インフィニット・オンライン ~孤高の剣士~   作:黒ヶ谷・ユーリ・メリディエス

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 どうも、おはこんばんにちは、黒ヶ谷です。

 スマブラでセフィロスやってたり、アリリコのアプデやったり、BLEACHの完全虚化観たり、アドベント・チルドレン観てたら一週間経ってたゼ()

視点:クロエ

字数:約七千

 ではどうぞ。


 ――そろそろサブタイトルを取り返さないと……!




Chapter3:怨嗟の魔獣 4

 

 

 生体同期型IS。

 人間の肉体にコアをそのまま埋め込む非人道的行為の一つに数えられるそれは、適合しなかった者を容赦なく絶命させる禁断の人体改造。そんな結果が出ている時点でどこかが実験済みであり、国家機関も人材を無駄にしないから行うところはまず無かったそれをされ、生き延びた人間は世界で数人いる。

 公表されているのは桐ヶ谷和人。

 公表はされていないが、状況証拠から確定なのが織斑秋十。

 そして完全に伏せられているのが、篠ノ之束の義理の娘・クロエ・クロニクルだ。

 

 とはいえ、クロエ・クロニクルに埋め込まれた生体同期型ISは、他の二人のものとは目的が違っている。

 

 彼らのそれは生体兵器目的の移植であり、ウィルスに耐えるためのものだった。双方の利点が欠点を補い合った事で彼は移植後も生きている。

 だからと言って、私もウィルスを投与されている訳ではない。生み出される過程から手を加えられ、成長途中も様々な投薬、実験を受けた()()()()()()()の身だが、ウィルス実験をされた記録は見つかっていない。なにより血液検査諸々の結果を自分の目でも確かめているから疑いようはなかった。

 ならば何故私は移植に耐えられたのか。

 理由は単純、博士謹製の治療用ナノマシンのお陰である。

 (かさ)(ぶた)のように見てくれだけ傷を塞ぐだけではない。必要な栄養素を摂取し、運動を日々続けることで屈強な骨・筋肉を作り上げる過程の如く、そのナノマシンは脆弱な部分を補強し、同じケガを繰り返さないよう手を加える代物だ。医療業界に広まれば間違いなく革命が起きるだろう。

 当然だがデメリットもある。

 心臓の洞房結節――拍動の開始点――に設置されるペースメーカーが電気信号を管理するように、治療用ナノマシンにも管制塔の役割を持つものを移植しなければならなかった。

 私の場合、それがISだ。

 ナノマシンはペースメーカーと違って意図的な交換が出来ないほど小さい。だから半永久的に活動を行う事になるわけだが、万が一機能不良に陥った時のために対処できる手段を持つモノを管制塔にしなければならない。それにうってつけなのが、原子レベルで構造物を分析・分解・再構築出来るISだった。

 しかし、そのためには甚大なリスクを覚悟しなければならない。

 元々ISコアの移植は型が適合していない血や骨髄を無理矢理移植し、耐えさせるようなもの。だから拒絶反応を来した者は例外なく死亡する。

 ナノマシンを投与したからとは言え、死亡リスクがゼロになった訳ではない。

 それでも自分は移植を希望し、自分を拾った主はそれを受け入れた。

 そして移植は成功。結果論ではあるが、双方は得をした。彼女が無茶な頼みを受け入れたのも、治療用ナノマシンとコア移植の実験データを得たかったからだろう。渡りに船だったわけだ。

 

 私はと言えば――コアを移植した事で、『人並みの生』を手に入れた。

 

 それが私のコア移植の目的。

 遺伝子操作、無数の投薬により、私の細胞や内臓はボロボロだった。常に目に移植された《越界の瞳》が黒目金瞳の暴走状態なのも視力がほぼ喪われ、それを補おうとナノマシンが活性化しているためである。

 しかしコアを移植した事でハイパーセンサー、コア、そして脳という経路で視覚を補えた。崩壊し、ボロボロになっていた細胞もある程度修復し、少なくともあと数年の命だった身は生き永らえられたと言えよう。己を苛んでいた苦しさから全て解放されたのだ。

 ――コアを移植しようと思い立ったのは、”彼”に興味が湧いたからだった。

 ヒトとして生み落ちながら、兵器へと変えられ、()()()()()()尚生きようと足掻く”彼”。

 始まりは正反対。

 過程も反対。

 帰結する先も、また。

 ――だからこそ、『素敵だ』と思った。

 諦観し、死を受け入れようとしていた私と同じ境遇に堕とされながら、必死に抗うその姿に惹かれた。その行きつく先を、見たいと思えた。

 

 ――私は、無駄だと思った事はしない。

 

 なぜなら、そう設計されているからだ。一縷の可能性を頭から否定する思考回路。百分率に表して、より高い確率の方を数字だけを見て選択する。

 たとえ、理屈以外の何かが反対していても、私は数字を優先する。

 そういう風に作られているのだ。

 だから、”彼”の全てが眩しく映った。

 あれこそが人間の極地なのだと悟った時。

 

 

 

 機械(わたし)は、無駄(こころ)を知ったのだ。

 

 

 

 

サクラメント上空

バリア展開箇所の一角

 

 

「……あれって、そういう事だったんですね」

 

 国際IS委員会所属の者として一仕事終えた後、天災によって《セフィロト・プログラム根絶作戦》が発令されて持ち場に改めて就いた私は、そうひとりごちた。

 和人が【黒椿】を移植し始めた直後、私は博士からの秘匿通信を受信していた。

 【黒鍵】を使う事になるだろうから準備してほしい、という内容だった。

 【黒鍵】固有の能力は現実に於いては大気成分を操作し、仮想空間では相手の精神に直接干渉して幻覚を見せる間接的なものだ。一応戦闘も可能だが、物理面は【黒騎士】に偏っている。

 このように幻影を見せる事に特化した【黒鍵】だが、最たる特徴はそれではない。

 精神、すなわち電脳ダイブした他者の意識に干渉するという事は、《コア・ネットワーク》を限定的に掌握する事と同義なのだ。

 

 ――しかも例の研究にも関わりがある筈だ。

 

 思い浮かべるのは、IS学園地下に設置された二台の超巨大フルダイブハード《STL》の姿だった。

 『意識』という単語には様々な解釈・見解があるが、この場合は内側に目を向けた話になる。

 人間の意識は大脳が司っているというが、厳密にいえば、人の脳細胞の更に内側、『意識』を構築する光子こと《フラクトライト》が意識を構築している。脳細胞から発せられる電気信号はあくまで『肉体の制御』に影響するものでしかない。

 STLは、意識・記憶・精神の全てを読み込み、また情報を送る事で、現実と誤認する夢を見せる装置。

 

 ならば、電脳ダイブもまた同じではないだろうか。

 

 電脳ダイブは《ナーヴギア》のように延髄部分で電気信号を遮断し反映している訳ではない。

 しかし、ならばどうやってダイブしているのか?

 その点について明らかにされた事はない。ISは『これが出来る』という点は公表されているが、『どうやって出来ているか』という理屈について謎の部分がまだまだ多い。そして《コア・ネットワーク》を介する電脳ダイブは、コアが関与する関係かブラックボックスの一つとして数えられ、未だ研究途中にある。

 だが――もし、意識を読み取っているのなら。

 『電脳空間での動作には大脳の電気信号を読み取らなければならない』という固定概念を打ち砕き、不要と考えたなら、フラクトライトの存在は鍵になるだろう。

 

 それは、更識楯無のISが証明している。

 

 彼女のISは、鷹崎元帥達の前で和人と模擬戦をしている最中に二次形態へと移行した。

 そのとき彼女はISの意志と言える者に出会い、話をしたのだという。戦いの最中、一分あるかないかの話だったというが、実際の戦闘映像で彼女が虚ろな顔になった瞬間はない。逆に話の該当部分から決然とした面持ちになったくらいだった。

 だから彼女とISの意志は、意識だけが超加速した状態で対話した事になる。

 それはまるで、STLの機能《フラクトライト・アクセラレーション》そのものだ。

 その予想が私の推察を更に後押しする。

 だからと言って、《コア・ネットワーク》の世界時間が加速している訳ではないだろう。楯無の場合は【海神の淑女(エーギル・レイディ)】のコア内でのやり取りだったから出来た事の筈だ。

 ――だが、そこで一時的にでも《コア・ネットワーク》を掌握出来る私が居れば、話は変わる。

 コア・ネットワーク内の時間を加速させる事、あるいはセフィロト・プログラムを逆探知して消去する事、彼らの援護で幻影を操る事も出来る。現実側で戦線が崩壊し掛ければ、【黒鍵】の演算能力でアバターを更に召喚する事も不可能ではない。

 仮にバリアを維持する誰かがやられ、展開武装が一つでも破壊されればバリアは消滅する。そうなれば【無銘】の演算能力はフリーになる。そうなれば暴走する彼を操るセフィロト・プログラムは瞬時にメテオを再生成し、この星を滅ぼすだろう。その瞬間、僅かでもセフィロトの干渉を妨害できる私の手札は、強力な一手になり得る。

 状況に応じてどんな風にも活用できる”力”を【黒鍵】は持っていた。

 

 あの二人もそれは分かっていた筈だ。

 

 その上で作戦の一つに挙げていないのは、私の身を慮っての事か。あるいは【黒鍵】に頼る必要はないと判断しての事なのか。

 

『じゃあ……現実(こっち)側は、任せた』

 

 私が思考に耽っていると、動画から少年の声が上がった。

 気づけば【森羅の守護者】は全員揃い、既に臨戦態勢を取っていた。彼を遠巻きにしつつ囲うように展開している光景は傍から見ると途轍もなく物騒でしかない。しかし、少年の顔には希望が満ち溢れ、決然とした笑みが浮かんでいた。

 ――程なく、目が閉じられる。

 瞬間、バシュッ、と外気に晒された顔の右半分が仮面に覆われた。

 

 

 

「Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!」

 

 

 

 直後、獣が吼える。

 予想した通り【黒椿】を介し、セフィロト・プログラムによる暴走が再開した。

 つまりいまこの瞬間、彼の意識(フラクトライト)は《コア・ネットワーク》へとダイブした。

 私は密かに【黒鍵】で《コア・ネットワーク》に干渉を開始。とは言え、最初は様子見に留め、必要に応じて介入するつもりだ。

 ハイパーセンサーに映る動画の横に同じサイズでもう一枚ホログラフィが表示される。

 

 ――しかし、何も映らない。

 

「……」

 

 私は無言で眉根を寄せた。

 じわじわと、胸中に不安が募る。まさかセフィロト・プログラムがこちらの干渉を阻止しているのだろうか。

 一先ず博士に報告する、その時だ。

 

 【黒騎士】がロックオン警告を発してきた。

 

「は?」

 

 疑問符で溢れた脳内。

 その答えは、闇夜に紛れて迫る闇。仮面の力で振るわれる虚月閃だ。それを近くにいる【森羅の守護者】達ではなく、遠くにいる私に向けて放ってきた。

 

「く――――?!」

 

 私はすぐ横にズレた。一瞬後に真横を闇が空間をそぎ落とす。

 

「Aaaaaaaa……!」

「なっ」

 

 気付けば、目の前に青年体の暴走和人が肉薄していた。一キロは離れていたのに瞬間移動でもしたような速度だ。

 翡翠の刀が振り上げられる。

 躱せない、と瞬時に判断。この速度だ。距離を開けようと後退しても、それ以上の速度で踏み込まれる。

 ならば、と私は手を打った。

 全力で右に飛ぶ。

 

 ――刃は、正確に追従してきた。

 

 ひぃん、と甲高い音がした。

 直後、左腕に違和感。次いで熱感と激痛。見れば装甲ごと肩から先を斬り落とされていた。

 間を置かず、殴り飛ばされる。

 グルグルと視界が回りながら地面に激突した私は、ISの保護機能で脳震盪を抑えられた事ですぐ立ち上がれた。とは言え既に満身創痍に近い。

 バリア維持に持たされた星を象った片手棍を杖代わりにしながら、私は笑いを零した。

 笑うしかなかったのだ。

 

「……冗談キツいですね……」

 

 見えなかった。

 ハイパーセンサーでも、《越界の瞳》でも、剣閃すら視認できなかった。その上でバリアも装甲も纏めて切り裂くこの攻撃力。

 しかも、【黒鍵】の幻影能力すら効かない。大気中の水分や光の屈折を利用し、更にコア・ネットワーク経由でハイパーセンサーにも誤った視覚情報を送っていたのに、それをものともせず攻撃してくるとは。

 だが、そうだろうな、と納得する部分もある。

 彼は気配に敏感だ。仮想世界ではハイディングした相手をスキル補正なしで見抜いていたというし、現実なら尚の事だろう。

 それにこの幻影能力はあくまで視覚にしか働かない。音などは誤魔化せないから、あるいはそれで追われたのか。

 ならば最早私は戦力になり得ないのではないか……

 そう考えながら獣を探す。

 おかしな事に、獣は私が居た空域を下降し、大地に降り立っていた。どうしたのかと距離を詰めながら考える。

 そこでふと、端に追いやった【黒椿】経由の映像に目が向いた。

 映像には一つの物体が映っている。

 

 

 

それは【白式】のコア

 

 

 

 ウィルスで暴走されては困るからと今度こそ消し飛ばされた秋十から作戦開始前に回収したものだ。国際IS委員会所属だから私が持っていたのだが、それを落としてしまっていた。

 そこで、だからか、と理解する。

 あの暴走はセフィロト・プログラムによる干渉を受けている。コア・ネットワーク越し故に、コアの位置を把握できる筈だ。それを頼りにしたから視覚頼りの幻影が効かなかったのだ。

 

『――マズい』

 

 疑問が氷解したところで、張り詰めた声音で天災が声を発した。

 映像では獣がコアを拾うシーンが映っている。

 

 

 

()()()()()()()()()()!!!』

 

 

 

「な――」

 

 文字通り、言葉を失った。

 この作戦は【無銘】がバリア展開に、【黒椿】がアバター維持に全演算機能を割く事でメテオその他の攻撃手段を封印し、時間を稼ぐ事を前提にしたものだ。それなのにコアが一つ増えてしまっては、いきなりメテオを作り出す事が可能になってしまう。

 それで何故アバターのみんなを無視し、【黒騎士】のコアも無視し、【白式】だけ狙っているかが分かった。

 和人の体を奪っているも同然のセフィロトは、彼を繋ぎとめるこの世のすべてを葬り去るつもりでいる――――!

 

()めろぉぉぉおおおおおおおおッ!!!』

 

 十数人の声が重なった。

 ランが旗を振るい、全員を強化する。

 シノンとユイが矢を放ち、サチが深紅の魔槍を投擲する。

 リーファ、ユウキ、アスナが神速で距離を詰め、剣を振るう。

 ヴァフス、オルタ、キリカが挟み撃ちに向かう。

 ヒースクリフ、クライン、ストレアが更に追撃に向かう。

 とにかく全員が全力攻撃を開始した。狙いはもちろん、【白式】コアの回収だ。さっきまでの泰然とした様子から一変し、瞬時に張り詰めた様子で全員が突貫していた。

 

 ――だが、間に合わない。

 

 獣が距離を開けながら胸にコアを押し込んだ。【黒椿】から送られる映像にはずぶずぶと肉が拳ほどの玉を取り込んでいく様が映っていて、中々にグロテスクだ。

 

 

 

「Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!」

 

 

 

 しかし生理的嫌悪を吹き飛ばす程の悪寒が駆け抜けた。

 一つ獣が吼えた直後、天空が炎に覆われたのだ。夜空と星の天蓋は炎を纏った巨岩に塗り潰された。ゴウゴウと音を立てながら落ちてくる。

 そして、それは一個ではない。

 獣が吼える。

 更に。

 まだまだ。

 より長く。

 咆哮は続く。

 その度に天空に巨岩が現れる。一つから二つ、四つ、八つ――――大小さまざまな『メテオ』が空に出現した。無数の隕石が、まるで驟雨(しゅうう)の如く天を覆い尽くす。

 

 

 

流星群(メテオスォーム)

 

 

 

絶望が降ってくる

 

 

 

「Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!」

 

 

 

 獣が吼える。

 人のカタチから、より獣らしく変貌していく。白く分厚く太い尾が生え、肉体は肥大化し、二足歩行の獅子の如き様相へ変わっていく。

 セフィロトが言うところの進化。

 ウィルスによる変異がここに来て急速に進み始めていた。

 

 

 

――もう、ダメだ――

 

 

 

 私の心は、ここで折れた。

 【白式】のコアを落とさなければ、それくらい強ければ、こんな事にはならなかった。

 

「ごめんなさい……ごめんなさい、和人……!」

 

 私は膝を突いた。ただただ、天に吼える獣を見上げる。

 彼方に浮かぶ仲間達も立ち向かいこそしているが、映像に映る姿は最早悲壮だ。慙愧の念に駆られ、後悔と己への怒りで誰もが顔を歪めている。

 己を奮起する雄叫びすら、今は空しく聞こえた。

 

 






 封印されて使えないなら使えるように増やせばいいじゃない(絶望)

 和人が潜ってから一分以内の出来事である(絶望)

 わざわざメテオを一個しか呼ばなかったセフィロト(セフィロス)実はかなり優しい説、あると思います(絶望)

 まあ和人を絶対勧誘するつもりで手加減してたからね(掲示板回参照)


・電脳ダイブ
 実はSTLと同じ原理とかいうオリ設定()
 でもこうじゃないと【黒鍵】の精神干渉・誤認とか、楯無と【海神の淑女(エーギル・レイディ)】の対話の辻褄が合わなくなるので……ユルシテ(´・ω・`)


・コア・ネットワーク
 ISコアの間で交わされるモノ
 原作アンダーワールドのように加速出来るかは不明
 現在セフィロト・プログラムというウィルスに汚染されている


・織斑秋十
 今度こそホントに死亡した転生者
 その魂は星に還るのだ……

 ――その前にコアを動かすSEになるけど(ボソッ)


・クロエ・クロニクル
 IS移植に耐えた人(実は二人目)
 和人と会ったのは【無銘】移植後。抗おうとする姿を見て、和人の先行きを見たいと思い、延命治療がてらにコア移植とかいうキチガイをやらかした人物。
 実は狂ってた枠である()
 和人が明確に抗う姿勢を見せたのはSAOでリーファに粛清されて以降なので、ボス戦放映頃に移植された事になる
 SAO以前の料理講習では、束が用意した視覚補助機器を用いてたりする

 確実性、安全性などのリスクマネジメントを優先する余り、和人のように無茶が出来ない。だからこそ『ラウラ・ボーデヴィッヒのなり損ない』と己を卑下している部分がある
 その正反対の位置から自分と似た境遇になり、それでも抗う姿に憧れている
 ある意味で『光の亡者』
 今回は特に自分がやられたのが原因でメテオスォームを許してしまったので一発で心が折れてしまった

 ――『大切な人達』だけでなく『世界』からも認められた和人の底力を信じるのです……
 ここから巻き返してこそ『英雄』です

 では、次話にてお会いしましょう


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