インフィニット・オンライン ~孤高の剣士~   作:黒ヶ谷・ユーリ・メリディエス

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 どうも、おはこんばんにちは

 サブタイも話の順番にも悩む毎日でございます()

視点:明日奈

字数:約七千

 ではどうぞ



※本作は『多重婚』を認める方向で法律改正が進んでいます





第六章 ~アスナの憂鬱~

 

 

日本標準時《2025年8月2日(土) PM0:30》

生還者学園、高等部一年教室

 

 

「はー、やっと終わったわー」

 

 特徴的な鐘の音を契機に教鞭を振るっていた教師が立ち去り、教室内の空気が弛緩した途端に伸びをしながら友人がそう言った。

 

「まったく、半ドンとは言え土曜授業はキッツイわ。いい加減土曜も休みにしてくれたっていいと思わない、明日奈?」

「うーん……まぁ、二年も遅れてるわけだしねぇ……」

 

 友人の物言いに、全面的には同意できない私は歯切れ悪くそう返した。

 彼女の言わんとする事も理解はできる。

 今は八月初頭。世間ではどの学校も夏季休暇に突入しているだろう夏真っ盛りの現在だが、生還者学校には一か月以上の長期休暇なんて存在しない。せいぜい二週間に満たないくらいの纏まった休みがあるくらいだ。

 しかしそれは仕方のない事だ。なにせ私達はデスゲームで丸二年も閉じ込められ、社会的な損害を被っている。それを取り返すにはカリキュラムをぎゅうぎゅうに詰めるしかない。以前の学校や進学校のように朝早く登校してのゼロ時限、遅く下校する事になる六、七時限があった可能性もある中、土曜の午前中授業だけで済んでいる事はむしろ結構な温情だとすら思う。

 まぁ、この辺はストレス管理目的もあるのだろう。

 最近はある程度緩和されたとは言え、SAO生還者に対する色眼鏡は未だ根強く、私達を危険人物だと主張する人間もまだ多い。実際犯罪行為に手を染めた人間も居る訳で、そんな人達にストレスを掛ければ暴走するのは目に見えている。それを抑止し、監視する目的もこの学校にある訳だから、無暗に不満を抱えさせる愚策を政府がするとは思えなかった。

 とは言え、セーフティーネットの役割も担っている以上、教育機関として最低限の務めは果たさなければならない。だからこその土曜半日授業という妥協案になったのだろう。

 それを知ってか知らずか、隣席の友人――リズベットこと篠崎里香はうへぇと不満をあらわにした。

 

「明日奈ってば、出会った頃から思ってたけどホント優等生よねー……なんでも卒なくこなすっていうか」

「昔は『出来て当然』みたいに教えられてたからね」

「ふーん……昔は、ね」

 

 意味深に呟いた里香に、何だろうと首を傾げる。

 

「いや、明日奈のお母さんってすっごい厳格なイメージがあったから、ちょっと意外だなーって」

 

 彼女の言っている事が5月頃に話題に上がった転校関係だと分かり、苦笑いが漏れる。

 親の理想を子供に押し付けている、と抗議までしようとした彼女にとって、母・京子に抱くイメージはそこまで良くないようだ。実際母は付き合う上でかなり好みが分かれるタイプだと思う。

 私自身、母のそういう所はあまり好きではない。

 だが私の事を想っているのは確かだから、嫌いとは言えなかった。将来が未だ安定していない後ろめたさがそう思わせているのかもしれないが。

 

「今もそこまで変わってないよ。《SA:O》をするのだって苦い顔されたし」

「まぁ……アレは元が元だからね」

 

 あたしの親も同じだったわ、と鞄を片手に席を立つ里香。促されるまま私も鞄を手に取って席を立つ。

 人の流れに従って教室を出て、薄いグリーンのパネル張りの廊下、階段と進み、昇降口から校舎を出る。そこで部活に向かったり、あるいは街に遊びに繰り出したりと三々五々に人が散っていく。

 真新しいレンガの敷かれた小道を進んでいく内に、いつの間にか二人きりになった。

 

「それで、どうなのよ? その後に進展はあるの?」

 

 それを待っていたのか、狙い澄ましたような様子で里香が口火を切った。顔にはどこか揶揄うような笑みが浮かんでいる。

 言わんとする事が何なのか理解している私は、はぁ、と苦笑いと共にため息を吐いた。

 

「そんなにアッサリ進んだら苦労しないわよー」

「そう? キリ……じゃなくて、和人って結構明日奈のこと信頼してるんだし、即オーケーは無くても木綿季達と同じくらいにはなるんじゃない?」

「うーん……」

 

 里香の言い分は、私自身、同意見だ。

 彼は直葉、木綿季、詩乃、七色の告白の返事を待たせている状態にある。理由としては、将来の立場を安定させるため。つまり結ばれた人を置いていかないための措置。もし叶わなければ、永遠に縛り付けないようにという彼なりの配慮だ。

 それを理解しているから誰も強要しない。

 社会的立場は確保されたも同然の現在もその均衡状態が保たれているのも、彼が命を落としかねない案件が複数残っているからだ。

 ――とは言え、それは告白しない理由にはならない。

 なら何で躊躇っているのかというと……

 

「なんていうか……色々と、タイミングが合わなくて……」

 

 流石に人前では恥ずかしいので二人きりになれないか模索しているのだが、現実ではほぼ会えないし、仮想世界に居る間は大抵横に誰かがいる。誘おうとしても《亡国事変》以降、日々忙しくしているのを見てたらわざわざ時間を作ってもらうのも気が引けた。

 《SA:O》初日の時に顔を合わせたが、あの時に告白するのは何だか違う気がした。

 IS学園襲撃事件の時と違い、今は明確に好意を抱き、それを木綿季を筆頭に他の女性陣と共有しているから彼女らに対する後ろめたさは無い。

 

「告白する時、どうしても時と場合っていうか、ムードを気にしちゃうんだよね……」

「あー……一世一代だもんねぇ……」

 

 分かるわぁ、と言わんばかりに頷く親友。彼女は『彼氏いない歴=年齢』と仲間内で冗談交じりに公言しており、好きになった人もいないと豪語している人物だ。だから本当の意味で私の懊悩は分からない筈。

 しかし彼女は、アルゴの乱入によって一度は失敗した木綿季の告白の場に立ち会った人物。

 告白する時の緊迫感というものを知っているから頷いているのだろう。

 

「でも、二人っきりになるだけならホラ、あんた達って《オーグマー》のテスターじゃない? それのやり取りの時はどうなの?」

「そういう時って和人君の近くに他人がいるからちょっと……」

「なるほどねぇ……」

 

 ふむ、と(おとがい)に指をあてて考え込む素振りを見せた里香は、ならさ、と続けた。

 

「もういっその事、二人で会う約束を取り付ければいいじゃない」

「うーん……でも、迷惑じゃないかな……凄く忙しそうにしてるし、大変そうだし……」

「だから、都合のいい時間を指定してもらえばいいのよ。話を持ち掛けるだけならメッセージでもいいでしょ? 返事はあっちの手が空いた時にしてもらえばいいんだし」

 

 すごく真っ当というか、むしろして然るべき案を推してくれる里香を見て、その真摯さはとても有難いと感じた。

 けれど、やはり大丈夫だろうか、という気持ちが先行してしまう。

 

「はーっ……人を気遣えるっていうのも却って難儀ねぇ」

「うぅ……」

 

 額に手を当てて呆れる親友に、ただただ縮こまるしかない。半ば以上愚痴というか、私個人の踏ん切りが付かないせいで二進(にっち)三進(さっち)もいかない話が続いているのだ。むしろよく付き合ってくれると思う。

 だが、そんな彼女でも業を煮やしたようで、きっと鋭い目を向けてきた。

 

「仕方ないわね……明日奈、あんた今から和人にメール送りなさい。二人で会える時間のセッティングをするのよ」

「え、ええ?! い、今から?」

「だってその様子じゃずっと同じ事を繰り返しそうだもの。だったらここは一つ、親友のあたしが後押ししてあげるしかないじゃない? だからほら、早くする!」

「う、うん……」

 

 そう言って急かしてくる里香からはテコでも意見を翻しそうにない頑なさを感じ、何を言っても無駄だと悟る。

 だが同時に、やはり有難く感じた。

 それは後押しして欲しかった証拠。そのサインが、度々の里香への相談で、彼女はそれを受け取ってくれたのだろう。

 ありがとう、とまずは心の中で礼を言う。後でしっかり伝える事を決めつつ、カバンの中から携帯端末を取り出し、起動する。ズラリと並んだアイコンからメッセージアプリをタップし、展開。宛先を和人に指定。里香に言われた文面そのままになってしまって酷く簡素だが、逆にどう飾り付けるか悩むのも何か違う気がしてそのまま送信した。

 そこではぁ、と息を吐く。ただメッセージを打って送るだけなのに、何故かすごく精神をすり減らした気がする。

 

「ちゃんと送った?」

「うん、送ったよ。凄く味気ない文面になっちゃったけど……」

「いいんじゃない? 変に飾り付けたら、却って良くないと思うわよ。和人だってシンプルな方が好みでしょ」

「そうだといいな……」

 

 彼の好みって何だっけ、とSAO時代の古い記憶も含めて引っ張り出し始める。黒色の印象が先行するが、持っていた衣服や料理のレパートリーから考えると確かにシンプルさを好んでいた節はある。合理性や効率を重視した結果で、本当は飾り付けたものも好きかもしれないが、流石にそこまでは分からない。

 今度直葉ちゃん達に聞いてみようか、と話のタネとして心のメモ帳に記しておく事にした。

 そこで、左手に持っていた端末が短く振動した。

 まさかもう返事が? と期待して画面を見た私は、すぐ落胆する事になった。表示されていた名前はまったく違う人のものだったからだ。

 

「ちょっと、画面見て肩落とすとか、なに一人漫才やってんのよ」

「そんなつもりじゃないわよ……ただ、ちょっと面倒な人からメールが来ただけ」

「面倒な人?」

「家絡みの人。多分お盆関係の連絡だと思う、また挨拶に行かないとだから」

「あー……明日奈って、いいトコのお嬢様だもんねぇ。大変ねぇ」

「ほんと、大変なんだよー」

 

 応えた後、ふぅ、とため息を吐く。

 明日奈/アスナが生まれた《結城家》は、長い歴史を持つ本家から多く輩出された分家の一つだ。中でも父・彰三は本家筋の兄弟の一人で、そこから別れた分家筋当主の一人なので、父にとって本家は実家という事になる。だから実は他の分家より本家との繋がりが非常に強い。

 しかし、それはあくまで家系図上での話。

 母・京子と結婚するにあたって一騒動あり、勘当気味に本家から離れたという経緯から父と本家、他の分家筋の者との関係は決して良好とは言えない。その原因の一端でもある母への風当たりも中々のものだ。

 それでも未だ本家との繋がりがあるのは、両親が共に有能だったからだろう。わずか一代で《レクト》を総合電子機器メーカーに成長させる事が出来た父の手腕、また大学教授として第一線で教鞭を振るい続け数々の賞を受賞している母の手腕を本家も認め、評価しているのだ。

 それ故か、その子供である兄・浩一郎や娘・明日奈へのプレッシャーはかなりのもの。

 古風な風習・礼儀作法を重視するためか、《結城家》は何かと集まりを催す機会がある。年末年始とお盆の最低二回だ。

 幼い頃は本家で過ごすその集まりを当たり前の事と考えていたし、同年代のいとこ達と会える事を自分も楽しみにしていた。

 だが、中学に上がった頃――つまりSAOに巻き込まれる前――から、その恒例行事は段々と気詰まりするように感じ始めた。

 本家は誇張でもなく二百年以上も前から京都で両替商を営んできた家で、維新や戦争の動乱にもしぶとく生き残り、現在では関西一円に視点を持つ地方銀行を経営している。《レクト》の成長にも、本家の潤沢な資金援助があったからこそだったりする。そんな家だから、親戚筋を見渡せば社長だの官僚だのはごろごろ転がっている。

 当然のように、いとこ達は誰もが《いい学校》の《優等生》で。宴席で子供たちが行儀よく並んで座る隣で親たちは、うちの子は何の大会で表彰されただの、全国模試で何番を取っただのという話を、表面上は穏やかに、たが延々と応酬し続ける。

 そんな空気に違和感を覚え始めていた私にとって、毎年の行事は子供たち全員に序列をつけなおす作業のように思えた。

 その認識はSAOから生還した今、より顕著なものになっている。

 二〇二二年十一月に囚われ、二〇二四年十一月に解放された私は、リハビリにより最低限動けるようになった体で本家の集まりに顔を出した。本家の京風()()()造りの広大な屋敷で、きつい振袖を着せられた私は、祖父、祖母をはじめ膨大な数の親類縁者に、自分が接客NPCに思えてくるほど繰り返し挨拶をさせられた。

 例年より短めにされた挨拶も身体的に辛かったが、二年に渡る《入院》の間に親戚筋に多くの心配を掛け、お世話になったからそのお礼を、と言われれば嫌とは言えなかった。今にして思えば、アレは母が母なりに考えていた『将来のレール』から零れ落ちた私をどうにか復帰させようという母心の発露だったのだろう。

 ともあれ、久しぶりにいとこ達と会えた事は嬉しかったのだが、そこで私はイヤなものを見たのだ。明日奈の無事なる帰還を我が事のように喜んでくれる彼ら彼女らの瞳の中に、憐憫があった事に気付いてしまった。生まれた時から始まり、そしてまだ何年も続くレースから早くも脱落してしまった明日奈に同情し、可哀想だと思っていたのだ。

 それは考えすぎではない。子供の頃からずっと人の顔色を窺い続けていたからこそ判るのだ。

 無論、今の明日奈はSAO以前の人格とは全く異なる存在だ。あの世界が、そして一人の少年が否応なく明日奈を生まれ変わらせた。だから彼ら彼女らの憐憫も心の表面を微風のように通過していったに過ぎない。

 今の明日奈は社会的立場の獲得を目指し、同時に剣士(ガーディアン)の一人として生きる人間である。あの少年の力になる事を誓った私は、あの世界を経たからこそ存在する。

 しかし、その価値観はVRMMOを害悪としか――この場合は勉学の、という意味で――考えていないいとこ達には、まったく理解してもらえないだろう。《SAO事件》により一定数存在する否定派だけでなく、仮想世界をただ『偽物』と考える人々には受け容れられない考えだ。

 本家にいる間中、ずっとどこか不機嫌そうだった母からも理解は得られていない。

 母は、とかく社会的なステータスを重視する人間だ。そうなってしまった原因があり、経緯がある以上、それは仕方のない事なのだと思う。あの少年との縁談に前向きなのも偏に和人の社会的地位が高まったからで、《SAO事件》などでの功績や彼の思想、人格を肯定したわけではない。彼の判断力は買っていると思うが、そこまでなのだ。

 今の母との関係は、利害一致の一言が最適だろう。

 母にとってはどこまでも『娘中心』であり、あの少年は娘の地位、幸福を高める要素。結婚という過程そのものをそう考えているからだ。結果的に娘に益となるから縁談に前向きなだけ。

 それが《結城家》にとってのスタンダードな思想。

 そんな損得勘定の思想を抜きに、私は感情的に彼を追い掛けている。

 見返りを求める恋や愛もあるのかもしれない。けれど、私はそうではない。ただそれだけだった。

 いい大学に入り、いい就職をする事が今の目標だが、かつてと違うのは、明確な理由とモチベーションが存在する事だろう。六つ下の男の子と現実世界で家庭を持つのが最終目標なのだ。そのための誓いであり、見据えたレールが今である。

 母は損得勘定を含め、一応はこの方針を推してくれている。

 ――しかし、全員が同じように頷くわけではない。

 新年の挨拶に顔を出した当時、母・京子はとにかく『いい将来を』という未来図に戻すのに躍起だったのか、明日にはようやく東京に戻れるという晩に、はとこにあたるという二つ年上の大学生と母屋の奥まった部屋で二人きりにされた事があった。本家の銀行の取締役か何かの息子だというその男は、自分が何を専攻しており、もう就職が決定しているという銀行ではどのようなポストに就きどのように出世していくかという事を只管喋り続けた。明日奈もまた只管笑顔で感心してみせた。

 まるで周囲が示し合わせて明日奈とその男を二人きりで残したような状況だったため、つまりは”そういう事”なのだろう。大企業の社長令嬢というステータスだけだと生還直後の当時で縁談は弱いため、大人たちによる胡散臭い取引があったのだと思われる。

 その男というのが、先のメールの送り主である。

 

「それで、メールの送り主だけどさ。縁談申し込みの相手だったりするの?」

「…………」

「……なに引き攣ってんのよ、アンタ……まさか……」

「明確に申し込まれた訳じゃないけど、ね」

「マジかー」

 

 苦笑いで答えると、まさか当たっていると思っていなかったらしく、親友は額にぺちんと手を当て、空を仰いだ。

 

「まぁ、明日奈って成績よし、器量よし、更には家事もできる才色兼備だもんねぇ。そりゃ引く手数多でしょうよ」

「デスゲームに居た時点で”あの人達”からすれば負け組の扱いだけどね」

 

 私は二年間勉強をほぼしてなかったため中学三年間の復習が必須だった。その間に前に進めると考える人からすれば、二年の遅れは競争社会に於いて致命的なのだ。

 なぜなら、彼らはあの二年間を『無駄』と考えているから。

 だからこそ、得るものが何もない二年間を過ごした明日奈を、彼ら彼女らは憐れんだのだ。

 そんな私に縁談を匂わせる言動をするのも何かしら目的があるからに違いない。レクト社長との繋がりを欲してか、《オーグマー》などの先端技術への切り口を得るためか。

 何れにせよ共通している事は……

 

「”あの人達”が見てるのは名前に付随する順位と賞状ばかり。だれも、【閃光()】の事なんて見てないよ」

 

 かつて在った”結城明日奈”は、”【閃光】のアスナ”に生まれ変わった。あの世界での経験と想いが軸になっている。

 だから”結城家の人間(あの人達)”には評価されない。

 彼ら彼女らからすれば、どこまでいっても”二年を無駄にした結城明日奈”でしかないのだ。

 

「明日奈……」

 

 やや物憂げな表情を浮かべた里香に、笑みを返す。

 しっかり笑えているかは自信がなかった。

 

 






 明日奈って、生死が関わると和人レベルで肝が据わるけど、それ以外だと割と和人に引っ張ってもらってるイメージがあるんですよね

 明日奈が恋愛事で強かな時って、裏ですごく相談に乗ってもらってる場合の印象です


・結城明日奈
 原作正妻
 本作では恋愛奥手。というか想いを自覚したのが原作より遅いせいで精神的成長がやや遅いだけ。現時点で原作リズ編くらいのアスナの状態だが、もうちょっと時間経過すると原作七十四層相当のアグレッシブさを見せるようになる
 原作マザロザ編より吹っ切れているが、”現実の結城明日奈”に付随するしがらみに対してやや憂鬱気味


・篠崎里香
 明日奈の親友兼和人の”ともだち”
 度々明日奈の恋愛相談をしている世話焼き
 本作では木綿季、藍子より遅く明日奈と知り合ったため、女子の親友枠では三番目に位置しているが、距離感は同い年故に一番近い
 原作と違い和人に恋慕を寄せていない


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