Highschool of the Dead  ~比企谷八幡の選択~   作:隣の三下君

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明後日までには由比ヶ浜の修正を終わらせます。


1章-17「それぞれの答え」

???side

 

「それじゃブレインストーミングからやっていこうか。この状況を打破するにはお互いリスペクトできるパートナーシップを築いて、シナジー効果を生んでいく必要があると思うんだ。君達もそう思うだろ?」

 

「それあぐり」「うん!私もそう思う!」「だなだな」「あぐりあぐり」

 

バスで移動している時に皆を纏めた僕はこの異常ともとれる現状を打破するために動いていた。

 

「僕達が生き抜くためにはロジカルシンキングで論理的に考えるべきだと思うんだ。皆何かアイデアはないかな?」

 

「んーじゃー警察に頼るとか?」

 

「それまじいかしてるわ!」「それじゃ早速電話しようよ!」「あっれー?110番混雑してて繋がんないんだけど~」「えー嘘っ!まじで?」

 

うんうん、色々な意見が出てきたな。

 

「皆色々とアイデアが出てきたね。それじゃここで少し僕の話を聞いてくれるかな?これから話すことは君達の為のセンテンスだ」

 

皆が此方を向き僕に注目している。んー素晴らしい光景だ。何故彼女は僕の元から去ってしまったのか分からない。

 

「君達は僕がコンサバる!だから僕にコラボレーションして希求してくれ!僕は君達に間違ったことは言わない!だから僕を信じてくれ!」

 

「勿論だよ!」「あたし達は皆会長を信じてるよ!」「一生あんたに着いてくぜ!」

 

あーやはり僕は特別だ。皆を纏められる人間なんだ。そう...僕が君達を纏めている限りは大丈夫なんだ、だから僕をもっと.....讃えてくれ。

 

そうだ今の僕の状況を見れば君も考えを改めるよね?僕は君にも一緒に来てほしかったのに...ねえ?

 

 

 

----------折本君。

 

 

 

 

折本side

 

いつの間にか寝てしまったのか目を開けると柔らかい感触が背中に拡がっていた。起き上がるとあたしはベットの上で寝かされていたようだ。

 

 

「えっと..あたし確か...」

 

「目が覚めたかね」

 

部屋の入り口の方から声がして一瞬身構えるけど見えた姿を見て安堵した。先程知り合った平塚先生。比企谷の先生であり部活の顧問だったらしい。だからなのかな...平塚先生を見たときに凄く安心したのは。

 

「はい、その眠ってしまったみたいですいません...」

 

危なかったあたしを助けてくれただけではなく寝ていたあたしに気遣ってベットまで運んでくれたのだろう..かなり迷惑かけちゃってるな..。

 

「構わないよ。私も信用してもらってることはありがたい事だしな」

 

「くす」

 

なんだが男前で笑ってしまった。心のそこから笑えたのなんて奴等が現れてから初めてのことだった。

 

「ふふ、かなり落ち着いてきたようだな」

 

平塚先生の手にはコップが握られておりあたしに飲むようにと差し出してくれる。

 

「ありがとうございます」

 

あたしはお礼を言って一口飲むと驚きのあまりむせてしまった。紙コップだったのでお茶か水かなって勝手に思いながら飲んでみたらとてつもなく甘かった。とにかく甘かった。

 

「けほ...けほ...何ですかこれ...」

 

「ああ...それは以前に比企谷がな...」

 

 

---回送--- 平塚side

 

「あ、先生良いところに」

 

「なんだ比企谷珍しいな」

 

「そうっすね....今日雪ノ下が風引いてるのは知ってますよね?」

 

「ああそのことか。知ってるがどうした?」

 

「雪ノ下いないんで部活も無しで良いですよね?」

 

全くこいつは...雪ノ下がいなければ部活も出来んのか....。それに。

 

「雪ノ下が休みでも由比ヶ浜がいるじゃないか」

 

「いや...あいつと二人だとちょっといずらいんですよ」

 

青春しおって...私なんてな....いや今は止めておくか。

 

「そうか..そうかそうか。よししっかり部活やってけよ」

 

「先生俺の話聞いてました?」

 

「ああ聞いていたとも。だがな比企谷。例えば部活は私で言うところの仕事だとしようじゃないか」

 

「いや仕事と部活は全然ちが「ふんっ!」...」

 

「最後まで話を聞くか?」

 

「はい...」

 

ふむ素直な奴は嫌いじゃないよ。

 

「私はな若手で優秀な若手だからよく仕事が回ってくるんだよ」

 

「今若手って二回言いませんでしたか?」

 

「それでな。ある日、私にいつも仕事をおし...私に頼ってくる上司が休んだんだ」

 

「無視ですか...てか押し付けるって言いかけてますし」

 

「私も早く帰れる!そう思ったさ。だがな比企谷現実は常に非常なんだ」

 

「はぁ....」

 

「今度は別の上司が私に仕事を回してきたんだ、ほら私頼りになる優秀な若手だから」

 

「....」

 

「つまりだ。休みなんて社畜にあると思うなよ?」

 

「知りたくありませんでした...」

 

「ふむ。さて現実を知ったところで行くがいい」

 

「あー...先生」

 

「どうした?」

 

「これ飲んでください。せめて飲み物くらいは甘くないとやってられませんよ...」

 

 

---回送---  終わり

 

 

折本side

 

「と、言うわけだ。他には酒しか入ってないからな我慢してくれ。水は出ないし」

 

成る程...比企谷そう言えば甘そうな飲み物飲んでたっけ..。

 

「そうなんですか..」

 

「ああ、すまないな」

 

平塚先生は本当に悪そうに頭を下げてくる。

 

「い、いえ!こんな事までしてもらえて感謝してますから!それに栄養も一緒に取れそうですし!」

 

「そう言ってくれると助かるよ。取り合えず腹が減ってきたな...夜ご飯はカップ麺しかないが我慢してくれ」

 

「い、いえ!お腹すいていたので!あ、でも水がでないのにガスは大丈夫ですか?」

 

「ガスも使えないがシーチキンの缶詰とティッシュでな」

 

「?」

 

そう言うと平塚先生はティッシュを紐状にねじり始めた。缶詰の真ん中に缶切りで小さめの穴を開けて先程の紐状にしたティッシュを穴に突っ込んでティッシュに火を付けるとティッシュは一気に焼き焦げずにまるでランプのように火を灯した。儚げな火だったがしっかりと熱く光にもなり心強い。そして水を....あ。

 

「すまない折本。水無いの忘れていた....」

 

「で、ですよねー....」

 

頼りになるし色々詳しそうだけど少し抜けてるのかな?




由比ヶ浜の一人称の修正が終了しました!ようやく....ようやく本編を書けます。8月の28日になってしまった....。遅れてすいません。

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