バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~ 作:shin-Ex-
はい、今回の話は少し・・・・・というかかなり短いです。
「一応聞くが理由は?」
忙しいのと調子が悪いのが主な原因です・・・・
「要は夏バテってこと?」
端的に言えばそうなりますね・・・・・
「そうか・・・・・・大変だな」
本当に申し訳ないです・・・・・それでは本編にいきましょう。
「本編どうぞ」
noside
「・・・・・・」
「え、えっと・・・・・翔子?なんでさっきから私を見ているの?」
アリスは自分を自信をじっと見つめている翔子に尋ねた。心なしかその視線はどこか一点に集中されているようであったためどうしても気になったのだろう。
「・・・・・アリス」
フニッ
「ひゃっ!?」
翔子はアリスの胸に手を当てた。
「しょ、翔子!お前いきなり何やってるんだよ!」
すぐ近くにいた雄二は突然の翔子の奇行に声を張り上げる。
「・・・・やっぱり」
「え?」
「・・・・・アリスの胸私よりも大きい」
翔子は自身の胸に手を当て、比べながらそう言った。
「翔子!?いきなり何言い出すの!?」
もちろん恥ずかりがりやのアリスは顔を真っ赤にして狼狽えた。
「ハハハッ!まあ翔子の言いたいこともわからないでもないぜ。アリスは着痩せするタイプだから普段の制服じゃあわかりにくいからな」
「ユーリ!!」
意地の悪い笑みを浮かべながら言うユーリ。アリスはそんなユーリをポカポカと叩いている。
ユーリの言うとおりアリスは着痩せするタイプである・・・・・といってもそれは胸限定であるのだが。服の上からではわかりにくいがアリスはDカップという平均よりも遥かに大きな胸の持ち主・・・・・いわゆる隠れ巨乳というやつであった。そして現在は水着であるため、普段悟られることがあまりなかった胸が強調されているのだ。
「・・・・・羨ましい。私ももっと大きくしたい・・・・・だから雄二、協力して」
「・・・・・は?」
「・・・・・胸は揉んでもらうと大きくなるって聞いたことがある。特に好きな人にしてもらうと効果は倍増するっていうのも聞いた。だから・・・・・私の胸を雄二の手で大きくして欲しい」
「何を言ってるんだお前はぁぁぁぁ!!」
翔子にお願いされた雄二は慌てふためいた。
翔子のことなので真剣に言うっているのであろうが・・・・・・それを顔色ひとつ変えずに言えるのはさすがといったところである。
「・・・・・ダメ?」
「うっ・・・・そ、それは・・・・・」
雄二は答えづらそうに口ごもった。まあ雄二とて健全な男子高校生だ。自身の彼女からそんなことをお願いされて嬉しく思わないはずないであろう。まあ理性があるのでそう簡単に引き受けるわけにもいかないのだが。
「お、落ち着きなさい翔子。揉まれたからって別に胸は大きくはならないわよ」
流石に雄二が不憫に思えたのであろう。アリスは雄二に助け舟を出した。
「・・・・・そうなの?」
「まあアリスの言うとおりだな。そいつはただの迷信だ。揉みすぎて一時的に胸が張って大きくなるように見えたりすることはあるがそいつは一時的で基本的には胸は自己成長でしか大きくならないはずだ」
アリスの言うことにユーリは同意し、軽く補足をした。
「ユーリ・・・・・お前なんでそんなこと知ってるんだよ?」
雄二は訝しげな目でユーリを見る。康太や愛子が知っているというならまだわかるがユーリが知っていることに関して疑問に感じているようだ。
「俺もそこそこ保体は得意だからたまたま知っていただけだ」
周囲に圧倒的成績優良者が多いためにあまり目立たないがユーリも保健体育の成績はかなりいい。その為知っていたのであろう。
「まあアリスが気にしてたからっていうのもあるっちゃあるが・・・・」
「なっ!?ユーリ!いい加減なこと言わないで!」
アリスはユーリに激しく反論した。
「いい加減じゃないだろ?前に華扇とか空の胸と自分の胸を見比べ・・・・」
「わ~~~~!!」
アリスは慌ててユーリの口を塞いだ。どうやらユーリのいう事は事実であるようだった。
「・・・・・・アリス。気持ちはよくわかる」
「・・・・・お願い翔子。今は優しく諭さないで」
ポンと肩に手を当てる翔子にアリスは少し疲れた様子で答えた。
「でもまあ正味な話あんまり気にする必要はないぜアリス。俺はアリスぐらいの大きさが好みだしな」
「えっ・・・・///」
ユーリがニッと笑顔を浮かべながら言うとアリスはどこか嬉しそうに頬を赤く染める。傍から見るとセクハラなのであるが・・・・・ユーリに言われたという事の嬉しさが上回っているようだ。アリスがどれだけユーリの事を好いているのかがよくわかる光景である。
「・・・・・ねえ雄二。雄二はどう?」
「・・・・・何がだ?」
雄二はわかっていながらも聞き返した。
「・・・・・私の胸。これぐらいでもいい?」
翔子は上目遣い+小首を傾げるという破壊力抜群コンボで雄二に尋ねた。
「ま、まあいいんじゃねえか?俺は嫌いじゃあないぞ」
そっけなく答える雄二。だが顔を赤くしながら目線を翔子から背けているため恥ずかしがっているのは一目瞭然であった。
「・・・・・そう。ならいい」
翔子もそのことはよくわかっているらしく、満足そうに微笑んだ。
・・・・・ただでさえ暑いというのにこの4人の周りの気温がさらに高くなっているような気がするのはおそらく気のせいではないであろう。
今回は座談会をお休みします。
できるだけ早く夏バテを治しますので・・・・・・・
皆さんも夏バテにはお気を付けください。
それでは次回もまたきてくださいね。