こちらの方を書いている人が暫くお休みするとの事なので、更新ペースが落ちます…
私も戦闘描写が苦手すぎて作ってはエターナルして作ってはエターナルしてるんですよね…なんとかしないと。
戦闘描写の参考になりそうな作品があったら是非教えてください…(他力本願)
妖夢と総司令官が会食場を抜け出した数分前 佐世保鎮守府第三前衛基地内の工房室にて……
「…………」
たかが『そんな理由』で私は死にかけたのですよ!!これが提督に耳に入れば軍法に則り、貴女は
上城総司令官に報告するつもりだ……
「………私って、本当に馬鹿だわ……これじゃ妖夢に……」
夕張は先程、コンゴウの『叱喝』もとい『
「夕張、提督から天龍型の『改2』の設計図を持って………って!?なんじゃこりゃ!?大丈夫!?」
「あ……ああ………明石ィィ!!」
ダキッ!
「え!?ちょ!?一体どうしたの!?訳を説明して!」
総司令官側の明石は散らかっている工房そして号泣している夕張を見て、気が動転しながらも号泣している夕張を窘めながら聞くと夕張は総司令官側の明石を見て更に涙を流しながら抱き着き、事の経緯を説明した。
「実は……実は……」
夕張、説明中………
「……と言う訳よ。わ……私、
「……」
夕張は総司令官側の明石に懇願する様に涙を流しながら命乞いをすると総司令官側の明石は困惑しながらも強い口調で夕張を叱った。
「……完全に『自業自得』じゃないの!そりゃ私達の方の夕張とコンゴウさんがブチギレる訳よ!それ以前に、この事案は
「ッ!?そ……そんなぁ………私のせいで佐世保鎮守府が……ウワァァァァン!!」
夕張は
「……よりによって提督が『此処の夕張の状態』を把握した上で『今回の事』を予知して
総司令官側の明石は根本的な原因である『大本営の仕事の遅さ』に悪態を溢しながら困惑していると夕張を呼びに来た妖夢が入室をし、困惑している総司令官側の明石に聞いた。
「失礼しますよ夕張さん……って、勇人さんの所の明石さんまで居るという事は聞いたのですね?夕張さんの……」
「……たった今、本人から聞きましたよ。」
「……そうでしたか」
「……提督は『その事』を聞いて……」
総司令官側の明石は俯きながら妖夢に恐る恐る聞くと妖夢もまた俯きながら答えた。
「特別防衛機密関連の事案だったのでハリーさん達の前では
「……これは
「ッ!?そ……そんなぁ……」
夕張は総司令官側の明石の言葉に完全に絶望感と恐怖感に屈し、身体を震わせ、顔面蒼白になりながら呟くと総司令官側の明石は俯きながら妖夢に聞いた。
「……提督は『その事』について何て言ってたのですか?」
「……相当ご立腹だったのか、ドス効いた声で『無断で特別ドックに侵入したから
「
妖夢は総司令官の命令を思い出し、まるで父親に説教を食らった幼き娘の様に半べそを掻きながら答えると総司令官側の明石は微笑みながら娘を慰める母親の様に妖夢の頭を優しく撫で、夕張と共に総司令官が居るであろう岬に行かせる様、指示を出すと夕張と妖夢は総司令官の怖さを知っているのか、親の命令を拒む子供の様に拒絶し、涙声になりながら総司令官側の明石に言った。
「え!?今の勇人さんにですか!?嫌ですよ!!恐ろし過ぎますよ!!」
「明石!私達に『死ね』と言いたいの!?絶対に殺されるわよ!!今の総司令官なら!!」
二人は総司令官側の明石の指示を拒む様に駄々を捏ね、身体を震わせながらも互いを抱き着きながら答えると総司令官側の明石は駄々を捏ねている二人に少し苛ついたのか、少し怒りを込め、強い口調で二人に怒鳴った。
「……つべこべ言わず、さっさと行きなさい!!本当に最悪の事態になっても知らないわよ!!」
「「は……はいぃぃぃ!!今行きまぁぁぁす!!」」
ピューッ!!
「……全く、世話の掛かる子ね……そうでしょ?
「ッ!?」
二人は総司令官側の明石の怒鳴り声に驚き、動揺しながらも脱兎の如く工房を退室し、急いで岬に向かうと、退室した二人が入れ替わる様に妖夢を尾行していた陸奥が『一連の経緯』を盗み聞きをしていたのか俯いた表情のまま入室し、恐る恐る総司令官側の明石に聞いた。
「ねぇ明石……さっきの話『本当』なの?」
「何がですか?」
総司令官側の明石は陸奥の質問に微笑みながら惚けると陸奥は総司令官側の明石の態度に更に不安感を募らせ、震えた声を発しながら聞いた。
「ゆ……夕張のせいで、そ……総司令官と、よ……妖夢が『処刑』され、佐世保鎮守府自体が解体される事よ……」
陸奥は声を震わせながら聞くと総司令官側の明石は「あぁ~……ソッチでしたか……」と手をポンと打ち、陸奥の不安を取り除く様に微笑みながら提案した。
「それは、あくまでも『一番最悪の処罰の話』ですよ♪それに提督は既に少尉に『夕張の罰』を伝えているので『最悪の事態』だけは起こりませんよ♪そんなに不安なら今から私達も岬に行きませんか?勿論、二人に見付からない様にね♪」
総司令官側の明石は微笑みながら陸奥に提案すると陸奥は二人の事が余程心配なのか、俯きながらも総司令官側の明石の提案に乗った。
「……ええ」
「……なら決まりですね♪行きましょ♪ホラホラ♪」
総司令官側の明石は心配そうに俯いている陸奥を背中を押しながら妖夢達に見付からない様に岬へ向かった。
そう……此処の上に立つ者にとって絶対に背負うべき『十字架』が建てられている岬へと……