ストライク・ザ・ブラッド~幻の第五真祖~   作:緋月霊斗

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ヴァトラーをボコる。
とちゅう、端折ります。
ではどうぞ。


戦王の使者編Ⅴ

帰り道、スーパーに寄りマンションに帰宅。

そこで話し合い。

「さて、今夜のパーティだが」

「俺はアスタルテと行く。アスタルテも良いよな?」

「肯定。ご一緒します」

「仲良いなお前ら」

「まあ、一応アスタルテは俺の血族だからな」

「は?」

「いや、アスタルテが眷獣を使うには無限の負の生命力が必要なのはわかるよな?」

「はい。でも、それとなんの関係が?」

「いや、俺は半分人間だから、アスタルテと同時に眷獣を召喚すんのはきついんだわ」

「ああ、だからアスタルテを吸血鬼化させることで自給自足させると」

「ま、そゆこと」

以上、説明終了。

「で、古城は誰と行くんだ?」

「ん?ああ、まだ考えてる所なんだが」

「雪菜が連れていって欲しそうにしてるぞ」

「なっ!?そ、しょんなことないでしゅ!」

「バレバレだ」

「んー、じゃあ姫柊、頼んでいいか?」

「ひ、ひゃい!」

「噛みすぎだろ!?」

「あ……でも、私パーティに着ていく服がありません……」

沈黙。

「ところで古城。こんな荷物が届いていたんだが」

「ん?なんだ?」

開封→商品明細確認→雪菜のスリーサイズ読み上げ→古城死亡。

「古城の冒険は終わってしまった!」

「コンティニュー?→yes or no」

「……No」

「お前ら人の命をなんだと思ってんだ!?」

「いやwwすまん、ついwwww」

「反省しろ!」

「まあ、先輩の命の重みはどうでもいいので、今夜ここに集合しましょう」

「うす」

「命令受諾」

「オッケー」

「どうでもよくは無いだろ!?……じゃあ、また後でな」

 

 

 

夜。

凪沙を騙し、出発。

「よし、行こう」

そして、当然のように空間転移。

港に到着。

「オシアナス・グレイヴか」

「洋上の墓場…か。あいつらしいネーミングだな」

「霊斗さん、知り合いですか?」

「あ、いや、何でもない。早く行こう」

乗り込むと、絃神島の重役ばかりだった。

凄く居心地が悪い。

すると―

「あれ、霊斗じゃない。久しぶり」

「おう、紗矢華か。久しぶり」

「もしかして、雪菜も居る?」

「居る。あそこに―」

古城が雪菜に手を捕まれていた。

「コロス」

紗矢華の姿がぶれた。

そして、一瞬のうちに古城にフォークを突き付けていた。

「まて、紗矢華!古城はヴァトラーが殺すから!」

「霊斗!?こいつどうにかしてくれ!」

「はい、二人供落ち着く。古城、こちら、煌坂紗矢華。

紗矢華、これは古城。いまは喧嘩すんな」

「そうだ、ヴァトラーはどこに?」

「アッパーデッキよ。霊斗と雪菜に免じて連れていってあげる。だから、ハヤクシネ」

「紗矢華、片言が恐い」

 

 

オシアナス・グレイヴ、アッパーデッキ。

そこに居たのは純白のスリーピースに身を包んだ青年だった。

彼は振り返って、笑う。

その唇の間から、長い牙が覗く。

次の瞬間、彼の全身を稲妻が包む。

同時に彼は倒れた。

「「「「は?」」」」

いつの間にか霊斗が彼に馬乗りになって―

「シネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネ」

彼の顔面を殴打していた。

恐らく、顔面の骨が砕けているだろう。

「まて、霊斗!それ以上はR18タグが付いてしまう!落ち着け!」

「フーッ‼」

「お前は猫か!」

そして、霊斗を引き剥がす。

十秒ほど後、彼―ヴァトラーは起きあがり

「いやぁ、久しぶりだネ霊斗。相変わらず過激だネ」

「何しに来やがったテメェ!」

「いやぁ、ちょっと色々とあってネ。一つはそこの彼―暁古城に愛を誓いに」

「(口から夕食を吐き出す音)」

「先輩!」

「もう一つは霊斗と○○○○○○をしに」

「やめろ!R18タグが付く!あと気持ち悪い!」

「最後に、黒死皇派の残党狩りに」

「な…!?黒死皇派だと!?」

「ウン。だから、もしかしたらこの島を沈めるかもしれないからヨロシク」

「『ヨロシク』じゃねえ!俺がやる!ここは俺の島だ!」

「ウン?なら、任せようカナ?」

「霊斗さん!?」

「大丈夫だ。雪菜、アスタルテも手伝ってくれ」

「じゃあ、今回は霊斗に任せるヨ。じゃあ、君たちは帰っていいヨ」

「ったく。人騒がせなホモ貴族様だな」

「誉め言葉ダヨ。じゃあ、古城、霊斗、お休み」

新たな災厄の幕開けである。




よし、なんとかR18タグは付かないな。
次回からシリアス回かも。
ではまた次回!

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