仮面ライダープリスパーサ   作:taka@半魚人

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初投稿です。
よろしくお願いします。



ステージ1「Im a 仮面ライダー!」

ここは“風見市”数々の医者達が集まる発展都市

貴方が見届けるのは、さいきょうドクターライダーの物語である

 

 

「やれっ!おら!」

ピっピっとゲームの操作音が聞こえてくる

「うおぉりゃあ!」

ゲームクリアの音声が診察室に響き

「よっしゃ!クリアだっ!」

 

その言葉を聞き、診察を受けていた子供が冷めた目で先生を見つめてくる。

え?何でこんな言い方するかって?

あっ!まだ自己紹介をしてなかったな。

俺の名前は【安羅木 善人】(やすらぎ ぜんと)名前の由来は…

まぁ見たまんまだ。親が単に善を積み重ねながら

良い人になってほしいと願ったんだが…うん。逆だな。

こんな風に育ったのには親にも原因があると思う。※クズである。

「安羅木先生!」俺を呼ぶ声が聞こえる。

「ちゃんとこの子を診てあげてください!」俺はゲーム機を両手に持ち直しこう言った

「言っときますけど、俺は自分の診たい患者しか診ない主義なんスよ。」

言ってやった。みたいなドヤ顔をした。俺と居た看護師はタメ息を吐いて診察室を後にした。

「あの先生、この子は…。」

「あぁ、帰ってどうぞ。」

「もうこんな病院来るもんですか!」患者の母親は怒りながら帰っていった。

その途端!さっきの看護師が息を荒くさせて部屋に入ってきてこう言った。

「安羅木くん!今貴方が担当している患者の山本君が逃げちゃったのよ!」

は?今、なんて言った?金蔓が逃げただとぉぉ!

「俺、追いかけます!」金蔓をそう易々と手放すわけねぇだろ!※クズである(二回目)

俺は病院を出ると横断歩道を渡っている翔介を見かけた。

「あっ、待って!」こっちに気づいた翔介は走り出す。

そして、それを追いかける俺。

道は少しずつ狭くなり、車一台が通れる程度の狭さになった。

「もう待てってば。」

ある曲がり角でピザ屋のバイクが止まっていた。

「ちょっと借りますよ。」俺はバイクに乗ると翔介の方へ向く。

「ちょっと!それは故障中だよ!」

「え?」

そう言った時には遅く。

バイクは走り出していた。

バイクは翔介を抜き、道路へまっしぐら!

「うわあぁぁ!」

道路の段差に引っかかって吹っ飛ぶ。

「死ぬってぇー!」

たまたま通りかかった女の人が駆け寄る。

「大丈夫ですか?」

と言ったとき、女の人の頭に

さっき吹っ飛んだときに脱げた靴が降ってきてコツンッと当たった。

女の人はフラフラしてその場に倒れた。

 

その時、手に持っていた黒いトランクケースが開いて

中から緑とピンクの蛍光色でベルトのようなものと

手のひらサイズ程の“何か”が出てきた。

翔介がそれに近寄り

その何かには、フォルティの絵が描いてあった。

「あっ!フォルティアクションZだ!今日発売の新作“ゲーム”じゃん。」

ゲーム!?その言葉を聞いていち早く目覚めたのは…俺だ!

「ゲームだとっ!?しかもフォルティ!」

俺はベルトのようなものと手のひらサイズの何かを持った。

「よし!もらった!」「・・・えー!!」

翔介はビックリしたが、ションボリしてどこかへ行ってしまった。

そうすると、さっきまで倒れていた女の人の目が覚めた。

「あいたたた、て!それはダメ!素人が扱える物じゃないんだから!」

何言ってんだこの人。

「いや。これは俺がもらう!俺に出来ないゲームは無い!」

と言ったその時、遠くから人の叫び声が聞こえた。

「何だ?」「まさか!」

女の人は気付いたように

叫び声の聞こえた方に走っていった。

俺もすぐに追いかける。

 

~風見市公園~

「やっぱり…。」

すぐに追いつき、息を切らしながらも前を向くとそこにいたのは。

巨大な丸が合体した怪物だった。

『ピエェーーッ!』

うるさい叫びをあげた怪物は暴れだした。

「さっきの子だわ。」

「どういうこと?」

不思議に思う俺に彼女は

「あれは“バグスター”が人間の身体を乗っ取った姿よ。」

「バグスター?」

「新型ウィルスよ。バグスターは人間に感染して最終的には、あのように完全に乗っ取るの。」

最初は何を言ってるのか意味不明だったが

目に見える物が確かだった。

そして彼女が口を開く。

「まだ助かる余地はあるわ。」「え?」

「今、あなたが持っているトランクケースの中にある、

“ゲーマドライバー”と“ライダーガシャット”を使って今すぐオペをしなきゃいけないの。」

「オペを?これで?」

大体は理解したが、まだ戸惑ってる自分がいる。

だが、口に出てしまったのだ…

「おもしれぇ…。俺に出来ねぇゲームはねぇ!」

「ちょっと!?何しようとしてるの?」

俺はガシャットの黒いボタンを押す。

『フォルティアクションZ!』

そして上に掲げてガシャットを斜めにする。

 

「変身!」

 

ガシャットをひっくり返して

ガシャットを持つ手を勢いよく振り下ろす。

『ガシャット!』

そして俺の周りにプレートが現れ直感的に手が前に出て

プレイヤーがセレクトされる。

『レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?…アイム ア カメンライダー!』

ん?何?え!

「な、なんじゃこりゃあー!」

なんだよ!この四等身!

胸にはボタンやら何やらある。

だが、俺に出来ないゲームは無いんだ!

「ノーコン!ノーミス!ノーダメージ!Zのプレイをなめんなよ!」

クリア条件は?まぁ奴を殺ればいいだけか。

「いくぜ!」

見た目の割に身軽な動きができるのに少々ビックリしたが

敵の攻撃を避けつつ俺は“アレ”を探す。

「ちょ、ちょっと貴方。何してるの?」

「エナジーアイテムを探してるんだよ!」

所々にある茶色いブロックを破壊しながら進んでいる内に

黄色いアイテムを見つけて取る。

「高速化だ!」

ものすごい速さで相手にダメージを与える。

ダメージが入るたびに、HIT!の文字がでる。

しばらくするとアイテムの効果が切れる。

「ふぅ~、武器が欲しいな。」

と言ったら、目の前に両側に刃がついた斧が現れた。

『ガシャコンバスター!』

そんな名前なのか。使わせてもらうぜ!

俺はガシャコンバスターバトルアックスモードで

バグスターを切りつけていく!

奴は次第に小さくなり元の翔介に戻った。

「大丈夫か?」

「まだゲームは終わってない!」

「何だって?」

翔介から出ていくオレンジ色の小っちゃいのが

一カ所に集まっていく。

段々それは人の形をしていき

見たことのある姿になった。

「ボスのおでましか!」

こいつはフォルティの一面のボスの【トランプティー男爵】だ。

男爵との一騎打ち。ガシャコンバスターのAボタンを押してバスターモードにする。

『ジャ・キーン!』

「いくぜぇ!」

男爵をどんどん斬りつけていく!

HIT!HIT!と確実にダメージを与えていく。

相手がよろめいた!今だ!

って時にあの女の人が叫んだ。

「レベルアップするのよ!ピンクのレバーを展開して!」

何!?そんな機能あんのかよ先に言えよ!

俺は言われた通りレバーを開く!

 

「大変身!」

『ガッチャーン!レベルアップ!』

『フォルティジャンプ!フォルティキック!フォルティフォルティアクション!Z!』

ん?お!おぉ!今度は八頭身!

「うおぉ!www」

男爵も弱ってるな。今しかない!

俺はベルトに刺さってるガシャットを抜き

ベルトの横にあるスロットに入れる前に

ガシャットに息をフっと吹いてからスロットにはめる!

『ガシャット!』

スロットの銀色のボタンを押す。

『キメワザ!』

右足に気が溜まっていき

もう一度ボタンを押す。

『フォルティ!クリティカル!ストライク!』

その場でジャンプして右足を上に大きく円を書き

男爵に一発、蹴りを入れる。

『会心の一発!』

男爵は爆発した。

ゲームクリアの文字が浮かび

クリア音が鳴る。

「ゲームクリアだぜ!」

 

~風見市総合病院~

俺は彼女に連れられエレベーターに乗る。

「は?地下?どんだけ下がるの!」

どうやら着いたみたいだ。

「ここは?」

「電脳救命センター。これからここは、あなたの活動拠点になると思うわ。」

いわゆる、秘密基地みたいなもんか。

「おっ?ゲームがある。」

ゲームのある方に近づくと彼女が立ちふさがる。

「コスチュームチェーンジ!」

「うわ!」

いきなり目の前が光に包まれた。

目が慣れてくると、さっきのゲームの画面に

彼女?がうつってる。

「は?えっ?えぇー!」

そして画面越しの彼女が言う。

「【中野 アリス】は私の仮の姿。」

「改めて、私の名前は【ポッピーピポパポ】。全部のゲームをクリアして世界を救うスーパードクターになって!」

一番驚いたのは、彼女の仮の名前が中野アリスだということ。

 

see you next game・・・

 

次回!仮面ライダープリスパーサ!

「なんだ。あのジジィ。」

「若いもんには負けんわ!」

「タガヤスアグリカル!」

 

次回!「おじちゃんDOCTOR参戦!」

で、ゲームスタート!




途中、たまに変な感じしましたが
主が素人なのですいません。

今後色々なライダーも出るので
是非見てってください!

P,S
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