安定の駄文ですね♪
ソードアート・オンライン通称SAOナーヴギアを装着し、架空世界にダイブする最新式のMMORPGだ。ダイブ中は現実での体は睡眠状態になるため基本的に寝ながらリンクするらしい。
正直、俺も欲しかったが値段がアホみたいに高く断念した代物だ。
陽乃「皆の分も用意したから皆でしよ♪」
雪ノ下さんがナーヴギアを片手に楽しそうに笑う。
最近は雪ノ下さんも雪ノ下の姉離れにより仮面を着けずに笑うことが増えてきたのは言いが、寂しがってここに居るメンバーにちょっかいを出したりするのが増えてきた。暇なんだな。
雪乃「姉さん。私達は今年大学受験なのよ?遊んでる暇はないわ。」
陽乃「えー、いいじゃん。雪乃ちゃん遊ぼうよー。」
そう言って、駄々をこねる雪ノ下さん。あれじゃあどっちが姉がわからんな。
雪乃「ダメよ。」
陽乃「雪乃ちゃんのケチ。」
結衣「まあまあ、ゆきのん。今日一日位遊んでもいいじゃん、ね?」
雪乃「由比ヶ浜さん、一番危ないのはあなたなのよ?」
結衣「ぅ…。」
鋭い目で二人を見る雪ノ下。頬を膨らませている雪ノ下さん。しゅんと項垂れる由比ヶ浜。なかなかカオスな状況だな。
しかし、まいすぅぃーとえんじぇる小町が助け船を出す。あぁ…神々しい。
小町「雪乃さん、小町は頑張って総武高に合格しました。」
雪乃「えぇ、そうね。」
小町「それに対するご褒美があっても良いとおもうわけなんです。」
雪乃「???」
うん。理屈が意味わからんな。
でも、口に出さない。多分口出ししたらご飯抜きだと思うし。
いろは「そうですよ。なんか楽しそうですし、少しやって勉強もちゃんとしたら問題ないですって。」
雪乃「……ふぅ…これではまるで私が悪者みたいじゃない。わかったわ。いいわよ、姉さん。」
陽乃「本当!?やったー♪」
小町「良かったですね、陽乃さん♪」
軽く溜め息を吐きながら雪ノ下が了承すると雪ノ下さんは嬉しそうに笑う。
陽乃「じゃあ、皆向こうで落ち合うために先にプレイヤーネーム決めよ。」
そう言って決まったネームはほとんどが自分の名前であり、ついでにキャラも少し自分に似せると言う決まりのもとそれぞれがナーヴギアを装着しベッドに横になった。
サービス開始まで5…4…3…2…1
時計の長針が真上を向くと同時に一斉にダイブした。
ALL「「「「「「リンクスタート」」」」」」
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ゆっくりと目を開けると中世のようなレンガ作りの建物が目にはいる。
ハチマン「これがSAOか、マジでリアル過ぎるだろ。」
辺りをキョロキョロとしてると。コマチに似た少女がてを降りながら走ってきた。
コマチ「おにーちゃん。」
ハチマン「おう。コマチか?」
コマチ「そうだよ。皆もうフィールドに出れるところで集まってるから行こ?」
ハチマン「ん、わかった。行くか。」
面倒くさそうに返事をしたが俺は楽しみでワクワクしていた。
これからデスゲームが始まるとは知らずに。
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ハチマン「らぁ!!」
掛け声とともに剣振り下ろすとイノシシ型のモンスターはポリゴンとなって消えた。
ハチマン「っと、まあこんな感じだな。」
ユイ・イロハ・コマチ「おおー。」
三人から拍手が送られる。フッ、決まった。
ハルノン「やっぱりハチマンはこういうのやってただけはあるね。」
ハチマン「まあ、リアリティーが全然違いますが基本的な事は変わりませんからね。」
ユキノン「さすが現実世界での鬱憤をこう言ったゲームで発散する人は違うわね。」
ハチマン「おい。人を最低なプレイヤーみたいに言うな。」
相変わらず雪ノ下の毒舌は好調みたいだな。
それぞれレクチャーをして一人一人戦いに慣れるために二人と三人のパーティーを組み俺もレベルを上げながら指導していく。
イロハ「大分慣れてレベルも上がって来ましたし、一度終了しませんか?」
ダガーでのタイマンでなかなかの駆け引きを見せてモンスターを倒した一色が武器をしまいながらそう提案してくる。
ユキノン「そうね。そろそろいい時間でしょうし、続きは明日以降にしましょ。」
ハルノン「あれあれー?ユキノンこのゲームにはまっちゃったー?」ニヤニヤ
ユキノン「ち、違うわ。こんな人を堕落させて動物を倒すゲームなんかに熱中するわけないわ。」
うん。雪ノ下が真っ赤になってる。確か喜怒哀楽が過剰に表現されるって書いてあったな。
ユイ「あはは…まあ、とりあえずログアウトしょっか…ってあれ?」
ハチマン「ユイ、どうした?」
ユイ「ゆ、結衣って…///呼び捨てなんてヒッキーキモイ!!」
ハチマン「いやいや、リアルの名前は言えないからね?」
ユイ「あ、そっか//それより、ログアウトがないよ?これ。」
由比ヶ浜の言葉にやれやれと肩をすくめながらウィンドウを開いてログアウトをしようとする。
ハチマン「はぁ、これだからアホの子は…って、あれ?マジでない。」
ユイ「誰がアホだし!!」
隣でキャンキャン吠える由比ヶ浜を他所に俺は何度もログアウトを探すが、やはりない。
するといきなり目映い光が俺たちを包みこむ。
ハチマン「なっ、強制転移!?」
ユキノン「な、何なのこれは?」
ユイ「何これ!?どうなっちゃうの!?」
イロハ「やだ、怖いです。なんですか!?」
コマチ「お兄ちゃん!!」
ハルノン「皆落ち着いて!!手を掴んで!!」
それぞれが伸ばした手も虚しく空を切り俺達は皆ばらばらにはじまりの街に飛ばされた。
キリトが出せなかった…orz