コードギアス~私が目指すのんびりライフの為に~   作:チェリオ

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第138話 「部隊結成」

 嘆きの大監獄より脱出し、救出部隊と合流予定となっている村に、拝借したゲド・バッカ九機と鹵獲したジャジャ・バッカと共にオデュッセウス達は到着した。

 ナイトメアを持って訪れたオデュッセウス一行を、村人たちは酷く警戒したが軍や警察に連絡する事は無かった。

 これはジルクスタン王国が困窮している事が大きく関わっている。

 都市部となれば多少裕福な家庭は多くなるだろうが、離れた村々に至っては日々の生活に困窮している者が多い。

 携帯を買う金があるなら食糧を買うだろうし、警察や軍に連絡して荒事に巻き込まれるなんてまっぴら御免なので警戒して無視するのが一番。さらに付け加えるのであれば居座る代金としてお金を渡して来た相手を持て成しはせずとも無下に関わったりしようとは思わない。

 その辺はさすがよく解っているとディートハルトの手際の良さに目を見張るばかり。

 後で黒の騎士団に請求書を提出するらしいが、そう言う様に使う為の資金を持ち運んでいたとは恐れ入る。

 兎も角村人からジルクスタン側に情報が洩れる事は無い。

 ならば救援部隊が来るまでここで待機するだけ………ならばよかったのだが、追撃部隊や捜索隊が訪れる可能性を考慮して今の内にやっておくべき事は多くある。

 ロイドにニーナの技術組はゲド・バッカの整備と修理。部品は無いので損傷が激しい機体をばらしてのパーツ交換。いらない部品は村人が鉄材として売りたいらしいので後で提供しておこうか。

 ジェレミアにアーニャ、咲世子とジュリアス、カレンは周辺の警戒。

 C.C.にマオは捕虜となったシェスタール・フォーグナーの尋問と言うかマオのギアスで質問攻めにして情報を搾取する。

 そして私、オデュッセウス・ウ・ブリタニアはアノウと共にメルディからの質問攻めにあっていた。

 メルディにディートハルト、ミレイにリヴァルの記者組は脱出後、今回の事件を公にすべく行動を開始している。ディートハルトは映像の編集にメルディは質問内容などを文面にし、ミレイが読み上げるべく出来立てほやほやの原稿を何度も読み返していたりする。記者ではないリヴァルは照明やカメラ器材の扱いを覚えようと説明書とメルディからの説明を必死に頭に叩き込んでいる。

 自分が体験した話をしていくとどうして平和になったというのにこういう騒ぎに巻き込まれるのかと頭が痛くなる。

 

 「来られたようですよ殿下(・・)

 

 溜め息を漏らしそうになった時、扉が開いて救援部隊と到着をレイラ(・・・)によって知らされる。

 レイラ・マルカルら元wZERO部隊、元ワイバーン隊、元アシュラ隊の面々はオデュッセウスの下で戦い、ダモクレスでの戦闘を終えると以前に出会った旅をしていたお婆さんたちと共に各地を巡っていた。

 なので今回の事件には何ら関係していないし、黒の騎士団に関わって救出などに来たわけでもない。

 迷子になったアノウを捜索してジルクスタンを歩き回っていたのだ。

 村へ向かう道中に出会い、アノウを引き渡そうとするが話を聞いてレイラが放ってはおけないと協力を表明。アキト達はそれに仕方がないと笑いながら賛同し、お婆さんたちは「やっちまいな!」と発破をかける始末。

 アシュラ隊の面々はアシュレイの面白そうの一言でやる気満々。

 予想外な味方が出来て心強いよ。

 アノウは「心配させんじゃないよ」とお婆さん方にお叱りを受けていたがね…。

 

 報告を受けて外に出ると大型トレーラー数台がサザーランドⅡを連れてこちらに向かってきている。

 否…グロースターの発展期であるクインローゼスが先にこちらに向かって―――…。

 

 『兄上!』

 

 眼前で急停止すると同時にコクピットよりコーネリアが飛び降り、間を空けるなくそのまま抱き着いてきた。

 さすがに勢いを殺しきれずに背中から倒れ、薄っすらと涙を浮かべていたコーネリアを優しく撫でてやる。

 

 「心配させて悪かったね」

 「ご無事で何よりでした兄上…」

 『姫様…周りの目がありますので』 

 

 もう一騎のクインローゼスからギルフォードの声が響くが、従うどころか腕に力を込めて余計にしがみ付いてきた。

 これは仕方がないと諦め、撫でながら立ち上がってそこらに合った台に腰かける。

 大型トレーラー数台にサザーランドⅡが五機、クインローゼス二機が到着した騒ぎでC.C.やロイド達も集まり、トレーラーより降りてきたゼロやスザクを出迎える形となった。

 仮面越しだけどルルーシュが呆れた表情を浮かべているのが容易に想像できる。

 

 「……コホン、ご無事なようで何よりです」

 「ありがとう。心配をかけてすまないね」

 「居ないのは…ヴィー(V.V.)は?」

 「捕まったままなんだ…」

 

 思うたびに助けたい気持ちがふつふつと湧き上がる。

 が、アノウが物資の流れを見た感じでは首都…それも政庁か神殿辺りが怪しいとの事で、救出に行くとなると首都を護っている警備隊と戦う羽目になる。

 現状の戦力を考えると救出できても脱出するのは至極困難だろう。

 いや、ルルーシュであれば考えれるかも知れないが、それでも難しい事は変わりない筈だ。

 皆を危険に巻き込んで急ぎ救出するか?

 自分一人でも助けに行くか?

 どちらにしても難がある作戦となる。

 どうすべきかと悩み、自分一人でも行くかと思い立つ。

 自分のギアスであれば撃たれようと斬られようと状態を戻せるので幾らか無理は利く。

 口を開きかけたが、言葉を発する前にC.C.が待ったをかけた。

 

 「すぐに救出に行った方が良いな」

 「どういう事だ?」

 

 C.C.とV.V.の仲の良し悪しは知らないが、まさか助けに行こうと最初に言い出すとは思いもしなかった。

 同様の思いを抱いていた問いかけるとついて来いと言わんばかりにジェスチャーする。

 ついて行くルルーシュとC.C.を見送っているとお前も来いと手招きされて何だろうと後を追う。

 コーネリアは抱き着いたままなのだが良いのだろうか?

 他の者から離れたところでC.C.が話し始めたのはシェスタールから聞き出した情報の事であった。

 

 オデュッセウスは襲撃されたのだが本来はオデュッセウスではなくナナリーを狙った計画だったらしい。

 しかしながら難民キャンプに訪れるのがオデュッセウスに変更され、襲撃する相手を変更したのだ。

 それもオデュッセウスやニーナではなく、ヴィーを狙っての襲撃だった。

 シェスタールは詳しく全てを教えられている訳ではないが、ヴィーと神官であるシャムナが作った“門”を使って自国と民を救済するという…。

 

 嫌な予感しかしない。

 私を襲撃して誘拐すれば遅かれ早かれ黒の騎士団が動くのは解かっていた筈だ。

 なのに襲撃と言う強硬手段を用いて計画を進めたという事はバレても問題がないのか、短時間で彼ら・彼女らの計画は完了するのか。

 なんにしても月ではなく日から週ほどの短期間で、困窮したジルクスタン王国を救済する手段など存在する訳はない。

 そして神官シャムナが作ったという“門”という単語に、ナナリーかヴィーを使う予定だった事。短期間で事を成すと思われることから“Cの世界”に関連するナニカを用意しているのではないのか?

 ナナリーはマリアンヌによってC.C.細胞を埋め込まれ、ヴィーは不死のコードをシャルルが受け継いだのだが残り香の様な微かな細胞が残っている。

 “門”というのは神根島にあったようなCの世界に繋がる入り口ではないのだろうか。

 Cの世界となると何が起こるか分からない上にシャルルの計画のようなものであれば止めねばならない。

 だとすれば早く救出しなければ取り返しのつかない事態に陥るだろう。

 

 「救出に行くにしてもナイトメアはゲド・バッカと、コーネリア達が搭乗していたナイトメアのみはさすがに…」

 「いえ、何機か持ち込んでいますよ」

 「さすが。準備が良いね」

 「スザクのランスロットにカレンの紅蓮、アーニャのモルドレッド、ジェレミアのサザーランド、私のナイトメアに予備機が一機」

 「おぉ、紅蓮にランスロットがあるのならば戦力はかなり――――」

 「それと兄上のランスロットとフレイムコート三種類を…」

 「・・・・・・え!?」

 

 アレを持って来ちゃったの!?

 出来れば紅蓮とランスロットの二機分であってほしかった。

 戦力の向上的には非常に有難いが、あんな動く要塞を使うとなればかなり目立つんだよなぁ…。

 敵も集まって来るだろ………あー、解った。囮役として役立つね。

 私、囮役決定か。

 

 なんとも言えない表情を浮かべ、全員に説明を行ったゼロの横で話を聞くのだった。

 

 

 

 

 

 

 ニーナ・アインシュタインは戸惑っていた。

 ゼロの説明後、全員が救出作戦に参加する流れで決まった。

 特にコーネリア皇女殿下は「兄上に手を出したことを後悔させてやる」と呪詛のように呟いて本当に怖かった…。

 あと、いつまでオデュッセウスさんに抱き着いているんですか。

 周囲の視線は痛いし、慣れたギルフォードさんは良いとしてもグラストンナイツの皆は目を見開いて戸惑っているし、それに見ていてもやもやするから止めて欲しい。

 ちょっと苛立ちながら話を聞き、明日の作戦に備えて英気を養う為にも、持ち込んだ食材を使ってどんちゃん騒ぎが開催されていた。

 民間から救援部隊に参加した玉城は酒瓶をラッパ飲みしながら、村人にさらにお金を渡していたギルフォードに絡んだり、グラストンナイツの面々はギルフォードや扇と騒がしい様子を眺めながら飲んでいる。

 オデュッセウスは全く関係性が読めないお婆さんたちとワイヤワイヤと騒いでいた。

 他に見覚えのあるレイラにアキト、アシュレイなどの面子も囲んで騒いでいるのだが、彼ら・彼女らもどういった経緯があって出会ったのだろうか。

 首を傾げながらアーニャの横に腰かけて、大皿に乗せられていた料理を小皿に装って食べていた。

 そうしているとロイドがふらりとやってきた。

 

 「ニーナ君も大変だったねぇ」

 「いえ、慣れてますから」

 

 この規模の事態は無かったけれども、大なり小なりオデュッセウスに関わっていたおかげで耐性が付いてしまい慣れたの一言で片付けれるのは良い事なのか悪い事なのか…。

 言われてみればそれはそうだとロイドはクスリと笑う。

 この場に集まった者は全員がオデュッセウスに関わり何かしら巻き込まれた経験者たち。

 特にレイラはどれほど苦労かけられた事か…。

 

 「それにしても良いんですか?先帝陛下と一緒に居なくて」

 

 強烈な臭いのする真っ赤な液体をグラスに注いだセシルさんが心配そうに声を掛けてきた。 

 あの輪の中に入れずに寂しさを感じるし、明日の作戦の事など考えたら不安が脳裏を過るって安心する為にも一緒に居て欲しいとは思う。けど今は大丈夫だ。

 

 「大丈夫ですよ」

 「でも…」

 「その分、後で甘えますので」

 

 にっこりと微笑みながら堂々と答えた。

 昔から一癖も二癖もある殿下や皇女殿下を甘やかしていた分、そう言った事に慣れているので存分に甘やかしてくれる。

 家でも自然にやってくれるので正直あのゆったりと触れ合って入れる時間はかなり嬉しい。

 思い返すと楽しみだなぁと自然と頬が緩む。

 

 「アツアツですな」

 「昔のニーナからは想像できない程大胆になったわね」

 「ミ、ミレイちゃん!?リヴァルも!!」

 

 話を聞いていたリヴァルとミレイがにやけながら声を掛け、恥ずかしさから顔が赤くなる。

 その様子に余計に二人どころかセシルもニヤケ、アーニャに至ってはかしゃりと撮影してきた。

 「もう!」と抗議の視線を向けるとごめんごめんと謝られる。

 

 「そうだ。今度アッシュフォードの同窓会しない?」

 「良いわね。その時はニーナの惚気話をたんまり聞かせて貰おうかな」

 「むぅ…」

 

 楽しそうだけど絶対質問攻めにされる未来が伺えて唇を尖らせて少し悩む。

 シャーリーはシャーリーで自分から惚気話をしてくるだろうし、寧ろ質問を多くしてきそうだ。

 二人で行けばそう言った質問も恥ずかしくないかなとオデュッセウスさんを連れて行ったらどうだろうか悩むが即座に一蹴する。

 自慢げに惚気て結局私が真っ赤になるのが目に見えている。

 

 「どうぞ」

 「ありがとう」

 

 ひと目見た時から飲み物と思いたくなかった液体をロイドは自然に受け取り、視界の端に映ったニーナは止めようと口を開こうとした。が、声を発するよりも早くにロイドはその液体に口を付け、躊躇う事無くゴクリと飲み込んだ。

 気付いたアーニャは携帯をロイドに向けると顔色が青色に変わり、最後は声にならない悲鳴を上げながら真っ白になり、喉を押さえながら床を転げ回った。

 

 「えっと…ロイドさんは学習しないんですか?」

 

 悲鳴や何事だと集まってくる中、ニーナは苦笑いを浮かべるのであった。 

 

 

 

 

 

 

 

 オデュッセウス一行が騒いでいた頃、シャムナは報告を受けていた。

 その場には国王のシャリオに大将軍ボルボナ・フォーグナー、嘆きの大監獄獄長ベルク・バトゥム・ビトゥル、暗殺部隊隊長スウェイル・クジャパット、ルチアーノ・ブラッドリーらが並んでおり、いつもの面子で居ないのは親衛隊隊長であるシェスタール・フォーグナーのみであった。

 報告と言うのはそのシェスタールの事であり、報告しているビトゥルは心にもない悲しそうな表情を浮かべている。

 

 「突入した親衛隊は爆発に巻き込まれ、残っていた部隊は各個撃破され、親衛隊隊長はその際に…」

 

 彼が語ったのは嘆きの大監獄での戦闘である。

 と言っても彼自身は脱出して遠巻きに眺めていたので詳しくは解かってはいない。

 なのでシェスタールの機体がオデュッセウス機に足場にされていたのが、踏み潰されたように見えたので戦死したと報告したのだ。

 この親衛隊隊長の戦死の報告に周りの反応は意外にも冷やかなものであった。、

 クジャパットとシャリオは多少驚いたぐらいでそれほど表情に変化はなく、ブラッドリーに至っては興味な下げに欠伸する始末。

 シャムナはビトゥルより時間帯を問い、六時間より前(・・・・・・)なので完全に諦めた(・・・・・・)

 そんな中でバルボナだけは肩を震わせ怒りを露わにしていた。 

 

 「シャリオ様。どうか私に息子の仇を討つ御許可を!!」

 

 握り締める拳は力が籠り、今にも皮膚が破けて血が流れ落ちそうな勢いであった。

 国王に仕えているバルボナはシャリオに意見を求めるが、たいていこういった時に指示を出すのはシャムナである。

 しかし今回に至っては先にシャリオが口を開いた。

 

 「駄目だ」

 「何故なのですか!?」

 「まだオデュッセウスには聞きたい事がある」

 

 その名を耳にした瞬間、ふつふつと怒りが込み上げるが表に出すまいと何とか呑み込む。

 確かにあのオデュッセウスにはまだ利用価値がある。

 ヴィーと門を使ってのCの世界のアクセスは何度か試みてはいるが、もう暫し時間が掛かる。

 あまり時間をかけていると黒の騎士団が攻めて来るのは自明の理なので、ブリタニア皇族のみならず各国の首脳陣にも強い影響力を持つオデュッセウスの存在は強硬な攻撃を抑制させるのに役に立つ。

 そう荒立つ理性に言い聞かせて落ち着きを取り戻す。

 

 「それに元嚮主様も居ります。捕縛が望ましい所ですね」

 「……畏まりました」

 

 食って掛かるほどの怒りを露わにしたバルボナも若干冷静になったのか引いてくれた。

 治まったところでシャリオが迷いながら見上げ、不安げに問いかけて来る。

 

 「どうするの姉さん。計画が間に合うのであれば…」

 「いえ、もう少し時間が居るのよ」

 「なら護りを固めるのが先決だね」

 

 即座に判断したシャリオはバルボナへと視線を向ける。

 すると意図を理解し、力強く頷いた。

 その表情には我が子を殺された憎しみに駆られた親の姿ではなく、一軍を預かる将としての顔を浮かべていた。

 

 「畏まりました。国境付近の警備を強化し外からの攻撃に警戒しましょう。それと国外への移動手段を断って袋の鼠にします」

 「なら鼠狩りは私達が担当しよう」

 

 バルボナの案にクジャパットが乗り、シャリオもシャムナもそれを指示した。

 そんな中で静かにブラッドリーが手をあげる。

 

 「発言の許可を」

 

 律儀にも許可を求めたブラッドリーに視線が集まり、代表してシャリオがジェスチャーで続きを促す。

 

 「あのオデュッセウスならここを目指して攻めて来るかと」

 「何故そう言い切れるのかしら?」

 

 あまりに自信のある発言に首を傾げる。

 敵は嘆きの大監獄を落としたといえども少数精鋭の筈。

 現地のゲド・バッカを入手したとしても、シェスタールが連れて行った親衛隊と違ってこちらは首都防衛戦力とジルクスタン王国主力部隊が待機している。

 それなのに助けに来るなどあり得ない。

 シャムナの想いを嘲笑うかのように鼻で嗤い、ブラッドリーはさらに続ける。

 

 「オデュッセウスと言う男は甘すぎるんですよ。養子に迎えた子を置いて逃げ出す事はまずしない。となるとどうすると思います?」

 「奪還しに来る?そんな馬鹿な…」

 「馬鹿なんですよ実際」

 

 元とは言え一国の主だった者が少数を助けるために大勢を…自らを危険に晒すと言うのか。

 大きな疑問を抱くがブラッドリーの瞳は真剣そのもの。

 襲撃した際は自らを囮にして妻子を逃がそうとした報告を思い出し、ブラッドリーの話に強い説得力が増す。

 まさかと疑いながらも警戒はしておくべきだろうと判断する。

 

 「首都付近の警戒レベルをあげなさい」

 

 不穏な気配と妙な胸騒ぎを感じながらシャムナは指示を出す。

 大丈夫…数はこちらが勝っているし、予言があるのだから…。

 そう自分に言い聞かせるのであった…。


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