biohazard cordname”NT” 作:ナッツガン
彼はゆっくりとではあるが着実に警察署に近づきつつあった
俺は何とかネメシスを倒すとそのまま警察署を目指した、しかし予想以上に警察署は遠くしかもネメシスとの戦闘の疲れも取れていなまま歩いている。
「先ほどの男は無事だろうか?」
そう呟くと俺は今自分がいる場所の確認をした、しかし今自分がどこを歩いているのかを示す物がなく俺はため息を吐きながら歩きを進める。
すると目の前にゾンビが3体現れた、俺はハンドガンを構えるとゾンビの頭に向けて撃った。
もうゾンビの存在自体に驚かなくなる、しかし先ほどの化物がまた出てきたらと思うと俺は少し憂鬱な気分になった。
ある程度進むと俺は大きな十字路に差し掛かった。
「確かこの道を…」
俺は地図の確認を始める、この道を右に曲がると警察署に行けるのだが、道は車の群れで塞がっていた。
「どこかに道はないか…」
そう呟くと俺は地図の確認をし始める、すると少し戻って路地の中を進むとなんとか警察署に行けることが分かった。
「路地はゾンビが多そうで嫌なんだが…」
しかし背に腹は代えられないので仕方なく俺は路地の中を進んで行くと、足元に何かがぶつかった。
「!!!」
俺はとっさにハンドガンを構えた、しかしそのゾンビはすでに頭を打ち抜かれていた。
「誰が…」
すると周りはゾンビの死体で一杯だった、しかも全てのゾンビは綺麗に頭を打ち抜かれている。
「ゾンビの事を良く知っている奴がいる?」
俺はもう一度地図の確認をすると、この路地をまっすぐ進めば警察署に付けることが分かっる、俺は路地をまっすぐ進んでみる。
「しかし、ここまで綺麗にゾンビを殺しているところを見るとかなりの手練れだな…」
すると俺は大きな通りに出たようでそこは車が炎で包まれており、水が延々と出続けている。
「ここを左に曲がると警察署か…」
俺は道を左に曲がると俺は警察署の前にいると入り口で悲鳴が聞こえた。
「!!!」
俺は急いで中の確認をするとそこには先ほど倒したネメシスが助けた男を殺していた。
よく見ると奥にも1人の女性がいて、ネメシスは女性目掛けて走り始める。
女性は態勢を低くして回避すると署の中に向かって行った。
ネメシスの彼女の跡を追おうとしていた。
「これ以上は!」
俺はネメシス目掛けてハンドガンを撃った、するとネメシスは俺の存在に気付いたのか俺の方に向かって走り出した。
「スタァーズー」
そう叫ぶとネメシスは俺の方に向かって走り出す、俺は横に転がって攻撃を回避した。
「しつこい!」
俺はハンドガンをネメシスに向けて撃った、しかしネメシスは何ともないように攻撃を仕掛けた。
「ハンドガンじゃあまともな戦闘にならないか!」
そう言っても近くにはまともな武器がない、俺は攻撃を避けながら後ろに後退した。
ブン!ブン!ブン!
しっかり攻撃を避けていたら不意に足に何かが引っかかり、俺は少し体制が崩れかけたが何とか踏ん張った。
「おっと!」
しかしネメシスは攻撃をやめる気配がなく、俺は左手で攻撃を受けたが骨が折れる音がするとそのまま俺の体は警察署の壁を易々と越えた。
俺は車のおかげで体を強く強打しなくても済んだ。
俺は折れた左腕を確認したが俺が気づかない内に骨は完全に完治しているのを確認した。
「これが“NTウイルス”の効果か…」
すると上を飛んでいたヘリコプターが何かを落としたらしいが、それは壁の向こうで俺はそれを確認する術がなかった。
俺はすぐに入り口に戻ってネメシスの元に急いだが、少し遅かったらしくそこにはネメシスはいなかった。
俺は近くにあった箱の中身を確認したが中はすでになかった。
「これは…ロケットランチャーか!」
近くを確認したがやはりネメシスはいない俺は仕方なく入り口に戻って中に入った。
中はやけに静かで人の気配はしなかった。
俺は入ってすぐ右に曲がって中に入ったが、そこは通路があったが俺はその通路を進まず、すぐ右のドアを開けて中に入った。
中はやはり人はいない、その代りに多くの死体が散乱していた。
「ここは…」
そこは机が多く並んでおり、俺はその中で奥の机に沿って進んで行くと一つの鍵を見つけた、するとその近くに日記があった。
「これが裏口の鍵か…」
そこにはゾンビの群れを回避するために裏口を占めたことが載っていた。
俺はそれを持ってきた入り口とは違う場所から出る、その後その道を右に曲がって俺は外に出て行く。
俺は近くに階段を上がっていくとそこから入り口の方が見えた、するとそこには先ほどの女性が走って出て行くところが見えた。
「無事か…よかった」
俺は少し息を吐くとそのまま先を急いだ、二階に上がるとまたしても長い通路に出る。
俺は通路を右に曲がり道なりに進んで行くと、俺は屋上に出ることができた。
「ヘリコプターが一台程度しかとめることができないな…」
俺は屋上の中を確認していたがやはり人はいないようだった、俺はそのまま奥の階段を下りるとかなり多くのゾンビに囲まれた。
「これを一体一体倒しているときりがない!」
俺はかかってくるゾンビの首を捻って攻撃して行きながら俺は走って行った。
しつこい事にゾンビは追いかけてくる。
「しつこい!」
俺は奥の小屋に入ると俺は更に奥に扉に入って外に出る、俺はそのままドアを閉めて鍵をかけて奥の小屋に鍵をしまった。
俺は外に出ると右を見ると壁に車がぶつかったかと思ったら、さらにそこに大きなトラックがぶつかって爆発したようだ。
「なんだ!?」
その前に誰かが外に飛び出したように見えた、するとそこには警察の服を着ている男がこちらに向かって走ってきたので俺は近くに隠れることにした。
その男は周りの確認をすると先ほど隠した鍵を出して奥に入って行った。
「まあ、気にしていても仕方がないか…」
俺は外に出ると周りの確認をしたがなんとヘリコプターが警察署の屋上に向かって降りていた。
「あれに乗れば!」
俺は急いで警察署に戻ろうとしたがヘリコプターは突然屋上に墜落した、あれではヘリコプターでの脱出は無理だろう。
「仕方はない…」
俺は周りの確認をすると近くにバイクが在るのを確認する、俺はバイクの元に急ぐとそこにはバイクにもたれかかるように死んでいる男がいた。
「バイクで脱出をしようとしたのか…」
その男の手には鍵がある、俺はそのカギを持つと俺はそれを鍵穴に刺してみた。
やはりバイクの鍵だったようで簡単にさせる。
俺はバイクにまたがり地図の確認をする。
「どこに行くか…」
ヘリコプターの発着場を探していると俺は地図の上に指を置きその場所を確認した。
しかしそれらしい場所は確認出来なかった。
「どこかにそれらしい場所はないか…」
探していると遠くに病院があることに気付いた俺は道の確認を急いだ、すると大きく遠回りではあるがたどり着くことができることに気付いた。
「良し!まずは病院を目指すか!」
俺は鍵を回してエンジンを着けるとそのまま吹かして走れることを確認した。
「走れるな!」
俺はそのままハンドルを回して町の中を駆け巡った。
「今の男は…」
そこには1人の女性がいた
名前はエイダ・ウォン
この後レオンと数奇な運命をたどる事になる