ストライク・ザ・ブラッド~幻の第五真祖~   作:緋月霊斗

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最近疲れやすいなぁ……。
歳か!?
はい、どうでもいいですね。
本編をどうぞ。


戦王の使者編Ⅲ

そして、HR後

「天音。話がある。表に出ろ」

「なに?霊君もしかして愛の告白?自分の眷獣にそんな気持ちを抱くなんて……。霊君の変た痛い!!」

霊斗は天音の首根っこを掴む。

「んなわけあるかぁぁぁぁぁぁっ!」

霊斗は天音を窓の外に捨てた。

と、ちょうど築島倫が球技大会のチームを発表しているところだった。

「ん?古城と浅葱がバドミントンのミックスダブルスか。お似合いカップルの完成だな」

「「んなわけあるかぁぁぁぁぁぁ!」」

霊斗が呟くと、古城と浅葱が叫びながら霊斗の顔面を殴る。

霊斗は窓の外へ吹き飛んだ。

そのまま下へ落ちる。

「あ!霊君!ウェルカーム‼」

「さらばだ」

霊斗は空間転移で教室に帰った。

そして、改めて黒板を見ると、霊斗はアスタルテとミックスダブルスになっていた。

「どういうことだよ!?」

「ふっ、霊斗。俺達を馬鹿にするからだ」

「古城、テメェ……!」

「ほら、霊斗。アスタルテちゃんは転校してきたばかりなんだ。一緒にやってやんな」

「矢瀬……!お前も共犯か……!」

「私もね」

「築島ぁぁぁぁぁぁっ!」

「当然の報いよ」

「浅葱もか……!」

つまり、友人と兄弟に嵌められたのである。

救いを求め、アスタルテを見る。

「よろしくお願いします」

「なんでお前も嫌がらないんだ!?」

「質問。どこに嫌がる要素があるのですか?」

「微塵も嫌がってねぇぇぇぇ!?」

「霊斗さん。少し静かにして下さい。あと、授業が始まりますので着席した方がよいかと」

「くっ、昼休みに話し合おうじゃないか」

捨て台詞を残して霊斗は自分の席に付く。

 

 

 

 

昼休み

「さて、飯だー」

「まて、お前ら逃げんな。ゆっくり話し合おうじゃないか」

「提案。私がお弁当を作って来たので、それを囲みながらにしませんか?」

「お、俺達も混ざっていいのか?」

「肯定」

「じゃあ、屋上にでも行こうぜ」

「OK。それまでが執行猶予だ。せいぜい楽しい言い訳を考えておけ」

「霊斗。あんたキャラ変わってるわよ」

「浅葱、それは気にしないであげて」

そして、全員で屋上に移動する。

「よし、食うか」

「どうぞ」

「旨そうじゃん!頂きまーす」

もぐ。

「こいつは旨い!旨すぎて手足が痙攣するぜ」

「おい矢瀬。それは何かの病気だ。病院に行け」

「いや、霊斗。これは冗談じゃなく旨いぞ」

「ほんと、凪沙ちゃんにも負けないんじゃない?」

「霊斗君はこんな子が一緒に居て幸福者ね」

「ふーん、じゃあ俺も頂きます」

もぐ。ばたん。

「霊斗!?」

「アスタルテ……貴様……毒を盛ったな……」

「否定。それは失敗作です。間違えて入れてしまいました」

「内容物は?」

「塩酸、硝酸、硫酸を混ぜた液で溶かしたカツオ節と、ほうれん草のおひたしです」

「「「「王水じゃねぇか!(ないの!)」」」」

全員のツッコミが重なった。

「肯定。だから、失敗作なのです。まあ、霊斗さんなら大丈夫でしょう」

「アスタルテの性格が壊れてきている件について」

「諦めろ。天音が居る時点でゲームオーバーだ」

「あいつか!?あいつがお前にそれを教えたのか!?」

「肯定。なので、凪沙さんにきちんとした作り方を教えて頂きました」

「まあいい。あいつは後でブチコロス」

「なんで片言になってんのよ」

などと、下らない話をしていたら昼休み終了の予鈴が鳴った。

結局霊斗とアスタルテのダブルスの件は決定となった。




次回はヴァトラーをボコる。
ヴァトラーが好きな人が居ましたら謝ります。
次回はヴァトラーが大分酷い扱いを受けます。
では、また次回!

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