇女!!」
「カービ〇って酷いわね……彼ほど食べないわよ」
「いいえ!貴女の方が食べるわよ!」
ワーワー!
ギャーギャー!!
「
「「ッ!?」」
ハリーは二人が日本語で
「ゴホン!ごめんなさいね……お見苦しい所を見せてしまって……」
「いえ……大丈夫です……所でサイギョウジ先生が言っていた『平行世界の
ハリーは二人が発した言葉を少なからず察し、少し不安そうに聞くと、幽々子はハリーの不安を一掃する様に微笑みながら言った
「正解よポッター、彼は『日本の軍人』で階級は『
「……何か想像が着かないな……『お節介焼きで正義とサムライの心に目覚めたマルフォイ』って……」
ハリーは幽々子の喩えに苦笑すると紫は幽々子の喩えに「あながち間違っていないかも……」とハリー同様、苦笑し、ハリーに言った
「……ならハリー、貴方も彼の講習会を受けてみる?」
「へ?彼の講習会……ですか?」
ハリーは紫の言葉に目をパチクリと瞬きをし、紫の言葉を復唱すると、紫は微笑みを崩さず、優しく穏和な声を出しながら言った
「ええ、彼の講習会の企画内容を勝手に閲覧したら面白い内容よ♪しかも内容によっては『クィディッチ』に関する新たな戦法が見出だせる筈よ♪」
「クィディッチの新しい戦法ですか!?ならロン達に……」
ハリーは紫の言葉を信用し、慌てながら自身の生徒寮に居るであろう
「オイコラ、ちょっと待て……紫、テメェ……企画書を勝手に閲覧するだけではなく、何故この世界のガキ共まで俺が面倒を見ないといけねぇんだ!」
「あら?何故、貴方が隙間を?」
「お前が隙間を消し忘れていただけだろうが……あー……
『彼』は面倒臭そうにハリーに流暢な英語で質問をするとハリーは彼の流暢な英語に少し驚きながら彼の質問を返した
「あ……はい……どちら様ですか?」
「……なんだ、日本語喋れるのか?」
「私が『言葉の境界』を弄ったのよ」
「なんだ……んじゃ、気を取り直して……俺の名は……」
彼は紫のアシストを聞き、安堵しながらハリーに自己紹介をしようとした途端………
「……上城 勇人だ……佐世保鎮守府総司令官として勤務している……階級は海軍大将だ……まぁ宜しk……」
ピカッ!!
ゴロゴロ……
「「「ッ!?」」」
「……タイミング悪いな……今ので聞き取れたかな……」
……それを遮るかの様に雷が落雷し、轟音によって彼の声を打ち消したのだ
『彼』はタイミング良く(悪く?)近くに雷が落雷した事に少し呆れながら三人……特にハリーに聞くと、ハリーは落雷による轟音が原因なのか、耳を押さえながら彼の質問に答えた
「大丈夫です、辛うじて『名前』だけは聞き取れました……ええーっと……何と呼べば良いのですか?」
「うーん……少しガキ臭ぇ渾名だが『ジョジョ』で構わねぇよ……」
「分かりました」
ハリーは彼……ジョジョに聞くと、ジョジョは微笑みながら答えると、幽々子はハリーにジョジョについて教え始めた
そう、ジョジョは……
「ちなみに彼は私専属の庭師であり軍人である『
……妖夢の直属の上官であり、妖夢の講習会の教官である『総司令官』本人だったのだ
ハリーは幽々子の説明に、あまりピンと来なかったのか、首を傾げながらジョジョ……もとい『総司令官』に聞いた
「あの……総司令官って何ですか?」
「うーん……鎮守府を『ポグワーツ魔法魔術学校』に置き換えると俺の立場は鎮守府の中で一番上……つまり『アルバス パーシバル ウルフリック ブライアン ダンブルドア校長』と同じ立場……かな」
総司令官はハリーに分かりやすく説明する為、鎮守府を『ポグワーツ魔法魔術学校』に喩え、自身の立場が此処の校長『アルバス パーシバル ウルフリック ブライアン ダンブルドア』と同じ立場だと説明すると、ハリーは彼の説明が分かり易かったのか、完全に理解し、少し驚きながら言った
しかし、無駄にクソ長い名前だな……( ;´・ω・`) by 総司令官側のうp主&総司令官
「え!?そ……そうだったのですか!?先程は失礼な事を……しかもダンブルドア先生の本名を噛まずに言えるなんて……」
「滑舌は良い方なんでな♪」
ハリーは彼の立場そしてハリーの恩師であり、この学校の校長『ダンブルドア』の本名を噛まずに言えた事に驚いていると、立派な髭を蓄えた温厚そうな老人が図書室に入るのをハリーと幽々子が目撃し、ハリーは先程までの子供らしい愛嬌のある表情から緊張した表情に変わり、老人はハリーの緊張を取り除くかの様に優しく言った
そう、この老人こそ……
「こんばんはハリー……ユユコ……それに……この若者は?」
「ダンブルドア先生!?何故此処に!?」
……そう、この好々爺こそ先程ハリーが言っていた『ダンブルドア校長』その人だったのだ
ダンブルドアは総司令官を見て首を傾げながら聞くと、総司令官は笑みを溢しながら答えた
「俺……じゃなかった、私は幽々子の友人の『ジョジョ』です……お会い出来て光栄です……Mr.ダンブルドア」
「ふむ……そんなに固くならなくても……それにユユコの友人だったとは……此方こそ宜しくMr.ジョジョ……いや……」
ダンブルドアは微笑みながら総司令官に近付き、ハリーに聞かれたくないのか、総司令官の耳元で小さく呟いた
「………此処はヨームと同じ『
「ッ!?何故それを……それに妖夢の事まで………」
総司令官はダンブルドアの発言に驚愕し、警戒心を醸しながら聞くとダンブルドアは笑みを崩さず、総司令官の警戒心を排除するかの様に優しく穏和な口調で総司令官の質問に答えた
「フフ……そんなに警戒しなくて良い……実はユユコから聞いていてね、ユユコの家族である『ヨーム』について話をしている時にMr.ジョジョの事も教えて貰ったのだ……」
「私が教えました♪ビックリした?」
「……心臓に悪いぞ、てっきり妖夢に『如何わしい事』をする『ロリコンスケベジジイ』だと思ったぞ……」
「酷い言い草だな……Mr.ジョジョ」
「……すみません、俺の世界では『金目的』や『自身の欲求』を満たす為に『無力な少年少女』を拉致監禁を行う等の性犯罪が多発していますので、つい過剰反応をしてしまいました……先程の御無礼、及び発言を御許し下さい」
「……そう言う事情なら仕方ありませんな」
「相変わらず妖夢や仲間達に関しては過保護……いえ面倒見が良いわね貴方……完全に妖夢の『父親』ね……ねぇ紫」
「……どちらかと言うと『少しシスコンが入った兄さん』と言った方が正しい気が……」
「俺はシスコンじゃねぇよ、そこの『
「だから
総司令官は紫の悪態を返し、幽々子とダンブルドアの発言に完全に警戒心が解けたのか呆れながら呟くとダンブルドアは先程までの経緯を聞いていたのか、総司令官に『ある事』を御願いした
「まぁ彼の素性が分かった事だ……Mr.ジョジョ、貴方に2つ御願いがあります……『1つ』は貴方にハリー達が居るクラス『グリフィンドール』の生徒及び教師達にも『講習会』の参加を認める事と『2つ目』は貴方の部下である『艦娘』とハリー達が居るクラス『グリフィンドール』の『生徒』及び『教師達』と交流の場を設けて欲しい……」
「フム……講習会は基本『自由参加』だから別に良いんだが……『交流の場』か……『会食』という形なら講習会が終わった後でも、すぐにでも設ける事は出来ますが……それでも良いですか?」
総司令官はダンブルドアの御願いの1つである『交流の場を設ける事』について『会食形式』なら、すぐに設けれる事を伝えるとダンブルドアとハリーは総司令官の案に大賛成なのか、はたまた『ポグワーツが抱えている
「本当か!?むしろソッチで御願いします!!」
「え!?あの『和食』が食べれるの!?御願いしますジョジョさん!」
「……まさかだと思うが……ダンブルドア校長、今現在のポグワーツって……慢性的な『食料不足』になっているんじゃ……」
総司令官はダンブルドアの反応に薄々察したのか、ポグワーツの小さな問題である『慢性的な食料不足』が起きている事をダンブルドアに聞くと、ダンブルドアは目を反らし、顔を赤面し、申し訳無さそうに言った
「御名答……御恥ずかしい限りだ……ユユコの友人とは言え初対面である貴方に『こんな御願い』をした事に……」
「……気にしないで下さい、それに幽々子が居る時点で大体は察しました……それに此方は非常時に備え、相当な食料等を貯めていますから……ただワインとウイスキーの在庫は切れていますので日本酒とビールそして焼酎位しか出せませんので御了承を御願いします」
「なぬ!?あの『米のワイン』と言われている……あの『日本酒』を!?」
「ええ、もし足りなかったら『
「「ッ!?」」
総司令官はダンブルドアの御願いを了承し、更に総司令官はダンブルドアが『大のスイーツ好き』だと分かっていたのか、
「なら御願いします!!後、出来れば日本のスイーツ……『和菓子』を個人的に此処に持って来てくれぬか?」
「良いですよ、紫、後でMr.ダンブルドアに妖夢お手製の『イチゴ大福』を送ってくれねぇか?話が纏まったからな」
「りょーかい♪それで時間はどうするの?平行世界とは言え『時差』があるわよ……『時差ボケ』は避けられないわ……」
紫は日本とイギリスの時差による体内リズムの不調『時差ボケ』を懸念し、その事を総司令官に言うと、総司令官は時差ボケを無くす方法があるのか、笑みを崩さず、紫の肩に手をポンと置き、微笑みながら言った
そう、時差ボケを無くす方法は……
「……その為に『オマエの能力』が必要じゃないか」
「……『隙間で時差の境界を弄れ』って事ね……泣けるわ……分かったわよ」
……紫の能力で強制的に時差を無くす事だった
紫は総司令官の考えに物凄く面倒臭そうに答えると総司令官は講習会の準備に追われているのか、少し焦りながら言った
「決まりだな、それではMr.ダンブルドア、集合は1800……じゃなかった、午後6時に此処で御願いします……私は講習会の準備に追われているので失礼しますよ」
総司令官は隙間に入り、颯爽と図書室を後にするとダンブルドアは総司令官に少し申し訳無いのか、少し俯きながら呟いた
「……しかし『荒れくれ者みたいな外見』とは裏腹に、かなり出来た好青年だ……だが、彼に『あの事』を黙秘して良かったのかな……Ms.ヤクモ……」
「……ええ、これもポグワーツの食料難を救う為よ……彼には、その為に少し働いて貰うわ……それに『さっき』の仕返しも込めて……ね」
「……同情しますジョジョさん……何せ……ハァ……」
ダンブルドアそしてハリーは総司令官に『ある事』について黙っていた事による罪悪感が混み上がってきたのか、悪意丸出しの笑みを溢している紫と共に上機嫌になっている幽々子を見て、少し俯きながら呟いた
その罪悪感の原因である『黙秘していた内容』もとい総司令官の『誤算』とは……
「さぁ♪久々に食べるわよ♪鎮守府のトップである彼からの格言を貰った事だし♪『グリフィンドールの担当教師』として、お邪魔するわよ~♪」
「「……同情します、
「……せいぜい頑張りなさいよ、青二才が……」
ハリーが居るクラス『グリフィンドール』の『担当教師』がポグワーツを食料難に陥りさせた『元凶』である
そして、場所は変わり 妖夢が所属している鎮守府本部の特設ドックにて
「……あらから見て回りましたが、何か御質問はありませんか?」
コンゴウは特設ドックを、ほぼ全てを見て回った妖夢達に微笑みながら言うと妖夢は鼻息を荒くし、興奮し、陸奥は特設ドックの質の高い設備に圧巻しながらコンゴウに言った
「質問?そんなのある訳がありませんか!!こんな設備が整ったドックが大本営以外にもあったなんて……」
「……私達の方の明石と夕張が意地でも此処に入りたがる訳が分かった気がするわ……私達のドックとは『月とすっぽん』と言い表せる位、レベルが違い過ぎる……後、何で……」
陸奥は特設ドックの質の高い設備に圧巻しつつも、壁に飾っている『ある物』を目をやり、頭を抱え、戸惑いながら言った
その『ある物』とは……
「……何で『総司令官』と『総副司令官』の『艤装』があるのよ……普通なら有り得ないわよ……人間が
そう『総司令官専用艤装』そして『総副司令官専用艤装』と書かれていたプレートの下に戦艦クラスの大きな艤装が2つ並べてあったのだ
陸奥は頭を抱えながらコンゴウに言うと、コンゴウは笑みを崩さず、落ち着いた口調で陸奥の質問に答えた
「あの二人は別格だからな……それに、このドックを設立した切欠はコレを整備する為に建てられたからな」
「……それにしては広すぎない?」
「……色々と実験を行うには狭すぎるからな」
「……だとしたら由香奈さんの船も?何せ『未来の軍艦』ですから特別防衛機密に指定されるんじゃ……」
妖夢はコンゴウの言葉を深読みをし、首を傾げながら聞くと、コンゴウは笑みを崩さず、優しく妖夢に言った
「いや、そんな大それた理由ではありませんし『艤装を外した状態の
「意外と単純な理由ですね」
「『救難船』としてなら総理大臣や防衛大臣に所有を認可されても可笑しくないわね……本当に無茶をする総司令官ね……あら?此処は……」
「ん?『総司令官以外立ち入り禁止』と書かれていますね……由香奈さん、此処は?」
「ッ!?」
二人はコンゴウの船が特設ドックに置かれている
「……この部屋は艦長……いや『総司令官しか入れない部屋』だ……すまない」
「……由香奈さんですら入れない部屋なら仕方ありませんね……しかし大きいですね……大将の艤装は……これが例の機関銃『CIWS』ですか……重そう……」
妖夢はコンゴウの言葉を信用したのか、はたまた自身の感心が総司令官の艤装に向いているのか、我先に壁に飾ってある総司令官専用の艤装に近付き、まじまじと見つめていると陸奥はコンゴウの言葉を深読みをしたのか、妖夢に聞き取れ無い様に小声で質問した
「んで、あの部屋には何が入っているの?先程の貴女の素振りだと、
陸奥はジド目になりコンゴウに聞くとコンゴウは頭を抱えながら陸奥に言った
「……今回の『
コンゴウは妖夢に聞き取れ無い様に小声で簡潔に説明すると陸奥はコンゴウの言葉に恐怖による身震いをし、少し怯えながら答えた
「ッ!?そうね、これは妖夢だけではなく私達もアウトだわ……妖夢、もうそろそろ講習会が始まりそうだから行くわよ……」
「分かりました……由香奈さん、施設を案内して頂き、ありがとうございます」
「気にしないで下さい、これも私の仕事ですから……」
妖夢は少し怯えている陸奥を連れてコンゴウに一礼をし、講習会に遅れそうなのか、少し早足で特設ドックを後にした
そして、残されたコンゴウは……
ゾクッ……
「ッ!?……何か嫌な予感がするな……主に艦長が原因で……」
何か嫌な予感がしたのか、寒気を感じながらも特設ドックを後にした
まさか、コンゴウの予感が当たるとは……