短編集   作:亜亜亜 無常也 (d16)

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ついに戦闘回です

まあがんばります



Fate/Apocrypha(黒の陣営 総入れ替え その④)

聖杯戦争を行う時に付き物がある

 

それは「戦い」だ

 

……まあ、ぶっちゃけた話、本来召喚して、自害させればいいのだが、今それは脇に置く

 

 

 

古今東西の英霊同士の戦いは凄まじい

 

特に対軍以上の宝具のぶつかり合いは当たり一面消し飛ぶ

 

()()聖杯戦争で激突した「英雄王」と「その友」の戦いでは対界と対粛正がぶつかり、砂漠がガラス状態になった

 

()()聖杯戦争ではある「王」が対軍規模の攻撃を行い、艦隊を消し飛ばした

 

 

 

 

このように英霊同士の戦いは凄まじいし被害が凄い

 

だから対人は使いやすいとも言われるのだ

 

 

 

 

さて、今回の正史から外れた外典ではどうだろう?

 

対軍、対城、対国、対民、対界と選り取り緑だ(笑)

 

さあ、いったいどうなるか御覧頂こう

 

少しは楽しめれば幸いだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$$$$$$

ミレニア城塞内部王の間

 

そこにはマスターとサーヴァント達が揃っていた

 

珍しく全員集合である

 

そんな中……

 

「集まってくれてありがとう♪これでどこぞのドラゴン娘ならリサイタル開くんだけど……」

「「「開くな!!そんなもん!!」」」

「あの歌は絶対にやめろ!!」

「キャスター何か知っているの?」

「まあ、少しな……」

「実はさあ、知っていると思うけど、あっちのバーサーカー近づいているじゃない?」

「ああ、アレか」

「それにプラスしてサーヴァント2騎近づいているんだけど……」

「おっ、戦闘か♪」

「yes♪ランサーには近づいているサーヴァントの片方……、葱頭を相手取って欲しいんだ♪」

「葱頭……」

「いいぜ。けど残りは?」

「あのバーサーカーはセイバーお願い♪」

「いいだろう」

「初手で聖剣解放よろしく♪」

「「「はあ?」」」

「いきなり解放するのか?バレないようにするんじゃないのか?」

「アレはとっとと仕留めないと大変なことになるから♪」

「……」

 

いつもこれだ。真名がわかっているらしい物言い

 

だからこそ胡散臭い

だが……

 

「わかった」

 

直感は従えと言っている。だから従おう。裏切ったら潰して砕けばいいだけだ

 

「ゴルドさん、いいよね?」

「……ああ」

「セイバー♪」

「?」

「さっきハンバーガーとターキー沢山買っといたから、終わったら食べていいよ♪」

「……私はそんなものに釣られたりは……( ̄¬ ̄)」

「涎垂れとるぞセイバー」

 

 

 

「残りの緑色の女サーヴァントはどうするのだ?儂が殺ってもよいぞ」

「ああ、アレは俺が相手取る」

「「「……はあ?」」」

 

皆呆然。当たり前だ。サーヴァント相手取るなんて自殺行為だ

 

「おまえ馬鹿か?いや、馬鹿なのは知っているけど」

「ひどーい♪」

「なぜ、おまえが戦うのだ?」

「皆、召喚時覚えてる?」

「……」

 

覚えている。かなり印象に残っている

 

自己紹介でトラブルはあったが、皆落ち着きを取り戻し、その後、方針が話されたのである

 

その方針は簡単に言うと……

 

ライダーがこの陣営の旗頭

 

アサシンは偵察

 

バーサーカーは聖杯防衛

 

キャスターは機械化歩兵量産

 

ランサーが先駆け

 

行動は城内は自由、ただし城外は外出禁止(真名を隠蔽するスキルや宝具あるなら可)

 

特にアーチャーとキャスター、アサシンは絶対に真名を見破られないこと

 

黒が勝ったら、願いのないサーヴァントは自害、聖杯は皆で分ける

 

 

 

 

反対意見と疑問は当然あった。特に最後

 

それに対し……彼は

 

「これは内緒だよん♪」と聖杯戦争の事実を全員の前で話したのである

 

ちなみにその話は、第三次聖杯戦争に参加したダーニックすら知らない事実もあった

それは……

 

 

 

 

元々聖杯戦争は、とある儀式の劣化版であること

 

英霊達が殺し合う必要ないこと

 

5騎捧げれば聖杯は起動すること

 

コストの少ない願い、例えば受肉とかは一騎位で叶えられること

 

「」ヘ行くのは七騎いること

 

 

 

 

 

等々である

 

そして彼は、

 

「おそらく皆願いは無いか、受肉位だよね?」

 

と聞いて来たのである

 

答えは、まあその通り

 

さらに、

 

「マスター達はどう?」

 

と聞いたのである

 

大抵皆根源だが、まあ、違う人もいる

 

「だが、全員叶うのか?」

「多分♪」

「「「多分かい!?」」」

「でもさあ、全員()()はずはないでしょ♪何人かは消える。それに向こうも格の高い英霊呼ぶはずだ。魂が数人分のサーヴァントもいると思うから平気だと思う♪」

 

そんな訳で、方針は決まったのだが……

 

「なぜそこまで隠すのじゃ?特にわしらの」

 

とアーチャーが聞いたのである

 

それに対して……

 

「皆のスキルと宝具で役割あるから♪特にアーチャーとキャスター」

 

とのこと。なぜそこまで知っているのか……

 

「俺の家は無駄に歴史あったから、色々資料あるんだ♪」

 

とのこと。まあ、それで解散となった

 

ちなみにその後フィオレは黒斗にお持ち帰りされ、美味しく頂かれたが、それはどうでもいい

 

 

 

 

そんなこんなで今日まで来たが、やはりあの男胡散臭い

 

しかもサーヴァントと戦うと言っている

 

一体何考えているんだか……

 

 

 

「さすがに一対一じゃないよ♪キャスター、機械化歩兵何騎か頂戴!щ(゜▽゜щ)。それと一緒に戦うから」

「……まあ、構わないが……」

「ありがとね♪じゃあ行こうか♪」

「ああ」

「黙れ」

「(^。^;)。それと、森の中の使い魔消しといたから、ランサー、セイバー。派手にお願い♪」

 

戦場に向かう三人。はてさてどうなるか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$$$$$$$

森の中

 

その男は筋肉(マッスル)だった

 

二メートルを越える、ただ者ではない雰囲気の男が歩く

 

彼が赤のバーサーカー、スパルタクスである

 

まあ、詳しいことは調べて欲しい(笑)

 

彼は圧政者を許さない

 

だからこそ黒の陣営に向かう

 

歩く歩く歩く歩く歩く歩く歩く歩く歩く

 

そして……

 

「おおおお」

 

見つけた。黒い衣装の少女

 

彼には分かる、アレは圧政者だ

 

「我が愛で、圧政者を滅ぼすべし!」

 

小剣(グラディウス)を構え立ち向かう

 

「ハハハハハハハ。愛、愛!」

 

向かう向かう向かう向かう

 

もう少しだもう少しだ

 

「おお、圧政者よ、汝を抱擁せん!」

 

 

 

 

 

それに対しセイバーは……

 

「貴様なぞに抱擁されたら、全身の骨が砕けるわ!」

 

「あの男の言う通り、アレは一撃で決めねばならないか……」

 

黒い剣を構える

 

剣が黒き光を纏う。これまさに極光と言う他ない

 

「卑王鉄槌、極光は反転する、光を呑め!」

 

下から振り上げる

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガーン)!」

 

放たれた黒いビーム。それはバーサーカーを呑み込んだ

 

……ちなみにバーサーカーは避けるということが頭にない

 

 

 

「素晴らしい!素晴らしいぞ!!」

 

バーサーカーは消えた。跡形も無く

 

 

「……聞いたことない断末魔だったな。さて、帰るか」

 

黒のセイバー対赤のバーサーカー決着。一方ランサーは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オラアー!」

「オオオオ!」

絶賛激突中である。ちなみに敵は赤のライダー。その真名は……

 

ちなみに二人ともかなり速いため見るのはまあ不可能だ

 

完全に互角。お互いに傷だらけだが、致命傷はない

 

そして、どちらからともなく止まった

 

「どうした?」

「マスターから帰ってこいだとさ」

「はあ?」

「こっちのバーサーカーが消滅したらしい。だから戻ってこいとさ」

「そうかい。だがなこのまま帰らせると思っているのか?」

 

 

後ろに跳躍。距離を取る。身を低く

 

「逃げるなら決死の覚悟で逃げるがいい。だがな、この槍はおまえを殺す」

 

そして、空中に跳ぶ。槍が魔力が集まる

 

「スカサハ直伝!」

 

自分達英雄の師匠である彼女の名を謳う

 

刺し穿つ死翔の槍(ゲイボルク)!!」

 

槍が幾重にも分かれ飛ぶ。このままでは赤のライダーは死ぬ

 

何せ黒のランサーに自分の守りは意味をなさない

 

だが……

 

蒼天囲みし小宇宙(アキレウス・コスモス)!!」

 

盾を構える。盾から「世界」が飛び出す。槍を防ぐ

 

この盾の前では、対軍、対城だろうが意味をなさない

 

世界は砕けない

 

まあ、対界や対星があれば別かもしれないが……

 

 

 

 

「なっ!?」

自慢の槍が防がれた。しかも……

 

「勝負は預けたぞ、黒のランサー、いや、クーフーリン!」

 

逃げられた。馬三頭が引く戦車にライダーが乗っている

 

 

 

あの足の速さ、槍さばき、盾の真名、そしてあの戦車

 

赤のライダーの真名は……

 

「次こそその心臓貰い受けるぜ、アキレウス」

 

 

 

黒のランサー対赤のライダー

 

決着付かず

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ご機嫌だな、ライダー」

「それはそうさ、俺を傷つけられるやつがいたんだ」

「そうか…」

 

赤のライダーの戦車。そこには赤のライダーと緑のサーヴァント、赤のアーチャーがいる

 

ライダーは途中でアーチャーを拾いバーサーカーも死んだので引き上げ中である

 

そんな中……

 

「なあ、姐さん」

「……どうした?」

「その傷は?」

 

赤のアーチャーの右腕には火傷があった。……しかも心なしか不機嫌だ

 

「向こうのマスターにやられた」

「はあ?」

「機械のゴーレムと連携してきた上に、森は罠だらけ。変な臭いの爆発物で鼻は潰され、今も匂いがわからん。さらに、宝石を爆破してきてな、それを食らった」

「そ、そうか」

「あまりにうっとおしくてな、宝具を解放した」

「おいおい……、それで?」

「ゴーレムと罠は一掃できたが、あの魔術師には多分逃げられた」

「多分?」

「死体がなかった。おのれ、次は絶対に仕留める!」

「……」

 

怒りを燃やす赤のアーチャー。真名はアタランテ

 

狩りのように戦われたのが気にくわなかったらしい

 

 

 

黒のマスター星海黒斗 対 赤のアーチャー

 

勝負付かず。アーチャーの判定勝ち?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$$$$$$

 

再び森の中

 

「いやぁ、危ない危ない♪まさか訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)使って来るとは♪」

 

アーチャー察しの通り、彼は生きていた。あちこち傷だらけだが

 

「ここまでは予定通り♪後は……」

 

どうやら悪巧みしているようだ(笑)

 

「次は全面対決。さてどうなるどうする」

 

まあ、どうするかは決まっている。どうなるかは予想がつく

 

 

 

 

「ランサー迎えありがとー♪」

「マスターの指示だからな、それにしてもよく生きてるな」

「そりゃあ色々使いましたし♪一体いくらかかったんだか(泣)」

「御愁傷様なこって」

「ねえ、ランサー」

「ん?」

「葱頭倒せる?」

「葱頭……?ああ、赤のライダーか。アイツはアキレウスだったぞ」

「ふ~ん」

 

やはり予想済み。こいつは一体何なんだか

 

「倒すさ。まだ槍だってあるしな」

「フィオレに「おまえの槍はなぜ当たらんのだ」って言われないようにね♪」

「言うな!!」

 

 

まあ、今は信じて置こう。俺の願いを聞いて叶えてくれてる

 

敵は強敵。赤のランサー、カルナ(黒斗情報) 赤のライダー、アキレウス

 

もし裏切ったら、その心臓貰い受ける。それだけのこと

 

 

 

 

「ランサー」

「あん?」

 

担がれた黒斗が声を掛ける

 

「そろそろ決戦近いから頑張ってね♪」

「言われるまでもない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近づく決戦の時。さあ、どうなる?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしょう

思ったより戦闘書けませんでした

申し訳ない



これから更新遅くなります

それと、そろそろシリーズ物やろうかな?

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