バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~ 作:shin-Ex-
「・・・・今回の話なんか短くないか?」
・・・・・すんません。スランプです。
「また?最近頻度が多くなってない?」
・・・・正直泣きたいです(泣)
「もう泣いてるじゃねえか・・・・はあ、本編行くぞ」
はい。それでは本編どうぞ。
side 雄二
現在俺たちはベンチに座って休憩している。
のだが・・・・
「・・・・うぅ」
翔子は気分が悪そうにして俺の肩に寄りかかっている。というのも先程までコーヒーカップで翔子やたらと回しすぎたせいだ。
普段ならそこまではしゃぐことはないんだろうが・・・・
「全く・・・だからやりすぎるなって言っただろ」
「・・・・だって・・・雄二と一緒ですごく楽しかったから」
翔子はションボリと顔を伏せる。
・・・・クソッ、一々可愛いな。しかも俺と一緒が嬉しいって・・・・素直に嬉しいと思っちまったじゃねえか。
「・・・・雄二は平気なの?」
「まあ。あれぐらいはな」
・・・・まあ本当は少しクラクラするんだけどな。翔子の前ではあんまり弱みを見せたくなかったからつい強がっちまったな。
「・・・・そう。なら良かった」
翔子はホッとしたように微笑みを浮かべている・・・・まあこの笑顔が見れるなら強がるのも悪くはねえか。
「・・・・そろそろお昼」
「ん?ああ。そうだな」
俺は腕時計で時間を確認して返事を返した。時計に記された時刻は11時50分。丁度昼時だ。意識したら急に腹が減ってきたな。
「それじゃあどっかで飯にするか」
「・・・・・だったら・・・」
「失礼しますお客様」
翔子が何かを言い切る前にユーリが出てきた。
「なんだユーリ?」
「ですから私はフレンです。まあそれはともかく、お客様にはレストランにて豪華なランチを用意してあります」
お?そいつはありがたいな。
「こちらです。付いて来てください」
「わかった。行くぞ翔子」
「・・・・・」
ん?
「どうした翔子?」
「・・・・え?な、なんでもない。それよりもランチ楽しみ」
「そうだな。行こうぜ」
「・・・・うん」
俺は翔子と一緒にユーリについてレストランへと向かった。
・・・・にしても翔子の奴・・・・本当にどうしたんだ?
しばらくしてランチが用意してあるというレストランに着いた。丁度昼時ということもあり、店内は人で賑わっている。ただ・・・・
「・・・・??何あれ?」
「クイズの解答席・・・か?」
レストランの奥にクイズ番組でよく見るような解答席があるのが妙に気になる。
一体何の為に用意されたものなんだ?
「いらっしゃいませ。坂本雄二様、翔子様」
(・・・・気のせいか?覚えのある声が聞こえたきがするんだが・・・)
俺は声のする方に振り向くとそこには・・・・
「・・・・木下姉。まさかお前まで来ているとはな」
ニコニコとなに食わぬ笑顔を浮かべている木下姉(一瞬秀吉に見えたが髪留めの位置と色で違うとわかった)がそこにいた。
「木下姉?それは誰のことでしょうか?」
お前もかよ・・・・というか演技うめえな。流石は秀吉の姉さんといったところか?
(・・・はあ、もう面倒だな。突っ込むのはやめにしよう)
「それではこちらにどうぞ」
「・・・・ああ」
俺は木下姉に席に案内された。
席に案内された俺と翔子は、出された料理に舌づつみを打った。流石にこの規模のテーマパークの食事はレベルが高いな。
「・・・・美味しかった」
「そうだな」
まあ強いて言うならちと量が足りなかったがな。まあ用意してもらったんだから文句は言わねえが。
それにしても・・・・あいつらここでは何も仕掛けてこなかったな。まあそれならそれで構わないが。
『皆様、本日は当パークのプレオープンイベントにご参加いただきありがとうございます』
食後のコーヒーを飲んでいるとそんなアナウンスが聞こえてきた。
(この声は木下姉?・・・・なんだ?なんか嫌な予感がするんだが・・・・)
『なんと本日ですがこの場に結婚を前提に交際を始めようとしている高校生のカップルが3組もいらっしゃっているのです!!』
「ブッ!?」
俺はついコーヒーを吹き出してしまった。
つうか今・・・3組って言ってたがまさか・・・・
『そして当如月グループとしてはそんな3組のカップルを応援するための催しを企画させていただきました!題して『如月グランドパークウェディング体験』プレゼントクイズ~!!』
・・・・・なんだそのあからさまに嫌な予感しかしない名前のイベントはよぉ!
『本企画の内容はいたってシンプル!こちらの出題するクイズで勝利したカップルに弊社が提供する最高級ウェディングプランを体験していただけるというものです!なお希望であればその場で結婚式本番の予約もすることができます』
まじふざけんなおい!
『では参加する三組のカップルは前にどうぞ!』
冗談じゃねえ!そんなクイズ受けてたまるか!つうか公衆の面前で翔子とウェディング体験なんてそんなの超嬉しいじゃねえか!
って違う違う!!思わず本音・・・・じゃねえよ!
(雄二さんは唐突のことで混乱しています by作者)
・・・・と、ともかくそんな恥ずかしい真似なできるわけがねえ!ここはとっととこの場から離脱・・・・
「・・・・行こう雄二」
グイッ!
「イデデデデデ!!待て翔子!どこを引っ張ってる!」
「・・・・・耳」
「それはわかってるんだよ!なんで耳を引っ張ってるかを聞きてえんだよ!」
「・・・・こうしないと雄二は逃げる気がするから」
グッ・・・・お見通しってわけか!
・・・仕方がねえ。
「わかった行く!行くから離してくれ!」
・・・・結局俺はクイズに参加する羽目になってしまった。
「・・・・やっぱり残り二組はお前たちか」
俺は解答席に座っている残りの二組・・・・響と咲夜。明久と妹紅を見て言った。
「・・・・ああ」
「・・・・どうしてこんなことに」
響と明久はガックリと肩を落としながら答えた。隣に座っている咲夜と妹紅も少々うんざりとした表情をしていた。
「・・・・雄二。頑張ろうね」
そんなあいつらに対して翔子はやる気満々といった表情をしている。どうやらこの場で乗り気なのはコイツだけのようだな。
「というかお前ら、嫌ならなんで出てきたんだよ?」
「好きで出てきたんじゃねよ。逃げようとしたらトーマと空に捕まってな・・・・」
「・・・・僕は秀吉と輝夜に捕まったよ」
響と明久は力なく苦笑いを浮かべながら言った。
「・・・・そうか。お前たちも苦労してるんだな」
「「「・・・・・はあ」」」
本当にもう・・・・どうにかならねえのか?
『それでは!これよりクイズ大会を始めます!』
そんな俺たちのブルーな気持ちなどいざ知らずに、クイズが始まってしまった。
・・・・クソッ、こうなったらこのクイズ・・・・絶対に負けてやるぜ!
座談会は作者不調の為今回はお休みいたします。
誠に申し訳ありません。