【改稿版】 やはり俺の灰色の脳細胞は腐っている【一時凍結】   作:近所の戦闘狂

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原作開始前
第一話 弟子入り編―第一部


 昼下がりの、この時期としてはなかなか心地よい風が吹く。

 

 春。

 

 二年前。俺、比企谷八幡はボーダーに入り、忍田さんに師事し剣術を習った。だがサイドエフェクトの副次的な影響のため、B級に上がって少したってからシューターとなった。家族はもういないため安い学生アパートでの一人暮らしを送ることになり、貯金を少しずつおろしながらだが奨学金アルバイトで学費と生活費をまかないながら過ごしていた。

 

 今日は四月の上旬。まもなく高校に入学する。進学先はここら辺では一番の進学校である総武高校だ。元々勉強は得意で、一応主席合格らしい。その上特待生扱いで、入学金や授業料全額免除という素晴らしき待遇であった。

 

 学校側が新入生挨拶をしてほしいそうなのだが、そんなことをすれば社会的に死んでしまうのは明確なので、丁寧に断った。学校側もそれなりに粘ったが、ボーダーからも何人か入学するようで、しかも先輩にもいるからそんなことでボーダーでの素晴らしきボッチ生活を終わらせたくない。

 

 

 入学式は来週の火曜に執り行われる。入学前の課題も大したものはなかったため、防衛任務をそこそこ入れられた。これまで入れていたアルバイトに加え、ボーダーでの給料が加わり、だいぶ余裕のある暮らしになっている。

 

 トリガーを起動し、警戒区域に設けられたフェンスを飛び越え、設定されている合流地点へと駆け抜けた。

 

 ボーダー本部の南東にあるちょっとした空き地。そこに、上品な雰囲気の漂う顔の整った女性がたたずんでいた。

 

「遅れてすいません」

 

「いえ、まだ時間までまだありますし大丈夫ですよ」

 

 事実、防衛任務は十四時からだが、今はまだ十三時五十分を過ぎたところだ。

 

「……あの、那須玲です。よろしくお願いします。」

 

「あぁ、比企谷八幡です。よろしく」

 

 軽く自己紹介を済ませた。彼女はつい先日B級隊員になったらしく、今回が初めての防衛任務だそうだ。トリオン兵が出てこなくて暇なのもあり、防衛任務についての知識をいくらか教えることになった。

 

 

 ボーダーでの防衛任務はB級隊員以上の者に課せられる。通常は一つの部隊だけで任務をこなすが、部隊を組んでいない者は部隊と連携して任務をこなすことは多々ある。だがごく稀に、ソロ隊員同士でシフトが組まれる。B級隊員は倒したトリオン兵の種類とその数によって収入が変わるが、A級隊員は毎月固定給がでるから大分有利だ。

 

 時間にして十数分程度。ある程度話し終え、暇になり出した頃。

 

『ゲート発生、ゲート発生。座標誘導誤差2,18。付近の市民の皆様は避難してください』

 

「お。来たか」

 

 アナウンスが流れると同時に、視界の端で黒いものがバチバチッ!と音を立てながら発生しているのが見える。

 ゲートだ。

 この世界と、近界と呼ばれる世界を繋ぐ門。初めはこの世界のあちらこちらで開いていたが、ボーダーが開発したゲート誘導装置により警戒区域内でのみ開くようになった。重い腰をゆっくりとあげ少し伸びをした。

 

「……それじゃあ、行くか」

 

「ええ」

 

 短いやり取りを済ませゲート発生地点に向かっていると、

 

『ゲート発生、ゲート発生。座標誘導誤差0,36。付近の市民の皆様は避難してください』

 

 二つ目のゲートが開いた。片方に集まっていると、ゲートから出てきたネイバーが警戒区域を越えるかもしれない。俺は二つ目のゲートの方に向かうことにした。

 

「カバーしきれんから、そっちは頼む」

 

「わかったわ」

 

 そう言って、俺は二つ目の方のゲート発生地点へと向かった。

 

 

  ☆

 

 

 俺が到着した地点ではほんの捕獲兼砲撃用トリオン兵「バンダー」が三匹いる程度だった。

 

「スパイダー」

 

 左手に特殊な形のしたキューブを取り出す。

 

 スパイダーとは、いわゆるワイヤーのようなものだ。

 使い道は様々で、敵をこかすもよし、足場を作るのもよし。でもソロポイントに直結しにくいから不人気だ。

 だが俺はちょっと違った使い方をしているが。

 

 両端を射出されたスパイダーをすべてのトリオン兵に突き刺していく。そしてすべてのスパイダーが獲物にかかると、まだキューブ状であるスパイダーを一つにまとめ、巻き取らせる。

 

 すると、トリオン兵たちは一気に引っ張られていく。

 要は拘束具に似通った使い方をしているのだ。俺は人よりトリオンが多少多いから、スパイダーの先端を通常より硬く、頑丈にした。

 

 そこにさらにスパイダーを撃ち込み、完全に身動きが取れないようにする。

 

 「アステロイド」

 

 こうなったらもうチェックメイトだ。

 両手にこれでもかといえるほどのトリオンキューブを取り出し、細かく分割した。それをトリオン兵に向かって一気に射出した。

 

 銃弾の雨のようにも視えるそれを撃ち終えると、後にはもの言わぬ藻屑と化した物だけが残った。

 

「まぁ、こんなもんか」

 

 そして、もう片方のゲート発生地点で那須が倒せたかどうか確認するため、その場を立ち去った。

 

 

  ☆

 

 

「おいおい、マジかよ」

 

 俺が那須のいる地点に到着して見たのは、かなりの数のトリオン兵が那須を襲っているところだった。バンダーが三匹、戦闘用トリオン兵「モールモッド」が四匹。昨日B級に上がったばかりの者には、もしくはB級下位の者では対処するのは困難だ。那須も部位欠損はしていないものの体のあちらこちらに切り傷がある。むしろ、これだけの相手に対してここまで粘っているという方が凄い。

 

 彼女は間違いなく有望株だな。これまでにどこかの隊が目を付けたはずだ。そうでなくともこれから先彼女は色んな部隊から勧誘されるだろう―――とは言っても、俺には関係のない話だが。

 

 彼は彼女のサポートをするため合成弾の作成に取り掛かる。

 

「那須!今から援護射撃をする!」

 

 彼女はその声で俺が応援に駆け付けたことに気付き安堵の息を漏らしつつ、すぐ前にいたモールモッドから一旦距離をとる。

 

 そして、普段封印している鎖を解き放つ。俺のサイドエフェクト、『思考速度加速』。これでしばらくの間世界を――0,01秒以下の世界を支配できる。その一瞬ごとにベストな選択を行うことが出来る。

 そして周りの光景が一変した。世界はスローモーション動画のように、色は鮮やかではなくモノクロになる。それでも俺の体は通常通りに動かせる。

 

 この世界をこれまでに何度か感じた事はあったが、サイドエフェクトであることを知ったのはボーダーに入ってからだ。

 その高性能さゆえ、燃費が非常に悪い。忍田さんの指摘とアドバイスのお陰でこのサイドエフェクトの発動を単発的に、そしてより長く発動できるようになった。

 代わりに、アタッカーとしての底は知れてしまったが。サイドエフェクトを常に使えればただ無双できるが、実際のところ20分くらいしか持たないし、次に使うことが出来るのは、最低でも6時間は必要なのだ。

 

「バイパー+メテオラ」

 

 頭の上にできた二つの白いキューブが合わさって、一つに纏まっていく。そのキューブは次第に分割されていき、64個のキューブが出来上がる。

 

「トマホーク」

 

 頭上で完成されたトマホークはトリオン兵へと降り注ぐ。それと同時に、サイドエフェクトを停止させた。

 

 この弾種の組み合わせを使える奴はボーダーには殆んどいない。合成弾作成の技術レベルの高さ、そして複数のバイパーを同時に、尚且つ正確に操作せねばならないからだ。

 この二つの困難さを俺はサイドエフェクトでカバーした。

 合成弾を作る際に弾丸を練り、次に射出する弾丸の弾道を設定する。この作業を0.1秒で終わらすのだ。

 

 そうして射出された弾丸はトリオン兵に降り注ぎ、それらはその機能を停止させた。

 

 

 

  ☆

 

 

「大分危なかったな」

 

 俺は那須へ労いの声を掛けた。通常は一体から二体、多くても三体までしか同時に出ないため、ここまでトリオン兵が多く出ることは非常に珍しい。あとで本部長にどう報告するか考えていると、那須は少し困った顔をして訊ねてきた。

 

「ちょっとびっくり。普通あんなに多く出るものなの?」

 

「いや、普段はせいぜい一、二匹だ。今回はちょっと異常だったから、あとで本部長に言いに行かないとな。」

 

「ええと、どうして?」

 

那須は頭に?マークを浮かべる。

 

「今回みたいにイレギュラーな事態が起こった時、大規模侵攻とかの前兆かもしれないからな。用心するに越したことはない」

「なるほどね」

 

 那須は俺の言葉にフムフムと頷いていた。

 

 その後再び沈黙が漂い、俺にとっては気楽な、彼女にとってみれば大変気まずい空気の中時間を過ごしていった。シフト終わりの時間までトリオン兵が再び出てくることはなかった。

 

「俺は今から本部長にこのことの報告に行くけど、那須は本部に行くか?」

 

「うん、わたしも行くよ。だってわたしが戦ってたところで起こったことだし」

 

「そうか」

 

 俺は短く返事を返すと、地下通路のある地点まで駆け出した。

 

 

  ☆

 

 

 先ほど防衛任務を終えた俺と那須は、本部長にイレギュラーの報告に本部長室前に来た。中では何か厄介ごとでもあったのだろう、頭を抱えてため息を吐いている。

 

「お疲れ様です。本部長」

 

 その本部長と呼ばれた人―――忍田真史は、俺の声にゆっくりと反応した。

 

「比企谷か。どうしたんだ」

 

「本日の防衛任務の時に、少しイレギュラーな事態が発生しました」

 

 その言葉に本部長は目つきを変える。

 

「…詳しく聞かせてくれ」

 

 

 

 そして俺と那須は、今日あった防衛任務でのイレギュラーな事態について報告した。本部長はしばらく考えこむと、「わかった。報告ありがとう」とだけ言った。

 

 「本部長に聞きたいことがあるんですけれども……」

 

 ちょうど話に切りが付いたところで、那須が本部長に質問を投げかけた。

 

「どうしたんだ?」

 

「B級に上がった時に言われたんですけれど、相手の合意があれば、師弟になれるんですよね?」

 

 B級隊員になるとC級で取り扱っていた訓練用トリガーから実戦用トリガーに変わるのに加え、好きな人に師事することができるようになる。とは言っても、両者の合意が必要だが。

 逆に正隊員がC級隊員を弟子にとることもある。この場合は、前々から知り合いだったりするケースがほとんどだ。

 

 俺は物凄く嫌な予感がした。

 

「あぁ、そうだが。それが?」

 

「はい、その。比企谷君」

 

「えっ?なに?面倒くさいのは嫌……」

 

 前もって釘を刺しておこうとした。だが、その言葉に鋭く反応した忍田さんが俺にタイガー睨みをしてきたため、続きの言葉が出せなくなった。それを確認した忍田さんは目線を那須に戻し、続きを促す。

 その目線に返事をするように、爆弾を落とした。

 

「私を弟子にしてください」

 

 

「…………は?」

 

 

  ☆

 

 

 俺と那須は現在絶賛対面中である。何それ全然うれしくない。

 

 先ほど、那須から弟子入り志願をされ、俺が「嫌だ」と答える前に、忍田さんが「二人で話し合って決めなさい」と言ってきたため逃れることもできず、現状に至っている。一体何の罰ゲームなんですかねこれは?

 

「比企谷君って弟子をとったことあるの?」

 

「いや、それ以前に存在自体を全員に認識されていないからな」

 

「えーっと、その…ははは」

 

 今から俺は那須に何を言われても突っぱねるつもりだ。まず師匠って弟子に何教えたらいいのかわからないし、俺自身ものを教えられるほど実戦経験豊富なわけではない。とどのつまり、俺以外のもっと実戦経験があり、優しくて親切なイケメン君に教えてもらった方がいいだろう。……なんだその気に喰わないリア充は。

 

「比企谷君ってボーダーに入ってからどのくらいなの?」

 

「まぁそろそろ二年くらいだな。それが?」

 

 早速弟子にしてください的な話題から来ると思ったのだが、違うところから聞いてきたので少し意外だった。

 

「うん。比企谷君に師匠っていたのか気になったの」

 

「あぁ、忍田さんに剣術を教えてもらったな。最初のころはアタッカーだったんだが、いろいろあってシューターに落ち着いてな」

 

「本職はアタッカーなの?」

 

「いや、向き不向きで考えた結果だっていう話だ。ソロポイントも今やシューターの方が高いし、な」

 

「ふーん……」

 

 そこで一旦会話が途切れた。俺は手元にあったマッ缶に口を付けた。口に広がるはずの甘さが今や気まずさとなってこの場の空気を支配した。

 

「比企谷君って私を弟子にとりたくないの?」

 

「当然だ。弟子にしたくなさ過ぎてむしろ今すぐ帰りたいまでである」

 

「うん、すごい喰い気味にレスポンスするね」

 

 だんだんわかってきたが、那須はわりとはっきりと物を言うタイプのようだ。だから正論にはかなり敏感に反応する。逆に屁理屈には軽い反応しか示さない。

 隠して腹の探りを続けるよりここできっぱりはねのけた方うがいいだろう。

 だから、俺ははっきり拒絶することにした。

 

「俺が思うに、俺自身師匠に向いていないと思っている。俺はこれまで人とあまり関わって来なかったから他の奴ににものを教えたことは一度もない。教えてもらうってことも忍田さん以外にも弟子入りしてるし、こんなコミュ障に師事するよりもっとまともな奴にした方がいい」

 

 言ってやった。

 ここまで言えばさすがにこれ以上言い募ってくることはないだろう。

 そう油断していたが、思わぬ方向に話が展開した。

 

「自分でコミュ障っていう割には会話ができてると思うよ? それに教えてもらっていたんだったらどこに注意して教えたらいいのかわかると思うし、何より私は比企谷君の弟子になりたいって思ったの。それじゃあ、ダメかな?」

 

 片っ端から論破された。しかも最後にお願いまでされた。

 かわいいな……。

 

 じゃなくて。

 

 (俺なりの)正論を論破しにかかってきたので、俺は逆に屁理屈をこねてみた。

 

「いや、その、なんだ。ここでの以外にもいろんなところでバイトしてるから教えたりする時間とかないだろうし」

 

「連絡先交換して空いてる時間帯とかにしたらいじゃない?」

 

「しばらくしたら学校始まるし」

 

「比企谷君は学校で何かやるの?部活とか」

 

「ぃや……それは……あれだ。あれがあれだから」

 

「あれって何?」

 

 次から次へと論破されていく。まずい。

 だがここで、更に俺を追い詰めるかの如く、悪魔が降臨した。

 

「珍しいな。あの比企谷が女子と会話か」

 

「……風間さん。どうしてここに」

 

「さっき緊急で会議があってな。その帰りだ」

 

 そういいながら俺たちの会話の中に入ってきたのは、俺の数少ないボーダーの知り合いであり、A級5位部隊「風間隊」隊長。風間蒼也だ。

 

「隣座るぞ」

 

 そう言って何気に会話に混ざる気のようで、睨み付けるに俺の方を見てくる。

 

「それで? お前等はどうしたんだ?」

 

「いや、特に何でもないんで」

 

 俺は芽を早めに摘んでおこうと思っていたが、予想道りと言うか、那須が横やりを入れてきた。

 

「私が比企谷君に弟子入りしたいってお願いしてたところなんです」

 

 ねぇ、余計な事言わないでくれますかね那須さん?

 

「……ほう」

 

 風間さんの目が細まった。あっ、これアカン奴や……。そして、その細まった視線を今度は那須へと向けた。

 

「お前、ポジションは?」

「シューターです」

 

 その時、風間さんが小声で「なるほど、迅の予言はこういうことだったのか」と呟いたのを俺は聞き逃さなかった。

 

「比企谷。お前、シューター教えられるのか?お前はアタッカーだったろう?」

 

 あ、やばい。シューターに変えたこと風間さんとかに言うの忘れてた。

 

「今はシューターやってます」

 

「なんだと……?」

 

 それを聞いた風間さんは顔を顰めたが、それと同時に悲しそうな表情もした。

 

「あのままでも十分強かったと思うんだがな、俺は」

 

 かつて、風間さんとソロランク戦をしたことを思い出す。この人はボーダーにおいて存在感がほぼほぼなかった俺を逸材だと言って見出した。

 

 部隊に誘われたが俺があっけなく断った。そのことでチームメイトが突っかかってきたこともあり、ランク戦をすることになった。

 

 結果は引き分け。

 

 最後の一戦まで5対4とまで縺れ込み、思わず切り札であるサイドエフェクトを使って何とか引き分けにした。

 その一件から風間さんはちょくちょく世話を焼いてくれるようになった。ついでにスコーピオンの手ほどきを教えてもらったり。

 

「サイドエフェクトが原因か?」

 

「そうですね。シューターの方が効率よくサイドエフェクトを扱えるので」 

 

 それを聞いた風間は、若干ではあるが、残念そうな顔をした。

 

「そいつが無くても十分に強かったと思うがな、俺は」

 

「いや、限界はすぐにわかったんで。このまま続けるよりポジションを変えるべきだと思いました」

 

  アタッカーだとサイドエフェクトを維持し続けねばならないのに対し、シューターならば断続的にサイドエフェクトを発揮することができるし、限界があるよりも可能性が広がっていく。

 

「比企谷」

 

「…はい」

 

「比企谷だったら師匠として申し分ない。弟子をとってもかまわんだろう」

 

 どうやらこの人も俺を殺りにきたようだ。なに? なんなの? もうやだこの修羅場!

 

「そもそも比企谷は他人と関わるのを恐れすぎだ。その改善の一環としても弟子をとるべきだと思うがな」

 

「それってつまり…」

 

「あぁ。比企谷、こいつを弟子にとれ」

 

 そしてついに、風間さんは命令形で俺に対して弟子取れ発言をしてきた。さっきまでの若干柔らかかった態度は一体何なんだったんだ?

 そんな悪態を心の中でつぶやきながら、反論の糸口を探した。

 

「いや、でも、その」

 

「またそうやって言い訳をして逃げをするつもりか。ちょっと来い。お前にはしっかりとそれについての話をせねばいかんらしい」

 

 反論をするつもりが地雷を踏んでしまったらしい。襟を掴まれながら、俺は風間さんに作戦室まで引き摺られていき、その先でたっぷりと折檻された。

 

 その後、風間さんの立会いの下、俺と那須が正式に師弟関係になったのだった。

 

 

 ………俺の意思は?

 

 




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11月24日 一部に原作との矛盾が生じたため書き換えを行いました。

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