ナツたちによってルーシィはフェアリーテイルに加入する。ジンヤはけんかを吹っかけられて怒られた。
今回は前回書いたとおりオリジナルものになります。おそらく二話くらいに別れます。
それではどうぞ
ギルドの喧騒の中、ジンは1人依頼を探していた。ギルドではルーシィたちが雪山で大ゴリラを倒してマカオを助けたことで持ちきりだ。当のナツとハッピーは「ルーシィと仕事に行ってくる」の一言で彼女の新居に向かっていってしまった。
「ルーシィも大変な奴に目をつけられたな…ジジィ王手だ」
「あっ、待った!」
「待ったなしだぜ?」
ジンはマカロフと将棋を指しながらルーシィに同情するのだった。
「さて、仕事に行くかね?今日は…これだな」
名峰クガの麓のカダ村にて凶暴で
大型の黒い猿型のモンスターが出現
名のある者は急ぎモンスターの討伐に向かわれたし
報酬500万
村長、村民一同
「マスター、これで頼む」
「…お前だから大丈夫だろうが気をつけろよ。軍も返り討ちになったそうだ」
「ああ、気をつける」
×××××××××
「さすが、名峰というだけあって周りの空気も景色も素晴らしいな。」
名峰クガ。天につく程高い山でその麓にあるカダ村は美味しい水と土、天候に恵まれたところで療養で訪れる者が多い。ここで取れる薬草などは王国で使われる程で、効き目や値段が高いことでも有名だ。
「おーい、どなたかおりませんか?フェアリーテイルから仕事で参ったものです!」
「やや!来てくれましたか!待っておりましたぞ魔導士殿!私は村長のハマチですじゃ、以後よろしく」
「ジンヤだ、早速でもうしわけないのだが仕事の話に移りたい。依頼書を読んだがただの討伐依頼にしてはかなり高額だ。軍がやられたそうだがそれでも異様でな、一体何が?」
「…実はかの大猿には大変苦しめられておりましてな。怪我人の発生や商業の妨害の他にも、軍隊や魔導士の方が挑んで返り討ちにあっておりますじゃ。そんなことを見てから村民は毎日怯えた状態で暮らしており、私自身もここ何日も眠れておらんのです!もう…早く悪夢から解放されたいのです!どうか…どうか!」
「話していただき感謝するぜ、村長。村を襲い不安を煽るようでは、いくら同じ間中の血を引くとは言え、許せぬこと。この仕事、責任を持って進めておく。もう眠れぬ夜が来ないようにな」
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クガ山中腹広場にて
「話ではここに現れるということだが?」
待つこと数分、前方から黒い気魄を出しながら大猿がゆっくり進んできていた。
「何者ダ。ココハ、我ノ住処デアル!如何ナル者トテ赦サヌ、追イ出シテヤロウゾ!」
「こいつが依頼書にあった大猿か…人様が迷惑を被ってんだ!狩りとってやらぁ!」
「ヤッテミロ。返リ討チニシテヤル!」
はい、というわけでオリジナル第一話です。ちょうどエバルーや星霊のキャンサー(語尾が「-エビ」のカニです)やバルゴ(このときは太っていたメイド)が出ている時間軸です。(詳しくは原作読んでね)
オリジナルストーリーは先ほど書いたとおり後1,2話あります。先に進んでくれ、という方もいるかと思いますがどうかお付き合いください