インフィニット・オンライン ~孤高の剣士~ 作:黒ヶ谷・ユーリ・メリディエス
どうも、おはこんばんにちは
書いては手直ししての繰り返しでした。幕間だからネ、変に風呂敷を広げてもアレだからネ
それと今話、更に『ジャッジアイズ』シリーズのキャラが登場します
視点:直葉
字数:約六千
ではどうぞ
須郷信之の脱獄。
その一報を楯無から知らされ、店内は一気にざわめいた。
あの男は茅場晶彦への嫉妬を動機に《SAO事件》をデスゲームへと変えた。そのせいで243人が命を落とし、1万人弱の二年という時間が失われた。拉致監禁、傷害罪の他に人体実験などの違法行為があったため余罪も多く、賠償問題もあり、裁判は未だに長引いている。
そのため留置所に勾留されていた男は、約一週間前の《第三回モンド・グロッソ》の最中、人々の意識が逸れる時を狙った《亡国機業》によって一度は脱獄。
その時は運よく相手の狙いに勘付いた和人の指揮により再度取り押さえられて事なきを得た。
この事から分かるように和人はあらゆる意味での特記戦力だ。
現状、束製ISを無力化するジャミングをものともしないのは和人と楯無の二人だけ。そこからセフィロトや《VTシステム》を相手取るとなると、安定性では和人に軍配が上がる。
それに楯無は次期日本代表候補筆頭生。聞くところによるとIS学園の新生徒会長でもあるらしく、暗部の仕事以外でも忙しくしている。そんな彼女が案外外で動いているのも、大半は和人の護衛兼監視の任務で動いているからだ。例のジャミングをされた時、和人に合わせて動ける人選だからである。逆に言えば、和人が動かないと楯無も他の仕事に忙殺されて動けない。
今日は更識家に居候しているあたし達が和人と関係している話に出向くから一緒にいるが、本来なら屋敷で暗部の仕事に勤しんでいるところである。
――要するに、須郷の脱獄は計画的なものだ。
明らかなアリバイがある和人を無理矢理逮捕し、身動きが取れない状況になった途端、一両日の間に二度目の脱獄が為された。しかも未だニュースになっていない点を踏まえるに内部犯の協力も疑える。
あんな杜撰な捜査で和人を逮捕した目的が漸く分かった気がした。
「楯無さん、須郷を逃がしたのって《亡国機業》ですか?」
「まだ捜査中だから分からないわ。ただ、私はそうだと思う。警視庁の留置所から誰にも気づかれないよう抜け出すなんて真似、相当な組織力がないと難しいもの」
彼女は険しい面持ちでそう答えた。
それにあたしは、また警視庁か、と眉根を寄せる。警視庁は東京都の警察だ。歌舞伎町で起きた件の殺人事件は歌舞伎署が動いているが、それを指揮しているのが警視庁である。
そして警察の”上”とも言えるそこが杜撰な捜査の末に和人を無理矢理逮捕した。
星野弁護士達の話を聞いてから予想はしていたが、どうも思った以上に警視庁の内部はずぶずぶに腐っているらしい。ただの内通者の手引きか、それとも結託しての脱獄幇助か――それで規模が変わるとは言え、いずれにせよ秩序を維持する組織としての体裁は既に崩れている。
「もし警察が協力なんてしていたら、秩序を守ってるのがどっちなのか分からなくなりますね」
それは警察に対する激烈な皮肉。
法も秩序も無かったデスゲームで和人は自ら必要悪となり、無辜の人々を守るべく奔走した。現実に戻ってからも彼は似た事を続けている。そんな彼を、警察は仕組んだ悪事で罪をでっちあげ、偽りの裁きを下そうとする。
滑稽に過ぎる有り様だ。
――何故そんな事をするのか、理由を聞くのが楽しみである。
「直葉さん、それはまだ分かりませんよ。警察は知らず知らずのうちに利用されているだけの可能性もあります」
内心で怒りを滾らせていると、星野さおり弁護士が諭すように語り掛けてきた。視線を水色髪の暗部当主から外し、メガネを掛けた物静かな弁護士の女性に向けると、彼女は思い出すように目を眇めながら話を続けた。
「もう四年前になりますが、ある男性が法を貶めるために一計を練った事があるんです。自身が行った殺人の容疑を、痴漢事件のアリバイで避けるという計画を。既に痴漢事件で有罪判決を受けていたため、法廷……特に検察側は判決を翻す事に消極的。警察も、”上”に相当する者達の面子争いで捜査は難航。その結果方々の組織が混乱に陥った事がありました」
「その時はウチの事務所と懇意にしている探偵の尽力もあり、何とか解決しましたけどね」
補足するように星野一生弁護士が付け加えると、隣に座っていた実母・翠がああ、とふと声を上げた。
「その裁判、確か相当異例なものだったから私も仕事で取り上げた事があります」
「……そういえば、翠さんのご職業は情報誌の編集でしたね」
さおりさんが得心したという表情で言う。
どうやら母は仕事の関係でその事件について知っていたらしい。楯無もそれを知っていたから、《源田法律事務所》に依頼を出すよう両親に薦めたのだ。
ともあれ、その事件に関わっていた二人からすると、警察の妙な動き方が必ずしも《亡国機業》と結託しているものとは言い切れないようだ。結託していない場合は内通者がいて、警察の動きを横流しし、その隙に動いて須郷を脱獄させたという流れが浮かび上がる。
そう不信感を抱いていると、実父・峰嵩が眉を顰めながら重く口を開いた。
「ともあれ、須郷信之の一件との因果関係はともかく、現状警視庁が信用ならないというのは確かという事ですか。まさかカメラ映像の証拠を出しても釈放すらされないとは……」
そう言って、声音と同じくらい重いため息を吐いた。
父は腕っぷしこそ祖父とあたしに劣るが、善い事は褒め、悪い事は叱る人間的に出来た人だ。将来的に成立するとは言え、現時点で和人とあたし達の多重交際を認めている点からも明らかである。
だからこそ、今回何も悪い事をしていない和人に対する仕打ちに、静かに怒っていた。硬い表情からは分かりにくいが、束博士達が提供した監視カメラの映像や七色の証言からアリバイが成立したと判断していたので、父も密かに安堵していた事をあたしは知っている。苛立ちと無力感も大きい事が感じ取れた。
それと同じ気持ちだからか、父の言葉を聞いた面々が一様に苦々しい面持ちで表情を歪める。
場にイヤな沈黙が訪れた。
――その時、カランカラン、と来客を知らせるベルが鳴った。
全員の視線がそちらに向く。
『本日貸し切り』の木札が掛かったドアを開けたのは二人組の男性だった。片方はボサボサ髪の革ジャンにジーパンの男。もう一人は派手な柄シャツにジーンズの短髪大柄な男。
「八神さん? 海藤さんまで、どうしてここに……」
所謂コワモテな部類の二人組を前に、最初に声を上げたのは店主のエギルではなく、弁護士のさおりさんだった。横目で彼女の顔を見ると、驚きこそあるが敵意といったものは読み取れない。声音も柔らかいのでそれなりに親しい間柄のようだ。
一瞬身構えそうになった体を止めつつ、警戒の視線を送っていると、ボサボサ髪の男――八神が軽く手を上げた。
「源田先生に聞いたらここに居るって教えてもらったんだ。貸し切りってあったから気が引けたんだけど……店主さん、すみません」
「いや、まぁ、弁護士さん達の知り合いなら構わないんだが……あんたら、誰なんだ?」
僅かに動揺しつつエギルさんがそう問うと、八神と言われた男が懐から名刺を取り出した。
「俺、歌舞伎町に事務所構えてる探偵で、八神って言います」
「俺は海藤、コイツの部下兼相棒だ。ウチは依頼主のためなら何でもフルスイングがモットーだ、荒事にも対応してるぜ」
そう言ってニヤリとコワモテな笑みを浮かべる海藤という男。悪い人ではないようで、どこか人好きのする雰囲気はクラインやエギルと共通していた。それもあってか、二人に向けていたみんなの警戒心も少し収まったように感じた。
そこで、一生さんが口を開く。
「それで、八神さん達がどうしてここに? 依頼していた事の報告なら電話でも良かったでしょうに……」
「依頼って……何か頼んでたんですか?」
一生さんの言葉に、今まで静かに話を聞いていた幸がおずおずと問いを挟んだ。
「実は、警察側の動きを僕達が話せたのって、八神さんのお陰なんです」
「えっ……八神さんって、どういう情報網を持ってるんですか」
警察の動きが解る。
間違いなく部外秘であろう部分まで話してもらったので、そこまで深く食い込める探偵がどういう存在か分からなくなった。幸も同じなのか、怪訝な目を向ける。
その視線を受けた探偵は真面目な顔で話し始めた。
「ま、探偵業始めて長いからね。ツテも色々あるんだ」
そして、真面目な顔で煙に巻かれた。話す気は無いって事らしい。
やや胡散臭いものを見るような眼を向けると、後ろで腕組みしていた海藤がくくっと笑いを零した。
「不信感抱かれちまってるぜ。どうする、ター坊?」
「別にいいよ。信頼は仕事で勝ち取るのが信条だから」
「ふ、そうかい」
再び笑みを零した男とのやり取りは慣れたものなのか、視線をそのままこちらに向けていた八神探偵は表情を変えずに話を再開する。
「俺達がここに来た目的の一つは、さおりさん達に検察側の動きを伝えるためだよ。そんな事、盗聴されかねない電話でする訳にもいかないからさ」
「検察って……あのー、普通弁護士と検察ってバチバチな関係じゃ……?」
探偵がそう言うと、ニット帽を被った男子――ダッカーが挙手しながら疑問を呈した。それに答えたのは海藤さんだった。
「ま、大半はそうだろうな。検察は容疑者の有罪を証明したい、弁護士はその逆だ。有罪が確定してるならせめて判決が軽くなるよう弁護士は取り計らう」
「――けど、法律家ってのは本当はそうじゃないんだよ」
そこで、海藤さんの言葉を引き継ぐように探偵が口を開いた。
「法は誰にでも平等で、だからこそ厳正じゃないといけない。けど法ってのは万能じゃない。法律家は、少しでも厳正になるようにするのが仕事だ。人を裁く裁判官、事件を捜査する検察官、そして人を弁護する弁護士ってのは、法が平等であるように動くのが本当の役割だ。有罪に出来るか出来ないかで争ってるのもその延長戦に過ぎない」
「つまり何が言いたいかってーとだ。今回は法の平等さってヤツのために、検察もこっちに協力してくれるって事だ」
「「「「「はぁ?!」」」」」
二人のその話に、あたし達は揃って驚愕の声を上げた。ドラマ等で有罪と無罪の主張で争う法廷が描かれる事が多いため、自然と検察は弁護側の敵――つまり、今回は警察側に就くとあたし達は考えていた。それだけに海藤さんの言葉は青天の霹靂だった。
その驚きは弁護士達も同じだった。
けれど、何となくあたし達よりも驚きの度合いは小さいように感じた。ひょっとすると八神さんが言った”法が平等である”ために以前も検察と協力した事があったのかもしれない。
そう考えている中、最初に疑問を呈したのはさおりさんだった。
「八神さん、どういう事ですか?」
「さおりさん達が警察に取り合って、桐ヶ谷君の釈放がダメだったって電話を受けた後さ、俺達も動いてたんだ。例の警察の内部情報を知ってる人に、歌舞伎町斬殺事件の担当検事は誰かって」
「で、その人に俺達が
「その結果、桐ヶ谷君は犯人じゃないだろうって事で意見が一致してさ」
そして、と探偵が話を纏め始める。
「法律上、起訴するかどうかは警察じゃなくて検察官にのみ許された事だ。検察側に桐ヶ谷君を起訴するつもりが無い以上、さおりさん達の仕事はほぼ完了ってわけ」
「……じゃあ、和人は、息子は無罪放免されるんですね?」
「ええ、その筈です」
母の震えながらの問いに、探偵が穏やかに笑みを浮かべて肯定を返す。一気に空気が弛緩する――その直前、ですが、と探偵は言葉を続けた。
「あちらの意図は分かりませんが、桐ヶ谷君は身動きを取れなくされました。それを狙ったのだとすれば限界まで彼を拘束したいと考える筈。警察に許された拘束時間は48時間なので、釈放まで約30時間は残っています」
「つまり、その間に事態が変わる可能性がある。そういう事ですね」
「そうです」
母に二度肯定を返した探偵は、視線を母一人から切り、全体へ一度巡らせた。
「そういう訳で、《八神探偵事務所》は今、事件の真犯人の調査に独自で動いてる。ここに直接来たのも、桐ヶ谷君に因縁を持ってそうな相手に心当たりがないか聞き取りをしたかったからなんだ。何か思い当たる事があれば話を聞かせて欲しい」
そう宣言され、あたし達は顔を見合わせた。
そしてすぐに探偵に話をし始めた。真犯人を捕まえ諸々の闇を暴けば、和人に掛かった冤罪や風評被害が減ると思ったからだ。
時刻は、夕方六時を過ぎていた。
人数が多いので数人一組で聴取を進め始めて一時間が経った頃、和人の過去の行動、各事件で関わった敵との関係性、そして今回の黒幕として可能性の高い《亡国機業》について漸く話し終えた。
事前に確認された上でレコーダーに録音されながらの話だったので、流石に更識や政府高官達との裏話、【黒椿】製造の本当の経緯まではしていないが、元々和人の過去やSAOでの《ⅩⅢ》の武装、そして《アーガス》社員の中に足取りの掴めなかった者がいた事実など、《亡国機業》を疑う要素は幾らでもあったので問題はあまりない。
須郷信之脱獄に関しては未だニュースになっていない事だが、警備に関わっていた更識楯無が発言した事で裏を勘繰られる必要は無かった。
つまり録音には、須郷脱獄のために和人の身動きを封じたのが今回の真相ではないか、という話も入ったという訳だ。それから憶測に過ぎないが、和人を嵌めた可能性を示唆する証言としては有用である。
それとは別に簡単なメモも取っていった八神探偵は、顎に指を当てながらうーむと唸った。
「なるほど……こう言うのもなんですが、桐ヶ谷君には敵が多いですね」
「それだけ世の中が歪なんです。和人君が作ってる訳じゃないですよ」
「ええ、分かっています。誹謗中傷っていうのがそもそも歪ですしね」
八神さんの所感に、明日奈がいち早く物申した。ややむくれたような彼女の表情を前に、探偵は冷静に首肯を返す。
そこで、カウンター席でポークビーンズを食べていた海藤さんが笑いながら会話に参加した。
「普通なら無視するか泣き寝入りするトコだ。それに真っ向から立ち向かってくから敵が出てくるんだろうが……へっ。俺ぁそういう根性ある奴、嫌いじゃないぜ」
「海藤さんタイプはどっちかというと例外じゃないかな、こういう場合」
「だから”普通なら”って前置きしただろうがよ」
「あ、そうだっけ?」
「とぼけやがって」
笑いながらそう言った海藤さんは、それで、と話を変えるように続けた。
「ター坊、取っ掛かりは掴めたか?」
「桐ヶ谷君の知り合いの殆どから話を聞けたお陰でね。真犯人探しというよりは、犯罪組織に繋がってる連中の炙り出しになりそうだよ」
「炙り出し、ね。なら、また歌舞伎署の連中と事を構える事になりそうだな」
何か面白いのか、にやけながら言う海藤さんに、八神さんがふっと笑みを零した。
「それならそれでいいよ。連中が嫌がる事ってことは、つまり真相に近付いてるって事でもあるんだ。俺は真相を追うためなら何が相手でも容赦しない。海藤さんも知ってるだろ」
「へへっ……ま、探偵が真実追うのを止めたら、それこそ終わりだしな」
「そういうこと」
笑ってそう言った八神さんは徐に席を立つと、あたし達に向かって軽く一礼した。
「長らく付き合って頂いてありがとうございます。俺達は暫く事件の共犯者、内通者の情報を探りに動きます。もし何か新しい事が解ったら、さっき渡した名刺の番号にメールなり電話なりして頂けると助かります」
「だが、どうにもキナ臭いからよ、学生のお前さんらはゆっくりしててくれや。間違っても自分から首突っ込むんじゃねぇぞ」
探偵とその相棒の二人は、真剣な顔でそう言ったあと店から立ち去った。
程なく、弁護士二人も店を立ち去り、あたし達も夜遅くなる頃だったので三々五々に家路に就いた。《ダイシー・カフェ》に行く時とは裏腹に、今のみんなの表情は落ち着いたものになっていた。
拙者、別の主人公が主人公を助ける展開大好き侍也。お目汚し致しました
弁護士の仕事は、起訴された被告人の弁護だけじゃなく、警察に勾留されてる人に関して警察、検察に便宜を図って容疑者から外す事も仕事の一つなので、八神さんが行った事はおかしい事ではありません。ただ検察を介して警察にストップを掛けるアプローチが異例なだけです。普通警察にストレートにいくところを敢えて検察を介しているのは、警視庁への不信感故です
八神が弁護依頼を受けてる訳ではありませんが、その辺は彼が殺人冤罪の話を聞けば色々と動き回るのは確実なので……
ちなみに直葉達には弁護士の職業を名乗ってないし、その辺を明かさなくていいよう海藤さんが”善良な一般市民”とフォローしてるので気付かれてません
しかし『探偵』という名乗り一つで裏で動き回っていた事の説得力増すのズル過ぎるんよ()
・八神隆之
『真実を求める』正義を掲げる探偵
『JUDGE EYES』と3年後の続作『LOST JUDGMENT』主人公。初代は作中2018年、35歳だったので、本作(2025年)では42歳となっている
愛称、ター坊
探偵業を始めて十年目
汚職刑事、検察にも顔が利く。法律に詳しいのは元弁護士だったから。そのため、和人の現状を星野一生、さおり夫妻から聞かされ、起訴そのものを阻止するために動き回り、見事不起訴内定を勝ち取った
つまり前話までの和人の状況をひっくり返した立役者
殺人冤罪に関しては絶対許さない人である
現在は和人の来歴を洗い、今回の事件の不可解さから内通者を洗い出す方向に目的をシフトさせている
・海藤
八神の相棒兼兄貴分
八神より3つ年上の45歳
元極道。『JUDGE EYES』の物語が始まる1年前の2017年にとある事件があって破門。その時に立ち会っていた八神にスカウトされる形で探偵事務所に身を寄せて、以降は八神の相棒としてサポートしている
腕っぷしがあり、人望も集める人柄で、地味に子供からも好かれる
・検察官
東京の地検勤めの者
かつて八神といがみ合っていたが、それは信念を以て仕事をしているだけの、頭を剃り上げた男らしい
・警視庁
東京の警察
実は『JUDGE EYES』と『LOST JUDGMENT』それぞれで八神らと事を構えた事がある。普通に公務執行妨害案件だが、そうなっていないのはそれだけ”上”が腐っていたから
和人逮捕の一件から直葉達から不信感を抱かれている
今回、八神によって目論見を完全に潰され、あと30時間で和人を釈放しなければならない状況になっている
・敵組織
和人を嵌めた勢力
警察とグルになっているかは不明だが、内通者を潜り込ませているのは確定している。八神はこの内通者と、それと繋がる闇を暴こうと動き始めた
・四年前の事件・裁判
今話では序盤に分かる触りしか触れていない! 詳しく知りたければ『LOST JUDGMENT』をプレイするか動画を見よう!
では、次話にてお会いしましょう