ストライク・ザ・ブラッド~幻の第五真祖~   作:緋月霊斗

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さあ、書くか。


戦王の使者編Ⅳ

放課後。

霊斗と古城は体育館に向かっていた。

「あー、だりー」

「霊斗、お前最近なんかだらけすぎだろ……」

体育館に到着し、中を見ると。

「なんだこれ……」

体育館の中はリア充で埋まっていた。

「リア充シネリア充シネリア充シネリア充シネリア充シネ……」

「霊斗が暗黒面に!?」

と、クラスメイト

「あ、暁君。霊斗君の方も一緒みたいだね。お互いのペアはどうしたの?」

「なんか、準備に手間取ってるらしくてな」

「リア充シネリア充シネリア充シネ……」

「あのさ、霊斗君の方は大丈夫なのかな?」

「大丈夫だ。オラァッ‼」

「リア充シネリア充シがふっ!?」

「ねえ、今舌噛んで無かった?」

「気にするな」

霊斗が口から血を流しているけど気にしない。

霊斗が痙攣し出したけど気にしない。

霊斗の顔が段々紫色になってるけど気にし……。

「やべぇ!殺り過ぎた!?」

「暁君、字が違うよ」

霊斗の口に手を突っ込み舌を引きずり出す。

「ごほっ!げほっ!」

「蘇生完了!」

「それでいいの!? 」

いいんだ。

「はあ、一辺死んだわ」

「死んだんだ!?」

クラスメイトのナイスツッコミ。

そういや、こいつ誰だっけ。

まあ、リア充なんて覚える価値もないよね。

「はぁ、俺なんか飲んでくるわ」

「あ、俺も」

「じゃあ、準備はやっとくよ」

「「よろしく!」」

自販機へGO!

 

 

 

中庭。

「暑ぃな」

「ああ」

自販機で買った飲み物は氷だらけだった。

近くのベンチに腰を下ろし、氷を食べる。

「なんか、氷買ったみてぇだな」

「氷が舌にしみる」

と、古城は飲み終わって立ち上がる。

同時にベンチが粉々になった。

「なんだ!?」

矢がベンチの所に刺さっている。

「痛ぇ!」

あ、霊斗に刺さってる。

すると、矢はほどけて狼と獅子を形作る。

「なんだこいつら!?うぉっ!」

「古城‼うわっ、危ねぇ!」

霊斗と古城は防戦一方となる。

「霊斗!眷獣は無理か?」

そう。

眷獣を使えばこんな敵簡単に葬ることが出来る。

だが―

「無理だ!校舎ごとぶっ飛ばしちまう!」

だが、眷獣を使えば校舎も消し去ることになる。

つまり。

((勝てる訳がない―))

と、そこで霊斗が気付く。

「ん?この術式は……」

どこかで見覚えが―

「ああ、あいつか。そういや絃神島に来てるって言ってたな」

そう。霊斗と同い年の少女が使う術式の癖があった。

ならば―

「若雷!」

獅子、撃破。

と、声。

「先輩!霊斗さん!伏せて下さい!」

伏せた二人の頭上を槍が飛ぶ―

「鳴雷!」

雪菜が狼を撃破。

「雪菜!助かった!」

「無事で良かったです。それよりも、あの術式は……」

「ああ。手紙などを届ける式神だ。と、すると……」

「じゃあ、この手紙は俺宛でいいのか?」

「多分な。俺宛のもあったしな。」

と、そこに

「状況の説明を要求します」

「ア、アスタルテ!?」

「ああ、式神に襲われた」

「……理解」

周りを見渡すとアスタルテは納得したように頷く。

と、さらに

「アスタルテさん?物凄い勢いで飛び出してったけど、大丈夫―」

「おっす浅葱」

「……」

「浅葱さん?どうして無言なんでしょうか?」

「……いや、もしかして邪魔したかなって思ってさ」

「おい古城、誤解されてるぞ」

「まて、浅葱!別にこれは姫柊から貰ったとかそんなんじゃ……」

「あたし、帰る」

「おい!」

浅葱は怒って帰ってしまった。

「はぁ。どうせあいつまた弱みを握ったとかおもってんだろうな」

「先輩……」

「古城……お前はまったく……」

「……鈍感」

相変わらず鈍感な古城である。

しかし、新たな問題が発生。

「なあ、姫柊。その衣装って……」

「ちょっと色々ありまして……。似合いませんか?」

「バッチリ似合ってる」

真顔で変態な古城。

さらにこちらは

「なあ、アスタルテ。その服はなんだ?」

「バドミントンのユニフォームです」

「そうか。似合ってるぞ」

「ありがとうございます」

リア充か。

「よし。俺達も帰るか」

「そうだな。浅葱がいなきゃ練習も出来ないしな」

と、言うわけで帰ることとなった。




ヴァトラーの所まで書けなかった。
次回頑張ります。
では、また次回!

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