まあがんばります
聖杯戦争を行う時に付き物がある
それは「戦い」だ
……まあ、ぶっちゃけた話、本来召喚して、自害させればいいのだが、今それは脇に置く
古今東西の英霊同士の戦いは凄まじい
特に対軍以上の宝具のぶつかり合いは当たり一面消し飛ぶ
このように英霊同士の戦いは凄まじいし被害が凄い
だから対人は使いやすいとも言われるのだ
さて、今回の正史から外れた外典ではどうだろう?
対軍、対城、対国、対民、対界と選り取り緑だ(笑)
さあ、いったいどうなるか御覧頂こう
少しは楽しめれば幸いだ
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ミレニア城塞内部王の間
そこにはマスターとサーヴァント達が揃っていた
珍しく全員集合である
そんな中……
「集まってくれてありがとう♪これでどこぞのドラゴン娘ならリサイタル開くんだけど……」
「「「開くな!!そんなもん!!」」」
「あの歌は絶対にやめろ!!」
「キャスター何か知っているの?」
「まあ、少しな……」
「実はさあ、知っていると思うけど、あっちのバーサーカー近づいているじゃない?」
「ああ、アレか」
「それにプラスしてサーヴァント2騎近づいているんだけど……」
「おっ、戦闘か♪」
「yes♪ランサーには近づいているサーヴァントの片方……、葱頭を相手取って欲しいんだ♪」
「葱頭……」
「いいぜ。けど残りは?」
「あのバーサーカーはセイバーお願い♪」
「いいだろう」
「初手で聖剣解放よろしく♪」
「「「はあ?」」」
「いきなり解放するのか?バレないようにするんじゃないのか?」
「アレはとっとと仕留めないと大変なことになるから♪」
「……」
いつもこれだ。真名がわかっているらしい物言い
だからこそ胡散臭い
だが……
「わかった」
直感は従えと言っている。だから従おう。裏切ったら潰して砕けばいいだけだ
「ゴルドさん、いいよね?」
「……ああ」
「セイバー♪」
「?」
「さっきハンバーガーとターキー沢山買っといたから、終わったら食べていいよ♪」
「……私はそんなものに釣られたりは……( ̄¬ ̄)」
「涎垂れとるぞセイバー」
「残りの緑色の女サーヴァントはどうするのだ?儂が殺ってもよいぞ」
「ああ、アレは俺が相手取る」
「「「……はあ?」」」
皆呆然。当たり前だ。サーヴァント相手取るなんて自殺行為だ
「おまえ馬鹿か?いや、馬鹿なのは知っているけど」
「ひどーい♪」
「なぜ、おまえが戦うのだ?」
「皆、召喚時覚えてる?」
「……」
覚えている。かなり印象に残っている
自己紹介でトラブルはあったが、皆落ち着きを取り戻し、その後、方針が話されたのである
その方針は簡単に言うと……
ライダーがこの陣営の旗頭
アサシンは偵察
バーサーカーは聖杯防衛
キャスターは機械化歩兵量産
ランサーが先駆け
行動は城内は自由、ただし城外は外出禁止(真名を隠蔽するスキルや宝具あるなら可)
特にアーチャーとキャスター、アサシンは絶対に真名を見破られないこと
黒が勝ったら、願いのないサーヴァントは自害、聖杯は皆で分ける
反対意見と疑問は当然あった。特に最後
それに対し……彼は
「これは内緒だよん♪」と聖杯戦争の事実を全員の前で話したのである
ちなみにその話は、第三次聖杯戦争に参加したダーニックすら知らない事実もあった
それは……
元々聖杯戦争は、とある儀式の劣化版であること
英霊達が殺し合う必要ないこと
5騎捧げれば聖杯は起動すること
コストの少ない願い、例えば受肉とかは一騎位で叶えられること
「」ヘ行くのは七騎いること
等々である
そして彼は、
「おそらく皆願いは無いか、受肉位だよね?」
と聞いて来たのである
答えは、まあその通り
さらに、
「マスター達はどう?」
と聞いたのである
大抵皆根源だが、まあ、違う人もいる
「だが、全員叶うのか?」
「多分♪」
「「「多分かい!?」」」
「でもさあ、全員
そんな訳で、方針は決まったのだが……
「なぜそこまで隠すのじゃ?特にわしらの」
とアーチャーが聞いたのである
それに対して……
「皆のスキルと宝具で役割あるから♪特にアーチャーとキャスター」
とのこと。なぜそこまで知っているのか……
「俺の家は無駄に歴史あったから、色々資料あるんだ♪」
とのこと。まあ、それで解散となった
ちなみにその後フィオレは黒斗にお持ち帰りされ、美味しく頂かれたが、それはどうでもいい
そんなこんなで今日まで来たが、やはりあの男胡散臭い
しかもサーヴァントと戦うと言っている
一体何考えているんだか……
「さすがに一対一じゃないよ♪キャスター、機械化歩兵何騎か頂戴!щ(゜▽゜щ)。それと一緒に戦うから」
「……まあ、構わないが……」
「ありがとね♪じゃあ行こうか♪」
「ああ」
「黙れ」
「(^。^;)。それと、森の中の使い魔消しといたから、ランサー、セイバー。派手にお願い♪」
戦場に向かう三人。はてさてどうなるか?
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森の中
その男は
二メートルを越える、ただ者ではない雰囲気の男が歩く
彼が赤のバーサーカー、スパルタクスである
まあ、詳しいことは調べて欲しい(笑)
彼は圧政者を許さない
だからこそ黒の陣営に向かう
歩く歩く歩く歩く歩く歩く歩く歩く歩く
そして……
「おおおお」
見つけた。黒い衣装の少女
彼には分かる、アレは圧政者だ
「我が愛で、圧政者を滅ぼすべし!」
「ハハハハハハハ。愛、愛!」
向かう向かう向かう向かう
もう少しだもう少しだ
「おお、圧政者よ、汝を抱擁せん!」
それに対しセイバーは……
「貴様なぞに抱擁されたら、全身の骨が砕けるわ!」
「あの男の言う通り、アレは一撃で決めねばならないか……」
黒い剣を構える
剣が黒き光を纏う。これまさに極光と言う他ない
「卑王鉄槌、極光は反転する、光を呑め!」
下から振り上げる
「
放たれた黒いビーム。それはバーサーカーを呑み込んだ
……ちなみにバーサーカーは避けるということが頭にない
「素晴らしい!素晴らしいぞ!!」
バーサーカーは消えた。跡形も無く
「……聞いたことない断末魔だったな。さて、帰るか」
黒のセイバー対赤のバーサーカー決着。一方ランサーは……
「オラアー!」
「オオオオ!」
絶賛激突中である。ちなみに敵は赤のライダー。その真名は……
ちなみに二人ともかなり速いため見るのはまあ不可能だ
完全に互角。お互いに傷だらけだが、致命傷はない
そして、どちらからともなく止まった
「どうした?」
「マスターから帰ってこいだとさ」
「はあ?」
「こっちのバーサーカーが消滅したらしい。だから戻ってこいとさ」
「そうかい。だがなこのまま帰らせると思っているのか?」
後ろに跳躍。距離を取る。身を低く
「逃げるなら決死の覚悟で逃げるがいい。だがな、この槍はおまえを殺す」
そして、空中に跳ぶ。槍が魔力が集まる
「スカサハ直伝!」
自分達英雄の師匠である彼女の名を謳う
「
槍が幾重にも分かれ飛ぶ。このままでは赤のライダーは死ぬ
何せ黒のランサーに自分の守りは意味をなさない
だが……
「
盾を構える。盾から「世界」が飛び出す。槍を防ぐ
この盾の前では、対軍、対城だろうが意味をなさない
世界は砕けない
まあ、対界や対星があれば別かもしれないが……
「なっ!?」
自慢の槍が防がれた。しかも……
「勝負は預けたぞ、黒のランサー、いや、クーフーリン!」
逃げられた。馬三頭が引く戦車にライダーが乗っている
あの足の速さ、槍さばき、盾の真名、そしてあの戦車
赤のライダーの真名は……
「次こそその心臓貰い受けるぜ、アキレウス」
黒のランサー対赤のライダー
決着付かず
「ご機嫌だな、ライダー」
「それはそうさ、俺を傷つけられるやつがいたんだ」
「そうか…」
赤のライダーの戦車。そこには赤のライダーと緑のサーヴァント、赤のアーチャーがいる
ライダーは途中でアーチャーを拾いバーサーカーも死んだので引き上げ中である
そんな中……
「なあ、姐さん」
「……どうした?」
「その傷は?」
赤のアーチャーの右腕には火傷があった。……しかも心なしか不機嫌だ
「向こうのマスターにやられた」
「はあ?」
「機械のゴーレムと連携してきた上に、森は罠だらけ。変な臭いの爆発物で鼻は潰され、今も匂いがわからん。さらに、宝石を爆破してきてな、それを食らった」
「そ、そうか」
「あまりにうっとおしくてな、宝具を解放した」
「おいおい……、それで?」
「ゴーレムと罠は一掃できたが、あの魔術師には多分逃げられた」
「多分?」
「死体がなかった。おのれ、次は絶対に仕留める!」
「……」
怒りを燃やす赤のアーチャー。真名はアタランテ
狩りのように戦われたのが気にくわなかったらしい
黒のマスター星海黒斗 対 赤のアーチャー
勝負付かず。アーチャーの判定勝ち?
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再び森の中
「いやぁ、危ない危ない♪まさか
アーチャー察しの通り、彼は生きていた。あちこち傷だらけだが
「ここまでは予定通り♪後は……」
どうやら悪巧みしているようだ(笑)
「次は全面対決。さてどうなるどうする」
まあ、どうするかは決まっている。どうなるかは予想がつく
「ランサー迎えありがとー♪」
「マスターの指示だからな、それにしてもよく生きてるな」
「そりゃあ色々使いましたし♪一体いくらかかったんだか(泣)」
「御愁傷様なこって」
「ねえ、ランサー」
「ん?」
「葱頭倒せる?」
「葱頭……?ああ、赤のライダーか。アイツはアキレウスだったぞ」
「ふ~ん」
やはり予想済み。こいつは一体何なんだか
「倒すさ。まだ槍だってあるしな」
「フィオレに「おまえの槍はなぜ当たらんのだ」って言われないようにね♪」
「言うな!!」
まあ、今は信じて置こう。俺の願いを聞いて叶えてくれてる
敵は強敵。赤のランサー、カルナ(黒斗情報) 赤のライダー、アキレウス
もし裏切ったら、その心臓貰い受ける。それだけのこと
「ランサー」
「あん?」
担がれた黒斗が声を掛ける
「そろそろ決戦近いから頑張ってね♪」
「言われるまでもない」
近づく決戦の時。さあ、どうなる?
どうでしょう
思ったより戦闘書けませんでした
申し訳ない
これから更新遅くなります
それと、そろそろシリーズ物やろうかな?