ブレイブルーに転生したので気楽に生きてみる。   作:生徒会長月光

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今回も読んでくださりありがとうございます。月光です。

久しぶりの投稿となります。過去最大量の文字数になりました。

今回はイザナミを前に三人が挑むこととなります。
しかし三人に待ち受けていたのは圧倒的な実力差であった。

それでは第17話始まります。




第17話 妖怪大戦争 後編 イザナミの絶対的な力 祐希逆転の一手

イザナミと戦い始めてから3分程過ぎた。まだ3分しか経っていないというのに祐希たちは追い詰められていた。

 

イザナミの放つ攻撃や自分の時を加速させることにより攻撃を仕掛けたとしてもいつの間にか攻撃を受けていたりと、戦況的に劣性であった。

 

祐希も斬魄刀を幾つか卍解して迎え撃ったが何れも防がれるか卍解を壊されるなどしている。

 

ルーミアも闇を展開し隙を狙っては背後からの奇襲をしているものの全てかわされている。

 

更には祐希とルーミアは先程まで戦っていたため霊圧、妖力共に全力を出せる状況ではなく、

 

かといってココノエの攻撃はイザナミが自分の周りに張っている障壁で全て防がれている。

 

3分という短い時間だが祐希たちにとっては数時間戦っているかのように錯覚させるほどイザナミは強かった。

 

イ「先程までの威勢はどうしたのだ?余を倒すのではなかったのか?」

 

祐「まさかここまで出鱈目な強さを持っているとはな。万全の状況で戦っても厳しすぎるな。」

 

コ「私や常闇の攻撃が当たらないのはまだ良いが決定打を持っているはずの祐希の攻撃も効かないのは想定外だ。」

 

ル「私は妖力を祐希と戦っている時に使いすぎたから援護ぐらいしか出来ないけどそれでもこの強さは異常よ。」

 

イ「余が強いのは当たり前のこと。全ての者は最終的に死ぬ。死とは絶対的なもの。

 

故に逃れる術など在りはしない。そして死は時を経過するごとに早く迫る。

 

その逆に経過するのを遅らせればその分遅くなる。死とはそういうものだ。」

 

コ「つまり貴様は時を早め私たちよりも早く動け、かつ私たちの攻撃を遅くすることも出来るということか。

 

これでは攻撃を通すことが限りなく0に近いというわけではないか!!」

 

イ「理解したのならば早々に死を受け入れるが良い。後から月へと逃れたものたちを死して待つと良い。」

 

祐「悪いがそういう訳にもいかないからな。可能性が0でないなら諦めるわけにはいかないんでな。」

 

イ「往生際の悪いことだ。ならば更なる絶望を見せよう。」

 

イザナミの背後に門が現れる。ズズズッその中からおびただしい数の何かが現れる。

 

イ「この者たちは死の国に住まう者たち故にこの者たちは死ぬことはない。何故なら既に死んでおるからのぅ。さぁ死なぬ兵を相手にどれ程持つかのぅ。」

 

そうしてイザナミに召喚された亡者たちはゆっくりとしかし確実に距離を詰めて祐希たちへと迫ってくる。

 

ル「どうするの祐希。あいつら死なないから私たちが攻撃しても、切りがないんじゃ。」

 

コ「まぁ待て。確かに既に死んでいるから攻撃をしても殺すことは出来ない。ならば発想を変えればいい。奴等の動きは止めればいい。幸い動きは遅いから何とかなるはずだ。」

 

そうしてココノエは懐から祐希から貰い使っていなかったこおりだまを投げる。これにより足を止められると思ったココノエだが、亡者たちは氷を気にすることなく歩き続けている。

 

コ「バカな!?あれでは足止めにもならないというのか。」

 

祐「俺に任せろ。卍解大紅蓮氷輪丸!!」

 

祐希が氷輪丸を卍解しその能力で作った氷を龍に変え亡者たちへと向かう。

パキィーン

亡者たちは全身を氷漬けにされ身動きを取れないようにされた。更に祐希は氷を多重に展開したためもし氷を壊されてもまた次の氷が亡者を閉じ込める役割を果す。

 

そして祐希はそのままイザナミへと向かう。

祐「群鳥氷柱(ぐんちょうつらら)

 

ヒュン、ヒュン

 

無数の氷のつららがイザナミに殺到する。しかしイザナミはそれを避けずにつららに向かって手をかざす。

 

するとイザナミに向かっていたつららは全て水へと還り地面へと落ちた。

 

しかし祐希はその水を氷柱へと作り直しイザナミの周辺の水分もかき集め更に氷柱を作り出す。そして、

 

祐「千年氷牢」

ドッドッダーン

 

そうしてイザナミを閉じ込めた祐希は一息つこうとするがその瞬間、シュゥゥンと

千年氷牢が崩れイザナミが姿を現す。

 

そしてそのまま自身の召喚した亡者たちを囲む氷へ手を向ける。

 

次の瞬間パキパキピキッと氷は砕けて無くなりまた亡者たちは動き出した。

 

イ「無駄なことを、氷の時間を早めればそれは溶けてなくなる。

 

余にとってそれぐらいは手をかざせば十分なこと。さぁ次はどうするのだ?

 

余は貴様らの策を全て破るまで待つぞ。全てを出しきってから絶望し、死ぬが良い。」

 

まだ余裕を保っているイザナミに対して祐希たちは既に余裕などない。

 

しかも死ぬことのない兵に例え動きを封じてもイザナミによってすぐに動き出してしまう。しかもまだロケット発射までの時間を正確に言うと5分稼がなければならない。

 

最早時間稼ぎのために戦う余裕もなく全力で殺す気でやっているにも拘わらず未だに攻略の糸口すら掴めていない。ここで祐希が大紅蓮氷輪丸を元の斬魄刀の状態に戻す。

 

そして

祐「万象一切灰塵と為せ。流刃若火。」

 

ゴォォォォォォォ

次に祐希は流刃若火を始解し圧倒的な火力で亡者たちを跡形もなく焼いていく。

 

それでも亡者たちは死なないが圧倒的な火力で焼かれたために体が崩壊しているため再生には時間がかかるだろう。

 

そして亡者を焼いた次はイザナミへと向かう。

 

イ「氷の次は炎か。随分と芸達者だのぅ。」

 

またイザナミは手をかざすが今度はその手から障気が放たれ流刃若火と拮抗する。そしてその衝突は相殺という、形で終わる。

 

イ「中々の火力であったがまだ足りんのぅ。そして気づいているぞ。」

 

とイザナミの背後から斬りかかるココノエを紙一重で避けるとココノエに向かって弾幕を張る。

 

それは辺り一面を埋め尽くす勢いのあるものであった。

 

迫り来る弾幕の嵐の中ルーミアはココノエを守るように闇を展開し自分の周りへも展開する。祐希は再び流刃若火を振るい弾幕を消そうとするがそれでも弾幕は残りココノエとルーミアへと殺到する。

 

ピチュッ チュドーン

 

凄まじい轟音が鳴り響くなか土煙が晴れるとそこには傷を負いながらも無事な二人がいた。

 

祐「ココノエ、ルーミア無事か?」

 

ル「何とかね。でも今のかもう一度来たら今度は防げないわ。」

 

コ「しかも奴はまだ余力を残している。考えられる限り最悪な展開だ。」

 

祐「二人とも少し離れていてくれ。今から流刃若火の卍解をつかう。だが、これは余りにも周りへの被害と威力が違う。

 

だからこそ卍解を解くまでは絶対に近寄らないでくれ。」

 

二人を一時的に遠ざけた祐希は道祖土イザナミに向かい合う。

 

イ「今度は一人で余に立ち向かうか。既に貴様たちの負けは決まっている。早く負けを認めれば楽になれるぞ。」

 

祐「悪いが俺に諦めるという選択はないんでな。それにあんたを止めないと月にいる友人たちも危ないんでな。だから切り札を切らせてもらう。」

 

イ「愚かなことだ。余に攻撃を届かせることなど不可能である。」

 

祐「それはこれを受けてから言うことだ。」

 

その瞬間祐希の周りを渦巻いていた炎が

シュオン消え失せた。

 

そして祐希の手には小さな焼け焦げた刀身の刀が握られていた。

 

祐「卍解 残火の太刀」

 

イ「何をするかと思えばまさかその焼け焦げた刀で余を倒すと申すか。そんな刀で何が出来ると言うのだ?」

 

祐「御託は良い。さっさと掛かってきな。」

 

イ「フッ自分の生きられる時間をわざわざ短くするか。滑稽だのぅ。ならばお望み通り行くぞ。」

 

イザナミが自分の周りにピットのようなものを浮かばせそこからレーザーを飛ばしながら接近してくる。それをかわしながら接近する祐希。

 

イ(先程から一切炎を感じることが出来ない。強大な炎を刀身に込めたかと思えばそうでもない。ならば炎はどこへ?)

 

疑問を浮かべたイザナミであるが残火の太刀の鋒がピットの一部を掠める。

ズォォッ掠めたピットが焼失する。

 

イ「成るほど。先程までの炎を刃先に集中させたのか。」

 

祐「その通りだ。

残火の太刀東 旭日刃(きょくじつじん)派手な炎や爆炎は出ないが刃先に触れればあらゆるものを跡形もなく焼き尽くす。」

 

イ「ならば刃先に触れなければ良いだけの話であろう。」

 

イザナミは障気を手元に集約させて槍へと形を変え祐希へと斬りかかる。

 

しかし、次の瞬間障気が霧散する。これには驚きを隠せなかったイザナミ。

 

祐「そう早まるな。東があれば当然西も存在している。今の状態だと見えにくいから少し見やすいようにしよう。」

 

ドォォォォォォォ

 

「残火の太刀西 残日獄衣

今の俺は刀とその身に一万五千度つまり太陽そのものを纏っている。」

 

イ「ならばその太陽もろとも殺せば良いだけだ。」

 

そしてイザナミは大量に障気を集めて先程よりも圧縮した塊を投げつける。

 

しかしイザナミの放ったものは祐希には届かなかった。

 

イザナミは力をさらに溜めようと亡者をまた召喚して足止めしようとする。

 

祐「本当はあまり使いたくなかったが、そうも言ってられないな。」

 

そうして祐希は刀を地面を刺す。

 

祐「残火の太刀南 火火十万億死大葬陣」

 

祐希の刺した地面を中心に黒い骸骨のようなものを模した姿が無数に現れる。

 

祐「この技は流刃若火の炎に焼かれた者たちの灰に刃の熱を与えて操るもの。

 

俺個人としては死者を冒涜するものだから使いたくはなかったがあんたを止めるにはこれしかないと思ってな。」

 

そうしてイザナミの召喚した亡者と祐希の操る死者たちがぶつかり合う。

そうして亡者を押さえている間に祐希はイザナミへと技を放つ。

 

祐「これで終わりだ。イザナミ。

残火の太刀北 天地灰尽。」

 

そうして斬魄刀を振り払いイザナミに当たり砂煙が上がる。

 

確実に直撃したのを確信した祐希は残火の太刀を解除し膝をつく。無理もない。

 

あまり霊圧も残っていない中で卍解をしたのだ。しかしイザナミ程の実力者でも今のを食らい深手を負っているであろうと祐希は思う。

 

 

 

しかし現実は残酷であった。

 

 

ココノエサイド

 

ココノエとルーミアは残火の太刀発動前に祐希より距離を保ちギリギリ戦場を見渡せるであろう場所にいた。

 

ル「祐希は大丈夫なのかしら?幾らなんでもあれを相手にするのは厳しいと思うわ。」

 

コ「祐希にも何か考えがあるんだろう。今は見守るしかない。」

 

そうココノエたちが話していると急に周りの温度が上昇し始めた。

 

コ「何だこれは!?気温がどんどん上がっていっている。しかも凄まじい速さでだと。」

 

ル「もしかしたら祐希の言っていた卍解っていうものの力なんじゃないかしら?もし私たちが離れていなかったら諸にこれの影響を受けていたでしょうね。」

 

そうして話していると祐希はイザナミに斬りかかっていた。そしてその刃先がイザナミが出したピットのようなものを掠めると

 

それが跡形もなく焼失しているのが見える。

 

コ「凄まじい威力だな。見たところ攻撃に使っていた炎を全て刃先に集中させて、威力が桁違いになっている。」

 

ル「これならあいつも倒せるのかしら?」

 

コ「まだ、わからん。だが今倒せる可能性があるのは祐希だけだろう。」

 

そして戦闘は進み亡者v.s死者の戦いのあと祐希が残火の太刀北を放った。イザナミの周りを土煙が包む。

 

コ「今のは直撃したな。流石にあれを受けたのなら相当な深手は間違いないと思うのだが。何だこの妙な胸騒ぎは?」

 

ル「ココノエも感じているのね。私もあれを喰らって深手は負っていると信じたいのだけれども奇妙な違和感があるのよ。

 

まるでまだ本気を出していないっていう感じが。」

 

そして土煙が晴れると僅かに傷を負ったであろうイザナミが其処にはいた。

 

 

ココノエサイドアウト

 

 

祐希の放った天地灰尽は確かにイザナミに直撃していた。しかしそれはイザナミを倒すには至らずましてや深手を負わすこともできていなかったという結果であった。

 

これには祐希も驚きを隠せなかった。

 

祐「バカな!?残火の太刀が通用していないというのか。有り得ない。確かに直撃していたはずだ。」

 

イ「久方ぶりだのぅ。余が傷を負うとは。確かに先程までの炎は良かった。

 

しかしそれだけじゃ。余を殺すには足りなかった。それが事実じゃ。」

 

未だに傷らしい傷を負っていないイザナミと既に残火の太刀を発動させ霊圧も空の状態の祐希。

 

もうこの時点で勝負は決まっているようなものである。

 

そしてイザナミの次に発した言葉が祐希を戦慄させる。

 

イ「さて。余興はこれぐらいとしよう。早く終わらせて滅びを始めなければならぬ。」

 

何とイザナミはまだ本気ではなかった。ましてや余興つまり先程までのは遊んでいる感覚で戦っていた、いや、それすらもイザナミにとっては戦いと呼べるものではなかったという認識なのかもしれない。

 

イ「呆けているところ悪いが、行くぞ。早々と終わっては詰まらないからのぅ。精々耐えてみせよ。」

 

その言い終わった瞬間イザナミから先程の弾幕の3倍もの物量が殺到する。

 

祐希はすぐさま思考を切り替え回避に専念するものの先程までの戦闘の疲労と霊圧がほとんど残されていないため

 

ドォーン避けきれず一発が当たると連鎖的に次の弾幕が押し寄せる。

 

 

ズォーンパァァーンドッドッドッドッ

 

 

更にイザナミは追撃に骸の形をしたものを更に召喚し祐希へと差し向ける。

 

ドオォォォォォーン

 

辺りを土煙が包む。それが晴れると其処には全身から血を流し意識も朦朧としながらも立つ祐希の姿があった。

 

イ「あれを受けてまだ意識があるとは。だが、既に限界であろう。直ぐに楽にしてやろう。」

 

イザナミは満身創痍の祐希へトドメを刺そうと手を向けようとする。

 

しかし、その前に、スゥゥーンイザナミの周辺が闇に包まれる。

 

イ「フンこの程度の闇で余を足止めできるとでも思っているのか。」

 

しかしイザナミの周辺の闇が晴れた頃、其処には祐希はいなかった。

 

イ「フム、勝てぬとみて逃げたか。まぁ良かろう。どこまで行こうが同じことではあるがまずはこちらが先か。」

 

イザナミの見た方向にはまだ発射していないロケットがあった。

 

 

間一髪逃げれ、傷だらけの祐希を手当てするココノエとこれ以上の出血を防ぐため闇で傷口を覆いココノエを手伝うルーミア。

 

あのとき遠くで見ていた二人は祐希を助けるためにルーミアが闇でイザナミの視覚を遮断しその間にココノエがもうスピードで祐希を抱えて離脱。

 

ココノエは白衣が血で濡れるのも気にせず祐希を治療する。

 

コ「思った以上に傷が深い上に塞がる速度も遅い!!急いで血を補給し傷を塞がなければ!!!」

 

ル「ココノエこれはどうすれば!!?」

 

コ「こっちへくれ。それから祐希の腰辺りにある小型のボールを出してくれ。」

 

ル「こ、これのこと?」

 

コ「そうだ。それの真ん中のスイッチを触って」ココノエが言い切る前にボールが勝手に開きそこからソーナンスが飛び出す。

 

ソ「祐希のポケットに増血剤の瓶があるからそれを飲ませれば血は補給できる。」

 

そしてソーナンスは祐希のもつボールからポケモンを出す。

 

ソ「ラッキーはたまごうみ、ドレディアはアロマセラピーを。」

 

コ「おい、ソーナンス!!増血剤はあったがどうやって飲ませるんだ!!?意識のない状態だと飲み込めないぞ。」

 

ソ「一番良いのは口移しで飲ませた方が良いんだけど。」

 

コ「今は緊急事態だ。四の五の言ってられん。」

 

とココノエは側に置いてある水を手に取り増血剤と水を口に含み祐希へ口移しで飲ませる。

 

コ(祐希死ぬんじゃない。お前が死んだら私のこの思いはどうなるんだ。だから帰ってこい!!!!!)

 

そしてその思いが通じたのか、祐希の容態が落ち着く。

 

ソ「取りあえず傷は塞いだけどあくまで応急処置だからあとで確りと治療しないと。」

 

コ「わかった。すまないソーナンス。正直一人だったら危なかったかもしれない。」

 

ソ「気にしないで。僕は一旦ボールに戻るよ。」とソーナンスは自らボールに戻る。ドレディアもボールに戻るが、ラッキーは体力を消耗させないようにたまごうみで祐希に体力を分けている。

 

ル「ねぇココノエ。逃げましょう。祐希も死にかけて私たちが行っても勝てるわけがない。ならいっそのこと。」

 

コ「もし逃げたとしても祐希は絶対に後悔する。そんなことになれば自分を責める。そんなことはさせない。」

 

そう言いココノエは立ち上がる。

 

コ「常闇いや、ルーミア悪いが祐希を頼む。私はイザナミを追う。」

 

ル「正気なの?行っても殺されるだけよ!!それならまだ生きている内に逃げた方が良いわ。」

 

コ「確かにそうかもしれんな。いつもの私なら勝ち目のない戦いなどしたいさ。だが祐希が頑張ったのだ。ならば私も最後まで足掻く例えこの命がなくなろうともな。」

 

とココノエはイザナミの向かった方向すなわちロケットへと向け走り出す。

 

ル「ココノエ!!!!!不味いわ。このままだとココノエが死んでしまうわ。何とかしないでもどうしたら」

 

その時祐希の意識が戻る。

 

祐「ここは?確か俺はイザナミと戦って。それからは?」

 

ル「!祐希気がついたのね。イザナミが貴方を集中して攻撃して祐希が傷だらけになってそれから私たちは貴方を連れて一度引いたの。」

 

祐「ルーミア。ココノエの奴は一緒じゃないのか?」

 

ル「ココノエはロケットへと向かったイザナミを追いかけていったわ。まだロケット発射まで時間があるからまだ時間を稼がないといけないみたいで。」

 

祐「おかしい。時計を確認したがロケットの発射の時間は過ぎているはすなのに。何かトラブルがあったのか?それよりもココノエを追いかけないと。グッ」

 

立ち上がろうとした祐希であるが先程まで生死の境をさまよっていた影響からか足元が落ち着かず崩れ落ちそうになる。しかし寸でのところでルーミアが祐希を支える。

 

ル「無茶よ。その体で行くのは危険すぎるわ。それに行ったとしてもイザナミに勝てるわけがないわ。」

 

祐「だが行かなければココノエが死ぬ。例え勝てなくてもそれが諦める理由にはならない。」

 

そうして祐希はラッキーをボールに戻しふらつく足でロケットへと向かおうとする。その時祐希のポケットから何かが落ちる。

 

ル「?祐希何か落としたけどこれは?」

 

とルーミアが拾ったのはHと書かれたUSBメモリだった。

 

祐「これは!!そうか、もしかしたらこれならば。ルーミア急いでココノエを追うぞ。」

 

こうして祐希とルーミアも遅れながらもロケットへと向かい始めた。

 

 

ロケット付近

 

イザナミがゆっくりとした足取りではあるが確実にロケットへと近付いていた。

 

ロケット内部では予想外のエンジントラブルのために未だに発射できずにいた。

 

永「急いで原因の部分を取り替えて。早くしなければ私たち全員死ぬわよ。」

 

永琳は素早くトラブルのあった部分を発見し直していたのだが、それでもまだ時間が掛かる。

 

祐希たちが時間を稼いでいる内に早く脱出しなければならない。

 

しかし永琳はまだ知らない。すぐそこに絶望が迫ってきていることに。

 

「八意様!!船外に異常なエネルギー反応が。」

 

永「まさか。祐希たちが負けたというの!?」

 

「そしてそのエネルギー反応はこちらを真っ直ぐに目指しています。」

 

永「貴方たちは急いでシステムを復旧させて。私はそれまで足止めするわ。」

 

「危険です。幾らなんでも無茶です。」

 

永「口を動かす暇があるのなら早く復旧させて。」

 

そして永琳は素早く外に出る。

そして目的の人物はこちらへと近付いていた。永琳は月天弓を構えるとヒュン、ヒュン無数の光の矢を放つ。しかし、

 

イ「それで終わりか?人間よ。先程までの者たちはもう少し強く余に対してそれなりに粘ってみせたぞ」

 

シューゥゥンと完璧に防ぐ。

 

永「その人たちはどうしたの?」

 

イ「さぁ。傷を塞がれていなければ今頃死んでおるのではないか?」

 

永琳はその言葉を聞いて無数の霊力弾と光の矢を混ぜてイザナミへと放つ。しかしそれでもイザナミは全てを難なく防ぐ。

 

永琳は続けざまに放つが無傷で未だに余力のあるイザナミに対してどんどん消耗していった。

 

イ「何度やっても同じだ。」

 

イザナミがいうが、突如としてイザナミの周りを重力が発生し身動きを少し取れなくする。その間に永琳の放った攻撃が命中する。

 

そして永琳の側にココノエが並び立つ。

 

永「ココノエ!!無事だったのね。それと祐希の姿が見えないけれど。」

 

コ「イザナミと戦って満身創痍になるまで戦ったからここから離れた場所で休ませている。あとどれくらいで発射できるんだ?」

 

永「あと10分も掛からずに発射できるはずよ。それまで持ちこたえないと。」

 

イ「また来たのか?懲りぬやつだのぅ。貴様では余を止めることなど出来ぬ。」

 

コ「例えそうだとしても少しだけでも時間を稼げれば充分なんでな。」

 

イ「先は逃げられたが、今度は逃がさぬ。

滅べ。」

 

その一言を言った直後、辺りを弾幕の嵐とも例えられるほどの物量を展開する。

 

 

ココノエたちはある程度は避け、当たりそうなものはココノエは心渡で斬り払い永琳は霊力弾と矢で打ち落とす。

 

それでも避けきれないものはココノエが重力魔法で押し潰し避けていく。そのやり取りが5分ほど続いたあと、

 

「八意様、準備ができました。急いでお戻りください。」

 

永(今離れたら均衡が崩れてココノエへの負担が!)

 

コ「永琳早く行け。少しだけなら私だけでも持つ。その間にロケットで月へ行け。」

 

永「でも、そんなことをしたら貴女が。」

 

コ「私の心配よりも早く行け。月で待っているやつがいるんじゃないか?」

 

永「ご免なさい。ココノエ行かせて貰うわ。絶対にいつかまた生きて会いましょう。」

 

永琳はロケットへと戻っていった。その間イザナミは何故か攻撃をしてこなかった。

 

コ「どういうつもりだ。お前なら何時でも攻撃できただろうに?」

 

イ「何、最後の別れぐらいはさせてやろうと思ってのぅ。

 

貴様はここで死ぬ。しかし安心するが良い。直ぐに他の人間どもも行くからのぅ。先に逝って待っているが良い。」

 

手を挙げると骸の形をしたものが召喚される。その数は10程である。

 

オオォォォーン

 

それは明らかにココノエを確実に殺すための物であった。

 

イ「これで終わりじゃ。」

 

そうしてココノエに向かって手を降ろす。全ての骸が一斉に殺到する。

 

ココノエも仕舞ってあった科学兵装をありったけぶつけるが勢いは止まることはなくココノエへ迫る。

 

コ(ここまでか。永琳たちが無事に月へ向かえれば良いのだが。母様の仇も取れず研究もまだ終わってないものがあるというのにな。

 

あぁ一番未練なのは祐希に思いを伝えられなかったことか。こんなことなら早く伝えておけば良かった。

 

だが人を好きになるという感情を知れて良かった。最後に祐希の顔を見たかったな。)

 

迫り来る骸の大群の衝撃に目を閉じながら備えたココノエ。しかし、何時までも衝撃はやって来なかった。

 

むしろ自分の身体が宙を浮いているかのような感覚を覚え目を開けると其処には自分の思い人である

 

 

 

「初めて会ったときもこうやって担いだな。ココノエ迷惑を掛けた。そして助けに来たぞ。」

 

 

祐希の姿があった。

 

 

ココノエサイドアウト

 

 

時は少し遡り

 

 

祐希たちはロケットの方向へ向かって走っていた。祐希の傷と疲労は4thギアの草の獣が治療していた。

 

ル「祐希。どうするの?何か秘策があるみたいだけど。それで確実に勝てるの?」

 

祐「正直言ってこれでも五分五分に持ち込むのがやっとだろう。だからルーミアとココノエの力が必要だ。

 

作戦は………………という感じだ。ココノエに会ったらルーミアが説明してくれ。頼むぞ」

 

そう言いながらロケットへ向かう祐希たち。そしてロケットが見えたと同時にイザナミがココノエを殺そうとして骸が一斉に殺到していた。

 

祐希は全速力でココノエの方へ向かうとココノエを抱えて骸をすべて避ける。

 

そして

「初めて会ったときもこうやって担いだな。ココノエ迷惑を掛けた。そして助けに来たぞ。」

 

 

そして今に至る。

 

 

コ「祐希身体は平気なのか!!?まだ傷を塞いだとはいえ動けるようなものではないはずだぞ。」

 

祐「ココノエが頑張っているのに俺だけ寝てるわけにはいかないんでな。」

 

コ「バカっ心配したんだぞ。お前が居なくなると本気で死んでしまうかと思ったんだぞ」ポタッポタッ

 

祐「ごめんココノエ。泣かないでくれ。俺はどこにもいかないし死ぬ気もない。だからあいつを倒すのに力を貸してくれ。」

 

コ「泣いてなんかいない。全く、約束してくれ祐希。絶対に死なないと。生きて戻ってくると。」

 

祐「勿論だ。だからあいつを倒してサクラたちを迎えにいこう。」

 

イ「余を倒すと申すか。貴様は先程までのことを忘れたのか?それともまだそんな希望染みたことに縋るのか?」

 

祐「確かに俺一人なら勝てないだろう。だが俺には仲間がいる。仲間の力を人間の底力を舐めんじゃねぇ。」

 

イ「面白いことをいうな。良いぞ。貴様の名前を今一度聞いておこう。

 

祐「出雲 祐希だ。そしてあんたを倒す者の一人で笑顔を守る仮面ライダーだ。」

 

そうして祐希はポケットに入っていた、レッドヨッシーエキスをを飲み干してから、

 

Wドライバーを出し腰に巻き付ける。そして、二つのメモリとひとつの機械を取り出す。

 

HERO JOKER キュイン  キュイン

 

二つのメモリをセットする。このとき機械をJOKER側にセットし

 

そして二つをを外側に倒し。

 

「変身」

 

HERO JOKER Upgrade

 

JOKER側に取り付けた機械は反対側のHEROの方にも接続される。(Wファングジョーカーのような形。)

 

そして装甲が展開され、純白のマントが羽織われ変身が完了する。祐希の変身した姿

 

仮面ライダーヒーロー モードワンパンマン

  

イ「姿が変わった所で余に勝つことなど出来ぬ。」

 

イザナミが再度、弾幕や骸に更には黒い炎も出す。先程までよりも明らかに桁の違う攻撃に対して祐希は

 

祐「両手・連続普通のパンチ」

 

パァーン

 

全ての攻撃を迎撃した。イザナミは先程までの祐希とは違うと警戒し祐希の方へ向くが既に其処にはおらず、

 

祐「連続普通のパンチ」

ドガガガガガガガガッ

 

背後から祐希の技がイザナミへ拳の嵐となり降り注ぐ。

 

それを防ごうとするが圧倒的な威力のため防御の上から攻撃が降り注ぐせいでダメージを逃がすことができなかった。

 

漸くここでイザナミは本気の戦闘体制へと移る。そして拳による攻撃を拳で相殺する。

ドガーン

 

そして二つの拳の衝撃で周りの風景が壊れていく。イザナミは攻撃が祐希に押し返されていると感じたために最初に出てきた

 

障気の一番濃い場所へと戻る。祐希もそれを追いかける。

 

イ「一体どこでその力を手に入れたか気になるがそろそろ決着を着けるとしよう。」

 

祐「それには同意するぜ。もうこの姿を保っていられる時間が来るんでな。」

 

イ「全ての生きとし生けるものに死を与えるこの奥義防げるものなら防いでみるが良い。」

 

そしてイザナミは辺りの障気をありったけ集めて更には自分の存在である死の概念も混ぜる。

 

イ「消え失せるが良い。混沌の爆裂(カオスバースト)

 

祐希へと死の概念を伴った世界その物を滅ぼしかねない一撃が迫る。対する祐希は、今までの転生してきた人生を思い浮かべる。

 

祐(人間は確かに脆くて弱いのかもしれない。だが、人との繋がりで力を発揮する種族なんだ。)

 

故に祐希は戦うのだ。

自分を信じるものたちがいる限り、

そして子供たちの未来を守るために。

 

祐「確かにあんたは強い。俺なんかよりも遥かにな。今だって借り物の力を使わなければあんたを倒すことも出来ない。

 

でもな、俺は一人で戦っているんじゃない。皆の想いを背負っているんだ。だから負けてやるわけにはいかないんだよ。」

 

そして祐希はHEROとJOKERのスイッチを二回押す。それに伴い電子音が鳴り響く。

 

必殺マジシリーズ

 

祐希へと迫るイザナミの最高の一撃へと放たれる。

 

祐「マジ殴り!!!!!」

 

ゴォォォォォバシャーン

 

祐希の一撃とイザナミの一撃が攻めぎ合う。それでもイザナミの方が僅かにだが威力を上回っている。

 

イ「余をここまで追い込んだことは誉めよう。だがここまでじゃ。

 

貴様程度に負ける神ではない。諦めよ。其方らの行く末は死だ。フフフアッハハハハ」

 

グサッドスッ

 

攻撃を続けていたイザナミを三振りの刀が貫く。

 

イ「ガハッ何が起きたというのだ。」

 

背後をよく見ると其処にはココノエとルーミアが心渡をそれぞれ突き刺していた。

 

攻撃が中断され光線が無くなったことにより祐希は光線を防いでいる必要がなくなりイザナミへと近づく。

 

祐「悪いな。イザナミ、正攻法だと勝てないと思ってな。少し卑怯だが奇襲させてもらった。それに俺は一人で戦うなんて一言も言ってないしな。」

 

そうこれこそが祐希がルーミアへと伝えた作戦であった。

 

回想

 

ルーミア聞いてくれ。

俺がイザナミと戦い、奴に大技を出させる。

 

そしてその技を放った瞬間が最初で最後のチャンスだ。

 

ココノエとルーミアで心渡を使って奴を斬ってくれ。そうすれば奴の霊格というか神格を削ることができるはずだ。

 

そして奴を最初に出現した場所へ還して封印する。これしか奴に勝つ方法はない。

 

だが半分は賭けに近い。賭けに失敗したら俺達全員死ぬだろう。

 

ココノエに会ったらルーミアが説明してくれ。」

 

回想終了

 

イ「なるほどのぅ。先程の戦いは其方らの手の内であったというわけか。

 

ハハハ人間というのも少しはやるのだな。良いだろう。

 

此度の戦いは余の負けとしよう。

 

出雲祐希その名前然りと覚えておこう。

 

だが、忘れるな。余が再び地上に現れたときこそが滅びの始まりであることを。」

 

と言い残しイザナミは元の場所へと還る。そして祐希が封解を操る程度の能力で簡単には地上に出てこれないように封印した。

 

漸くイザナミを封印という形で倒すことに成功した祐希たち。そして遠くからロケットの発射する音が聞こえた。

 

 

そして祐希がベルトからガイアメモリを抜くとその場に座り込んでしまった。

 

コ「祐希大丈夫か!!?やはりまだ怪我も塞がりきってなかったんじゃ。」

 

祐「いや、傷は大丈夫なんだが、メモリの副作用みたいでな暫くは動くことも出来ないかもしれん。」

 

祐希の使ったHEROメモリは普通に使用する分には問題はないのだが、

 

強化アダプターを使用して変身すると身体に掛かる負荷が桁違いであり、

 

負傷した状態で使ったこともあり、変身解除後に座り込んでしまったというわけである。

 

本来なら意識を失うぐらいのことであるが、変身前に飲んだ3~5分程攻撃や負荷を一時的に無くせる無敵状態になるレッドヨッシーエキスを飲んだお陰で症状は軽くで済んだ。

 

ル「でもこれで漸く終わったのね。後は少し休んでから目的地に向かうのでしょ。」

 

祐「そうだな。俺が動けるようになったら出発しよう。」

 

漸く終わったかと思わり一息つけると思ったら、まだ一つ問題が残っていた。そうたった今、発生した空間の歪みの処理である。

 

どうやらイザナミの力が空間そのものに相当な負荷をかけていたようで結構でかい規模となっていた。

 

しかし現状対処できるはずの祐希は変身が解けた上にメモリの力の副作用で動けない。

 

コ「祐希どうする?!このままだと私たちも歪みに巻き込まれるぞ。」

 

祐「一応大丈夫だ。まだ対処できる奴を連れてるからな。」

 

祐希は影からマスターボールを出しそこからあるポケモンが飛び出す。

 

パルルルゥゥゥ

 

空間の神と呼ばれるポケモン

パルキアである。

 

祐「パルキア歪みに向かってあくうせつだん。」

 

右手に力を溜めてそれは放たれた。

 

赤い斬撃のように歪みへと進むと歪みとぶつかり合い、辺りを衝撃波が包む。

 

祐希たちにも衝撃波が来るが、祐希はカビゴン

ココノエはメタグロスとバリヤードが出てきてそれぞれ守るにひかりのかべで祐希たちを守る。

 

衝撃波が収まると辺りは静寂が支配した。

 

コ「今度こそ終わったな。ともかく一件落着だな。」

 

祐「あぁそうだな。今回ばかりは死ぬかと思った。それに俺もまだまだ修行が足りないと実感したな。」

 

ル「そういえば、そこの子たちはどういう存在なの?人ではないし妖怪と思ったら全く妖力もないし。」

 

祐「カビゴンたちはポケモンっていう生命体だ。今の所確認されているだけでも700種類はいるな。」

 

ル「へぇそうなのね。そういえばさっきのぱるきあっていうのもポケモンなの?

その割りには神格みたいなのを感じられたのだけど。」

 

祐「さっきのはパルキアって言って伝説と呼ばれるポケモンだ。

 

伝説は普通のポケモンよりも特殊な力を持っているのが多い。

 

パルキアなら空間を操る力を持っている。それに一説では空間を作り出した神とも呼ばれているらしい。」

 

コ「祐希、あとどれぐらいで動けそうか?」

 

祐「そうだな。多分あと2時間もすれば動けるようにはなる。只、霊圧を回復させないといけないから完全回復までには1週間は掛かるな。」

 

コ「そうか。あと心配させた罰としていつか一緒に出掛けてもらう。拒否権はない。」

 

祐「今回ばかりは俺が悪いからな。了解した。」

 

ル「ねぇ祐希あれってなにかしら?あの光ってる物。」

 

ドバァーン

遠くではあるが何かが落ちてきた音がした。

 

コ「祐希、まさかとは思うがあれは。」

 

祐「そのまさかだ。あれは隕石だ。」

 

立て続けに隕石が地上に降り注ぐ。辺り一面は隕石の衝突でクレーターがいくつもできている。そして祐希たちの方へも隕石が落ちてくる。しかしそれはカビゴンとメタグロスが破壊する。

 

祐「何時までもここにいると洒落にならないから回復はしてないが跳ぶしかないな。」

 

祐希はカビゴンを戻し、ココノエもメタグロスを戻そうとするが何かを持っているのが見え

 

それを見ると隕石を6個程持っていた。

 

コ「メタグロス出かしたぞ。これを調べれば隕石がどのような物質でできていたか分かるぞ。」

 

ル「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。」

 

祐「とりあえず俺に捕まってくれ。すぐに跳ぶぞ。」

 

コ「良し捕まったぞ。」

 

ル「私も大丈夫よ。」

 

祐「それじゃあ行くぞ。」

 

スフォン

 

祐希たちがいなくなった直後、辺りを隕石が飛び交い恐竜も逃げ惑い、大地は火山が噴火しマグマが覆い尽くす。

 

こうして古い人間の文明は滅び、月へとその生活を移した。

 

祐希は神からの頼みをイレギュラーがあったものの、無事に果たすことができた。

 

そして物語はサクラたちのいる暗黒大戦へと移っていく。

 

そこで祐希はその手で何を掴むのか。

 

 

 

 

古代編END

 

 




今回も最後まで読んでくださりありがとうございます。更新遅れて申し訳ありません。月光です。今回は過去最大の文字数となりました。

古代編も終わり次回からは暗黒大戦へと舞台が移ります。

今回で祐希は流刃若火、氷輪丸、紅姫、斬月
野晒、花天狂骨、千本桜以外を折られたため今後使える斬魄刀が減ります。

黒縄天譴明王は自己回復中です。

今回出てきたイザナミは神様というわけで滅茶苦茶強いです。正直万全の祐希でも勝つことが出来ません。今回は油断と慢心があったためギリギリ勝つことができました。

最初から本気で来ていたら負けていました。

BLEACH本編で京楽さんの卍解が、星十字騎士団の完聖体リジェに効いていなかったのと

本人も死神の卍解では神は死なないと言っているため、卍解が神であるイザナミにあまり効かないといった感じにしました。

空間の歪みは結構あっさりといきました。実質パルキアがいれば楽勝なので。

そしてレッドヨッシーエキスはスーファミのマリオRPGに出てきた使用すると3ターンの間無敵状態になれる代物です。ここでは人に依りますが3分~5分といった感じです。

祐希はこれを飲まなければHEROのメモリの副作用で倒れていました。

今回出てきたガイアメモリHEROはワンパンマンのS級とサイタマの力が宿っています。

サイタマの力は強力過ぎるので強化アダプターを使用しなければ変身出来ないのと

最大で15分しか持たず、

マキシマムドライブを使用するほど持続時間は減り時間を過ぎると

変身が強制解除され凄まじい負荷が掛かり暫く動けなくなります。

そして、サイタマの力はまだ6割程しか祐希は引き出せていません。

通常はHEROとその他のメモリを合わせることによりS級ヒーローの力を再現するものです。

例えば、JOKERでシルバーファング、クロビカリ超合金といった肉弾戦の専門家たち、

METALで金属バット等の武器を持つ者、

TRIGGERでメタルナイト、鬼サイボーグことジェノスといった遠距離攻撃専門という感じです。

少しご都合主義となってしまった感がありますが後悔はしていません。

その他にもメモリを使用すればタツマキやアトミック侍などにもなれます。勿論キングにもなれます。

ワンパンマン風にいうならばイザナミは災害レベル神といった感じです。多分原作のサイタマなら一人でどうにかすると思いますが、

祐希は、人外を殺すために造った心渡で神格を削り封印するしかありませんでした。

祐希も大分強いですが流石に神には勝てません。 

そしてココノエの祐希への好感度がMAXとなり、デートに行く算段を付けました。

何気に非常事態とはいえファーストキスをしました。

あと隕石と言えばあるポケモンたちです。

4つの隕石と隕石の中の水晶体、食べる隕石、キーワードとしてはこんな感じです。

旅のお供にルーミアが加わりました。ルーミアにもポケモンを持たせます。

能力の関係上、主に悪やゴーストタイプを中心にしようかと考えています。

そして次回からは漸く暗黒大戦の時間軸で、サクラたちに視点が移っていきます。

祐希たちを合流させるのはもう少し先になると思います。


それではまた次回も読んでくださると嬉しく思います。

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