前話を投稿した次の日に何気なくランキングを見ていたんですが……
なんと、日間ランキング17位にランクインしていました!!
(↑ほんの一瞬です)
本気でびびりましたよw
こんな小説が17位に入ってるなんて作者は感激です、ありがとうございます。
朝方からUAが跳ね上がってましたw
この調子で引き続き頑張って生きたいと思います。何卒、応援よろしくお願いいたします。
では今回は本編ではなく、序章終了時の現時点での人物解説とちょっとした説明をさせていただきます。
思いつく限り詳しくまとめられた…と思いますので、何かご質問がありましたら、遠慮なく言っちゃってください。
オリジナルメンバーの紹介。
【
《基本情報》
・年齢:永遠の18歳
・身長:178cm
・体重:53kg
・人称:一人称は“僕”で、二人称は“君”。
・外見:
顔は柔和な感じで、何だか優男みたい。良さで言うと中の上というところなので、それなりにモテた。優しい性格も相まって、周囲からは“優しいお兄さん”で通っていた。
髪は高校男子の平均的な長さで黒髪。マッシュルームみたいに揃えてなんかない。優しいゆったり系の外見。
男らしい顔つきではない方だが、中性的ではない面持ち。微笑んだ時の表情が一番似合う。
これと言って突出した点はない普通の青年。
高身長で細身なので、どうしても華奢なイメージがある。だが、一度戦闘となると、その身体からは想像もつかない身のこなしを見せるので、色んな意味で“予想外”と周りから言われている。
身体は見かけによらず引き締まっており、服の上や見ただけでは到底分からないが、実際に触ってみるとその凄さが理解出来る。
いつも、元着ていて魔改造された制服を着用している。男の厨二心を擽るようなかっこいい青の制服なので、その高校の事を知っていない人が街中でその姿を見ると、コスプレと勘違いされる。
・性格:
基本的に誰にでも優しく、お人好しだった。しかし、能力のせいで色んな人格を取り込んでいる内に、元の純粋な優しさは形を潜め、時に非情で厳しい決断を下せるようになってしまった。
それでも、違和感無く周囲に馴染めるように、努めて優しく振舞っていた。
因みに、能力は彼が森に放り出された時から常時発動状態にあったので、お人好しな場面や、生前のような行動は一度も見られなかった。変に達観して大人びていたのはそのせい。
元から心の“闇”が彼を蝕んでおり、どうしても周囲に心を許す事が出来なくなってしまった。
それが、核爆弾の一件で終に覚醒してしまい、彼の猜疑心は更に加速するようになる。
《能力》
・『昇華する程度の能力』
これは、彼が最初から持っていた能力。この世の万物の知識や性質、概念でさえも、数段階進化させて、自身の糧とする事が出来る。当初は自動的に目の前の全てを取り込んでいたが、制御が可能になった。
主に、相手の精神をコピーして自分の中に一人の人格として吸収する事、相手の固有概念を能力として手に入れる事、実際に目で見る必要があるが、武術みたいな相手の物理的技術等も修得可能である。しかし、あくまで“知識”の吸収なので、相手の記憶などは昇華出来ない。
相手の能力を昇華する条件だが、それは2つある。
一つは、“相手の人格を取り込んでいる事”。
二つは、“相手の能力について、大まかな知識がある事”。
要するに修得&進化系チーターである。
際限が無いので、これからのインフレが恐ろしい(作者の震え声)。
因みに、相手の人格を昇華して取り込めば、上記の二つの条件やその他諸々を“予測”でクリアする事が出来るので、あまり関係ない。
得た人格の性格や傾向、特徴からの予測なので、ほぼ間違える事は無い。
他種族の人格を二人以上取り込むと、その種族の特性をその身体や思考に反映させる事が出来る。現在、修司は都市の住人と妖怪の性質を持っている。
更に、この能力の特徴として、修司の脳が超人の如きスペックを持ってしまった。
複数の物事を同時に考える事や、刹那の間に最善の手を打つ事が出来る瞬間的思考、普通では無理な座標指定や演算、膨大な量の情報を一瞬で処理して結論を出す処理能力等等……脳に関して、彼に限界は無い。
完全な自己完結型主人公なので、大抵の事は一人でやれてしまう。
見て覚える系、習得系能力の究極バージョンだが、対象物に関する情報を無条件で手に入れる事の出来る『鑑定』スキルみたいな使い方をする場面も多々ある。(今思えば、異世界モノの『鑑定』は結構なチートである)
・『どんな薬でも創造する程度の能力』
八意永琳から昇華した能力で、回復に特化したタイプ。
どんな薬でも、修司が想像出来るものなら何でも薬として創る事が出来る。だが、身体そのものを作り替えたり、毒になるようなものを創ったりは出来ないので、治す事や耐性を付ける専門の能力となる。
能力を使用すると、修司の目の前の地面か、彼の手元に現れる。手の中に収まる程の小さい小瓶にコルクで栓がしてあり、中身の色はその都度色んな禍々しい色をしている。
この能力を使用するには、対価として“価値のある物”を必要とする。望む薬が凄い効果のもの程、対価は大きくなる。対価が無い時は、自身の体力を相応な量消費する。
具体的には、“修司にとって価値のある物”で、本人が価値の無い物と認識しているなら、その価値は一般的なものよりも下がる。
例へば、ダイヤモンドを対価に薬を創ろうとしても、修司が「そんなもの要らない」と思っていたら、ダイヤモンドの価値は石ころよりも下がってしまう。反対に、何の変哲もないそこらのパンでも、修司が「これは僕のお気に入りのパンだ」と思っていたなら、そのパンは普通の食べ物よりも格段に価値が上がる。
・『
これは、蘭の能力から昇華して手に入れた能力で、強化や製作の面で最強を誇る。
地脈からエネルギーを搾取して、自身の中に霊力や妖力として得る事が出来る。これには際限が無く、足元の地脈が枯れるまでこの能力は続く。だが、そんな事になると、その辺り一帯は核が爆発したみたいに何も無くなり、ほぼ永遠に不毛の土地となるので修司はそんな事はしない。
修司は、この能力のせいで大地と繋がった状態となっており、霊力や妖力はどこまでも蓄えられるようになる。正直言って泣きたくなるほどチートである。
きっとその内制限が掛かると思うので、わけ分かんない状態にはならないと思う。
もう一つこの能力には応用があり、それは、大地をある程度操作出来るというものである。
大地の恵みを得る能力なので、自分の周囲にある、大地の結晶たる様々な鉱石を集めて自身の元に引き寄せる事も出来るし、地面そのものを操って即席の防壁なんかを出す事も出来る。地面を自在に操る事は出来ず、あくまで大地の恵みを得る能力なのである。
つまり、地面を隆起させて壁なんかを出せるが、複雑に造形する事は出来ない。
だが、地面は大雑把にしか操れないが、集めた鉱石は、“大地の恵み”に相当するので、自在に操れる。蘭が小太刀を作れたのも、その為。
それと、この能力は地面から1cmでも離れたら効果範囲外なので、地面から鉱石を浮かせてファン〇ルみたいには出来ない。
《武器》
・『蘭から貰った小太刀』
柄は炭塵を塗りたくったかのように漆黒。刃の部分は、薄らと淡く光っているように見える程眩い白銀色をしている。
柄から刃までひと繋ぎの金属で構成されており、柄と刃の境目に本来ある筈の
特に装飾や刻印は無いので、悪く言えばノッペリとした、良く言えばシンプルで合理性のあるデザインとなっている。
鞘は無く、彼女は腰に直接ぶっ差していた。ワイルド。
蘭が作り出した、特殊な金属で出来ている特別な脇差。彼女の形見として、修司が受け継いだ業物。
これには幾つかの効果があるらしいが、まだ修司はそれを調べていないので、ただの頑丈な刀という印象しかない。
これからの彼のセカンドウェポンとなる武器であるが、他に武器が無い現状はこれをメインとして使っていく予定。
《使う技》
・【独軍】
複数の人格達を操って、一つの身体の色々な部分を担当する技。司令塔として誰か一人が纏めあげる必要がある。現在の上限は十人。
簡単に説明すると、痛覚を担当してもらって痛みを無視したり、一度に何人かで考えて並列思考を実現したりと、実にヤバい技。
因みに、人格達は、その精神世界で気絶すると、起きるまで使用出来なくなる。なので、あまりの痛さで痛覚担当の一人が気絶したら、また別の人格がそこを担当しなければならない。
《備考》
・記憶喪失であるが、一部の基本的な情報は残っている。だが、それは全体の1割程。
・彼の身体に掛かっている効果は、『寿命の消滅』と『妖怪の身体能力と妖力』である。
・生前の父の職が特殊で、生前に武術などを会得していた。その記憶は残っているので、現在ではそれを使って闘っている。
・彼の中の心の闇は侵食を始め、今では『信頼』という感情が消え去っている。彼の中にいる人格達は、彼の身体を動かして、心をこれ以上壊れないようにするので精一杯なので、どうしようもない。
・彼がこれまで『昇華する程度の能力』で取り込んだ人格達の数は、約2000人くらい。その内、戦闘での強さや反射神経の速さなど、一芸に秀でている者は500人くらい。
・蘭が死んだ時に、彼女から貰った雫型の水晶のような3cmの結晶があるが、あれはまだ正確な情報を公開出来ない。
・修司の霊力だが、量は永琳を超えていて、ツクヨミに届きそうなくらい。しかし、蘭から得た能力で無限に増えていくため、最早関係無い。
【
《基本情報》
・年齢:恐らく数百歳
・身長:160いってないくらい?
・体重:不明
・人称:一人称は“私”、二人称は“君”。
・外見:
標準的な背丈で、髪はセミロングの綺麗な黒髪。顔は高校生のような少女の印象を受ける可愛らしい感じで、かなりの美人であった。目は黄色で、暗闇に光る猫の目のよう。顔全体に鋭い印象は無く、元気に遊び回る子供のような明るさがある。
服装は、何処から仕入れてきたのか分からない江戸風の着物。黒髪黄色目に合うのかは知らないが、黄緑を基調とした明るい色合いをしている。
小太刀を腰の辺りの着物にぶっ差しているので、そこだけ強烈な違和感があるが、そこを見なければ凄く可愛い。
・性格:
快活で、誰にでも話しかけれるような性格。学校にいたら、ゲスくない純粋な無知系アイドルとなっていただろう。間違い無くクラスの人気者である。
だが、彼女には妖怪としての気質も備えており、敵には冷徹で、仲間の妖怪には一線を引くような油断無い一面を持っている。闘う時は殺す事を躊躇わず、知り合いが死ぬ時は特に何も考えずにそれを見届ける。決して助けるなんてリスクは犯さない。これは、修司も一応持っている気質。
要するに、サバサバしていて、冷酷な一面もあれば、メリハリしっかり可愛い所もあるという事である。
ただ、修司にだけはそれは例外で、思いっきり甘えたり遊んだりと、本当に人間の親友同士のような行動をよくとる。しかし、戦闘の時には妖怪の面が出てくるが…。
修司は彼女の前に現れた初めての“張り合える存在”であったので、いきなりそこまで『信頼』していたのだ。はっきり言って一目惚れのゾッコンである。
どれくらいかと言うと、彼になら裏切られたり殺されても構わないというくらいである。
《能力》
・『地を吸い取る程度の能力』
修司の能力と大体同じ事が出来る。ただし、精度や威力等は修司の能力の方が上。
元々妖怪の大将としての素質があったのか、絶対に壊れることのない頑強な小太刀を、ヒント無しで創り出す程の才能を持っていた。あれを創る為に修司はそれなりに苦労するだろう。様々な鉱石を複雑に混ぜ合わせて圧縮し、摩訶不思議な化学反応を引き起こしているのだから。
《備考》
・戦争の時に全軍を一方向から進軍させて真っ向勝負を挑んできたのは、押さえるのが難しかった部下の妖怪の血の気の多さと、本人の少し大雑把な性格が反映された為。また数では圧倒的に勝っていたから。
・彼女は意外にも戦闘意外での不意打ちは苦手で、釣りの時のキモ蛙の時にそれが判明している。
【ツクヨミ】
《基本情報》
・年齢:不明
・身長:165を越えているくらい
・体重:不明
・人称:一人称は“私”、二人称は“お前”。
・外見:
長い黒髪に、相手を探るような眼光を宿した油断無い瞳。神と呼ばれるに相応しい荘厳な雰囲気を纏っており、彼女の発する神力には人間を屈服させる効果がある。
・性格:
尊大で、傲慢な性格。人間を道具や使える材料としか考えておらず、常に下に見ている。なのでよく相手を上から目線で見つめる。使える人材かどうかを試すために、かなり意地悪い嫌がらせをしてくることもある。修司の場合はまだ討論で済んで良かった方。
そして使える人材だと分かったら、そいつを出来る限り使おうと色々画策してくる。永琳にたまに嗜められる時があるが、権力ではこちらが上なので、効果は殆どない。
ただ、話し合いのスキルはそれだけあってやはり高く、修司も最大限に注意を払って置かなければ、すぐに足元を掬われる。
《能力》
・『兆候を視る程度の能力』
このまま物事が進んでいった時に、一体どうなるのかを知る事が出来る、一種の未来視の能力。
だが、単純な未来視ではなく、その瞬間から予測出来る未来の、“一番可能性のある未来”を視れる能力なので、条件が変われば視える未来はガラリと変わる。
【
《基本情報》
・年齢:100歳と80年くらい
・身長:189cm
・体重:81kg
・人称:一人称は“俺”で、二人称は“お前”。
・外見:
凄く快活な笑顔が特徴の、長身筋肉野郎。だが、マッチョで汗臭いなんてむさくるしい印象は無く、凄く話しやすく、誰とでも仲良くなれるような明るい性格。身分や境遇を全く意識せず、分け隔てなく接するその暖かさに、防衛軍の女性兵士は、何人か堕ちている。
幅広で、デカい大剣を使う彼の闘い方は外見に見合った豪快なもので、寧ろ清々しい。
・性格:
前述の通り、非常に付き合いやすく、底抜けの優しさと少々乱暴ながらも気遣いのある出来る大男。その性格に違わず、彼の懐は大海のように深く、大きい。何でも許容してしまうような器の大きさがあるが、倫理に反するような事は見過ごせない性格で、まるでヒーローのような青臭い主人公気質。
《武器》
彼の武器は体格に似合う大剣。
想像しやすい例を挙げるとするなら、モン〇ンの初期の鉄大剣を思い浮かべて欲しい。あんなようなものを軽々と振り回す程の筋肉があり、そして189という長身。正直言ってこれは大男で済むレベルなのか疑わしい。
幅は広く、刀身は1m以上ある。いや、2mだったか?それは忘れたが、兎に角その巨体と比べても引けを取らない大きさである。
【
《基本情報》
・関係:
防衛軍の第六番隊の部隊長を務めている、防衛軍にしては腐っていないいい人間。
隊長として充分な才覚を持っており、他の部隊に比べて兵士達の士気が高く、練度もそれなりにある。
その中で霊力の使えた蔵木雄也という隊員が力に溺れ始めていたので、永琳に頼んで何とかしてもらった。永琳とはちょっとした縁で知り合い程度の関係になっている。
兵隊を纏めあげるリーダーらしく、その性格は武人を体現したかのような頑強さで有名。度が過ぎて、最近他の隊から非難の視線があるが、本人はまるで気にしていない。
【長谷川、井上、橘、八代、片桐、菅谷、野村】
《基本情報》
・関係:
彼らは、修司の部隊の隊員達である。長谷川、井上、橘は女性隊員で、後半四人は男である。
作中に名前が出てきたので一応記載したが、後に出てくるのは後数回ほどしか無く、そのどれもがモブっぽい感じなので、特に設定は無かったりする。
だが、この中で橘だけは少し違い、修司に告白している。それを彼女は憶えているのかは知らないが、彼を振り向かせるために、日々努力している。
【現代の閻魔】
《基本情報》
・説明:
現代で死んだ者の魂を裁いて、天国と地獄に送る役割を担っている閻魔大王。
彼女は仕事熱心で、他のことは切り捨てる事が出来るくらいに仕事を優先するが、適度に息抜きはしているので、不満は無い。
彼女の元に送られてきた修司の魂には、どす黒い何かが癒着しており、無理矢理転生させる処置をしても完全には取り除けず、幾つか重要な記憶や基本知識は残してしまった。
しかも、その時に魂に過度の負担が掛かってしまい、修司の魂は既にボロボロの状態になってしまった。
幸福の神は彼女が犯したその失態に舌打ちをしつつも、頑張って能力を使用し、彼を救おうと努力する。
魂がズタボロなのは、彼女は知らない。
【幸福の神様】
《基本情報》
・説明:
ちょっと軽い感じが目立つ神。だが、仕事の事や他人の幸せのことを考えると、一気にその本質を表に出し、真面目な表情になる。
生きとし生けるもの全ての幸せを願う神であり、幸福を司る神。そのせいで他人にとことん甘い神だと一部では思われているが、実際そうではなく、時に残酷はことをする時もある。
《能力》
・『幸福にする程度の能力』
対象を幸福にする“為の手段と力”を得る事が出来る能力。その力を行使する時の彼女には誰にも逆らえない。例え最高神や天罰神であったとしても。
はい、今回は物語が進みませんでしたが、分かってもらえましたでしょうか。
一応忠告しておきますと、これはあくまで『現時点』での状況説明なので、勿論、こから大きく変化します。主人公の出来ない事がどんどん出来るようになったり、現時点で著されていた設定が変化したりと(ご都合ではない)、とてもチーター化していきますので、「ふーん、そなんだ」程度に考えてもらえると助かります。
次回から第一章開幕!!
見捨てられた男は、無常に過ぎる時の濁流に呑まれながら、己が『黒』の心を冷たく大切に抱き、立ちはだかる障害を全て塵へと還す。
自身の生存の為、戦力の増強を測りながら放浪を続ける彼。
そんな時、彼の前にとある妖怪が現れる。
その妖怪は、彼の触れてはならない領域へと、無意識に入り込んでいく……。
…これからも頑張ります!