ふぅ…
天龍side
「突然ですけど、艦娘の皆さんに休暇と今までの給料を払おうと思います。」
横須賀鎮守府から帰ってきた妖夢は突然そんなことを言い出した。
そういえばろくに給料を貰ったことがない、と思い出した。
休暇もなかったな。
まあそんなことはどうでも良くてだな。
そんなことよりだ、『いいことを思いついた』という顔をした妖夢の顔が可愛い。
………ふぅ、満足した。
ちなみに今俺達は今食堂にいる。
もはや食堂が集会所みたいになっているが、仕方ない。
さて、周りの艦娘だが…まあ、皆ポカーン状態だ。
休暇なんぞ体験したことがない奴らが多いからな。
俺もだけどな。
さて、妖夢は厨房に戻ったし、俺は食事を再開しよう。
ちなみに俺含め他の「妖夢親衛隊」の隊員達は妖夢に会えないのか…と少し残念がったものの、折角妖夢がくれたんだ!と満喫しようということになった。
俺もその1人だ。
まったく、妖夢提督は最高だぜ!
さて、近い順から給料が配られている。
…うわぁ、あんな量溜まってたんだなあ…
………まて、どこからあんな資金持ってきた!?
「お、おい妖夢!その資金はいったいどこから持ってきた!?」
「?いえ、前の糞や「幼女がそんな事言わない」…前任が大本営から支給されていた資材を隠し持っていたので、それを売りました。」
なんでも、逐一支給される資材を隠し倉庫に隠して、売り飛ばして自分の私財にしていたらしい。
資材だけにってか。
ハッハッハ!笑えねぇ。
まあそういうことなら別にいい。
「「なぜお前らが付いてきているんだ…」」
俺と木曾が同時に言った。
誰かと言うと妖夢親衛隊こと長門を筆頭に、陸奥、扶桑姉妹、の4人、大和型姉妹、空母ズ(一航戦、二航戦、五航戦)、第六駆逐隊や睦月型などの駆逐艦…うん、ぶっちゃけると親衛隊と鎮守府全員だ。
「なんといいますか…ほっとけないというか…」
「これも立派な提督護衛です。」
おい赤賀。
「「「「………」」」」
お前ら親衛隊は無言で一眼レフを弄るな。
言い値で売ってくれよ。
…と、まあ全員が苦笑いしている妖夢についていくことになった。
これなんて大家族?
一応ここは小さな島とはいえ町がある。
田舎っていう所でもなければ都会ってわけでもない、そんなところだ。
一応町には活気がある。
…いや、こんな大人数だからすれ違わずともみんな振り向くんだよ。
「…とりあえず皆さん私服買いに行きましょうか…」
「…俺は賛成だ。」
…店の人には謝ることになるんだろうなぁ。
いや、逆に喜ぶか?
遅れてすいませんでしたぁぁぁぁ!
ネタが思い浮かばなくてですね…はい、すいませんっ!