骨太元ギルド長は穏便に   作:月世界旅行

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 見知らぬ場所へ仲間と共に流された少年は、やがて知ることとなる。
 希望と絶望の両方を持つ神の存在を。



二話 「キーワード」

 トラバサミを含めた元『アダマス』のギルドメンバー十人は、眼前に広がる光景に唖然としていた。

 戦場跡地。

 一面焼け野原。

 爆心地。

 どれでも当てはまるような、惨状ばかりがその目に飛び込んでくる。

 

 「リアルじゃ…ないよな…」

 トラバサミの耳に友の声が聞こえてくる。 怯えた若い男性の声だった。

 青を基調とした軽装備の暗殺者(アサシン)――ルバーブは落ち着き無く辺りを見回している。

 

 「皆の姿を見れば、ユグドラシルの続編かなーなんて考えそうだけど… メインのコンソールが開かないし、GMコールも不可能。 それにこの、物が焼ける匂い。 こんなの現代ゲームの水準じゃ有り得ない」

 声を発したのは白いベールで全身を包む古き純白の粘体(エルダー・ホワイトウーズ)――シーシュポス。

 この状況においてやけに冷静な異形種を見て、トラバサミはあることに気付く。

 

 明らかに怯え、戸惑っている人間種と、冷静に状況を分析する異形種。

 これは異形種が外的な精神攻撃に耐性を持っているというユグドラシルの法則(ルール)が引き継がれていることを意味していた。

 冷静な彼ら同様に落ち着いている自分も、ヒトでなくなっていることを、トラバサミはようやく理解する。

 「なあ、これなんだ?」

 黒い外套を身に纏う悪魔、カーマスートラが足元の瓦礫に埋もれていた柱を指差し周りに問いかけた。

 皆答えを知るはずもなく、悪魔はひと呼吸置いてから文字らしきものが彫り込まれた柱を掘り起こす。

 自分達の知る言語ではない。 ゲームで使用されている古代文字(ルーン)でもない。

 カーマスートラは懐から片眼鏡(モノクル)を取り出し自身の片眼にかける。 言語解読用のマジックアイテムを使用した悪魔の口から溢れる言葉に、この場にいる全員が耳を傾ける。

 「ガ… ガテンバーグ…?」

 読めない文字が読めても、その意味は皆理解できなかった。

 それが人の名前なのか、土地の名前なのか、それとも組織の――

 

 異形種たちが頭を捻る中、人間種の一人、黒い神父衣装の男が天を仰ぎながら叫んだ。

 「おいおい… クソ! なんだありゃぁ!!」

 その声に反応し全員が空を見上げると、暗雲引き裂く眩い光条と共に巨大な魔物が天空より現れ、落下している。 幸いこの場に落ちてくるものは無いようだったが、天変地異を思わせる現象に人間種のメンバーは恐慌状態に陥っていた。

 

 「〈獅子のごとき心(ライオンズ・ハート)〉!」

 悪魔が人間種の仲間に対恐怖の魔法をかけた。 平静さを取り戻した者に牛頭男(ミノタウロス)が深呼吸を促している。

 

 「骨太がいれば、こんな低位魔法も使わなくて済んだんだろうが…。 とりあえず、状況の把握だ。 先ず、これをゲームだと思って楽観的になったり、自殺なんてするんじゃないぞ」

 「そ、そうですね… 独りきりならば、いざ知らず。 ここには十人の仲間が… 十人? 他のメンバーは?」

 悪魔の魔法と言葉で冷静さを取り戻した、黄金と宝石で飾られた華美な鎧を見に纏う人間――キュイラッサーが思った事をそのまま口にした。

 

 そう、此処にいるのはたった十人。

 自分達が転移する前、あの場――ギルド『アダマス』の元拠点、ゴートスポットの入口――には、八十人以上のプレイヤー達が居たはずだ。

 なのに、何故この人数なのか、トラバサミが考えていると、横に立つ赤く巨大なゴーレムが動く。

 「……世界級(ワールド)アイテム…」

 一言だ。 準ガルガンチュア級ゴーレム――まぐなーどはトラバサミがギルドに加入したころから滅多に言葉を発しないプレイヤーではあったが、規格外の状況にあってもなお、それは変わらない様子だった。

 

 「まあ、そうだろうな。 この場にいるメンバーの共通点を考えれば、世界級(ワールド)アイテムを持ってるか持ってないかで…こういう言い方はナニかもしれないが、(ふるい)にかけられたんだろうな」

 いつも下ネタばかり発している、ひょうきんな悪魔も、この中では年長者だけあって頼りになる。 とトラバサミは感心していた。

 「それなら、骨太さんも来てるんじゃ…」

 「んぶぶー、試したけど〈伝言(メッセージ)〉で連絡でけんかったー」

 緑色の精霊、幻想(ファンタジー)物語で度々見かけるカーバンクルという神獣に似た姿の動物が頬を膨らませながら告げた。

 

 「私達が居た場所は地上で、骨太は恐らく地下に居ただろうから、その違いで場所が遠く離れた…とかかしら?」

 「この異常事態だ。 魔法がユグドラシルの時と同様に使えるとも限らない。 この地の調査をする必要があるが… 皆の格好は目立つだろうな」

 

 トラバサミが仲間たちの装備を確認する。

 巨大で真っ赤なゴーレム、貴金属で彩られた絢爛豪華な鎧の戦士、神獣に悪魔に白いスライム。

 トラバサミは一つ溜息を吐いてから、片手を上げた。

 

 「俺なら隠密特殊技術(スキル)も多く持ってますし、ルバーブさんは人間種ですが、俺は異形種なんでユグドラシル基準であれば寿命も無いはず。 皆さんは俺が調査してる間、これを使っててください」

 トラバサミは「スリープシェルター」というマジックアイテムを仲間達に渡した。

 スリープシェルターは非戦闘状態であればいつでも使用でき、その効果は「一部の特殊技術(スキル)、魔法、アイテムの使用されている状態を除き、あらゆる状況で感知不可、ダメージ無効、成長停止状態を付与。 ただし使用中は行動不可。 乱用防止の為、使用後自力での再起動不可」というものだ。 放置こそ最も有効な戦略となる場合がある。 それが最も用いられたのは、モンスターを誘導し、プレイヤーを殺させるMPK(モンスター・プレヤー・キラー)が行われる時だ。 一人が高レベルモンスターを多数倒したいプレイヤーが居る場所へ誘導し、最上位の隠密特殊技術(スキル)を使用、一時敵に非戦闘状態になった上でスリープシェルターを使用。 同チームメンバーが倒したプレイヤーのドロップ品を回収後、誘導した者を再起動させる。 という手法が流行った時期もあったが「二十四時間以内再起動不可」という修正を受けてからは、スリープシェルターを使用したMPKも廃れていった。

 

 「これはスリープシェルターじゃないッスか、もしかしてトラ氏はMPKを!?」

 「いえいえ、俺は別の目的の為に持ってただけですよ」

 必要以上に騒ぎ立てる牛頭男(ミノタウロス)に、トラバサミは落ち着いた返事を返す。

 

 「やはりトラバサミは骨太のストー…げふんげふん、いやなんでもない」

 鎧剣士の態とらしい咳払いに、小さな笑いが起こる。

 本当にあの日が戻ってきたようだと、楽しかった日々を少しだけ取り戻せた気がしたような気がしていた。

 

 「俺はトラバサミの意見に賛成するぞー!!」

 「俺も」

 「僕も」

 「……良い」

 「私も」

 「お願いしますです」

 

 「一箇所に固まってたら、万が一スリープシェルターが見破られた時に終わってしまうだろうから、皆スリープモードになる場所は分けよう。 場所が決まるまでは、一緒に行動して、一人ずつシェルターを使っていくってので、どうだ?」

 悪魔の姿をした優しいお父さん風の男の提案に全員が賛同した。

 

 トラバサミがたった一人で未知の地を調査、これ以上ない危険に身を晒す状況に自分を追やったのは、一度裏切った仲間たちへの贖罪の意味も含んでいた。

 自分が再起動しなければ、二度と動けないかもしれないと分かっていながら、それを了承してくれた仲間達の信頼に、トラバサミの胸は熱くなる。

 「俺を信じてくれて、ありがとうございます。 シェルターの解除の条件は二つ、同チームメンバーが再起動を行うか、非スリープ状態のメンバーのHPがゼロになるかのどちらかですので、万が一俺が死んでも…」

 「後者で再起動されないことを祈ってるぜ」

 神父が大袈裟に胸の前で十字を描く。

 

 

          ●

 

 

 九人の仲間達がスリープ状態に入り、トラバサミは本格的な調査に乗り出した。

 当てはないが、目標はある。

 赤錆とラージ・ボーンの捜索だ。

 

 最初に転移した場所から見えていた山に沿って移動した先に、人間が住む国を発見した。

 中世ヨーロッパを彷彿とさせる西洋風の小さな教国。

 高さ三メートル程の分厚い塀に囲まれた土地の中心には大きなモノクロ調の教会が建っていた。

 文字は読めないが言葉は通じるため、隠密特殊技術(スキル)を使用して潜入した国で現地の人間に姿を変えたトラバサミは聞き込みを始める。

 

 目的の赤錆らしい人物の情報は直ぐ手に入った。

 というよりも、国の住民全員が知っている。

 真紅の鎧、トラバサミが現地の人間に尋ねたのはこの一言だけ。 なのに、他の赤錆らしい特徴は住民の方から話してくる。

 

 トラバサミは赤錆が現地でかなり有名人になっているんだと考えた。

 一〇〇レベルプレイヤーがこの世界で規格外の力を持つことは、九人の仲間をスリープ状態にする旅の中で気付いていたが、その力を使って赤錆が何か善行でも積んだのかと。

 

 トラバサミは赤錆の情報を尋ねた独りの、やけに親しげな老人に案内され、巨大な中央教会に辿り着く。

 

 教会の中へと入ったトラバサミの目にとんでもないものが飛び込んできた。

 十数列、左右均等に並べられた長椅子、奥には神官が何やらここ数百年の歴史を語っている。

 問題なのは、その神官から視線を上に向けた先にある、ステンドグラスで描かれた、赤錆らしい肖像画だ。

 

 「な……」

 人間に化けたトラバサミの目が大きく見開かれる。

 異形種の強力な精神耐性をもってしても、絶句してしまった。

 

 「素晴らしいでしょう、旅のお方。 ああして、いつでも我々を見守ってくださる。 ありがたや、ありがたや」

 

 腰の曲がった老人が涙を流しながら、教会の奥に向かって拝んでいる。

 それ自体を異常とは思わない。 ただ、その対象が知り合いとなれば話は別だ。

 神官の説教の一部をトラバサミは聞き逃さなかった。

 「数百年前かの神は、我々の前にお姿を…」

 

 数百年。 赤錆は自分達と同時に転移したのではないのか、そもそも、あのステンドグラスに描かれている人物は本当に赤錆なのか。

 情報処理が追い付かないまま、教会の入口で立ち尽くすトラバサミの後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。

 

 「おや、見ない顔だね。 旅の方かな?」

 

 体感時間では数日しか経っていないはずなのに、数十年かそれ以上久しく聞いていないような、懐かしさというよりも「遠さ」を感じる声のする方へ振り返ると、そこには真紅の鎧を見に纏う金髪の麗人が立っていた。

 トラバサミは固まったまま言葉が出ない。

 気がつけば隣にいた老人が頭を床に付けて何かを叫んでいる。 言葉にならない声はかろうじて「神よ!」という単語だけは聞き取ることができた。

 教会に居た人々が、その存在に気付き老人と同じような行動を取り始める。

 

 かつて共に戦った仲間は、今や信仰の対象となっているのか。

 トラバサミは戸惑いながらも怪しまれないよう、住人らと同じ姿勢になる。

 

 「おお、神よ、ご機嫌麗しゅうございます! この度はいったい…」

 トラバサミが横目でチラリと見た神官が、その両手を震わせながら口をパクパクさせていた。

 神と呼ばれた男は四人の絶世の美女を連れて教会の奥へと進みながら神官に尋ねる。

 「今日此処に来たのは聖別を行う為だ」

 「おお! 何と素晴らしい! この中に聖別を受ける幸運な人間が?」

 

 トラバサミは「聖別」という言葉に聞き覚えがあった。 しかし、同時に不思議にも感じていた。 聖別とは、ただの水を聖水に変えたり、物品を神聖な物に成聖する儀式のはずだ。 それを「人間」に行うとはどういうことなのか。

 トラバサミはまるで人間を物扱いするような儀式に腹を立てながらも、その感情を押し殺しながら、神と呼ばれる人物の様子を目で追うことにした。

 

 「ほう、君は…」

 一人の少女が神の目に止まった。 椅子が影になっていて、顔を伏せているトラバサミからではその姿を確認することができない。

 

 「どこか…似ているな…」

 トラバサミの耳に微かな男の声が聞こえた気がした。

 神の前へと歩み寄った少女の姿を、トラバサミはやっと見ることができた。

 薄紫の髪と褐色の肌が特徴の薄汚れたワンピースを着る無垢な少女。 十も年を重ねていないような、幼子を相手にかつての友が何をしようとしているのか、考えたくもない。

 

 「なんと幸運な! 素晴らしいことです!!」

 「黙りなさい! 聖別の最中ですよ」

 煩い程に騒いでいた神官を一喝したのは、神が連れていた四人の内、赤い髪の女だ。 赤髪の美女は神に囁く。

 「ノア様、この神官、後ほど処断いたしましょうか?」

 「よい、彼も少女の聖別を喜んでいる為だろう。 喜びを表現するのは人間の自由だ」

 「は、畏まりました」

 

 神――ノアと呼ばれた男の言葉で、美女は大人しく一礼した後、一歩下がった。

 どうやら四人の中で彼女が一番激しい性格らしい。

 

 ノアは少女の前で膝を突き、目線を同じ高さにする。

 その様子に教会の中にいた、トラバサミを含める全員が目を丸くした。

 「君…名前は?」

 「……」

 緊張の所為なのか、少女は自分の服の裾を握りしめ俯いたまま口を閉ざしていた。

 その様子に一番反応したのは、やはり赤髪の美女だった。

 「ノア様の問いに答えないとは、なんと無礼な! その罪万死に値する!」

 「インナ!」

 「こ、これは失礼いたしました。 神聖な教会で、はしたないことを…」

 激怒する美女はノアの一言で沈静化した。

 知り合いに居たら面倒くさい女、トラバサミの中で赤髪の美女はそう位置づけられた。

 奥で震えていた神官が恐縮しながら告げる。

 「神よ…その少女には、名前がないのです」

 「それは、悪いことをしたな。 許せ、少女よ」

 神の謝罪にまた室内が騒めく。 

 「それなら、私が名前をやろう。 名は最奥聖域にて行う儀式の場で与える。 楽しみにしておくと良い」

 ノアは優しい笑みを少女に向けた後、ゆっくりと立ち上がる。

 「皆、騒がせたな。 トリス、少女を」

 「はい、かしこまりました」

 トリスと呼ばれた金髪の美女は、少女に手を差し出す。 戸惑いながらも少女はその手を取り、ノア達と共に教会の出口へと歩いて行った。

 

 声をかけなければ。

 自分の名を告げるべきだ。

 トラバサミは床を睨みながらそう思った。

 

 しかし、できない。

 かつて友と呼んだ人物が、とても遠くに行った気がして。

 

 ただ、六人の足音が聞こえなくなるのを待つことしかできなかった。

 

 

          ●

 

 

 「皆、立ちなさい。 神は行かれ、立上をお許しになられました」

 神官の声に人々は立ち上がり、口々に神を讃える言葉を交わす。

 「良きものを見た。 もう死んでも良いわい」

 トラバサミの隣にいた老人が感動で打ち震えている。 縁起でもないと言いたいが、異常な熱量を持った室内の空気に口を開く気になれない。

 

 「神聖な教会に集まりし信徒達よ、悪神に関する情報があれば小さなことでも構いません。 最寄りの教会に報告するように!」

 「……悪神?」

 トラバサミが何の事を言っているのか、理解できずにいると、老人が話しかけてくる。

 「旅の方なら、知らんか。 こいつのことじゃよ」

 その手には文庫本サイズの分厚い本が開かれていた。

 開かれたページに描かれる人物を見て、トラバサミはまた目を見開いた。

 

 赤と白を基調とした魔神をイメージさせる全身鎧(フルプレート)に身を包み、骸骨の頭部を持つ戦士、明らかにラージ・ボーンを意識した肖像画。

 「こ、これは…?」

 「名前は知らんがの、この予言書には『悪神』として書かれとる。 かつて神、ノア様より全てを奪いし者とな。 しかし、予言書の後半には、それを神が使役する七体の神獣によって悪神の全てを滅ぼすと書かれておる。 めでたしめでたしじゃな」 「七体の神獣…ノア様… あ」

 そのキーワードにトラバサミは心当たりがあった。

 ギルド『アダマス』崩壊後に行われたユグドラシルの期間限定イベント「七曜の魔獣」

 討伐にはギルド単位の戦力を要するワールドエネミーを七体召喚する神、タイプ・ノヴァを倒す。 というものだ。

 初見殺しが盛り沢山のイベントは不評も買ったが、攻略法が確立してしまえば美味しい狩りの標的でしかなかったため、イベント後半はノヴァを倒すまで復活し続ける魔獣を狩り続けるチームもあった。

 「七曜の魔獣」イベントを最初にクリアしたチームには世界級(ワールド)アイテムが贈られた。

 

 赤錆がどうやってノヴァの力を手に入れたのか。

 例の世界級(ワールド)アイテムが関わっているのは明白だが。

 あのアイテムの使用は、大きなペナルティが発生するという噂もある。

 

 全盛期の『アダマス』であれば、ノヴァを相手にしても勝利できるが、こちらの頭数は十。

 そして、ユグドラシル時代の魔獣達は一体ずつしか現れなかった。

 万が一同時に七体現れれば、どうしようもない。

 

 ラージ・ボーンを見つけ、保護する。

 トラバサミは拳を握り締め、堅い決意を胸に宿した。

 

 

 

 その後トラバサミは旅の途中、赤錆と出会った教国が滅びた事を知る。

 そして、似た名前、似た雰囲気の国が現れては滅亡を繰り返す。

 まるで赤錆がゲームの中で実験をしているとしか思えない出来事を前に、彼の強大さを思い知らされる。

 

 





 アインズ「あの魔獣のイベント本当に酷かったな」

 アダマス「死亡ペナルティが痛いユグドラシルで、よくやってくれたと思いましたよ」

 アインズ「まあ、それを置いても美味しいイベでもあったけど」

 アダマス「装備さえ整えれば対策できる相手でしたね」

 アインズ「ただ、ボスのノヴァが酷かった。 あの能力は対策の立てようがない」

 アダマス「え、そうですか?」

 アインズ「あー… 君は大丈夫だろうな」

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