もしもセイバーのマスターがソードアートオンラインに異世界転移したら?   作:雪希絵

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どうも皆様

またもや時間過ぎて申し訳ございません、雪希絵です

↓以下、長文になりますが目を通して頂けると幸いです

実は、ある方に御指摘を頂いたのですが

バランス調整で無双ゲーになっていないということと、ガールズラブのタグが機能していないと……

たしかに、ガールズラブに関しては私もそう感じるところがあります

タグに記載しているのに、ほとんどスキンシップくらいで、百合とも言えるか分からないような状態で……

R15でどこまで描写していいか判断しかねていたとはいっても、これではタグ詐欺になりかねません

その辺りは、また深く考えて行こうと思っています

バランス調整の方ですが……今のこのカーディナルによって敵が強化された状態というのは、完全に私の趣味です

無双ゲーじゃなくて多少苦戦したいい勝負が書きたいなぁ……というだけなんです

もちろん、元の無双ゲーに戻す設定も(かなり安い考えではありますが……)考えてあります

単純に書きたいものを書いただけなので、期待外れになってしまった方、申し訳ございません

上記のような考えがあることを、どうぞご理解のほどよろしくお願い致します

感想ではなく評価欄だったのでここに書きはしましたが、ちょうど皆様にも知って欲しかったのでこうして書かせて頂きました

どうぞこれからも、『もしもセイバーのマスターがソードアート・オンラインに異世界転移したら?』をよろしくお願い致します


スターバースト・ストリーム

二刀流を握るキリトと共に、立香はボスの懐へと飛び込む。

 

もちろん、ボスがそれを容認するわけが無い。

 

「グォオオオオオ!」

 

雄叫びを上げ、その手に握る大剣を振るう。

 

「俺が受ける!」

 

キリトは立香より一歩前に出ると、双剣をクロスさせてガードする。

 

元々重量級の剣を好むキリトの筋力が、二本に増えた剣によって遺憾無く発揮される。

 

「ぐぅ……!うぉおおおお!」

「ガァオオオオオオオ!」

 

ギリギリと鍔迫り合いを続ける。

 

互いの力が衝突した拮抗状態。

 

だが、キリトは一人で戦っているわけではない。

 

「やぁぁぁっ!」

 

サイドから割り込んで来た立香が、ボスの脇腹に腰を捻って拳を突き出した。

 

体重の乗ったフルスイングの一撃が、容赦なくボスに突き刺さる。

 

硬いものを叩いたことによる大音響が部屋に満ちる。

 

「グォオオオオオォォォォ!」

 

それを掻き消すかのようにボスは大きく咆哮する。

 

それは痛みからなのか、ダメージを受けたショックによるものなのかは定かではない。

 

だが、そこでボスの力が緩んだのは事実。

 

「ぉぉぉおおおおおっ!」

 

叫び、猛り、キリトは両腕に力を込める。

 

大剣を弾き飛ばし、キリトもボスの懐に飛び込んだ。

 

「「はぁああああっ!」」

 

立香の右拳、キリトの左手の剣が重なる。

 

同時に、赤いライトエフェクトと白いライトエフェクトがそれぞれの武器を包み込む。

 

突進系ソードスキルが重なり、ジェットエンジンの加速音が重なって不思議な音を奏でる。

 

金属を殴ったかのような衝撃が、二人の腕に跳ね返ってきた。

 

痛みがないので痺れるような感覚だけが伝わる。

 

違和感と気持ち悪さに顔を顰めながら、二人は同時に後退する。

 

「まだまだっ!」

 

今度は立香が後ろ足にタメを作って駆け出す。

 

ロケットの如く急加速し、ボスへと接近していく。

 

その最中、大きく横薙ぎに振るわれた大剣を、大きくジャンプして回避する。

 

自分の真下に到達した瞬間に、その大剣を踏みしめてさらに高く跳躍。

 

ボスの頭上おも大きく越えて、立香はその場で体勢を整える。

 

ぐるり、と脚を回しながら、その頭蓋に踵落としを繰り出す。

 

「ガァァァァァァァァ!」

 

再び吠え、鬱陶しいものを取り払うよう空いた手を振るう。

 

キリトはその間にも果敢に攻める。

 

体勢故か、キリトに向かってくる大剣は先程までの勢いは持っていなかった。

 

左手の剣を盾のように構え、大剣を正面から受ける。

 

ダッシュしながらであるため、ほんの僅か、少しだけ時間が出来た。

 

たかが一瞬、されど一瞬。

 

どうにか接近に成功したキリトは、X字型にクロスさせて斬撃を放つ。

 

立香は着地し、斬撃のエフェクトが消えた後に、ボスの目と鼻の先まで飛び込んだ。

 

「ガァアアアアアアアァァァァァァァ!!!」

 

痺れを切らしたボスが、頭上まで大剣を持ち上げる。

 

半秒後、落下する流星のような迫力と威力を内包した斬撃が、ボスから繰り出される。

 

「これはやばいっ!」

「キリト、そっち!」

 

正面から受ければただでは済まない、そう判断した二人は二手に分かれる。

 

二人が元いたところに剣が振り下ろされた頃には、既に立香とキリトはボスの両側に回り込んでいた。

 

自らを挟む超高速の二人に、ボスは対処に迷ったように動きを止める。

 

全く同時にソードスキルが繰り出される。

 

キリトは下半身狙い、立香はジャンプして上半身狙いだ。

 

しかし、ボスは左腕で立香の拳を受け、キリトに向かって下から上にすくい上げるように攻撃を繰り出した。

 

正面衝突し、何度目か分からない大音響が鳴る。

 

拳が通らなかった立香は、諦めずに何度も拳を繰り出す。

 

左、右、左、右、次々と着弾する拳。

 

「ゴァアアアアアアアッ!」

 

流石に無視出来なくなったのか、ボスは立香の方を向いて口を開く。

 

間違いなく、ブレスの予備動作だ。

 

「やっば……!」

 

こちらに向けられた腕を横から殴り、その反動を利用して速度を上げて着地する。

 

乱れた体制ながらもどうにか着地。

 

そうして、立香は口の端を吊り上げた。

 

意識が立香に逸れている間に、キリトが接近していたのだ。

 

「おぉぉぉぉぉぉぉぉ─────!」

 

ハサミのようにクロスさせて構えた二刀が、青白く輝く。

 

二刀流上位ソードスキル『スターバースト・ストリーム』。

 

連続十六連撃。

 

「ぁぁああああああああ────!」

「グガァァァァァァァ────!」

 

互いに叫びながら、青白い帯を描く斬撃が、ボスの身を切り刻んでいく。

 

「ガァッ!」

 

ボスが突き出した腕が、キリトの右手の剣を掴み取る。

 

だが、残るキリトの左手の剣が、ボスの胸を刺し貫いた。

 

ボスのHPは、その全てを闇色へと変えた。

 

断末魔の叫びを上げながら、ボスはポリゴンの破片となって砕け散った。

 

同時に、全力を果たしたキリトは倒れ込み、立香もその場にへたりこんだ。




時間すぎて申し訳ございません

時間が時間のためか、ちょっとの間寝落ちしてしまいました

それでは、また来週お会い致しましょう

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