ブレイブルーに転生したので気楽に生きてみる。   作:生徒会長月光

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第2話です。
今回は祐希が転生してBLAZBLUEシリーズの重要な研究所に忍び込みます。
そして祐希がそこで見たものとは!?
それでは第2話始まります。


第2話 祐希激昂 命の重みを知れ

暫く歩いていくと研究所らしきところを発見することができた。

研究所に侵入することにした俺は、まず入り口を探した。

 

 

そして下に繋がる通路を簡単に探すことができた。その周りには見張りが2人居て真正面から入るのは難しいそうであった。

 

 

「さてどうやって侵入するかな。正面だと気づかれて中に居る研究者に伝わるしな。」

そう考えていると、見張りが交代する様子が見えた。なら間接的に入るとしよう。

 

 

そうと決めたら影の中からゲンガーのボールを出して、「こいゲンガー。」

「ゲンゲラゲーン」と出てきたゲンガー。

 

 

「ゲンガーあの中に入ろうとしてる奴の影に入れるか」と聞いてみると「ゲンガー」と入れると頷いてみせた。

 

 

そして交代して中に戻ろうとしていた、見張りの影にゲンガーが入り込みその入った影を媒介にして、俺も入ってそのまま侵入することに成功した。

 

 

そしてある程度まで進んだところで、俺たちは影から出て研究所がどういったことをしてるか調べることにした。

 

 

「とりあえず侵入成功だな。ゲンガーありがとう。戻ってくれ。さてとまずは資料室的な所に向かうか。」

 

そうして10分ほど歩くとそれらしい場所に辿り着いたので、中に誰かいないか気配を探り居ないことを確認して入る。

 

 

そこには膨大な量の紙媒体がありここで何をやっているかが丁寧に書き綴られていた。「なるほど。ここは魔素を別の物質に変え自分の力にすることが主体になってるな。

 

 

それにここは第3研究所ってことはまだ研究所はあってそっちでラムダは作られたってことか。」

 

そう言いつつ、資料を見て頭に入れた俺は次に実験場に行こうと思い資料室から出ようとしたとき、プゥープゥープゥー、と警報が鳴り響いた。

 

 

「ヤベェ。気づかれたか!?急いで出ねぇと。」

そしてアナウンスが流れる。第7素体に異常、さらに魔素が急激に流れています。ただちに避難してください。

 

 

「なんだと!?ここで次元境界接触用素素体を実験していたのか!?

 

 

ならまずそっちに行ってみるか。とその前にこいソーナンス。」

「ソーナンス」「ソーナンス神秘の守りを頼む。」

 

 

「ソーナンス!!」「よしこれで大丈夫だろう。行くぞソーナンス。」

「ソーナンス」

 

 

実験場

 

 

そこには一人の少女が水槽に浮かんでいた。

研究者「素体の調子はどうなっている?」

 

 

今のところ正常です。魔導書も上手く適合しています。「そうか。ならばもっと薬を投与してみよう この分なら、境界に接しても大丈夫であろうからな。最終調整に入ろう。」

 

 

「痛い、苦しい、たすケテ。」

 

 

度重なる実験で少女の心は擦りきれる寸前であった。

言葉にしようにも口も開かずただ実験が終わるのを待つしかなかった。

そしてさらに「主任第7素体に異常が出ています。どうしますか?」

 

 

「かまわない。死ななければどうとでもなる。続けろ。」

 

 

しかしここで研究者にとっては不幸、少女にとっては希望の出来事が起こる。

 

 

「主任大変です。窯から大量の魔素が溢れてきています。」「バカな!?昨日まで何もなかったのに一体どう言うことだ。」

 

 

「わかりません。しかし脱出しなければ危険です。もうあと15分で魔素がここまできます。」

 

 

「やむを得ないな。研究データは他のところに移してある 脱出するぞ。」

「しかし素体の方は」

 

 

「バカがそんなのいくらでも換えはきく。そんなことより脱出するぞ。」

 

 

「イヤ。痛い、苦しい、たすケテ。

シニタクナイ。ダレカ………」

 

 

その時扉が吹き飛んだ。「何だ何が起きた!?」

扉の向こうには仮面をした男と青い生物が立っていた。

 

そして男は

 

 

「さぁ、てめえらの罪を数えろ!!!」と言いはなった。

 

 

時は遡り

俺は実験場に急いで向かっていた。もし原作のようにえげつない実験をやっていたらと思うと、とてつもないほどの怒りが芽生えていた。

 

 

何でこんな酷いことができるんだ。造られようがなんだろうが同じ命だぞ。

 

 

ふざけてやがる。そして実験場に向かっていたが、研究所の監視員に気づかれ、実験場までの道に20人以上の衛士か現れた。

 

 

「止まれ!ここがどこかわかっているのか!?統制機構の施設だとわかった上でのことか」前に居るのが何か言ってるが、

 

 

俺は「関係ないな。てめえらこそ、ここがなにやってるかわかってるのか?」と言った。

 

 

「魔素に対しての研究に決まってるだろ」

 

 

「違うな。ふざけた理由で命を冒涜する実験をやってるようなところだろ」

 

 

「ふざけるな。もういい。全員侵入者を拘束しろ。」

 

 

「そう来るか。仕方ないな。ソーナンス後ろにいてくれ。」「ソーナンス!!」

さてこの世界で初めての戦闘だな。

 

 

まずは天鎖斬月からだな。

まず向かってきた刀をもつ2人に対して斬月で受け流し刀身で殴り飛ばす。

 

 

そして次に向かってきた三人に対して「破道の六十三雷吼炮」と鬼道を発動しその後ろにいた10人ほどの人間も吹き飛ばした。

 

 

 

そして最後にこのままだと人相割れして指名手配されると今更ながらに思い虚化して月牙天衝を放ち最後まで残った衛士を吹き飛ばしそのまま扉に当たり粉々に吹き飛ばした。

 

 

そして部屋に入った祐希は言いはなった。

 

 

「さぁ、てめえらの罪を数えろ!!!」

 

 

そして場面は戻り

貴様ここに何のようだ!?

 

 

「決まってるだろ。こんなクソッタレな研究やってる所を潰しに来たんだよ。」

 

 

ここが統制機構にとってどれ程重要なことをやっているか貴様にわかるか?

 

 

ここでの実験は境界を探りそのデータを我々統制機構が管理し、支配するシステムをさらに強化するために必要なことだ。貴様は統制機構を敵にまわす気か。

 

 

「そのために少女の命を犠牲にする気か?」

 

 

そもそもそいつは人ではないただの人形だ。それをどうしようか我々の勝手だ。

 

 

「違うな。生まれたからには命には意味がある。それを他人が冒涜していいわけがない。」

 

 

「黙れ。貴様にこの研究の何がわかる!!」

 

 

「わからないな。少女一人を犠牲にする研究なんて今ここでぶっ潰してやる。」

 

 

「貴様は一体なんなんだ!?」

 

 

「覚えておけ。俺は通りすがりの死神だ。」

 

 

ほざけ。貴様は生きてかさんぞ。

 

 

そう言い研究所のボタンを押すと無数の機械兵が出てきた。

貴様に200を越えるこいつらを倒せるか!

 

 

俺は影からメタグロスのボールとワムナビを出して

 

 

「メタグロス水槽に入った子を出してやってくれ。ワムナビはメタグロスのサポートを頼む。」「メタ」「ワカッタ」

 

 

さてと確かにこの数は今の状態だときついな。ならばと斬魄刀を換え

「行くぞ。万象一切灰燼と為せ。流刃若火」

 

 

その言葉と共に辺りは一面火の海とかした。「何だこれは機械兵が全滅だと。貴様何をした。」「お前に教える義理はないな。メタグロスどうだ。」「メタ」その声に振り向くとすでに少女を救出し終わった様子のメタグロスが見えた。

 

 

「よし脱出するぞ。」貴様、何をしたのかわかっているのか!?

 

 

「てめえらの研究所を吹き飛ばしただけだが。」

貴様は統制機構を敵に回したんだぞ。

 

 

「関係ないな。てめえらが何回来ようが何度でも叩きのめしてやる。

だがその前にてめえらは灰も残さねぇぞ。」

 

 

そういって俺は流刃若火をふるい研究所もろとも研究者を焼き払った。

 

 

少女サイド

 

いつまでも続くと思った痛みが引いた。少女は朦朧とする意識の中、目を開いた。

そこには今まで自分に薬を打ち続けていた、

 

 

元凶である科学者と、見たことのない仮面をした人がいた。

 

 

科学者がそもそもそいつは人でなく人形だ。と言った。少女は違うと言ったが水槽の中ではただ泡がたつだけであった。少女には意思があった。感情があった。

 

 

だが研究者はそれらを無視して実験を続けていた。少女の心はもう限界であった。

 

 

しかし仮面をした人は生まれたからには命には意味がある。と言ってくれた。初めての肯定の言葉に少女の心にはとても響いた。

 

 

そしてこの研究所をぶっ潰すと言った。

でも研究者が機械兵を見たこともないような数を出して私の心はまた沈んだ。あんな数に敵うわけがない。

 

でもその人はそんなことは関係ないように影から何か出して、見たことのない生物を出して何か指示を出していた。

 

 

そしてそれを見ていたら、急に声が聞こえた。

 

 

「此処から出たいか人の子よ。」

 

なんだろうと思って辺りを見渡すけど何もない。気のせいかと思ったけど声がまた聞こえた。

 

 

「今私は此処には居ない。だが同じ造られた命同士其処から私の仲間が助けよう」と言った。

 

どうして助けてくれるの?私は純粋に思った。会って間もないのに何で助けようとしてくれるのか、わからなかった。

 

 

そしたら「私もお前と同じように人に造られそして人の都合に振り回された人生を歩んでいた。だからこそ助けようと思ったし何よりも、私のマスターはお人好しでな。お前のことを見捨てられなかったからだ。」と言った。

 

 

その直後沢山いた機械兵が一瞬で居なくなった。

 

 

周りには火が見えた。それと同時に水槽の水が抜け私の体を何かが覆った。

 

 

そして声の主が「他の人間は信じなくても良い。だが私のマスターは信じることができるから安心してくれ。それではまたいつか会おう」と言った。

 

 

待ってまだ貴方の名前を聞いてない。

 

 

そうして声の主は最後に、「我が名はミュウツー。かつて人によって産み出されたポケモンそして今はマスターである祐希の仲間だ。」と言って声は途切れた。

 

 

そうして私は水槽から出て仮面をした人と一緒にいた。

仮面をした人は研究者に何回来ても何度でも叩きのめしてやると言ってくれた。

 

 

私を一人の人間として言ってくれた言葉に心が満たされるような感じがした。

そうして私は初めて外に出ることができた。

そこで私の意識は途切れた。

 

 

こうして出雲祐希は後のSS級賞金首であるラグナ・ザ・ブラッドエッジを越えるSSS級賞金首となった。

 

 

手配書には 仮面をした似顔絵でヴァイザードと書かれた。

 

 

こうして祐希は統制機構に喧嘩を売り、後に統制機構最大の敵と認識されるようになるのはそう遠くない未来であった。




あとがき
この作品を読んでいただきありがとうございます。
今回はポケスペであったキクコのゲンガーを参考にしました。


さらにメタグロスはスーパーコンピューター並みの頭脳がありワムナビは個にして群であり計算して

自分達の生きるための熱を量産しているのでメタグロスの計算しているのを共有させそのサポートをすれば少女の研究所のシステム位解除するのには苦労はしないと思いました。


最後のミュウツーは造られた命同士何か思うことがあると思い登場させました。
ちなみに祐希はミュウツーがしていたやり取りは知りません。


なので、本人はメタグロスとワムナビが救出したとしか認識していません。


そして次元境界接触用素体の少女は完全に作者の捏造です。なのであり得ないと思った人が居るとは思いますが、どうか許容して頂けると嬉しいです。


さて祐希はSSS級賞金首になりましたが、仮面をしているのでまだ素顔はばれていません。生き残っていた者はあまりの攻撃で記憶がとんでいます。


唯一話を聞けたのが最後の方に月牙天衝で飛ばされたものたちで揃って仮面の男と言ったのでこういった手配書になりました。


軍勢でもないのにヴァイザードと表したのはポケモンがいてさらに後に仲間が増えるようにしたためです。


ちなみに後半空気になっていたソーナンスはしっかりメタグロスの代わりにコンピューターを弄っていました。


ソーナンスの神秘の守りは魔素に対して発動させています。多分神秘の守りなら状態異常を防ぐので魔素も防げるかと思いました。少女の中に同化した魔導書は後に出します。


それと主人公は普段は誰にでも優しいですが、外道や命を冒涜する行為には、情けと容赦がなくなります。これは転生して命の重さを十分見に染みているためです。


次回から祐希と少女が対話をしてこれからどうするかを決めます。
感想などもらえると嬉しいです。


次回も投稿お待ちにしている人がいたら良いなと思います。

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