ワン娘と俺氏と紫キャベ娘   作:もちもちもっちもち

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日記10

 Α月Β日

 

 Q.カードを書き換えたんだけどどう思う?

 A.ふーん、それで?

 

 カードは創造したとか身近で頻繁に起こるんで別に驚かなくなってる俺氏です。

 こうして文章に起こすといかに奇天烈なことが起こってんだって分かるんだけどね。

 事実は小説よりも奇なりとはいうけど逆だね、慣れってホント怖い。

 カードは書き換えたとか不正以外の何物でもないのに当たり前のように受け入れてます。

 ははっ、俺如きがデュエルディスク様が下さったジャッジにケチつけるとかマジ何様。 

 それでね、第一回俺氏の所属を巡るデュエルだけどね、結果報告。

 

 

 デュエルディスクがぶっ壊れて試合中断しました。

 

 

 いやー、あのデュエルはホント俺の中の色々なものをぶっ飛ばす内容だったよ。

 元々融合デッキがEXデッキって呼び名に変わっているの疑問には思ってたんだけどね。

 素足ちゃんが呼び出したシンクロ、エクシーズモンスター?

 そりゃあんなのがいるんなら融合デッキなんて呼び名はおかしいわなって話ですわ。

 素足ちゃん曰く、まだ試作段階らしいんだけどそんなことはどうでもいいのです。

 今からでも遅くはない! トマ娘ちゃん俺と代わって! 素足ちゃんとやりたい!

 

 対し、トマ娘ちゃんは序盤から劣勢を強いられていた。

 今回のデュエルは突発的に行われたもの故に、通常のスタンディングデュエル。

 元来アクションデュエルを想定したトマ娘ちゃんのデッキには防御札が極端に少ないのだ。

 そこへ、素足ちゃんが繰り出すシンクロとエクシーズ、そして融合モンスター達。

 こらアカン、素足ちゃんの勝ちやわと、そう誰もが思ったその時。

 トマ娘ちゃんの首飾りことペンデュラムが光り、そしてカードが輝く。

 その見慣れた光景に俺氏空笑い、だが直後にデュエリストの視力で捉えた光景に俺氏覚醒。

 なんやあのカード! 上下の色が別々やん!? ペンデュラムスケール!?

 挙句の果てには上級モンスターをリリースなしで、その上複数同時召喚やと!?

 今からでも遅くはない! 素足ちゃん俺と代わって! トマ娘ちゃんとやりたい!

 

 しかし、そんなワクテカ感情は次の瞬間には吹き飛ぶことに。

 お楽しみはこれからだ! とテンションマックスなトマ娘のデュエルディスクがボンっと爆発。

 マジでか!? と慌てふためく俺氏は傍にあった水入りバケツをトマ娘にシュート。

 幸いトマ娘に怪我はなく、ほっとした途端にクチュンっと可愛らしいクシャミが。

 こらアカンとトマ娘を塾の風呂に放り込み、なんだかんだでデュエルは有耶無耶になったとさ。

 

 という訳で、俺氏改めて素足ちゃんとお話タイム。

 ハゲやおじさまの一件で身にしみているのに、同じ過ちを犯すとか俺ってばマジダメ人間。

 トマ娘の覚醒に頭が冷えたのか、対面に座る素足ちゃんはいつものクールな素足ちゃんでした。

 だがしかし、やっぱり素足ちゃんってば頑固者。

 俺が一人暮らししたい旨をそれとなく伝えてはみたんですけどね。

 私に養われることの何がいけないというんですか! って、頼むから落ち着いてクレイマン。

 アカンはこれ、下手に財力がある分否定の言葉が浮かばへんぜよ。

 こら攻め手を代えなアカンと、金銭面ではなく心情面で俺氏路線変更。

 年下で未成年な女の子に養われる俺の側から見た情けなさをプレゼンしてみたんだ。

 そしたら渋々、心情的にはNOだけど取り敢えずOKしかけた素足ちゃんだったんだけどね。

 

 ――だったらあたしん家に来なよ! お母さんも絶対喜ぶから!

 

 お願いだからトマ娘、話をややこしくしないで(白目

 お願いだからトマ娘、服着てタオル一枚とかおじさまに俺が顔向けできなくなるから(白目

 

 

 

 

 

 ◆  ◇  ◆  ◇

 

 

 

 

 

 Α月З日

 

 うわっ……トマ娘と素足ちゃん、仲悪すぎ……?

 

 俺氏の所属を巡る女の戦いから次の日。

 結果についてだが、引き続き塾長の許で厄介になることで落ち着いた。

 仮にトマ娘と素足ちゃんのどちらかに厄介になろうものなら絶対遺恨残るもん。

 あと、あの二人の相性だけど、水と油の関係です、つまり最悪ですはい。

 住まいは塾長のところだけど、二人の所には何度か足を運んでいるんだ。 

 というのも、素足ちゃんの所に行って確認取って、トマ娘の一家に打ち明けました。

 何をって? おじさまの行方についてだよ。

 

 仮にも一家の大黒柱がなんの前触れもなく失踪って、それを内緒とかムリゲーだろうよ。

 という訳で、素足ちゃんに了解を取って、一緒におじさまの家にレッツ&ゴー。

 そこでトマ娘とママンを交えて事情説明、最後におじさまを止められなかったことを謝罪。

 そしたらママンってば、あの人らしい……とか勝手に納得しちゃいました。

 トマ娘は年の所為もあり理解度は低いっぽかったけど仕方ないよね、デュエルで戦争とか俺だって今でも意味分かんないんだもん。

 とはいえ、これで取り敢えずは肩の荷が下りたぜ、おじさま俺に家族任せるとかどんだけよ。

 

 そして、そのままの流れで何故か夕食をご馳走になることに。

 舌が肥えている素足ちゃんも唸るレベルとか、トマ娘のママン料理ウマ過ぎ。

 そして、俺氏は久々の手料理に食って食って喰いまくっちまったぜ。

 アカデミアでは基本配食だし、素足ちゃん家はコース料理だったから食った気がしないのよ。

 そんな訳で箸が止まんないぜ! お代わりオナシャス! このエビフライほんと絶品っス!

 

 ――あんた家に来ないかい? 娘も絶対に喜ぶだろうし。

 

 お願いだからママン、トマ娘と同じこと言わないで(白目

 お願いだからトマ娘、話をぶり返さないで同調しないで(白目

 

 お腹が空いてそうな子を見ると拾いたくなるって、俺は犬猫ですかママンや。

 食事中ずっと俺のことニコニコしながら見ていると思ったらそんな理由からですか。

 ははっ、社交辞令ってことで受け取っておきます。

 だからね素足ちゃん、人様の家の箸をへし折るのやめてお願いだから。

 俺ってば塾長のとこに住むから、他のところには行かないから。

 

 以来、度々トマ娘と素足ちゃんの家に赴くことになった俺氏。

 トマ娘の家に行けば素足ちゃんが、素足ちゃんの家に行けばトマ娘がもれなく同行します。

 そんな交流が続くものだから、二人の親であるママンとママさんは自然と仲良くなりました。

 どちらも夫が別次元に単身赴任、だから気が合うんだろう、たまに二人で女子会しているし。

 そして毎度強制参加させられ夫への愚痴を零す捌け口になるのが俺の役目って訳よ(遠い眼

 

 

 素足ちゃんのママさんまじ泣き上戸、私の注いだお酒が飲めないの! って俺氏まだ未成年。

 トマ娘のママン言葉遣い汚ぇなおい、飲まねぇとシメんぞてめゴラ! とか俺氏まだ未成年。

 

 

 拝啓、遠い次元にいるハゲ及びおじさま。

 お願いだから早く帰ってきてください、俺の身が持ちませんから。

 

 

 

 

 

 ◆  ◇  ◆  ◇

 

 

 

 

 

 Β月Α日

 

 悲報:最近ユズ娘の元気がない件について。

 

 デュエル塾を務める塾長の元に転がり込んで一月は経った頃だろうか。

 相変わらず閑古鳥が鳴いている遊勝塾だけど、塾の雰囲気は変わらず明るいもんです。

 最初は引いてた塾長のテンションだけど、今では逆に塾長がいないともの足りんぜよ。

 それに悪いことばかりではないんだ、未来の塾生候補とか見つかったし。

 休日にデュエルとか教えてたら塾に遊びに来て、そのまま居着いちゃったんだよね。

 赤青黄の信号機みたいなチビッコ達です、お兄さん元気のある子は好きだってばよ。

 

 そんな感じで塾の未来は明るいのに、ユズ娘の表情は暗いまんま。

 アレだろうか、宝石ちゃんと喧嘩とかしたのかな?

 あの二人ってトマ娘と素足ちゃんみたく喧嘩ばっかだけど、なんだかんだで仲良いし。

 デュエルの実力とか互角だから良いライバルになると思うんだけどな。

 

 宝石ちゃんで思い出したけど、なんかあの娘新カードのテスターになったんだって。

 話が変わるけど、なんと今いるスタンダード次元、融合モンスターって存在しないのである。

 というかEXデッキを用いた召喚法全部ないんだとか。

 よってシンクロやエクシーズも普及どころか存在すら知られていません。

 それを聞いた時は驚いたね、そして凹んだね。

 ストロングに勝てたのってEXデッキ使えたからじゃん、俺の方が全然有利じゃん。

 俺ってば実は強いんじゃね? とか自惚れてた過去の自分が恥ずかしくて仕方がありません。

 

 話を戻すと、EXデッキの普及による戦力増強を狙って新カテゴリを試作したのだとか。

 お前何処の天馬? って思った俺は悪くはない筈、別次元だから会長不在説が浮上しました。

 そんな訳でテスターを募集、俺氏落選、宝石ちゃん当選――ぢぐじょゔ!!

 マジでこれ呪いなんじゃないのって最近思うのです。

 新カテゴリ試したのに毎回手札事故起こして全然EXデッキ活用できないとかどゆこと!?

 開発が遅れてるシンクロはチューナー入れなきゃだから難しいけど、エクシーズなら俺のデッキにも無理なく投入可能だからってことで、何枚か試作されたもの試してみたんだけどね。

 毎度のようにEXデッキから消失して、デュエル後にEXデッキから見つかるのはどゆこと?

 素足ちゃんやトマ娘は問題なく使えるのになんで俺だけぇ!?

 こうなったらトマ娘が使ってたペンデュラムじゃあ! と意気込んだ訳なのだが。

 素足ちゃん曰く、ペンデュラムは使用方法が特殊過ぎて未だに生産できないんだとか。

 悔しそうだったね素足ちゃん、口には出さなかったけど、なんせトマ娘の象徴カードだからね。

 まあ、最初は格下だと思ってたトマ娘だろうに、近頃は徐々に勝率縮まってきてるし。

 その上、アクションデュエルだったら素足ちゃんよりもトマ娘の方が勝率良いから余計にね。

 

 現段階で試作可能だった三種のカテゴリのうち、宝石ちゃんが選ばれたのは融合。

 いやぁ、あの時の宝石ちゃん本当に嬉しそうだったよ。

 真っ先に俺に報告するとか、その上俺のデュエル見た時からずっと融合に憧れてたとか。

 しかも、選ばれた融合カテゴリが宝石ちゃんにどストライクときたもんだ。

 トマ娘や素足ちゃん家にお呼ばれしたし、今更な問題だと俺氏宝石ちゃん家で祝賀会開催。

 その時はユズ娘、普通に宝石ちゃんのこと祝ってたんだけれど。

 

 うーむ、こうして日記を書いてみたが、もう少し振り返る必要があるみたいだぜ。

 最近あったことといえば、宝石ちゃんの新デッキにユズ娘がコテンパンにのされたとかだろ。

 他には素足ちゃんにフルボッコにされたとか。

 後は、最初は互角だったトマ娘がペンデュラムを創造してからは一度も勝ってないとか。

 

 

 ――あれ? もしかしてユズ娘って最近負けっぱなし?

 というかこのシチュエーション、もしかしなくてもあの時と同じなのでは――。

 

 

 

 

 

 ◆  ◇  ◆  ◇

 

 

 

 

 

 その日、柊柚子は最高にツいていた。

 

 

「天上に響く妙なる調べよ! 眠れる天才を呼び覚ませ!」

 

 

 召喚されたエースモンスター。

 直後の直接攻撃が決まり、相手のLPを削り切り、そして勝利が確定。

 あと一勝、あと一勝でようやく手にすることができると、柚子は興奮を隠せずにいた。

 

 そのチラシを目にしたのが、全てのツキの始まりだった。

 それは、近々開催予定のデュエル大会。

 それ自体はよくあるイベントの一つだったが、柚子の琴線に触れたのは優勝賞品。

 そこに記されていた一文は、地獄に垂れてきた一本の糸に等しい価値を秘めていたから。

 

 

 ――優勝者にはレオ・コーポレーション社製の試作融合モンスターをプレゼント!

 

 

 柚子は強くなりたかった。

 幼馴染は唯一無二のカードを、知り合いの社長は多種多様なカードを。

 そして、ライバルだと思っていた少女はずっと焦がれていた融合モンスターを手にした。

 柚子だけが、一歩も成長できないままなのだ。

 それを象徴するように、最近の彼女等からは一度だって白星を勝ち取ったことがなかった。

 挙句、仮入塾中の子供達にまで黒星を付けられるという事態が、柚子を更に追い詰めた。

 

 柚子は強くなりたかった。

 自分だけのカードが欲しかった。

 なによりも憧れの彼に少しでも追い付きたかった。

 

 融合、シンクロ、エクシーズ、ペンデュラム――。

 アクションデュエル王座決定戦以来、この世界にはEXデッキの存在が認知された。

 実際に世間が知るのは融合のみであり、柚子が他を知っているのは幼馴染がペンデュラム召喚を編み出し、他の二つの召喚法については赤馬家と交流を持つが故に知り得たことだったが。

 だが、EXデッキの存在もさることながら、それ以上に皆の心に刻まれた存在がいた。

 今でも思い出す、夢物語だけの存在だったHEROが現実の世界に颯爽と登場したみたいだった。

 子供がそのまま大人へ成長したみたいな、そんな彼に世界が熱狂したのだ。

 他三つの召喚法を差し置き、融合モンスターの試作カードが真っ先に製造された理由もそれだ。

 柚子も皆と同じ、というか身近で彼を見てきた分、その感情はより大きいものといえる。

 強さを求め、憧れの彼に追い付きたいと願う柚子が融合召喚を求めるのは当然の帰結だろう。

 

 そんな時、偶然目にしたチラシに柚子が飛びついたのはごく自然の衝動だった。

 優勝賞品の融合モンスターがなんなのかは不明だが、何もしないままでいられるわけもなく。

 とはいえ、本来なら柚子程度の実力では大会を勝ち進むのは万に一つもあり得なかっただろう。

 だが、開催者は参加者全てにチャンスを与えようとハンデを設けた。

 対戦相手と比べ、一定以上の年齢差がある場合には相手側の初期LP半減。

 なによりも、かつてないほどに円滑に回転するデッキが、柚子を決勝へと後押ししたのだ。

 今日の自分はツいている、だから勝てる、負ける筈がない。

 そう思って、向かいの建物で行っているもう一つの準決勝のデュエルの観戦に向かった柚子は、

 

 

「これで終わりだ! ――地球灼熱斬(アース・マグナ・スラッシュ)!」

 

 

 その声を聞いた瞬間、己の敗北する未来を幻視する。

 

 

「ガッチャ! 楽しいデュエルだったぜ!」

 

 

 決勝戦の相手――アクションデュエル・現役チャンピオン。

 柚子にとっての憧れであり己の恩師でもある、真っ赤なジャケットを羽織った青年だった。

 でも、だからこそ柚子は諦めることができた。

 純粋にデュエルを楽しむ、他ならぬ彼が対戦相手だから、自分なりに精一杯楽しもう。

 負けることは悔しいけれど、それ以上に彼とのデュエルは純粋に楽しい。

 それに、仲間内では彼と公式戦でデュエルしたのは自分が初めてなのだ。

 皆に自慢してやろうと、そんな風に自分の自尊心を守りながら、柚子は青年とデュエルした。

 

 ――だけど。

 

 

「――――えっ?」

 

 

 勝ったのは、優勝したのは――柚子だった。

 まさかの番狂わせに、観客達のざわめきが会場を埋め尽くす。

 だが、結果は結果、表彰式は滞りなく行われた。

 表彰台の天辺に登り、自分よりも下の台に立つ、自分の目線よりも高い彼を見上げ続ける。

 準優勝賞品である、彼のデッキとは相性が良いとはいえない白黒のドラゴンのカードを、最初は驚きながらも、次の瞬間には嬉しそうに受け取った姿を、ずっと、ずっと、ずっと――。

 

 

「…………っ!!」

 

 

 無性に自分が恥ずかしく思えた。

 だって、どう考えても彼の目的は自分と同じ優勝賞品。

 にも拘らず、準優勝などに甘んじたのは、彼が柚子に情けをかけたから。

 デュエル中、彼の代名詞である融合召喚を一度も行わなかったことからも、それは明白。

 

 

 ――幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ。

 

 

 そして、彼の思惑は無事成就することになった。

 示し合わせたように、優勝賞品として渡されたカードの素材は柚子のカテゴリと合致する。

 例え彼が優勝したとしても、このカードは彼にとっては無用の長物。

 ならば、ここは彼の厚意に甘え、自分だけの融合モンスターを手にするべきなのに。

 柚子は差し出されたカードを受け取ることができなかった。

 

 惨めだった。

 それ以上に、彼にそんな真似をさせた自分の弱さが情けなかった。

 彼の戦歴に黒星という消えない汚点を付けてしまったことが恥ずかしくて仕方がなかった。

 なによりも、デュエル中の彼はずっと苦しそうな表情を浮かべていたから。

 その原因が、情けない自分を勝利させるために手加減をさせてしまったから。

 目標とした彼のデュエルを、大好きな彼の笑顔を、自らの手で貶め、曇らせてしまったから――

 

 気付けば、柚子は駆け出していた。

 あれだけ望んでいた優勝賞品を受け取らず、表彰台から、デュエル会場からも。

 そして、後ろから投げ掛け続ける、憧れの彼の声からも、まるで逃げるかのように。

 

 

 

 

 




白黒のドラゴン……ヤツは一体何者なんだ……?

そして、祝≪スカイスクレイパー・シュート≫のOCG化決定!
最近次々とOCG化されていく懐かしいカード達に作者は大満足なり。

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