今回でやっと五話になります。
ホントにこのシリーズ気ままにやってくので、お願いします。
それでは、本編どうぞ。
前回の続き。
CRのドクターであった【宝 劉醒】が俺たちの前に現れた。
そして、無事に爆走バイクのバグスター【モータス】を倒したのだが。。。
例の黒いプリスパーサがまたも出現した。
ゲーマドライバーの二つ目のスロットにガシャットを挿し、新しい形態になった。
あの姿は何だったのかは、まだ分からない。(いつもより長くなったな。)
~風見市総合病院・CR~
「黒いプリスパーサがレベルアップしたじゃって?」
「そうなんですよ。」
あの黒いガシャット、バクドキホラーとかいってたな。
確か10個のガシャットの一つだったな。
「う~む。」
「善人、見て。」
アリスが話しかけてきた。
「ん。なんだ?」
「ゲーマの社長からテレビ通話が。」
え?社長本人から通話なんて一体何事だ?
『やぁ。CRの諸君。私から折り入って話がある。一度、コッチに来てくれないか?』
「は、はぁ。」
~ゲーマコーポレーション・社長室~
俺たちはゲーマの社長、【任藤 天】の目の前にやってきた。
そして社長は席を立って、コッチに来たから俺が話をふっかけた。
「やぁ、社長さん。アンタの顔、よくテレビで見るよ。」
「君が善人君かな?ありがとう、君の顔もゲームセンターでよく見るよ。」
そんなことを言い、社長は俺に笑顔で手を差し出す。
···おいおい。「もうそれはいいだろ···。」
顔がひきつりながらも手をだし握手した。
そして社長は、みんなの方に向き直り挨拶をする。
「他の皆さんも、よく来てくれました。私がゲーマコーポレーション社長の任藤 天です。」
「すいません。本題に入りますが、用件をきかせてください。」
憐花がいきなり用件を聞き出そうとした。
「そうだね。じゃあ話させてもらうよ。」
「安直に言うと、ガシャットが盗まれたんだ。」
「ガシャットが盗まれた!?」
うえ~、こんな会社でも盗まれることがあるんだな。
「盗まれたのは、この六つのガシャットなんだ。」
そう言うと社長は、ガシャットの画像を見せた。
その画像には十個のガシャットが載っていた。
「そして盗まれたというのが、【ワンツースロット】【ペッツグロー】【ドレスアップクローズ】
【デリシャスクッキング】【バクドキホラー】【ドラコベナトールZ】この六つだ。」
バクドキホラーだと?確か黒いプリスパーサがつかってたはずだが。
「話は聞かせてもらったヨ。」
後ろからの声に全員が反応する。
「宝さん!」
おぉおぉ、盗み聞きか、関心しねーな。
「いやぁ、キミ達の手を煩わすわけにはいかないヨ。」
何だ?情けのつもりかよ。
「ありがとうございます。ですが同情ならいりません。それにゲームに関しては譲れないんで。」
「善人君もそう言ってますし、宝さんも手を取り合って頑張ってください。」
あんたの言えたことかよ社長さん。
それよりもこの二人に面識があんのか、つってもそりゃそうか。
「ということで、頼みましたよ。」
病院に帰る途中、「お?誰か座ってんぞ。」
俺たちの目線のさきには、橋のしたで座ってる男がいた。
「こんなとこに座ってるなんて不自然ね。」
「いいのか?俺たちが首つっこむことでもねぇんじゃないか。」
「でもさすがに注意は必要じゃろ。」
おぉおぉ、二人ともお節介だな。
「大丈夫ですか?」
アリスが男の傍に寄って声を掛ける。
が、男は黙ったまま座っていた。
「善人、行きましょ。」
「んでだよ。」
「いいの。ほら早く。」
憐花が男の方へ行けと促す。
「おーい、大丈夫ですかぁ?」
俺が話し掛けても返事がない。
「様子が変ね。善人、スコープを使って。」
「えぇ、俺?」
俺がスコープを使おうと、首から外そうとしたら、スコープが鳴りだした。
「よし来た!じゃあな。あとは任せた。」
俺は直ぐに現場へ向かった。
ずいぶんと開けた所に来たな。
ん?「あいつ!」
奥のほうに黒いプリスパーサがいた。
「あいつ、何でこんなとこに。」
そして、やつの前には頭にガシャットがささっ··て、え!?ささって、る変なのがいた。
変なのは、胸の辺りにスロットが付いていた。
「んじゃ、そろそろだな。」
俺はガシャットを構えボタンを押す。
『フォルティアクションZ!』
そしてガシャットをベルトにセットしてレバーを開く。
『ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!』
『フォルティジャンプ!フォルティキック!フォルティフォルティアクションZ!』
「うおぉぉお!」
『ガシャコンバスター!』
ガシャコンバスターを手に取り、斬りかかった。
「ヴェ!」
バグスター(?)を斬りつけると黒いプリスパーサが蹴りを入れてきた。
「くっそ!邪魔すんなよ!」
よろけるが、すぐに体勢を立て直し奴に反撃を噛ます。
奴はサッと避け、例のガシャットを取り出し、ボタンを押した。
『バクドキホラー!』
ゲーム画面から、あんときの黒いアイツが出てきた。
コッチに突進してきた!しかし、俺に当たる寸前にネイチャー、農さんが攻撃を弾いた。
「み、農さん!?」
「間に合ったようじゃな。」
どうやら、農さんも少し遅れて来ていたようだ。
でもなぁ、来るならもっと早く来てほしかったなぁ。※こんな状況下でもクズである。
「大丈夫か?」
「は。はい。他のみんなは?」
「あ、あぁ、すぐに来るじゃろ。」
奴の方へ向くと、ガシャットをベルトに挿してレバーを開いた。
『ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!』
『アガッチャ!いつでも!どこでも!ホラー!ホラー!君の後ろに!バクドキホラー!』
まただ、あの姿になった。
こうなりゃ俺にも策があるぞ。
「農さん、下がっていてください。」
「へ、平気か?」
「はい、任せてください。」
ガシャコンバスターをアックスモードにして、ガシャットをセットする。
『ガシャット!キメワザ!』
「うおぉー!」
勢いよく大ジャンプして、バグスター(?)に振りり下ろした。
『フォルティ!クリティカルフィニッシュ!』
爆発と共に飛んだガシャットをキャッチして、着地してからガシャットのボタンを押した。
『ワンツースロット!』
ゲーム画面から奴のときみたいに何かが出てきた!そうだ、これをアイツみたいに。
俺はベルトのレバーを閉じてガシャットをベルトの二つ目のスロットに挿した。
『ガッチョーン!ガシャット!』
さらに、掛け声と一緒にレバーを開く!
「大!大!大変身!」
『ガッチャーン!!レベルアップ!』
レバーを開くと、さっきのやつが俺に噛み付いた。
「ん?うわぁぁあ!喰われたー!」
『一攫千金!揃えろセブン!ワン!ツー!スロット!』
噛み付いたと思ったら、俺と合体した。
頭にはレバー、胸にはスロット、左腕にはコインの投入口みたいなのが付いた。
「おぉ、力が湧くぜ。おい黒男!この姿なら互角に張れるな。」
「コイ。」
キェェアァー!シャベッタァァー!えっ?こいつ喋れんのか。まぁ普通に考えてそうか。人···だもんな。
「んじゃ。遠慮しねぇぞ!」
勢いよく突進して左腕を振るう。
普通に避けられたが、左腕を奴に向けコインを飛ばした。
よし、ひるんだ!さらに追撃しまいと突進し、思いっきり殴った。
奴は吹っ飛んで、片膝を着いて受け身をとった。
だが、ダメージを与えたため少し止まっていた。
今しかねぇ!
俺はワンツースロットをキメワザスロットにセットしてボタンを押した。
『ガシャット!キメワザ!』
奴はコチラの行動を読み取ってガードした。
そして、もう一度ボタンを押す!
『ワンツー!クリティカルストライク!』
頭に付いたレバーを倒すと、胸のスロットが回りはじめた。
キタキタキター!スロットが順に止まっていく。
7!・・・7!・・・
7!「よっしゃ!揃ったっ!」
奴の方に左腕を構える。
「特大サービスだ、受け取れ!黒男!」
左腕の口から、大量のコインが飛び出した!
コインは奴目掛け飛んでいき、多段ヒットした!
段々コインが出なくなったから、ジャンプして奴を思いっきりぶん殴った。
『会心の一発!』
「どうだ!って、居ねぇ!どこいきやがった?!クソ。」
まぁいいか。ワンツースロットのガシャットは手に入ったし。
でも、あのバグスター(?)はなんだったんだ。
結局、黒男の正体も分からずじまいだかんなー。
一体、誰なんだ?・・・
「ハァ、ハァ。」
ライダーゲージがギリギリだ。
私は建物の柱に凭れ掛かった。
レバーを閉じて、ガシャットを抜いた。
『ガッチョーン!ガシュン!』
「どうしたんだ “天” 息が切れてるじゃないか。プリスパーサにやられたのか」
「あ、あぁ。だがこれも想定ないだよ。」
「でも身体が震えているぞ?やっぱり、あの力を恐れているんじゃ。」
「何を言っているダガー。恐ろしいのは、他でもない私自身の才能さぁ!」
私は任藤 天。全ては計画の内さ。
「さすがだな。仮面ライダー“ゲーマ”!」
see you next game···
次回!仮面ライダープリスパーサ!
「善人にで出来たのよ。私にも出来るわ!」
「お母、さん···。」
「ドレスアップスローズ!」
次回!「過去を乗り越え!DRESSUP!」で、ゲームスタート!
いかがでしたでしょうか。
今回はゲーマの正体がわかりましたね。
才能さぁ! のセリフも来ましたしね(笑)
次回は憐花の回になりますでしょう。
気長にお待ちしていただけると幸いです。
それでは、takaフレでした!