ワン娘と俺氏と紫キャベ娘   作:もちもちもっちもち

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日記8

 ∞月○日

 

 俺氏、もう一度異世界トリップを経験するの巻。

 

 わかるってばよとか口が裂けても言えません。

 前に日記で俺はこの世界に染まり切ったとか書いたけど、全然そんなことなかったよ。

 これが俺一人とかだったらさぞ慌てふためいていたんだけどね。

 隣には素足ちゃんもいるし、俺ってば一応年上だし。

 付いて来てください――そう言って歩き出す素足ちゃんの後に続きました。

 そして目的地にはすぐに到着しました。

 

 えっ、なにこのクソ高いビル。

 えっ、なんで素足ちゃん勝手知ったる我が家的な感じでいるの。

 えっ、なんですれ違う連中全員が素足ちゃんに頭下げてんの。

 

 なるほど、素足ちゃんは社長令嬢ってやつか!

 などという幻想は、なんか磯野っぽい人が素足ちゃんを「社長!」と呼んだ瞬間に崩れ去った。

 さすがは遊戯王の世界、前例があるせいで簡単に受け入れられるがなんか複雑です。

 そのまま社長室っぽい所に通されたんだけど、磯野もどきはそこでシャットアウト。

 「どこの馬の骨とも分からぬ者と社長を二人きりにするなど!」って俺信用無いね、当然だけど。

 素足ちゃんの無言の眼力の前に脆くも散っていったとさ。

 

 そして語られました、素足ちゃんから現状について。

 曰く、此処はスタンダードと呼ばれる、俺がいた融合次元と呼ばれる場所とは別次元。

 ハゲはそこの支配者で、アカデミアの実態とは前線基地。

 そこで他次元を侵略するためのデュエル戦士を育成し、世界を一つにするのが目的なんだとか。

 

 ごめん、意味が分かりません。

 メッチャシリアス口調で語るからとてもではないけど言い出せる空気じゃないけどね。

 なんやねんデュエル戦士って、やたら訓練的なことしてたのってそういう理由から!?

 ドローの訓練を行う光景に、遊戯王ってこういうノリだったなーと思った過去の俺でした。

 デュエルで侵略ってできんの!? そこまでデュエルって万能だったの!? 

 

 ツッコミたい衝動を堪え、最後まで語り終えた素足ちゃんは、俺に頭を下げてきた。 

 私の勝手に付き合わせて、巻き込んでしまってごめんなさいと。

 まあ、俺も薄々は感じてたんだけどね。

 俺が此処にいるのって、素足ちゃんが次元移動するのに巻き込まれたからだって。

 でも、だったら俺も謝らなくちゃいけないことがあるとも思うんだ。

 カッとなったとはいえ、素足ちゃんの親を目の前で殴ろうとしたし、怒鳴ったりもしたし。

 

 なによりも、俺はそこまで現状に悲観してはいなかった。

 融合次元からスタンダードに移動できたということは、逆もまたしかり。

 ガキンチョ二人のことは勿論心配だが、その点は大丈夫だと確信している。

 あの二人が乱暴に扱われる可能性は、ハゲがトップである限りはあり得ない。

 精々、以前のような軟禁生活に逆戻りってところだろう。

 勲章おじさんもいる訳だし、二人の安全は間違いないだろうと断言できるのだ。

 

 そして、頭が冷えた今だからこそ思うんだ。

 ハゲが素足ちゃんを拒絶したのには訳がある。

 目に見えたことだけで判断して、見えない部分をちっとも見ようとしなかった。

 あの親バカを、愛娘との再会に感情を殺し続けたあのハゲを、俺はもう一度信じようと。

 ガキンチョ二人にそうしたように、辛いことから子供を遠ざけようとするハゲの優しさを、俺は知っているのだから。

 

 だからと、なおも頭を下げ続ける素足ちゃんに俺は言ってやった。

 今度こそ、絶対に感動の親子の再会をプロデュースしてやるって。

 まさかの返答に、珍しく素足ちゃんポカーンとマヌケ面。

 それがなんだかおかしくて、相変わらず素足ちゃんの表情は俺の腹筋を崩壊させてくれるから。

 ゲラゲラと笑う俺に、「社長!?」と乱入して来た磯野もどきが突撃。

 負けじとデュエリストの身体能力で応戦する俺の姿に、拍子抜けでもしたのか。

 

 

 ありがとうございます――。

 そう言って微笑む素足ちゃんに、俺は絶対にハゲに会わせてやるんだって誓うのだった。

 

 

 

 

 

 ◆  ◇  ◆  ◇

 

 

 

 

 

 ∞月▽日

 

 素足ちゃんのママさんマジ妻の鏡。

 親戚の過保護なおじさん的なテンションで俺を敵視する磯野もどきとの争いから暫く。

 結局その日は素足ちゃんの好意で彼女の家で一泊することに。

 そしたら迎え入れられましたよ、素足ちゃんのママさんに。

 

 圧倒されました、色んな意味で。

 どんな髪型してんだよ、どんだけ厚化粧してんだよ、今まで出会った中で一番濃いです見た目が。

 見た目通り、さぞ高圧的な金持ち的社長夫人的なキャラを想像していたんだけどね。

 意外や意外、不器用な娘と夫を心配する、家庭を守る良妻って感じでした。

 いやぁ、俺が今までハゲの元で世話になったと話したら矢継ぎ早に繰り出される質問の嵐。

 最初こそ鬼気迫る感じにハゲお前なにしたの!? だったが、それは俺の杞憂だった。

 あの人ちゃんとご飯食べてます? とか、ハゲどんだけ心配かけてんねん。

 質問は夕食を過ぎ、風呂から上がって寝間着に着替えてからも行われたのだった。

 素足ちゃんも一緒に参加してたんだけど、あんな嬉しそうな母は久しぶりに見たって。

 相変わらずのクールな顔にちょっぴり浮かぶ喜色の色。 

 ちょっと前にハゲから拒絶されたというのに、本当に家族思いの良い娘だと思うのだった。

 

 

 あと、風呂に入ったからか、髪を解いて厚化粧落としたママさんマジ美人。

 人妻じゃなかったら危うく惚れるところでしたよホント。

 

 

 

 

 

 ◆  ◇  ◆  ◇

 

 

 

 

 

 ∞月△日

 

 素足ちゃんに協力者だという人物を紹介された。

 なんでも、ハゲの古くからの友人なんだとか。

 

 恰好も奇抜だけど、なにこのダンディーなおじさま。

 勲章おじさんとはまた別の意味で大人の魅力がむんむんの方です。

 ――もしかして……これが、恋……!? うん、ちょっとふざけ過ぎたよ反省反省。

 そんな感じの第一印象だったけど、話もそこそこにデュエルを申し込まれた。

 なんでも、俺の人となりを知るにはデュエルをするのが一番だとか。

 なるほどとか思う俺もすっかり遊戯王の世界に染まっているなと改めて思い、デュエル開始。

 

 結果だけど、普通に負けました。

 ただし、いつもやってるスタンディングデュエルじゃなくアクションデュエルで。

 

 素足ちゃんにスタンダード次元とか言われて、今までピンとこなかったんだけどね。

 こうも文化というかデュエルの違いを見せつけられるとさすがに実感しました。

 モンスターと共に地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る。

 最初はスタンディングデュエルとの違いに戸惑ったけど、やってみたらこれがまた面白い。

 アクションカードの存在とか、プレイヤーがとにかく動き回らなくちゃいけないとか。

 突っ立って自分のデッキのみで勝負するスタンディングデュエルとは真逆の性質といえよう。

 デュエルの腕前だけでなく、身体能力や運も必要とされるのもその印象を後押ししている。

 でもね、これが俺みたいなファンデッキ持ちには堪らないのよ。 

 だって想像してみてよ、要するに自分の大好きなカード達との夢の共闘ってことだべ?

 時には協力し、指示を出し、勝利へ向かって一緒に突き進んでいく。

 仲間と一緒に戦っているんだって、これ以上に実感できるデュエルは他にないと俺は思うね。

 

 そして、おじさまからの合否だが、見事合格を頂きました。

 それを最初に聞いた時、そう言えばそんな理由でデュエルしたんだなと思っちゃって。

 だって、俺ってばアクションデュエルが面白すぎてそのこと完全に忘れてたんだもん。

 そのことを正直に告げたら、おじさまに大笑いされちまったぜ。

 キミは私を超えるエンタメデュエリストだとか言われちゃったけど、それってどういう意味よ。

 でも、俺達のデュエルを見た素足ちゃん感動したって言ってくれたから良しとしますか。

 

 無事協力者として認められたところで、話は本題へ。

 素足ちゃんがおじさまを呼んだのは、来たる融合次元からの侵略に備えてのことだとか。

 素足ちゃんの考えはこうだ。

 次元移動に関する技術は融合次元が圧倒的に上。

 必然的にこちらは受け身に回ってしまうが、ならば出来うる限り備えておくべきだと。

 デュエル戦士を育成しているアカデミアには純粋なデュエルの腕なら後れを取ったとしても、迎え撃つという性質上、戦いの舞台はこちらが選ぶことが出来る。

 故に、素足ちゃんはスタンダード特有のアクションデュエルで奴等に対抗すると考えていた。

 そして、そのためのデュエル部隊を設立し、そのトップをおじさまに任せたいとか。

 

 

 ――デュエルは争いの道具じゃない、デュエルは皆を笑顔にするためのものだ。

 

 

 長々と語り終え、それに対してのおじさまの返答はあっけないものだった。

 断られたことにショックを受ける素足ちゃんだけど、ゴメン俺も全面的におじさまに賛成です。

 デュエルで侵略戦争をするって時点で俺的には無理、想像もできない。

 でも、たぶんおじさまとは否定する理由が根本的に違っているのだと思うのですよ。

 結局、俺は此処とは違う世界の住人ということなのだ。

 俺のいた世界はこの世界のようにデュエルは普及しておらず、数ある遊戯の一つでしかない。

 そして、遊戯とはおじさまの言うように、誰かを笑顔にするためのものなのだ。

 そんなもので他次元を侵略? どんなに想像力を働かせても無理なものは無理です。

 

 落ち込む素足ちゃんを励ましながら、これからどうするのかと思案してみたり。

 とはいえ、俺に出来ることって正直なにもないのよね。

 融合次元へ移動するためのゲートは閉じられてるし、新しい物を開発するのには時間がかかる。

 一応、試作品ということで次元移動装置があるのだが、試作品故に性能は保証できないとか。

 飛ぶ場所はこちらで指定できず、完全にランダム。

 もし融合次元とは別次元に飛んで、そこに次元移動のための技術がなければ完全に積みだ。

 結局、待つ以外の選択肢はなく、それは今日明日なんて近日の話でもない。

 そんなこんなで今日の所は解散の流れに、勿論今日のことは他言無用です。

 素足ちゃんだいぶ落ち込んでるみたいだし、さてどうやって元気になってもらおうか。

 

 ――そんな俺を、不意におじさまが呼び止めた。

 おじさまは言った。ハゲのことは私に任せろと、彼の友人である私が絶対に止めて見せると。

 だから、素足ちゃんを頼むと、そして出来れば私の家族も――。

 

 この時の俺を、未来の俺は何度も責め立てるのだろう。

 何故真面目に対応しなかったのだとか、もう少し疑問に思っていればと。

 死地へ向かう者のような、ある種の決意を秘めたおじさまの瞳に、俺は最後まで気付くことはなかったのだった。

 

 

 

 

 

 ◆  ◇  ◆  ◇

 

 

 

 

 

 ∞月♡日

 

 おじさまが次元移動装置を使って他次元に渡った。

 素足ちゃんからその知らせを受けた後に、俺は後悔の想いを前日の日記に綴るのだった。

 

 

 

 

 

 ◆  ◇  ◆  ◇

 

 

 

 

 

 アクションデュエル王座決定戦。

 だが、肝心のチャンピオンは何時まで経っても現れることはなかった。

 

 

「これはどういうことでしょうか!? 現役チャンピオンの榊遊勝選手が姿を見せません!」

 

 

 司会の言葉に、気持ちを代弁された観客は口々に言葉を言い放つ。

 負けるのが怖くて逃げたのだと、弱虫と、チャンピオンは臆病者だと。

 昨日まで榊遊勝のファンだった者が抱く失望。

 その心無い言葉は榊遊勝に届くことはなく、代わりに見えない刃となって彼の家族へ牙を剥く。

 

 

「お父さんは必ず来る! それまであたしが相手だ!」

 

 

 堪らず身を乗り出し、幼いその身で言葉の暴力に彼女は立ち向かう。

 そして、涙を流す愛娘の姿に、見ていられないと母親が彼女を後ろから抱き締めた。

 もういいからと、あんたの気持ちは分かってるからと。

 その言葉が、余計に少女の気持ちを高ぶらせていることを分かっていても。

 他に掛ける言葉を、母親は持ち合わせてはいなかったのだから。

 母親の辛さが分かるからこそ、少女もまた叫ばずにはいられなかったから。

 

 

「あたしがお父さんの代わりになる! あたしがお父さんのエンタメデュエルでお前に勝つ!」

 

 

 だから、少女は叫んだ。

 そして、そんな少女の想いに彼は応えた。

 

 

「あー、テステス。マイクテスっと……えー、選手交代のお知らせです」

 

 

 観客たちの罵詈雑言の中、その声は聞こえた。

 

 

「榊遊勝選手は一身上の都合で欠場。代わりの相手はこの俺、榊遊勝の一番弟子が務めます」

 

 

 突然の言葉に混乱する観客を尻目に、彼は選手ゲートから入場してくる。

 燃えるような真っ赤なジャケットを羽織った青年。

 途端、ざわめきが声量を増す。

 当然だ、誰も彼が何者なのかを知らないのだから。

 そんな観客達へと、突如響く場内アナウンスが説明を行っていく。

 

 大会の主催者であるレオ・コーポレーションの社長からの内容はこうだ。

 青年の言う通り、榊遊勝は都合により欠場。

 そのため、特例措置で代理として青年が挑戦者の相手を行うことを認めると。

 

 観客の反応は、当然のようにブーイングの嵐だった。

 当り前だ、彼等は榊遊勝と挑戦者のストロング石島とのデュエルを見に来たのだ。

 例え青年のデュエルの腕前が確かだったとしても、榊遊勝の代わりには成り得ない。

 少女や母親も、尊敬し愛する家族への罵倒の声が止んでも、困惑するばかりで。

 そんな空気の中、アクションデュエル王座決定戦は始まった。

 

 

「攻撃力の低いノーマルモンスターというのは仮の姿」

 

 

 だが、見る者全ての予想は裏切られる。

 

 

「その本当の姿を見て驚くなよ!」

 

 

 彼は、見る者全ての度肝を抜いた。

 

 

「俺は魔法カード、融合を発動!」

 

 

 それ以上に、見るもの全てを魅了し尽した。

 

 

「融合召喚!」

 

 

 気付けば、あれだけあった野次の全ては歓声へと変わっていた。

 

 

「来い! マイフェイバリットHERO!」

 

 

 青年が繰り出した、EXデッキと呼ばれる未知の場所から召喚されたモンスター。

 観客達は知らず知らずのうちに息を呑み、彼等の一挙手一投足に目を凝らす。

 最初は見る価値もない無名の選手だと、そう思っていた青年の評価は書き換えられていく。

 面白い、次は何をやる、自分達には想像もつかない凄いことをやってくれるに違いないと。

 その体に会場中の期待という名の重圧を背負いながらも、しかし青年は笑う。

 楽しくて、デュエルをするのが楽しくて仕方がないと、瞳を輝かせながら。

 

 

「教えてやるぜ! HEROにはHEROに相応しい、戦う舞台ってもんがあるんだ!」

 

 

 青年のデュエルは、一番弟子を名乗りながらも榊遊勝のものとはまるで違った。

 榊遊勝が観客に魅せるデュエルなら、青年は対戦相手と楽しむデュエル。

 常に見る者の目を向け、時に語り掛け、時には反応を伺い、観客と一体化する。

 それこそが、榊遊勝が唱えるエンタメデュエル。

 

 

「さあ、舞台は整った! そして! HEROは必ず勝つ!」

 

 

 対し、青年は観客達には目もくれず、一心に対戦相手だけを見続ける。

 ストロング石島のカード一枚一枚に瞳を輝かせ、全身で喜びを体現していた。

 このスタジアムにいる誰よりも、青年はデュエルを楽しんでいる。

 そして、青年という強烈な光に惹かれるように、観客に青年の想いが伝わっていく。

 

 

「くらえ!! スカイスクレイパー・シュート!!」

 

 

 進む方向は真逆、しかし齎す結果はどちらも同じ。

 青年のデュエルは榊遊勝とは異なる、もう一つのエンタメデュエルとしての完成形だった。

 

 

「――ガッチャ! 楽しいデュエルだったぜ!」

 

 

 瞬間、歓声が爆発した。

 観客たちは残らずスタンディングオベーション。

 口々に青年の勝利を、そしてストロング石島の健闘を称える。

 スタジアム中に蔓延る悪意の全てを、青年はたった一度のデュエルで笑顔に変えてしまった。

 そして、その中には、家族への心ない言葉に傷付いた少女と母親も含まれていて。

 

 

「……すごいっ、すごいすごい! お母さん! あの人すごいよ!」

 

「なんて、子なの……」

 

 

 笑顔で溢れたスタジアムを、敗北に悔しみながらも笑って勝者を称えるストロング石島を。

 そして、デュエルで笑顔を齎した青年の姿を、少女は瞳に焼き付ける。

 絶対にこの光景を忘れないために、そしていつの日か、そこに自分も至るために。

 

 

「あたしもいつか、あの人みたいにデュエルで皆を笑顔に……!!」

 

 

 この日、青年は一つの家族を救った。

 正史なら卑怯者と罵られる少女とその母親を、デュエルで笑顔にすることによって――。

 

 

 

 

 




とりあえず遊矢の振り子メンタルの原因であるフラグをへし折ってみた。
こういうことが可能なのが二次創作の醍醐味だと作者は思うんだ。

※補足説明
今回のデュエル、演出上の都合で使用したフィールド魔法について。
原作においてアクションデュエル中にプレイヤーがフィールド魔法を使用できるかについて明言されていなかったので、タグにあるように独自設定ということで本作では使用可能にします。
ちなみに、プレイヤーがフィールド魔法を発動してもアクション魔法は使用可能っす。
アクションフィールドをベースにフィールド魔法を張るというのが作者の認識なので。

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