仮面ライダープリスパーサ   作:taka@半魚人

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久しぶりの投稿になります。
良かったら、最後まで見てください。


ステージ4「止まっていた男のRUN!」

前回のあらすじ。

 

俺、安羅木 善人はCRのドクターになりバグスターと戦っている。

まぁ4話だし1話から見てるから知ってるだろ。

 

んで前回は、俺の色違いが現れたんだ。本当に奴は一体?

そして新たに加わった【琴音 憐花】と共にホップステップリズムの敵、ノイズンを倒したのだった。

 

 

~電脳救命センターCR~

 

「プリスパーサ!」

「おぉ、急にどうしたんじゃ。」

 

この人は大草 み···。もういいよね、こういうの。

メンバー紹介を毎回やったら尺が勿体ない。だから皆さん察してください。※今回もクズである。

 

「変身後の名前ですよ。」

「ほ、ほ~。」

 

興味無さそう。なんでや。

 

「この前ポッピーが勝手に名前つけたんすよ。で、俺はみんなの分まで考えたんですよ。」

「良い名前でしょ♪で、みんなの分まで考えたって?」

 

アリスは少し驚いた顔で言う。

そんなに驚くことか?

 

「それで儂の名前は?」

「農さんは【仮面ライダーネイチャー】です!」

「んん。そのまんまな気がするが、いいか。」

 

えぇ、不服そう。俺は好きだけどなぁ。

視線を感じる···。

視線の方を向くと、憐花が期待する目をこちらに向けている。

 

「よし、憐花。お前は【仮面ライダーレカルカ】だ!」

「ポーランド語で女医師ね。まぁ、善人にしては良いんじゃない。」

 

ふっ、素直じゃないねぇ。

気に入ったならそう言えばいいのに。

 

「そういえば、順々にライダー集まってるけどこれ以上に増えるのか?」

「う~ん。ガシャットにも限りがあるしね。これ以上は···。」

 

そうか、確かガシャットはゲーマの社長が提供してんのか。

んでクリアするゲームは十個。増えんのか?

 

「そうか、サンキュ。」

 

最近はバグスターの動きも見れないし、平和だな。

とか思ってたらゲームスコープの急患が鳴ってるー。

メンドクセー、まぁゲームできるんじゃ話は別だ。

そして俺たちは急患があった場所へ向かった。

 

 

~風見公園~

 

何だココか。

 

「見て、あそこ!」

憐花の指さす方に女が倒れていた。

 

「確認して。」

「うん。」

 

憐花がゲームスコープで読みとると、

やはり“ゲーム病”だった。

 

「よっしゃ!いくぜ。」

「あぁ、そうじゃな。」

「オペを開始しましょう。」

 

ん?近くに患者の彼氏らしき人物がいた。

 

「お、オペ?彼女に何をしようとしてるんですか?」

ちっ、メンドいな。

「アリス、そいつ連れてけ。」

 

アリスたちが行ったのを確認した後、

俺たちはガシャットのスイッチを押した。

 

『フォルティアクションZ!』

『タガヤスアグリカル!』

『ホップステップリズム!』

 

3つのゲームエリアが広がり、患者はバグスターになった。

 

「ピェェ!」

 

そこに一人の男が現れた。

男は無言で赤いガシャットを取り出しボタンを押した。

 

『爆走バイク!』

 

ガシャットを装着してるドライバーに挿した。

 

『ガシャット!』

男の周りにキャラセレのプレートが出現し、男は正面に来たキャラをセレクトする。

 

「誰だ?アイツ。まだライダーが居たのか。」

「知らない。でも私たちも変身しなきゃ。」

「そうじゃな。」

 

俺達もベルトにガシャットをセットした。

 

『ガシャット!レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム?···アイムア仮面ライダー!』

 

それぞれのキャラをセレクトし、レベル1に変身する。

相手はタイヤの様な形をしている。てことは爆走バイクか?

爆走バイクといえば、破壊妨害なんでもありのレースゲームだな。まぁ、これぐらいなら俺もやるし。

さっきの男はレベル1になって、両手にタイヤを持っている。

 

「ピエェェー!!」

 

バグスターは俺らに突進してきた。

難なく避けるも、相手は直ぐに向き直り突進してきた!

避け遅れた農さんが飛ばされた。

 

「ぐわぁ!!」

 

俺はすぐに農さんのもとへ向かった。

「大丈夫ですか?」

「あ、あぁ。」

 

すると、爆走バイクの男が回転をしてバグスターに突っ込む。

バグスターからはHIT!の文字が出て、攻撃されてる。

弱ったのか、バグスターは患者と分裂した。

 

分離したウィルスたちは合体して一体のバグスターになった。

「あいつは、【モータス】。」

 

今回のゲームが爆走バイクだということが確信できたぞ。

さすが俺、読みが当たったな。

 

「ダ、ダレカァ!」

 

ん、あの男まだ回ってたのか。

よく見るとモータスは雑魚バグスターをバイクに変えて患者の彼氏を拐っていった。

 

「あ、クソ!」

 

モータスを追おとすると、モータスはスピードを上げ爆走バイクの男を轢いて行ってしまった。

爆走バイクの男は轢かれて飛んでいった。

アニメかよww

そして俺たちは一旦、患者を連れて病院へ戻った。

 

 

~風見市総合病院CR~

 

「直人は、直人は無事なですか?うっ···。」

ゲーム病が悪化している。やはりストレスか。

 

前の患者の橋本さんが仕事のことでストレスを感じてると言っていたなだよな。

もしやとは思ったが、まさかな。

 

「・・・。」

「どうした憐花。」

 

表情を曇らせる憐花に話しかけると、ハッとなり首を振る。

「な、なんでもない。」

 

んだよ、本調子じゃねえなコイツ。

あ、そういえば昼飯がまだだったな。

ゲームスコープもあるし食いにいくか。

 

 

~中華料理店・劉宝軒~

 

最近この店に通っている、ここの炒飯が旨いんだわ。

 

「イラッシャーイ!」

ここの店主は不馴れなように片言で喋ってる。

 

「いつもので。」

「アイヨー!」

 

ここの二階には坪押しで治療ができる店がある。

そんなんじゃ、医者の立場がないが。どうだっていいか。

 

そんなことより、さっきの戦いで知らない男が来てたな。

あいつは誰だったんだ。

考えていた俺店主が炒飯を渡す。

 

「ハイ!」

「ありがとうございます。」

 

そういえば、さっきの男も片言だったような気がする。

皿を洗う店主を見る···。まさかな。

 

まぁ今は炒飯を食べよう。

スプーンを口に運ぶ。うん、美味い。

炒飯を堪能していたとこにゲームスコープから音がなる。

 

「マジかよ···。」

と、小声で呟いた。

そして席を立ち、金を払って早々に店を出た。

 

 

とある工場の跡地に着くとアリスだけがいて、目線の先にはモータスと患者の彼氏がいた。

 

「他の二人は?」

「それが二人とも他に患者がいて来れなかったのよ。」

 

そうか、じゃあ今回の手柄は俺のもんだな。

とそこに、あの男が来た。

 

「またテメェか。一体誰なんだ。」

男は少し黙った後に口を開いた。

 

「ワタシは【宝·劉醒】(ホウ·リュセイ)、元医者ダヨ。」

元だと?そして名前は中国人っぽいな。

 

だが、アリスは俺とは違う驚き方をしていた。

 

「宝、さん?なんで。」

いかにも訳ありな感じだな。

 

「知ってんのか?」

「えぇ。だって彼は、“元CRのドクター”だもの。」

は?マジで!この男が元CRのだって?

 

「おい!何をゴチャゴチャやってんだ。さっさと勝負しろ!」

モータスがキレてる。

 

「しゃーねぇな。今からぶっ潰すてやる!」

 

俺と宝とかいう男はガシャットをベルトに挿しレバーを開いた。

 

『ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!』

『フォルティジャンプ!フォルティキック!フォルティフォルティアクションZ!』

『爆走!独走!激走!暴走!爆走バイク!』

 

何と男のレベル2はバイクの状態だった。

「乗り名なサイキョーゲーマー。」

「お、おう。」

 

モータスは納得いかなそうに言ってきた。

 

「こんな場所だとなんだ、場所を変えようぜ。」

「あぁいいぜ!」

 

俺はスロットのボタンを押してステージを決める。

 

『ステージセレクト!』

 

変わった場所はレース場だ。

「ここなら良いだろ。」

「うっしゃー!行くぜ!」

 

モータスは一人で行ってしまうが、俺たちもすぐに追う。

 

「オラオラ!」

 

行く手を阻むようにモータスが邪魔をしてくる。

 

「ぐ、くそ。」

「ハッハー!そんなもんか!?」

 

くっそ~。下に見やがってコイツ!

てゆうかヤバイな、ゴールが近い。

チクショウ、こうなりゃ一気に決めるしかねぇ。

 

俺はバイクごとジャンプし、ブロックを破壊してエナジーアイテムをゲットする。

 

『高速化!』

 

よしゲット!これならモータスとの距離を縮めらる!

一気に縮まったところで、爆走バイクのガシャットをバイクのキメワザスロットに挿し、ボタンを押す。

 

『キメワザ!』

 

さらに、もう一度!

 

『爆走クリティカルストライク!』

 

ウィーリーでモータスを追い抜き、バイクのマフラーから出る噴射でモータスを撃破する。

そしてガシャコンバスターで患者の彼氏が捕まってる鎖を壊した。

「あ、ありがとうございます。」

 

『ゲームクリア!』

 

彼の言葉とともに爆走バイクがクリアされる。

よーし、一件落着だ~。

 

帰り道、アリスは患者の彼氏と先に帰っていった後。

俺たちは、変身解除せず話していた。

 

「なんでCRを抜けたんです?」

「ソレハ、今は言えなイ。話すときが来れば話すヨ。」

「じゃあ、CRには戻ってこないんですか?」

「もうCRなはいられない。ただ、ソレダケサ。」

 

そんな重い空気の中、目の前に黒いプリスパーサが現れた!

 

「お前は。」

奴の手には黒いガシャットがあった。

 

『ガッチョーン!』

 

ベルトのレバーを倒して、黒いガシャットのボタンを押す。

 

『バクドキホラー!』

 

奴の後ろに出た画面から、何か出てきた?!

そして、そのガシャットをベルトのもう一つのスロットに入れてレバーを開いた。

 

『ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!』

 

そして辺りが急に暗くなった。

 

『フォルティーアクショーン!Z!アガッチャ!いつでも!どこでも!ホラーホラー!君の後ろにバクドキホラー!』

 

奴とさっきの何かが合体するとき、奴の後ろから鬼のようなのが来て。

バクッと噛み付き、黒いプリスパーサはレベル2とは違う形態になった。

 

「何だ?あの姿は!」

 

そうすると、黒いガシャットを抜いてキメワザスロットに入れてボタンを押す。

『ガシャット!キメワザ!』

 

奴の腕にあるクローに気が溜まる。

さらにもう一度ボタンを押す。

 

『バクドキ!クリティカルストライク!』

 

奴はこっちに思いっきり走ってきて、クローで斬りつけてきた。

 

「うわぁ!」「グァ!」

 

体力ゲージが半分も削られた。

くっ・・・これじゃ分が悪い。一旦退くか。

 

『ガッチョーン!ガッシュン!』

 

変身解除し、急いでその場を離れた。

くそぅ、一体なんだってんだ。

そして、俺は病院へ帰ったのだった。

 

 

 

「仮面ライダープリスパーサかぁ。面白くなりそうだ。」

 

男はニヤニヤとしながらゲームをしていた。

 

「これからはレベル3の時代だ、面白いだろ?カーボン。」

「···くだらん。」

 

カーボンという名の怪物は歩いて行ってしまった。

 

「んだよ、白けるな~。まぁ、これからもっと楽しいことになるんだよ。そうだろ···善人。」

 

see you next game···

 

 

次回!仮面ライダープリスパーサ!

 

「ガシャットが盗まれた!?」

「君が善人くんかな?ありがとう。」

「ワンツースロット!」

 

次回!「全員集合!STAGEは3へ!」

でゲームスタート!




患者がいるのに飯を食いにいく、クズ医者の鑑。
次回は天社長の登場です。
てことで、次回もお楽しみに!!!

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