リボーン短編集   作:ウンバボ族の強襲

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※なんと非ザンスク。

※ボスが普通の女の子と付き合っているという超設定です。

※やっつけ仕事。

※台本形式

※台 本 形 式ッ!

※圧倒的台本……ッ!



それでもいいというドカスの皆さんは、どうぞお読みください。



NL(ボス×女オリ主)
貴方の写真が灰になるまで。


 

 

 

カス鮫「ボスは写真残さねぇ主義だったからなぁ」

 

 

 知ってる。暗殺業やってるんだからって言って、私が欲しいと言ってもそれだけは許してくれなかった。仕方ないんだって思って諦めてた。

 

カス鮫「だからお前のばっかりだなぁ」

   

ボス嫁「…そうだね」

 

 開いたアルバムからは、私の写真ばかりが出てきた。

 

 

 

 ボスさんに言うなって口止めされてたんだけどなぁ、とスクアーロが言う。

 

カス鮫「お前の写真をいつも持ち歩いてたんだぜぇ」

    

ボス嫁「え?嘘でしょ、まさかー」

 

 そんなことするタイプに見えない、と言い返した。

 

カス鮫「ああ見えて意外に繊細で純情なんだぜぇ。ボスさんはよぉ」

 

ボス嫁「あはは…知ってるよ」

カス鮫「ボスさんは細けぇからな」

   

ボス嫁「だよねー。分かる」

カス鮫「お゛、すげえ写真があるぜぇ」

 

 

 スクアーロの持つ写真はやはり私だけが映っていた。やたらと近い距離で撮られたそれは驚いた私の顔が大きく目を開いている。一体いつのだろう。嫌な写真を何時までも持ってるなーと、思った。

時だった。

 

 

大きく見開いた目に映る何かがあった。

 

 

 

よく見るとそれは人の顔だと解った。

 

 

その表情は、笑っていた。

 

 

とても穏やかな笑顔だった。

 

 

 

これにしよう、と言った。

 

 

カス鮫「いいのかぁ?それで」

ボス嫁「うん、だって」

 

 

 

 ふと、目の前が曇っていくのが分かった。

 ぽとり、と何かが写真に落ちそうになる。

 慌てて目を拭った。

 なのに、どんどん、次から次へと溢れてくるのだ。

 

 

 

 

「だって、二人で映ってるから」

 

 

「…ツーショットだから、多分、一枚だけの」

 

 

「だから、教えてあげたい、から」

 

 

「…すごくいい顔で、笑ってるよ、って」

 

 

 

 

 

カス鮫「…そっか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スクアーロ「じゃあ、コイツを棺桶に入れてやるか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私の大好きな人は、写真も残らなかったけど。

 

 私はちゃんと覚えてるから。大丈夫。

 

 でも、もしかしたら貴方は知らないかもしれないから。

 

 教えてあげたいな、って思ったから。

 

 多分、ちゃんと鏡見たことないから、知らないんじゃないかな。

 

 

 

 

 

 ……貴方は、こんな顔で笑うんだよ、って。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

====以下あとがき====

 

 

 

 

RTネタと、フォロワーさんからの希望消化です。

 

どうやらフォロワーさんが、「台本形式苦手!」な方だったので率先して台本形式にして引き受けました。もう一度俺を褒めて下さい。ボス。

 

それにしても非BLで初挑戦ノーマルCPだったにも関わらず何故かホモ臭いですね不思議です。遺品整理をする長年の愛人と新妻の図にも見えてきましたぁ。くやしいでしょうねぇ。

 

やらかしたらスッキリしました。

 

 

 

 

 







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