仮面ライダープリスパーサ   作:taka@半魚人

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久しぶりの投稿です。
待ちわびた人も居るかと思います。

これからも頑張りますのでお願いします。
それでは本編どうぞ。


ステージ3「GAMEの音色に乗せて···。」

前回までのあらすじ。

 

俺、安羅木 善人はCRのドクターになって未知の新型ウイルス【バグスター】を

ライダーガシャットを使って、仮面ライダーになり戦うことになった。

 

そして前回は新たにCRに加わった大草 農さんと共にバグスターを倒したのだった。

 

~風見市総合病院·CR~

 

「あ、アリス。珈琲くれ。」

「まったく、それくらい自分でやってよ。」

 

こいつは、中野 アリス。

俺にゲーマドライバーとガシャットを渡してくれた人。

タダでくれたからね~。へっへっへ。

 

「そうじゃぞ。人に頼ってばかりではイカン。」

 

この人は大草 農。

もう一人のライダー。タガヤスアグリカルのガシャットを使って変身する。

 

「はいはい。」

俺は立ち上がると、ゲーマドライバーが目に入る。

 

そして、ふと思い付いたことを口にしてみる。

 

「そういえば、変身したしたときに元の名前で呼ぶのも何だから、変身したときの名前を考えようぜ。」

「名前って···。」

「まぁ、良いじゃないかの。」

 

とは言うものの、暇だから言っただけで案は一つもない。

「もうフォルティで良くね?」

「諦めるの早いのぉ。」

「決めるなら、ちゃんと決めてよね。」

「わったよ。」

 

う~む。名前、名前。ここで尺を使うのもな~。

そういえば。となり町のテレビだと

たしか、エグ何とかいうやつが有るらしいな。

とまぁね。こんな話は置いといて。

「よし、後で考えよう。」

「アナタ最悪ね。」

「それが売りなんだけどね。」

 

それはさてとき、バグスターの情報は今まで運良く入ってきたけども

「バグスターの緊急情報はどうすればいいんだ?」

「お、待ってました!」

んだこいつ。馬鹿か?※唐突なクズである

 

「そんな貴方にオススメしますのは〔ゲームスコープ〕です。」

そう言うとアリスは聴診器みたいなのを取り出した。

「これを使えばウィルスに感染した人が丸分かり!」

何やってんだこの人。どこぞの通販番組だよww

俺はアリスから渡されると、首に掛けた。しっくり来るね~。

「患者の居場所の情報も入ってくるからね。」「そりゃどうも。」

 

すると、部屋に誰かが入ってきた。

「貴方たち、何をしているの。」

声のした方に向くと、そこにいたのは一人の女。

「さっきから音が鳴ってるのに気付いてないの?」

 

「えっ?」

 

さっきもらったゲームスコープからビービーと音が鳴っていた。

「急患だよ!急いで。」

「分かった、すぐ行く。」

 

そして俺たちは、病院を後にした。

 

 

~風見果樹園~

 

果樹園に着くと、カメラやマイクを持った人達が集まっていた。

「橋本さん!大丈夫ですか!」

俺たちはその人混みに向かった。

 

「医者ですか?!」

「はい、どうしました?」

さっきの女が応対する。

何だ、この女は来てたのか。

「橋本さんが急に倒れてしまったんですよ。」

女は患者にゲームスコープを使った。

「やはり患者だ。」

俺がそう言うと、女が立ち上がり皆に言う。

 

「これからオペ始めますので避難して下さい。」

「オ、オペだって?」

もしかして此処でやるのか?まぁ、やむを得ない。

そして俺はガシャットを取り出してボタンを押す。

 

『フォルティアクションZ!』

 

俺の後ろにフォルティの画面が現れてチョコブロックが出てくる。

さらにゲーマドライバーを腰に巻く。

ガシャットを上に上げる。

 

「変身!」

ガシャットを反転させて降り下ろしゲーマドライバーに挿す。

 

『ガシャット!』

俺の周りにプレートが現れキャラをセレクトする。

『レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム···アイムアカメンライダー!』

 

『ガシャコンバスター!』

 

ガシャコンバスターを取ろうとすると橋本さんが

マイク型のバグスターになり、凪ぎ払いで俺を吹っ飛ばした。

 

「ぐ、クソ!」

そういえば、あの女はオペをするって言ってたけど。まさか···。

「甘いわね。」

そう言う女の左手には黄色いガシャットを持っていた。

「これだから自称ゲーマーは。」

「何だと!」

女はガシャットのボタンを押す。

 

『ホップステップリズム!』

 

ゲームエリアが女を中心として広がっていく。

ゲーム画面からは音符が飛び出してくる。

ゲーマドライバーを腰に巻くと、ガシャットをマイクを持つように持ち。

 

「変身!」

 

ガシャットを反転させてベルトに挿した。

『ガシャット!』

そして女の周りにプレートが現れて左手でキャラをセレクトする。

 

『レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!···アイムアカメンライダー!』

 

相変わらずの四頭身登場ww。

頭が音符みたいだな。

まぁ感想はさておき、一人テンションが高い模様。

 

「あー!ホップステップリズムだ。ねぇ善人、ホップステップリズムだよ!」

テンションが高い理由は分かる。

初めてCRに行った時、アリスがポッピーになって入ったゲーム機体がホップステップリズムだったこと、俺が見逃すわけない。

 

 

その頃、二人に置いてきぼりにされた農さんはというと···。

「みんな速いのぉ、···。やはり若いって良いなぁ。」

トボトボと歩く、農さんだったのだ。

 

 

そして戻って果樹園へ···。

 

「クソ!こんなんじゃ埒が明かねぇ。」

そういえば、みんなはアリスが避難させたのか。

 

そんなこと思っていると近くから声が。

「あぁ、うちの果樹園が··。」

げ、まだ居たのかよ。メンドいな~。

 

俺はキメワザスロットのボタンを押してステージセレクトをする。

 

『ステージ!セレクト!』

 

そして俺達は平原に移動した。

「これで暴れまくれるぜ!」

 

俺はガシャコンバスターを構える。

 

「うぉー!」

 

真っ先にブロックを叩き壊して、マッスル化のエナジーアイテムをゲットしてバグスターをガシャコンバスターでぶっ飛ばした。

 

「あ、やべ。」

 

少し飛ばしすぎたな···。

俺達は急いで飛ばした場所に向かった。

 

そこに居たのは、患者と分離したバグスターと···

 

「俺の色違い?」

 

黒くなった俺のキャラの色違いだった。

レベル1だったそいつは、レバーを開く。

 

『ガッチャーン!レベルアップ!』

『フォルティジャンプ!フォルティキック!フォルティー!アクショーンZ!』

 

レベル2になった奴はすぐこちらに向き直り、ムチの様なもので攻撃してきた。

「痛っ!」

なんだ?プラグ?ネタかよww、なんて言ってはいられないようだな。

 

奴は、お構いなしにプラグコードで連続攻撃して俺達を飛ばした。

 

「ぐわっ!」 「きゃあ!」

 

 

急いで起き上がった時には、奴もバグスターも消えていた。

「クソ!逃がしたか。」

そこで俺達は患者を連れて病院まで戻った。

 

 

~風見市総合病院CR~

 

「橋本さん、必ず“私”が救います。」

たく、綺麗事かよ。※つくづくクズである。

それにこの女、私ってのを強調して言いやがった。

ゲームをクリアすんのは俺だってのに。

 

「みんな!バグスターの反応があったよ!」

「何!」

「今度は儂も一緒に行くぞ!」

「農さん。居たんですか。」

我ながらヒドイ一言wwあ、いつも言ってた。

 

そして俺達は車に乗って、バグスターの反応があった場所に向かった。

 

 

~風見協会(廃墟)~

 

「ようやく来たな。」

 

「んだテメーは。」

 

俺のやったゲームにこんな奴いたっけか?

見たことのない敵キャラだ。

なんだこいつ。

俺が考えながら顔をしかめていると。

 

「まったく、ゲーマーなのに知らないの?」

ぐ、それを言われたらな。

 

「あいつは【ノイズン】よ。ホップステップリズムのキャラなの。」「へー。(興味なし」

「そんなことより変身じゃ!」 「おし。そうこなくっちゃ!」

 

そして俺達はそれぞれガシャットを構えて起動させる。

 

『フォルティアクションZ!』『ホップステップリズム!』『タガヤスアグリカル!』

 

さらに、ガシャットをそれぞれベルトに挿した。

 

『ガシャット!』

『レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!···アイム ア カメンライダー!』

 

レベル1になった俺達だが、すぐレバーに手を伸ばす。

 

「大変身!」「其の弐!」「2ソーン!」

 

『『『 ガッチャーン!レベルアップ! 』』』

 

『フォルティジャンプ!フォルティキック!フォルティフォルティアクションZ!』

『タガヤス!ウエル!ソダツ!シュウカク!タ·ガ·ヤ·ス·アグリカル!』

『ホップ!ステップ!ジャンピング!ホップステップリ·ズ·ム!』

 

三人でレベル2になると、それぞれ武器を持ってノイズンに立ち向かう。

ノイズンは雑魚バグスターを出して邪魔をする。

 

「くそ、邪魔すんな!」

 

俺はガシャコンバスターで一掃する。

 

「次はテメーだ!」

 

そして俺達はノイズンに攻撃する。

 

「ぐわっ!」

 

ヤツは一瞬だけ怯むが、すぐに向き直り持っているギターを弾き攻撃してくる。

ギターから放たれる雑音は音符となって飛んできた。

 

「うわー!」「きゃっ!」

 

だが、こちらも負けじと反撃する。

 

「ぐぅ··。」

 

全員の攻撃を喰らったせいか、奴の体力が削られてるのが分かる。

よし!決めるしかねぇな!

 

「一気に決めるぞ!」「うし!」「分かってます。」

 

農さんの掛け声を合図にガシャットをキメワザスロットにセットする。

 

『『『 ガシャット! 』』』

スロットのボタンを押す。

『『『 キメワザ! 』』』

 

三人の足に気が溜まっていく!

そして、もう一度ボタンを押す。

 

『フォルティ!』『タガヤス!』『ホップステップ!』

『『『クリティカルストライク!』』』

 

全員でジャンプして、ノイズンにキックを喰らわす。

ノイズンは爆発して、ホップステップリズムのゲームがクリアされた。

『ゲームクリア!』

 

 

~風見市総合病院CR~

 

「今日も一件落着だな。」

「そうじゃの。」

 

ノイズンの件で俺の色違いが現れた。

奴がなんだったのかは分からない。

でも今は考えても仕方ないな。

 

「でさ、アリス。前から言いたかったけど、ゲーマコーポレーションの社長って知ってる?」

「いきなりね。てか知ってるもなにも、ゲーマコーポレーション社長【任堂 天(じんどう てん)】はCR

に協力してるよ。」

「へー。···?、えーっ!!」

 

そうだったのか。知らんかった。

そんなこと思ってると扉が開く。

 

「みんな!差し入れだよ。」

 

うぉっ!院長!何故ここに!?

はえ?状況が掴めん。

 

「お、お父さん!」

 

お父さん!?あ?さらにややこしいぞ?

 

「なんだ居たのか憐花。ほら、ケーキだぞ。」

 

院長は手にケーキ屋の箱を持っていた。

 

「ケ、ケーキ?買ってきたの。」

 

そういえば、この女が院長のことをお父さんって。

俺が顔をしかめてると

 

「ん?憐花、自己紹介してないのか。」

「え?あぁ、まだ名乗ってなかったわね。」

 

女は改まってこちらを向く。

 

「私は【琴音 憐花(ことね れんか)】風見市総合病院院長、【琴音 秋斗(ことね あきと)】の娘よ。」

 

「えーーーー!」

 

俺が驚愕してるなか、憐花とかいう女はニッコリと笑いながらケーキを口に運んでいた。

ホントにこれからやってけるかな、俺···。

 

 

 

 

夜のビル街。

冷たい風が吹くなか、一人の男と怪物がいた。

 

「カーボン、問題を出そうか。」「なんだ?」

 

「これから何が始まるのか。わかるか?」「どうせ、ゲームだろ?」

 

「正解とも言える。だがしかーし···。」

 

男はそう言うとニヤリと笑みを浮かべた。

 

「これから始めるゲームは、人間とバグスターの生死を掛けたゲームさ!」

 

 

see you next game···

 

次回!かめn、飽きたから農さん頼みます。 え!?

次回!仮面ライダープリスパーサ!

 

「何だ?あの姿は!」

「もう、CRには居られない。」

「爆走バイク!」

 

次回!「止まっていた男の、RUN!」で、ゲームスタートじゃ!




少してんこ盛りになったかもしれません。
それよりも、今回は新キャラがかなりでましたねー。
善人のくずっぷりも中々だったな。(キリッ

それでは是非感想をお願いします。
四話の投稿を楽しみにしていて下さい!




時間掛かったなー。
善人達の罵声が聞こえる。(幻聴

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