もしもセイバーのマスターがソードアートオンラインに異世界転移したら?   作:雪希絵

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どうも皆様

テスト直前に寝落ちして焦りまくってる雪希絵です

もう手遅れな気がしています


突然ですが、現在行っているサーヴァントの投票に関して、皆様に訂正とお願いがあります

まず、訂正です

今までたくさんの方が投票して下さっていますが、中には多くのサーヴァントに投票している方もいらっしゃいます

私が記述したクラスは、あくまでも『このクラスのサーヴァントから選んでください』という意味であって、『このクラスのサーヴァントから一人ずつ選んでください』という意味ではありません

各クラス一人ずつサーヴァントが登場する訳ではなく、投票の結果一位だったサーヴァントだけが登場する予定です

もちろん、一人につき投票するサーヴァントが一人という訳ではありませんが、上記のことを踏まえた上で投票して頂けると助かります

次に、お願いです

投票を開始した際、たくさんの方が感想をくださいました

しかし、中には感想を書かずに投票の内容だけを感想欄に書き込む方がいらっしゃいます

そういった『感想欄での投票行為』はハーメルンの規約に違反しているため、御遠慮頂けると助かります

投票だけしたいという方は、投票用の活動報告を作ってあるので、そこで投票をお願い致します

ログインユーザーでない方は、出来る限り感想を添えた上で投票して頂けると助かります

以上となります

せっかく投票して下さった方々を責めるような形になってしまい、誠に申し訳ありません

どうかこれからも、『もしもセイバーのマスターがソードアートオンラインに異世界転移したら?』をよろしくお願い致します

それでは、本編スタートです


私には効かないよ

「くそ……情報と違うじゃねえか……!」

 

ラフコフパーティーの一人が、小声で悪態をつく。

 

もちろん、周りの男達も動揺している。

 

しかし、ここで逃げることを考える訳がない。

 

既に人数差は歴然。

 

おまけに、全員『人殺し』という目先の快楽に酔っている。

 

まだ見ぬ活きのいい獲物に、期待と興奮でも覚えているのだろう。

 

その証拠に、全員の目がさらに爛々と輝いて見える。

 

「……反吐が出そう」

 

立香はポツリと呟き、脚を踏み込む。

 

ほんの瞬きほどの一瞬で、距離はゼロに。

 

先程悪態をついた男の鼻先まで迫る。

 

「えい」

 

気の抜けた気合と共に、拳が男の腹部にめり込む。

 

「な─────」

 

遅れて気がついた男が、慌てて剣を振り回す。

 

立香はそれを横から殴って軌道を逸らし、顎を的確に捉えた蹴りを叩き込む。

 

HPバーが勢いよく減り、男が焦る。

 

ようやく気がついたのだ。

 

立香もまた、今倒れている四人と同等の強さを持っていると。

 

「おい!」

 

背後のパーティーメンバーに呼びかけ、全員で取り囲む。

 

しかし、立香は焦らない。

 

横から斬りかかって来た片手剣使いの男の剣を、腰のソードブレイカーを抜いて受け止める。

 

峰のギザギザの溝に剣が食い込み、一時的に動きを奪う。

 

その間に一歩強く踏み込み、肩から体当たりの体勢をとる。

 

ライトエフェクトを纏い、爆音と共に片手剣使いが吹き飛ばされる。

 

偶然にも、『体術スキル』の条件を満たしていたらしい。

 

驚きに誰一人動けなくなっている中、立香だけが別の時間の中にいるかのように動き出す。

 

一番近くにいた男の腹部に蹴りを放ち、振り抜く。

 

男が衝撃に体勢を乱している間に、素早く脚を踏み変えて後ろ回し蹴り。

 

男の頭部を捉え、吹き飛ばす。

 

だが、ラフコフパーティーの全員が、その間に我を取り戻した。

 

独特な連携で、次々と立香に襲いかかる。

 

立香は平然とそれを回避し、時に剣を持つ腕を殴打することによって、防御する。

 

しかし、数の差は大きい。

 

一人の攻撃をバックステップで回避すると、左右から同時に短剣使い二人が挟み撃ちしてきた。

 

片方で蹴りで撃退、もう片方を回転しながら放った裏拳で撃退するが、致命的な隙ができる。

 

ヒュン、と飛来するナイフ。

 

肩口にそれが刺さり、立香がぐらりと体勢を乱す。

 

当然、そのナイフには緑色の麻痺毒が付着している。

 

「リツカ!」

「リツカちゃん─────!」

 

キリトとアスナが叫ぶ。

 

男達の顔が愉悦に歪み、一斉に斬り掛かる。

 

だが立香は、

 

「よいしょっと」

 

平然と動いて、正面の両手剣使いに体当たりする。

 

紙かなにかのように吹っ飛び、包囲網が開ける。

 

そこから飛び出し、先程体当たりした男に、追撃として肘打ちを叩き込む。

 

「おい!麻痺毒はどうした!?」

「ああ!?言う通りたっぷり塗ったに決まってるだろ!レベル5の麻痺毒をな!」

「じゃあ、何故あいつは動ける!?」

 

レベル5の麻痺毒といえば、十分は動けなくなるような代物だ。

 

しかし、立香の動きは微塵も衰えていない。

 

それに苛立ち、仲間同士で言い合いを始めたのだ。

 

「ああ、そっか。知ってるわけないか」

 

立香はそれに対し、何でもないことのように続ける。

 

「私に毒は効かないよ。英霊の毒も効かないから、たぶん全部」

「……冗談だろ?」

「冗談じゃないよー。さて、続けよっかー」

 

ラフコフのメンバーは、等しくこう思った。

 

こいつは、一体何者だ──────と。




ちょっと今回短めです

テスト前なのでお許しください

今から悪あがきの勉強してきます

それでは、また来週お会いしましょう

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