私もそろそろ次話を書き上げないと…
盗撮事案が発覚してから数分後 渡り廊下にて
「……オイ青葉……何故、隠し撮りなんかしたんや!しかも加賀!お前まで何してんだ!!」
「そうですよ!!物凄く恥ずかしかったんですよ!!」
「訳を話して下さい!」
総司令官、妖夢そして椛は一旦、講習会を中止し、渡り廊下で正座している各前衛基地に所属している『全ての
「ヒィッ!?そ……それは……みんなが……『癒し』を求めたかったからです……」
「癒し?金銭目的じゃねぇのか?」
総司令官は妖青葉の言葉にドスの効いた低い声で聞くと『椛の方の青葉(以後 椛青葉)』は青葉同様、恐怖に震えながら答えた
「はい……元々は魂魄少尉の青葉がブラック鎮守府によって精神的に病んでいる艦娘達を癒す為に無許可で撮影した事が切欠でした……だが……」
「……私含め、他の
「はぁ……泣けるぜ……ってか優花は兎も角、アイツまで……」
「「「………」」」
総司令官は椛青葉と加賀の説明に呆れながら呟き、トリプル青葉は反省したのか俯きながら黙り混み、妖夢は自身の
「……そういう事だったのですね……勇人さんに椛さん、私の青葉さんのせいで鎮守府の風紀を乱してしまってスミマセンでした……」
「「「「本当にスミマセンでした!!」」」」
妖夢とトリプル青葉そして加賀は総司令官と椛に頭を下げると椛は溜め息を吐き、総司令官は神妙な表情になりながらトリプル青葉の処罰を下った
「……今回の事案についての処罰は……
「……まぁ妥当ですね、次からは許可を得てから撮影して下さいね」
「「「はい!ありがとうございます!!」」」
二人はトリプル青葉に『甘過ぎる処罰』を下すとトリプル青葉は安堵したのか、少し涙目になりながら二人の処罰を甘んじて受けると妖夢は二人が下した処罰に納得してないのか、首を傾げながら総司令官に聞いた
「う~ん……こんな甘過ぎる処罰で良いのですか?」
「良いんだよ、金銭目的では無かったからな……まぁ次は無ぇからな……なぁ青葉に加賀?」
総司令官は妖夢の質問に微笑みながら答え、『自身の方の青葉(以後 総青葉)』と加賀を睨み付けると総青葉は慌て、加賀は総司令官の実力を身を持って知っているのか、身震いをしながら答えた
「わ……分かってますよ司令!!青葉も……いや青葉達も充分、反省してますって!!」
「ッ!?わ……分かってます……」
「加賀は兎も角、本当に分かっているのか青葉?………んじゃ、そろそろ再開するから席に戻れ……分かったか?」
「「「「はい……」」」」
総司令官は二人の……特に総青葉の言葉に若干の不信感を募らせながらも妖夢達を講習場に戻らせる様に命令すると、妖夢達は総司令官の言葉に安堵しつつも、命令に従い、講習場に戻った
そして数分後 講習場にて……
「……すまない、待たせてしまって……では講習会を再開するぞ」
「「「はい!」」」
「では、専門用語のリストを出すから少し待っててくれよ……うわぁ……凄い量の盗撮写真だな、ついでに消しておくか……」
総司令官は先程までの不信感を募らせながらも会場で待機している参加者全員に謝罪しつつ、加賀のパソコンを弄り、投影機に反映させた画像をスクリーンに出し、参加者全員に見せながら説明した
「……これが日本海軍が日常的に使われている用語と隠語だ、例えば……海軍の隠語で『オヤジ』と言う意味は『艦長』や『提督』等の組織の頂点に立つ人を指しているんだ……それじゃ『ロン』、俺が今から君が言った内容を海軍用語と隠語を交えながら翻訳するから適当に言ってみな」
総司令官は赤毛の少年『ロン・ウィーズリー』を指名すると、ロンは総司令官に指名された事に恥ずかしいのか、しどろもどろになりながら言った
「え!?わ……分かりました……それじゃ……『ハーマオニーがハリーと結婚した』……で良いですかね?」
「ッ!?ロン!!貴方、何言っているの!!」
「「「プッ!アハハハハ!!流石ロン、こういう洒落の効いた事を言えるな……」」」
「笑わないで!!」
ロンが即興で考えた言葉を総司令官に言うとハーマオニーはロンの言葉に激怒し、ハリーを含むポグワーツの参加者全員が腹を抱えながら笑うと、総司令官はハーマオニーに同情するかの様に苦笑しつつも、ロンの言葉を海軍用語と隠語を交えた言葉に翻訳し、ロン達に言った
「アハハ……それじゃ……『ハーマオニーがハリーと
「マリった?それの語源とは?」
妖夢は総司令官が発言した『マリった』という言葉について聞くと、総司令官は微笑みながら説明した
「『マリる』とは英語で『
総司令官は妖夢に分かり易く説明をし、ダンブルドアを指名すると、ダンブルドアは「ふむ……」と立派に蓄えた顎髭を撫でながら思考を巡らせ、考えが纏まったのか、咳払いをしながら言った
「ゴホン、では……『Mr.ジョジョは常日頃から女性や婦人達の逢い引きの誘いを受け、困っている』……で良いのですか?」
「「「ッ!?」」」
「ッ!?み……Mr.ダンブルドア……それは……その……分かりました……では……」
総司令官はダンブルドアの言葉に先程の盗撮事案が発覚した時の参加者全員の反応を思い出したのか、少し狼狽えながらもダンブルドアの言葉を海軍用語を交えながら翻訳した
「……『Mr.ジョジョは常日頃から
「MMK……あ!?そういう事でしたか……勇人様、同情します」
椛は総司令官が訳した『MMK』の語源を察し、同情したかの様に苦笑すると、妖夢は首を傾げながら椛に聞いた
「椛さん、その……『MMK』って言うのは?」
「『MMK』というのは……『
「うわぁ……単純過ぎますね……」
「どこのギャル語かって!?ってか、こんな『
妖夢と陸奥は椛の説明を聞き、妖夢は呆れ、陸奥は総司令官自身がジョークを言っているのかと思い、
「……残念ながら本当だ、それ以外にも『母』や『妻』という意味である『
「……何か納得出来ないわね、海軍の隠語が一昔前のギャル語みたいな言葉ばかりで……」
「仕方ねぇだろ、事実だからな」
陸奥は総司令官の説明に理解はしたものの、隠語の語源が『あまりにも
「成程ッポイ、だから総司令官さんは隠語を使い、男性隊員に『ヘル談』や『
「『ヘル談』?『ヘルブック』?それに『
「あ!?成程……妖夢、これは聞かない方が良いわよ……ってか聞かないで!!」
「ッ!?夕立!?お前、その『隠語の意味』を知っているのか!?」
妖夢は夕立が発言した言葉に首を傾げながら聞き、陸奥は夕立の隠語の意味を察し、頭を抱えながら妖夢に忠告し、総司令官は一部ではあるが夕立が隠語の意味を知っていた事に少し驚き、冷や汗を流し、慌てながら聞くと夕立は胸を張りながら『隠語の意味』を高々に宣言するかの様に堂々と説明した
その『隠語の意味』とは……
「『総副司令官さん』から聞いたポイ!!『ヘルブック』は『エッチな本』で『Pを呼んでプレイ』は『デr』………」
「言わせないわよ!!」
「「黙りなさい!」」
ゴン!!
「痛ッ!陸奥さん、加賀さんに提督さん!!何するのですか!?」
……
陸奥、加賀そして椛は夕立の『
「何するの……って貴女!子供達が居る前で何言っているのよ!!妖夢にポグワーツの皆さん、これは
「そうです!これは子供にとって
「今のは忘れて下さい、良いですね?」
「「「あ……はい……」」」
妖夢を含む参加者全員が三人の脅迫染みた忠告に呆気を取られ、只々、呆然と返事をすると総司令官は頭を抱えながら陸奥に謝罪した
「あの馬鹿……
「……貴方も苦労しているのね、同情するわ……」
「……泣けるぜ」
陸奥は混沌と化した講習会に呆れながらも総司令官を慰める様に優しく言うと……
パッパラ~♪パッパラ~♪
混沌と化した場内を一掃するかの様に落ち着いたラッパ音が場内に響き渡り、総司令官はラッパを聞き、咳払いをしながら参加者全員に言った
「……もう時間か……かなりグダグダになったが、今回の講習会は此れにより終了する……後で『
「「「はい!!今回の講習会、ありがとうございますMr.ジョジョ!では失礼します!」」」
「ホッ……少し強引だけと、無事終わって良かったわ……それじゃ、私達も失礼するわ」
「……そうですね、では勇人さん……先に厨房に立たせて頂きます」
「ああ……ん?何か忘れている様な……」
「……そうですね、何か
総司令官は教員達の不安を一掃するかの様に言葉の一部を強い口調で強調し、ハリー達の期待を煽り立て、微笑みながら言うと、ハリー達は興奮し、妖夢達は少し強引ではあるが無事、講習会が終わった事に安堵しながら総司令官に一礼し、講習場を後にすると総司令官は『何か忘れている』のか首を傾げながら加賀に聞くと、加賀も『何か重大な事を忘れている』のか首を傾げながら厨房に向かった
そして二人は『その事』を軽く考えてた事により対策を行わなかった結果……
「フフフ……さぁ食べるわよ♪待ってなさい妖夢に勇人……佐世保鎮守府の食材全部食べるつもりだからね♪」
「……それは止めてくれないかユユコ……彼らが不憫過ぎる……」
佐世保鎮守府創設以来の食糧難の危機に陥ってしまう羽目になるとは……