バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~ 作:shin-Ex-
今回からプールのお話です!
「咲夜の水着姿・・・・」
「妹紅の水着姿・・・・」
うわぁ~・・・・わかりやすいですね(汗)
まあともかく本編にいきましょう
「本編どうぞ」
第86話
side 響
「おお、来たか吉井、仲渡、天月」
放課後、俺、アキ、トーマの3人は西村先生に呼ばれてグラウンドに来ていた。観察処分者の仕事をするためにだ。
「それで仕事ってなんですか鉄・・・・西村先生」
「・・・・吉井。今鉄人と呼ぼうとしていただろ?」
「アハハッ!そんなまさか」
と誤魔化しつつも目線はわかりやすく泳いでいるアキ。
まあ俺も油断するとスネークって呼びそうになっちゃうから人のこと言えないけど。
「まあいい。今日は3人でこのサッカーゴールを片付けてもらう」
西村先生は近くにあったサッカーゴールに触れながら言う。あれは結構重いから召喚獣の力を借りないとな。
・・・・・西村先生なら一人で十分に運べるんだろうなと考えたのはおそらく俺だけじゃないと思う。まあ口には出さないけどさ。
今更だけど西村先生・・・・・本当に人外のような気がする。
「それでは西村先生。フィールドの展開をお願いいたします」
「ああ」
トーマに言われて西村先生は召喚フィールドを展開した。
「「「サモン!!」」」
Fクラス 吉井明久 仲渡響
総合科目 3311点 4230点
Aクラス 天月融麻
総合科目 4002点
「ほう、お前達随分と点数が上がったな」
召還された俺達の召喚獣の点数を見て、西村先生は感心したように言う。
「頻繁に皆で勉強していましたからね。その成果ですよ」
「そうだね。でもそれにしたって響は伸びすぎじゃない?」
「確かにそうですね。新学期当初よりも700点も上げて・・・・いつの間にか追い抜かれてしまいました」
「最近は苦手な歴史系科目と古典でもそこそこ点が取れるようになったからな。それと得意な数学に至ってはもうすぐ800点いきそうだ」
正直自分でもここまで伸びるとは思わなかったな。正直数学ではもう油断しなければ教師にも負けないと思う。
「もうすぐ800点ですか・・・・」
「それって二つ目の・・・」
「三人共悪いが話はそこまでにしてくれないか?」
西村先生が注意してきた。まあ召喚したのは点数をお披露目する為にじゃなくて仕事のためなんだから注意されても仕方が無いか。
「すみません西村先生。それじゃあやるか」
「そうだね。響とトーマは二人でそっちのゴールをお願いね」
「構いませんが・・・・明久は一人でいいんですか?流石に負担が大きいのでは?」
「大丈夫だよ。なにせ僕にはこれがあるからね」
アキは自分の左手首につけられた腕輪・・・・・白金の腕輪を見せながら言った。
白金の腕輪の能力は召喚獣の二分化。こういうときには本当に使い勝手いいよな
ちなみにこの白金の腕輪の欠陥はユーセーとにとりの手によって修繕済みだ。もちろん俺の赤金の腕輪もな。
「というわけで『ダブル』!」
ボンッ!
Fクラス 吉井明久(メイン) 副獣
総合科目 1606点 1606点
アキが白金の腕輪を起動するとアキの召喚獣が2体に増えた。
「本当にその腕輪は便利ですね。召喚獣を二分できるとは」
「まあその分操作は難しいんだけどね」
まあ二体の召喚獣を同時に操作だなんて難しいよな。正直俺やトーマでも厳しいと思う。
まともに扱えるのはアキぐらいじゃないか?
「それにフィードバックも単純に二倍だし」
「それはちょっと辛いですね」
「俺達観察処分者からしたらな。さて、それじゃあゴールを運ぼうか」
「そうだね。西村先生、このゴールどこまで持っていけばいいんですか?」
「街外れの産廃場だ」
「わかりました。行こうぜアキ、トーマ」
「うん」
「早く終わらせましょう」
俺達は召喚獣をつかってゴールを持ち上げ、西村先生に指示された街外れの産廃場へ・・・・
「ちょっと待て!冗談に決まっているだろう!」
行こうとしたら西村先生が全力で行く手を阻んできた。
まあ冗談だって事はわかってたけどさ。
「え?冗談なんですか?」
・・・・・俺とトーマは。どうやらアキは本気で街外れの産廃場まで持っていくつもりだったらしい。
「明久・・・・流石にそれは気付きましょう。そもそも産廃場は学校の外・・・・そこまでフィールドを展開できるわけないじゃないですか」
「あ、そっか」
トーマに呆れ顔で言われてアキは気がついたようだ。
なんというか・・・・・本当にアキって純粋だよな。それがアキの長所でもあるんだが・・・・若干将来が心配になってきた。
「それで結局どこに持っていけばいいんですか?」
「校舎前の邪魔にならないところに置いてくれればいい。ゴールネットは外して体育用具室に頼む」
「わかりました」
俺達は今度こそゴールを運ぼうとする。
だが・・・・
「と、そうだ、もう一つお前達に頼みたいことがあった」
西村先生が思い出したようにはっとして引きとめた。
「頼みたいことですか?」
「ああ。実はな・・・・」
「プールの清掃ですか?」
俺とアキは夕食時に西村先生に頼まれたことを咲夜と妹紅、慧音さんに話した。
「うん。本来水泳部の仕事なんだが・・・・顧問がどうせなら観察処分者にやらせればいいと言ったらしくてな。土曜日にすることになったんだよ」
「それは・・・・・災難ですね二人とも」
咲夜は気の毒そうに俺とアキに言ってきた。
「それがそうでもないんだ。引き受けてくれたらその日一日プールを好きに使っていいって言われたからさ。三人で清掃すれば結構すぐに終わるし、それと引き換えにプールを自由に使えるなら安いものだよ」
「プールを一日好きにか・・・・それはいいな」
「それでなんだけどさ。もしもよかったら妹紅達も来ない?」
アキが咲夜達に提案した。
「え?いいのか?」
「うん。折角の機会だからね」
「それなら行こうかな?」
妹紅は参加するようだ。
「咲夜はどうする?」
「はい。私も是非」
(よし!これで咲夜の水着姿が見れゲフンゲフン)
っと、いかんいかん。ついよこしまな考えが・・・・
(これで妹紅の水着姿が見られる・・・・って僕は何を考えているんだ!)
あ、なんかアキが悶えてる。どうやらアキもよこしまな考えに囚われたようだ。まあ気持ちは本当によくわかる。
「慧音さんはどうしますか?」
「私もいいのか?教師という立場上問題があるのでは・・・・」
「監視という大義名分をつければ大丈夫ですよ。西村先生も何も言わないと思います。永琳さんにも声をかけるつもりですし」
「折角の機会だし慧音も行こう?」
「行かせてもらおう」
妹紅が言ったら即決したな・・・・・どこまで妹紅がにゾッコンなんですか慧音さん・・・・・
まあともかく、後は明日ユウ達Fクラスメンバーを誘わないとな。Aクラスの方と空はトーマが誘ってくれるから大丈夫だろう。
ただユーセーとにとりを誘えないのが残念だが・・・・特ににとりは泳ぐのが大好きだし。
・・・・と、そうだ。
「慧音さん。もしよければ霖之助さんにも声をかけてくれませんか?そのほうが優子も喜ぶでしょうし」
「そうだな。わかったよ」
よし、霖之助さんは慧音さんに任せておけば大丈夫そうだな。
「当日が楽しみですね響様」
「そうだな。咲夜」
翌日、ユウ達に声をかけたところ皆二つ返事で頷いた。空とAクラスの皆も参加するようだ。
本当に当日が楽しみだ。
咲夜は一体どんな水着を着るのだろうか?
あとがき座談会のコーナー!INバカテス!!
今回のゲストは融麻さんです!
「よろしくお願いします」
はいよろしくお願いします!それでは座談会を進めましょう!
「今回からプールの話なんだが・・・・なんか本編いつもよりも短すぎないか?」
まあ今回は所謂導入部ですからね。仕方が無いですよ。
「そういうものなのかな?まあいいけど」
「それはともかくとして今回初めて私たちが観察処分者としての仕事をしましたね」
「そうだな。今までそんな描写が無かったから正直自分が観察処分者だって事を忘れかけてた」
「僕も」
そんな見も蓋も無いこと言わないでくださいよ・・・・
それよりも今回からプールの話なんですがそのことに対する感想は何か無いんですか?
「咲夜の水着姿が楽しみ」
「妹紅の水着姿が楽しみ」
「ソラの水着姿が楽しみですね」
この人たちは本当にもう・・・・・気持ちはわかりますけど自重してください!
「「「だが断る!!」」」
反省する気0だよ子の人たち!?はあ・・・・もういいですよ。
あ、ちなみにこのプール編で実は女性陣の胸の大きさ比較をするつもりなんですよね。
「また一部の人間を敵に回すようなことを・・・・」
だって読者の中にも気になる方はいると思いますし。
「まあ・・・・少し気になるよね」
「ソラは絶対に上位ですね。というかそうでなければ主を殺しますよ?」
ちょっとぉぉぉぉぉ!!不穏な事言わないでくださいよ融麻さん!
「まあ空は確かにな・・・・・でも咲夜もそれなりのはずだぞ。家ではPADではないんだし」
「妹紅も・・・・結構あるんだよね」
あんたらなんだかんだ言ってめっちゃ食いつきますね。
さて、今回はここで締めにしますか。
それでは・・・・
「「「「次回もまたきてくれ(きてください)!!」」」」
さて、皆の水着考えないとな~。
・・・・・というか全員捌ききれるかな?(登場キャラが多い・・・・)