コードギアス~私が目指すのんびりライフの為に~ 作:チェリオ
一か月ぶりです。チェリオです。
色々あり投稿が遅れましたが、今日より前と同じ週一投稿を開始いたします。
神聖ブリタニア帝国第一皇子直轄サンフランシスコ機甲軍需工廠【ナウシカファクトリー】
名の通り第一皇子であるオデュッセウス直轄の工廠で、最先端のナイトメア技術の宝庫となっている技術屋にとっては夢のような施設である。研究費は国からの支給とオデュッセウスの個人資産も含まれるのでかなり潤沢な資金運用が可能。中には試作段階でナイトメア一個師団が一年運用できる資金をかけたものもあったほどだ。
開発や試作を行う研究棟にテストを行うための屋内試験場、量産の為の専用ラインと工廠としての機能だけでなく、快適に過ごせるように工夫された居住エリアに娯楽施設、世界各国の食を充実させたりと働き手の事も考えられている。
本日はグリンダ騎士団筆頭騎士であるオルドリン・ジヴォンの頼みで訓練を行うべく第四研究棟のシミュレーション室にオデュッセウス・ウ・ブリタニアの姿があった。パイロットスーツを着た状態で…。
前々から思っていたのだがブリタニアのナイトメア用のパイロットスーツは多くの問題点を持っているんだ。なにせ反応性や動き易さを考えて肌に密着するボディースーツタイプでとても着にくいのだ。少し湿気ていただけでひとりでは着れないぐらいに。そして女性用のパイロットスーツは男性用と違って露出が激しい。肩より先はなく、下半身は水着のハイレグに近い。正直目のやり場に困るのだ。
そこでオデュッセウスが目を付けたのがwZERO部隊のワイバーン隊が使用していたパイロットスーツだ。確かに同じようなボディスーツタイプではあるのだがかなりのゆとりがあり、着用後スイッチ一つで隙間の空気を排出して肌に密着するのだ。着やすい上に男女とも手首足首まで覆うタイプなので目のやり場にも困らない(身体のラインがはっきりするので困ると言えば困るがブリタニアのパイロットスーツよりは問題ない)。
訓練を受けるために集まったグリンダ騎士団を見渡すとオデュッセウス自ら訓練の教官役を行うとのことでかなり緊張気味である。…嘘をつきました。マイペースなティンクだけは普段通りだった。
最初はオルドリンだけだったのだが、アンナバで痛い目にあった他のグリンダ騎士団の面々も自身の強化を図る為に参加を希望したらしい。ということでオルドリン以外にレオンハルト・シュタイナー、ティンク・ロックハート、ソキア・シェルバ、マリーカ・ソレイシィのグリンダ騎士団ナイトメアパイロット勢ぞろいとなってしまった。さらにグランベリーのオペレーターを務め、オルドリンのメイドでもあるトト・トンプソンも参加している。
トト・トンプソンは饗団よりオルドリンを監視する目的で派遣されたギアスユーザーであるが、饗団よりもオルドリンよりの人物。周りへ気配りが出来、優しげな雰囲気と年頃の少女らしい一面を持った可愛らしい子だが、オルドリンやマリーベルと共に軍の学校を卒業し名誉騎士章を保持している実力者でもある。
六名の参加者と用意させた椅子に腰かけてお茶を楽しみながら眺めているマリーベルを見渡し大きく頷く。
ちなみにヨハン・シュバルツァー将軍はグランベリーやグリンダ騎士団のナイトメア隊改修の為に、ブリタニアの軍需産業の心臓部と言えるキャリフォルニア機甲軍需工廠ロンゴミニアドファクトリーへ行っている。
「さて、訓練を始めようかな。軍の訓練じゃなく私が体験したものをアレンジしたけど、かなりきついから無理そうだったら途中で言ってね。自分の状態を判断して動くのも大事なことだから。内容は簡単に言うとシミュレーターと運動を繰り返す感じかな。えーと、質問はあるかな?」
「し、質問があります」
「なにかなレオンハルト君」
「シミュレーターという事でしたが殿下おひとりで僕たちの相手をなさるのですか?」
「いやいやいや!私ひとりで君たち全員の相手は無理だよ。それでは君たちのではなく私の訓練になってしまう」
「では他に騎士の方を呼んでいるのですか」
「ああ、君たちの特訓の為に声を掛けたら快く集まってくれたよ」
「という訳で我々が訓練相手を務めよう」
緊張しながら質問したレオンハルトとの会話の最中に登場したのは純白の制服に色違いのブリタニアの紋章を描いたマントを羽織った三名の騎士。
貴族の出だが凝り固まったプライドはなく、好奇心と人懐っこさを持った好青年、ナイト・オブ・スリーのジノ・ヴァインベルグ卿。
いつも無表情でほとんど手持ちの携帯を弄っている最年少ラウンズ、ナイト・オブ・シックスのアーニャ・アールストレイム卿。
元オデュッセウスの騎士で近接戦闘能力で秀でているナイト・オブ・ナイン、ノネット・エニアグラム卿。
現れた帝国最強の十二騎士の三名に緊張がさらに高まり、表情は驚愕に染まる。
「ん?どうしたシュタイナー卿。ジノ兄さんに会えて嬉しくないのか?」
「い、いえ!そういう訳では…」
「シュタイナー卿って呼ぶのも長いし、昔みたくレオンで良いよな」
固まっているレオンハルトの肩に手を回してくっ付く様子に皆の視線が向かい、アーニャの携帯のフラッシュがたかれる。
「本当によく来てくれたねエニアグラム卿、アーニャ、ジノ」
「――殿下の頼みを断る理由がない」
「それに何やら楽しそうですから」
「殿下。私だけ卿呼びなのですね」
「あー…呼び捨ての方が良いのかい?」
ラウンズとオデュッセウスの会話をただただ聞いていたオルドリンは想像以上の相手に興奮を隠せないでいる。
なにせ格上の騎士であるラウンズとの訓練となればどんな訓練よりも勉強になるし、マリーベルを守るための騎士として強くなる血肉となるのは確実だ。
「おっと、雑談していては訓練の時間がなくなってしまう。ではそれぞれ用意されたシミュレーターに搭乗してくれ」
訓練の事を忘れて話し込みそうになったが、すぐに本題を思い出し皆にシミュレーターに改造されたナイトメアのコクピットへの搭乗を促す。勿論自身もだが。
乗り込んだオデュッセウスは自分用に登録したデータが問題なく再現されているかを軽く確かめる。
機体はグロースターに大型ランスの代わりに狙撃ライフルを装備させ、センサー類に長距離狙撃可能な機器とシステムを組み込んだ標準的なグロースター狙撃タイプ。
システム面も動作面においても問題がないことを確認すると隣に現れた機体に顔を向ける。
赤紫をメインカラーにしている通常のナイトメアよりもずんぐりとした機体。
現在調整中のアーニャ専用ナイトメアフレームの予定性能で再現されたモルドレッドが並び立っていた。
『―殿下。いつでも行けます』
「よし…ではこれより訓練を行う。訓練内容はどんな手段を用いてもいいので敵対ナイトメアフレームの排除。オルドリンとレオンハルトはラウンズとの一騎打ち。そして残りのグリンダ騎士団は私とアーニャとの戦闘だ。
この訓練で君たちが騎士としての力を一層強く出来ると期待する」
アーニャからの通信を聞き、全機に向けての開始の宣言をすると即座に通信を切った。
ラウンズの彼らと違って狙撃戦メインのオデュッセウスが長々と待ち構えている訳にはいかないのだ。
『―どうしましょうか?』
「アーニャは好きなように戦ってくれればいいよ。私は陰ながら援護するから」
『イエス・ユア・ハイネス』
返事を聞くと同時にスラッシュハーケンを放って移動を開始する。
オデュッセウスとアーニャが居る戦場は高層ビルが立ち並ぶ廃墟――エリア11のゲットーを模したエリアとなっている。
建物の状況を見極めハーケンを打ち込んで三次元軌道能力を生かして狙撃ポイントの捜索と同時に移動を開始する。
コンクリートと鉄筋しか残っていない高層ビルの一室に身を隠し、狙撃用のスコープでグリンダ騎士団を探そうとのぞき込む。
空を飛んでいるマリーカのヴィンセント・エインセルは簡単に見つけたが残りの三機が見当たらない。
(…まぁ、見当たらないと言っても軽く見渡してみてだが…ね)
飛行能力を持つヴィンセント・エインセルは戦闘に備えるというよりは索敵を行っているのだろう。あちこちと飛び回りこちらを探っている。
先ほどから飛び回っているエリアが捜索に向かっているエリアなら逆に一度も向かっていない位置にいるだろうと当たりを付けて睨むように見つめてみると建物を壁にしているが頭部が覗いているサザーランド電子戦型を発見した。
グリンダ騎士団のナイトメアに納入予定の新機体がある。ソキアのサザーランド・アイとティンクのゼットランドだ。そしてサザーランド・アイはサザーランド電子戦型の上位機種…慣らしも兼ねてソキアが操縦しているのだろう。
サザーランド電子戦型を中心に捜索すると先行するグロースター量産型と尾行しているかのように距離を開けて隠れながら後を追うサザーランド特殊武装B型を発見した。
地上からサザーランド電子戦型が索敵、上空のヴィンセント・エインセルが索敵を行っているが、索敵よりも上より見ていますとこちらに見せつけて動き辛い様に牽制するのが狙いか。
あとはグロースター量産型を囮としてこちらを釣るか、発見したらグロースター量産型とサザーランド特殊武装B型、ヴィンセント・エインセルが上下から仕掛ける算段と見た。
少し大人げないかなと思いつつも彼らの為だと言い聞かせ心を鬼にする。
なにせこれから行うのは一方的な攻撃なのだから…。
「アーニャ。ポイントc‐6にグロースター、d‐7にサザーランドを発見。サザーランドは8連装ミサイルポッドを装備した特殊武装B型。排除は可能かな?」
「―問題ありません。撃ちます」
モルドレッドのショルダーアーマーのように肩に付いていた強固な装甲で守られた両肩の二連ハドロン砲が正面で合わさり四連ハドロン砲へと変わり、カールレオン級浮遊航空艦をも一撃で葬ることが可能な四連ハドロン砲の砲撃が目標地点であるd‐7へと一直線に向かって伸びる。
多分だが上空から見ているヴィンセント・エインセルにしか状況は理解できていないだろう。サザーランド電子戦型でもなにか事が起こっていることは理解できても即座に何が起こっているかまでは推測できない。
建物でまったく砲撃が見えないサザーランド特殊武装B型は慌てて動こうとするが時すでに遅し。判断して踏み出した頃にはハドロン砲に飲み込まれ跡形も残さず消滅していた。
ハドロン砲に注意が向いている隙にオデュッセウスはサザーランド電子戦型の覗かせていた頭部を狙撃する。
頭部が吹き飛び反動で倒れ、建物より姿を現した胴体にもう一発撃ち込んだ。
いきなりの奇襲で一騎失い、地上の目を潰され混乱していると思う。
相手はソキア、ティンク、マリーカ、トトの四人。
指揮官として動けるのは思いっきりのいいソキアとティンクぐらいだろう。つまり統率者を失い混乱を起こしている。
ヴィンセント・エインセルはこちらの位置を特定できなかったのかアーニャのモルドレッドに向かって突っ込んで行った。せめて一矢報いようと言うのか知らないが狙撃があったというのに空を高らかに飛んで姿をさらすのはどうなのだろう?もしくは狙撃されたことに気づいていないのか?気付いていないのなら周囲への状況把握能力を根本より教え込まないといけないな。
狙撃できないこともないのだがアーニャに任せれば良い。
ただ無策に突撃したところでモルドレッドを単騎攻略など彼らでは不可能なのだから。
全方位にブレイズルミナスを展開できるうえに、展開していないとしても装甲は固すぎて廻転刃刀をもってしても斬ることが叶わない。彼らの腕前云々の前に機体の装備・性能的に勝てないのだ。
などと思っているうちにモルドレッドに取り付けられた小型ミサイルにより撃墜されていた。
たったひとり残ったグロースター量産型は索敵を行っていた目と耳を失い、格上過ぎる相手にどう挑めばいいのか分からず慌てながら立ち尽くしていた。
「そういう時は身を隠すんだ」
このエリア限定でオープンチャンネルで伝えながらトリガーを引く。
放たれた弾丸はグロースター量産型のコクピットを貫いて、オデュッセウスとアーニャの圧勝という形で一回目のシミュレーターは幕を閉じた。
終了してコクピットより出たオデュッセウスは悲壮感漂うグリンダ騎士を見てやり過ぎたかと後悔の念に襲われたが、すぐに杞憂だったことを知る。
だって一人目を輝かせて次をしましょうとやる気十分な発言をしているグリンダ騎士団筆頭騎士がいるのだから。
それにしても一人として10分持たなかったのは遺憾である。相手が格上だから仕方ないと言えば仕方ないが、大事な大事な妹を護る騎士だと思うと心許ない。
「一回目のシミュレーターを終了。これよりグリンダ騎士団の面々には走って貰うよ」
「走るのですか?」
「うん。このナウシカファクトリー外延部を一周。駆け足で」
「一周!?」
「待ってください殿下。この広大な工廠を駆け足で一周するんですか!?」
「ん?全速疾走が良かったかな?」
「いえ、そうではなくて…」
「えーい、グダグダ言わずに行くぞ諸君!私に続けぇー」
「え!?ちょ、待ってえええぇぇぇぇ…」
一応軍の訓練を受けて鍛えられている騎士であってもブリタニアの工廠内でベスト3に入るほどの広さを誇るナウシカファクトリー外延部一周は堪える。さらにグリンダ騎士団の面々は10分に満たないとは言えシミュレーション後。精神面・肉体面で相当な疲労となる。
元々知らされていたラウンズ組とマリーベルであったが、さすがにきついのではと心配した。
…きつい訓練と知ったレオンハルトが驚いて何度も確認を取っていたので、ノネットが引っ張って走っていったことの方がオデュッセウスにとっては心配だが。
というか何故ノネットは走って行ったのか。ラウンズは走らなくても良いと説明したのだが…。ま、いっか。本人もじっとするより身体を動かすのが好きだし、無理のないように見守ってくれるだろう…多分。
「お兄様。少し酷ではありませんか?」
「そう思うかい?」
「はい…」
「んー…でも私が体験したのはもっと酷かったよ。命の保証なかったし」
「「「え?」」」
三人がはもった。
だってあの頃はシミュレーターなんて操縦訓練に使える程度でデータ収集に向かない。その上、マリアンヌ様は満足しないんだもの。結果、脱出機能皆無でコクピット剥き出しのガニメデを使用した模擬戦。
「まぁ、マリアンヌ様やビスマルクの腕は確かだから殺そうと思わない限り大丈夫だと思うけど。それでも結構実戦さながらの事をするから危険は絶えないわけで、危険な事に臆して手でも抜こうものなら一瞬で見破られて手加減できるほど余裕があるのねとぶっ続けで三時間コース発生とか普通にあったなぁ。そもそもガニメデの性能テストと追加パーツのデータ収集、試作武器の動作確認などを目的とした模擬戦という大義名分を得たマリアンヌ様の暇つぶしだから、こっちのほうが負担が大きかった…。各方面から使えそうな装備品を洗い出し、無理矢理再試験として評価が下った物を倉庫から引っ張り出したり、理由付けをして実験場の使用申請に使用目的の書類。備品取り寄せ、必要経費の算出。整備担当への連絡に情報漏洩を防ぐための毎回違う警備計画書…ありとあらゆる書類を提出し、問題があれば説明や書き直しを行って許可を取る。これだけでも大仕事なのにほぼ無理やり付き合わされたルルーシュの精神面の対応に毎回大破寸前まで破壊されるガニメデを直す整備士さん達への謝罪と感謝を込めた飲み会の資金提供と場所決め。他にもぶつぶつぶつぶつぶつ…」
「お、お兄様!?」
「で、殿下。昔の話はそのぐらいにしておきませんか?」
「――そうすべきです」
「んぁ?そ、そうかい。いつの間にか長々と話してしまったかな」
あの頃の事を思い出したらいつの間にか口が滑らかに動いていたらしい。
いけない。いけない。
今はアーニャだけど中でマリアンヌ様も聞いているのだ。下手な失言をしてしまったら後が面倒だ。
ところでジノとアーニャはどうして顔を引きつらせているのかな?
「と、言う事はオズたちが受けている訓練はそれを元にしたものですか?」
「んー…そうだね。目的はだいぶん違うけどね。私が体験したのはほとんどマリアンヌ様の暇つぶしで今回しているのは騎士団の実力の底上げだから」
「ですが殿下。シミュレーターとランニングの繰り返しはきつくありませんか?」
「きついよ。私はしたくない程に。でもさ、私の大事な妹を守護する騎士たちだから強くなって貰いたいんだよ」
「―先に潰れてしまいますよ」
「そもそもグリンダ騎士団が本国に滞在するのも短期間。その間に私たちラウンズに勝つのは不可能でしょう」
「勝つのは無理だよ。これはラウンズに勝つための訓練ではないのだから」
「と言いますと?」
「技術面の向上もあるけれどどんな疲労時でも相手に食らいつく気持ちと冷静な思考能力の持続、判断能力の上昇を狙った訓練なんだ。
彼らは短期間とは言え幾度も格上であるラウンズと、多少なりとも腕の立つ私と戦うのだ。嫌でも技術面は上がるだろうし、向上心があればこちらの動きから盗めるだろう。
外周一周後には10分ほどの休憩を挟むけれど、戻った彼女達にはシミュレーターで10分以上時間を使えればその分ランニング後の休憩は増えると言うんだ。実力を上げる者はそのまま、休む時を欲するものは何とかして十分以上粘ろうとするだろ?」
「ああ!それで少しでも長く持ちこたえれるように試行錯誤をすると言う事なのですねお兄様」
「そういう事さ。しかもランニング後で疲労している状態で試行錯誤するんだ。通常時よりも思考能力は低下している。そんな状態でラウンズ相手に十分、十五分と持ちこたえたらどれだけすごいと思うだろ?」
「確かに。それだけの思考能力を持った者ならば戦場で大いに活躍するでしょうな」
「戦おうが逃げようがどちらにしても騎士団の向上に繋がる。アーニャにもジノにも迷惑をかける」
「――殿下の頼みだから問題ありません」
「私は楽しいですから。それにこの後…」
首から提げたあの時のお土産を大事そうに撫でるアーニャと、何やら含みのある笑みを浮かべるジノを見て、感謝と同時に笑みが漏れた。
私は本当に良い友人に巡り合えたな。そう心の底から感じた…。
余談だが訓練が終わった夕刻。
ジノとオデュッセウスが接触したことで逃げ出すと勘付いたレイラ・マルカル大佐の厳重な監視網に引っ掛かり、二人まとめて説教二時間コース&アーニャのブログにアップされる罰を受けたとさ。
あと、深夜過ぎまでいつもと違い悪戯っ子のような笑みを浮かべたアーニャと模擬戦をしていたオデュッセウスの姿が屋内試験場で目撃されたとか…。