バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~ 作:shin-Ex-
今回は響さんメインのお話と明久さんメインのお話です!
「なんというか・・・・・カオスじゃないか?」
「確かにあれは・・・・・」
まあいいんじゃないですかね。
それでは本編にいきましょう。
「本編どうぞ」
noside
プールの掃除が一通り終わり、皆は各々思い思いに遊んでいた。
そんな中・・・・・
「あ~・・・・・やっぱり落ち着かないな」
響は少々落ち着きがなさそうにしていた。
「やっぱり肌を出すのは違和感があるのですか響様」
響の傍らにいた咲夜が尋ねる。
「ああ・・・・・やっぱりパーカー持ってくるか。多少はマシだろうし」
響は一応持ってきておいたパーカーを取りに更衣室に向かおうとした。
だが・・・・・
「おっと。それはダメだぞ響」
「悪いですが取りには行かせませんよ」
その行く手を蒼牙と融麻が阻んだ。
「トーマ、蒼牙・・・・なんでダメなんだよ?」
「当然だろ。泳ぎに来ているのにパーカーを着るだなんて」
「いつまでも苦手にするのもあれですし。この期に少し慣れておいたらどうですか?」
二人はそれらしい理由を述べた。しかし少し黒い笑みを浮かべているのでおそらく・・・・・というよりは確実に嫌がらせのためというのが本来の理由であることは明白だ。
二人共中々にいい性格をしているようだ。
「・・・・・はあ。わかったよ」
響は渋々パーカーを取りに行くのを断念した。融麻と蒼牙の二人を振り切るのは無理だとわかっているため潔かった。
「すみません響さん。兄様が・・・・・」
「いや、気にしなくていいよ眞姫ちゃん。トーマと蒼牙の言ってることも尤もだし仕方がないさ」
「残念でしたね響様」
残念そうにしている響を慰める咲夜。
ただ・・・・・
(よかったわ・・・・・響様のお体をじっくり見られる機会なんて滅多にないし)
と考えていたりする。まあ好きな人の体を見たいという気持ちは女性でも持ち合わせているのであろうが・・・・・・少々変態チックである。
「・・・・・(スラッ)」
「咲夜?なんでいきなりナイフを構えているの?」
突然無言でナイフを取り出した咲夜に空は首をかしげて尋ねた。
「なぜだかこのナイフを投げつけなければならないような気がして・・・・」
「投げつけるって・・・・・誰にですか?」
同じく困惑している眞姫が咲夜に尋ねる。
「それは・・・・・わからないわ」
どうやら咲夜本人もどういうことなのかわかっていないらしい。(い、命拾いした・・・・・・by作者)
「ま、まあよくはわからないが・・・・・そのナイフしまっておけ。美鈴が・・・・・」
「ナイフは嫌ですナイフは嫌ですナイフは嫌ですナイフは嫌ですナイフは嫌です・・・・・・」
ガクガクブルブル・・・・・
「凄く怯えてるから」
響の言うとおり、美鈴はナイフを構える咲夜を見て非道怯えていた。
「め、美鈴!しっかりしろ美鈴!」
「蒼牙さん・・・・・ナイフは嫌です~」
怯えていた自分の肩を揺さぶっていた蒼牙に美鈴は涙目になりながら抱きついた。
「大丈夫だぞ美鈴。大丈夫だから」
「うぅ・・・・・・はい」
蒼牙は美鈴の背に手を回し、優しく宥めた。その際間近で美鈴の豊乳を感じゲフンゲフン。
「えっと・・・・・響、咲夜?なぜ美鈴はあんなにも怯えているのでしょうか?」
「あの怯え方は・・・・・少し異常ですね」
「美鈴凄く震えてたもんね」
あまりにも過剰に怯えているよう美鈴に疑問を抱いた融麻と眞姫、空は原因を知っているであろう響を咲夜に尋ねた。
「昔初めて美鈴に会った時に・・・・・つい『あなたを見ているとナイフを投げたくなるわ』って言ってしまって・・・・」
「しかもかなりいい笑顔でな。実際にナイフも取り出しながらだったし。その一件が美鈴のトラウマになってしまったらしい。あれ以来咲夜に苦手意識を抱いてナイフを構えているところを見るとあんなふうに怯えきってしまうんだ」
「・・・・・流石に申し訳なく思うわ」
「そ、そんなことがあったのですか・・・・・・」
普段礼儀正しい咲夜がそんなことをしていたのがあまりに予想外だったようで3人は唖然としていた。
「というより咲夜・・・・あなた初対面で美鈴にそんなことを言ったのですか?」
「ええまあ・・・・・・どうしてあんなことを言ってしまったのかはわからないけれど」
それはおそらく遺伝子レベルで刻まれた衝動であろう。
「まあ後で咲夜がきちんと謝罪したから美鈴が咲夜のことを嫌ってはいないんだが・・・・・」
「いつか苦手意識がなくなってくれたらいいですね咲夜さん」
「ええ・・・・・そうね」
果たしてその時期は来るのか・・・・・それは誰にもわからない。
「うぅ・・・・ナイフ怖い・・・・・」
場所は変わり・・・・・
「ふう・・・・水が冷たくて気持ちがいいな明久」
「そうだね妹紅」
明久は妹紅と一緒に泳いでいた。
(確かにこの水の冷たさは気落ちがいいな・・・・・さっきまで興奮で体温が上がりまくっていたから余計にそう感じるよ)
先ほどまで明久は妹紅の水着姿で酷く興奮していた。そんな明久にとってこのプールの水の冷たさは興奮を覚ますのに一役買っているようだ。
「それにしても・・・・・妹紅泳げるようになったんだね。昔は泳げなかったのに」
「ああ。その・・・・・・こうやって明久と一緒に泳ぐのを楽しみたいなと思って慧音に頼んで特訓したから・・・・///」
妹紅は頬を赤らめて恥ずかしそうに述べた。
(何これ可愛い!抱きしめたい!)
明久は妹紅を抱きしめたい衝動に駆られた。
「あなた達ね・・・・・ただでさえ暑いんだから余計に暑くなるようなもの見せないでよ」
明久と妹紅のやり取りを見ていた輝夜が悪態をつく・・・・・・どこか羨ましそうに。
ちなみに近くにはもちろん秀吉もいたのだが・・・・・
(・・・・・明久と妹紅が羨ましいのう。わしも輝夜とあんなふうに・・・・・)
こんなことを思っていたりする。
「なんだよ輝夜。何か文句あるのか?」
「別に。ただ暑いのは嫌いなの」
「それを文句って言うんだろ!全く・・・・ネチネチと意地の悪い奴だな」
「・・・・いい度胸してるじゃない妹紅。それだけ胸が大きいと態度も大きくなるのかしら?」
「なっ!?胸は関係ないだろ!」
妹紅は自分の平均よりも大きな胸を手で抑えながら顔を赤くして怒鳴った。
(確かに・・・・・妹紅胸大きいよなぁ)
なお、明久は失礼なことを考えている模様。まあ明久も男・・・・・しかも妹紅の彼氏なのでそう思ってしまうのも仕方がないであろう。
「も、もしかして輝夜羨ましいのか?お前の胸は・・・・・少し残念みたいだし」
「ッ!?・・・・・言ったわね妹紅。私が密かに気にしていたことをはっきりと言ったわね!」
どうやら輝夜は平均よりも僅かに慎ましい胸を気にしていた模様。
「先に話題にあげたのはそっちだろ?自業自得だ」
「なんですって!?」
「なんだよ!」
「「ぐぬぬ・・・・・」」
二人は睨み合った後、再び激しい口論を展開した。
「ふむ、また始まってしまったようじゃの」
「そうだね。でもあれは喧嘩するほど仲がいいっていう類のやつだしいいんじゃないかな?いつものことだし」
「そうじゃの」
明久と秀吉は二人の激しい口論を冷静に眺めていた。
明久の言うとおりこの二人が言い争うのはいつものことだ。なので止め用などという野暮なことを明久も秀吉もしなかった。
事実妹紅も輝夜も・・・・・どこか嬉しそうである。
「ところで秀吉。少し気になったんだけど・・・・」
「なんじゃ?」
「・・・・・輝夜の胸についてどう思ってる?」
「なっ!?明久!おぬしはいきなり何を聞いておるんじゃ!」
「いや・・・・・秀吉も男だから何か思うところがあるのかなと思ってさ」
どこかいやらしい笑みを浮かべながら言う明久。普段ポーカーフェイスな秀吉を弄るのは輝夜関連のみなので楽しそうだ。
「それで?どうなの?」
「う、うむ・・・・・輝夜は気にしておるようじゃがわしはあまり胸の大きさには固執しておらぬからな。じゃからわしとしては特に気にはしておらぬ」
一見すると冷静そうに思わせる返答であった。だが・・・・・・明久は見逃さなかった。秀吉の視線が泳ぎまくっていることに。
「秀吉・・・・・本音は?」
「・・・・・ツルペタ最高なのじゃ」
明久が秀吉の肩に手を置きながら聞くと秀吉は白状した。しかも結構な真顔でだ。
・・・・・どうやら秀吉は貧乳派のようだ。
「うん。なんというか・・・・・凄く男らしいよ秀吉」
「・・・・こんなところで男らしさが証明されても虚しいだけなのじゃ」
「こんなところってなに?」
何とも言えない表情で黄昏た秀吉に対して先ほどまで妹紅と口論していたかぐやが尋ねる。
「あれ?二人共もういいの?」
予想外に早く切り上げたことに疑問を持った明久が尋ねた。
「ああ。せっかくプールにまで口論を続けるのもアレだからな」
「なるほどね」
「それで?さっき言ってたこんなところってどういうこと?」
「そ、それは・・・・・」
輝夜に問われ、秀吉は口ごもった。まさか輝夜の胸が好みであることを主張したなどとは本人の目の前で言えるはずもないので仕方がないであろう。
「・・・・まあ答えたくないならいいけど。ただ少なくとも私はあんたのことを男らしいって思ってるからあまり気にしなくてもいいわよ」
「輝夜・・・・」
ニコリと頬笑みを浮かべながら言ってくる輝夜を見て秀吉は思った。
なんか自分が情けないな・・・・と。
「お兄ちゃん!お姉ちゃん!」
「あ、葉月ちゃん。どうしたの」
そんな中葉月が4人のいるところに駆け寄ってきた。
「葉月と一緒に遊んでください!」
「いいよ」
「何しようかしらね?」
無邪気な笑顔を振きながら4人に言う葉月。当然そんな葉月の願いを断るはずもなく、4人は快く了承した。
「じゃあ水中鬼をするですっ!」
「それは水中でやる鬼ごっこのことかの?」
「違うですっ!鬼ごっこじゃなくて『水中鬼』です!」
「??鬼ごっことどう違うんだ?」
妹紅が葉月に尋ねる。
「『水中鬼』は鬼の人がそうじゃない人を追いかけるです」
((((それって・・・・やっぱり鬼ごっこじゃ(鬼ごっこでは)?))))
4人は鬼ごっことどう違うのだろうかと首を傾げる。
だが・・・・・『水中鬼』が鬼ごっこと違うところはここからである。
「そして鬼が他の人を・・・・・水の中に引きずり込んで溺れさせたら勝ちですっ!」
「「「「鬼だ(じゃ)!それは確かに鬼だ(じゃ)!!」」」」
どうりでごっこの部分がなくなるわけである。というよりももはやそれは遊びではない。
「だ、ダメだぞ葉月ちゃん。そんな遊びは危ないから」
「あう・・・・だめですか?」
「まあちょっと・・・・いえ、かなり危険だものね。下手をすると命の保証もできないし」
「でもでも萃香ちゃんがよくあのおっきなお兄ちゃん(羽羅)とやってたって言ってたですよ?」
「「「「あの二人・・・・・何やってるの(じゃ)?」」」」
二人は羽羅と萃香に対して若干呆れていた。
なおこの遊びは人間離れしたこの二人がやっていたことであるので良い子は絶対にマネしないように。
「とにかくそれは危ないからダメだよ葉月ちゃん。やるなら普通の水中鬼
「わかったですっ!」
こうして『水中鬼』という危険な遊びは封印されることになった。
あとがき座談会のコーナー!INバカテス!
今回のゲストは美鈴さんと葉月ちゃんです!
「よろしくですっ!」
「・・・・・よろしくお願いします」
はいよろしく・・・・って美鈴さん?なんでテンション低いんですか?
「そりゃあ低くもなりますよ・・・・・主さん。どうして私は東方の小説でもバカテスの小説でもああいう不遇キャラなんですか?」
あ~・・・・え~・・・・すみません。なんか美鈴さんって弄りやすいので。
「確かにわからないでもないな。美鈴の弄りやすさはアキに匹敵する」
「響!?それは僕に失礼じゃない!?」
「否定できるのか?」
「・・・・・できません」
「明久お兄ちゃん、元気出してくださいですっ!」
「葉月ちゃん・・・・・ありがとうね(なんだろう・・・・葉月ちゃんの無邪気な笑顔を見るとなんだかいたたまれない)」
(葉月ちゃん・・・・・あれで無自覚なんだから末恐ろしいな)
「主さん・・・・・私はあの明久さん並に弄りやすいんですか?」
はい。
「断言した!?」
まあいいじゃないですか。確かに不遇ではあるかもしれませんが結構美味しいポジションですよ?
「・・・・そうですね。そう納得することにします」
なら良かったです。それでは次のお話にいきましょう。
「あ、じゃあ葉月気になることがあるですっ!」
「何かな葉月ちゃん?」
「お話の中で胸の大きさについて行ってるところがあったですっ!だから葉月お姉ちゃん達の胸の大きさがどれくらいなのか知りたいですっ!」
・・・・・この子すごいな。こんなこと躊躇なく聞けるなんて。
「た、確かにな」
「僕たちじゃあ絶対に聞けないことだよね・・・・」
それでは葉月ちゃんの要望にお答えしましょう。主要キャラ(二年生)を胸の大きさ順に並べますね。
美鈴(G)>空(F)>華扇(E)>アリス(D)>妹紅(D)>咲夜(C)>翔子(C)>にとり(B)>優子(B)>輝夜(A)>愛子(A)
とまあこんな感じですかね?
「一応聞くが・・・・・姫路さんと島田さんは入らないんだな」
この小説においては主要キャラではないので。
「まあそうだけど。それにしても・・・・・・えらくまた極端だね」
まあ・・・・・現実は残酷ですので。
「あの・・・・・これフィクションですよ?」
まあ細かいことはいいじゃないですか。ところで葉月ちゃん。満足していただけましたか?
「はいですっ!」
よかったです。
ではここで締めにしましょう。
それでは・・・・・・
「「「「「次回もまたきてくれ(きてください)(きてくださいですっ)!!」」」」」