バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~ 作:shin-Ex-
久しぶりのバカテス投稿!
「なのにスランプっていう・・・・」
「せっかくの新キャラ登場回なのに・・・・」
・・・・マジで済まないと思ってます!
「全く主は・・・・もういい、本編いくぞ」
はい・・・・それでは本編どうぞ。
第73話
「えっ?遊星とにとりが休み?」
HR前に皆で集まっている時に俺は今朝ユーセーから聞いたことを皆に話すと、アキが驚きの声を上げた
他の皆も驚いている様子だ。
「ああ、3週間ほどな」
「3週間も?どういうことだ響?」
ユウが尋ねてきた。
「3週間後にある行事はなんだ?」
「3週間後っていうと・・・・確か強化合宿があるんだったかしら?」
俺の問いかけに輝夜が少し考える素振りをして答える。
「そ。ユーセーとにとりはその強化合宿が行われる卯月高原の施設に行ってるんだと」
「どうしてじゃ?」
「その合宿所で召喚システムを使えるようにするためだ。あの2人は学生だが同時に試験召喚システムの実装・調整に携わってるからな。しかもユーセーは主任、にとりはその補佐だし。婆さんに頼まれたらしい」
まだ学生だっていうのに・・・・二人共マジで凄いよな。特にユーセーは流石は井上グループの御曹司って感じだ。まあ本人は会社を継ぐよりも技術者としてありたいみたいだが。
「ということでユーセーとにとりは合宿まで休み。合宿の時に合流するそうだ」
「そっか・・・・二人も大変なんだね」
「まあそれなりには忙しいらしいな。だが二人共好きでやっていることだから苦にはなってないらしいぞ?」
「そうか。ならいいけど・・・・でも二人共すごいな」
「そうだな。私たちと同い年なのに試験召喚システムの調整ができるなんて・・・」
「それもだけど・・・・さ」
ん?
「どうしたアキ?」
「うん・・・・遊星もにとりも、もう自分のやりたいことを見つけて頑張ってるのがすごいなと思って・・・・僕はまだやりたいことが見つかってないからさ」
・・・・やりたいことか。
「・・・そうだな。あの2人は・・・・私たちよりも大人っていう感じがするな」
「・・・・そうだな」
皆は考え込む仕草を見せた。
考えているのは・・・・きっと自分のやりたいことについて・・・・将来の事についてなんだろう。
(やりたいこと・・・・か。俺は・・・・どうしたいんだろう?)
末っ子・・・それも落ちこぼれ扱いされている俺が仲渡家を継ぐのはまず無理だろうし・・・・そもそも俺は仲渡家の為にありたいと思っているのか?・・・・わからないな。
俺のやりたいことって・・・・・・・何なんだろ?
「お前達、席に着け」
俺たちが考え込んでいると西村先生が教室に入ってきた。どうやらもうHRの時間のようだ。
俺達はひとまず考えるのはやめて自分たちの席に戻った。
「さて、HRに入る前に新しくうちのクラスに入る者を2名紹介する」
新しくうちのクラスに?
「転校生っていうことですか?」
「いや、事情があって今まで登校できなかった生徒だ」
事情か・・・・ユーセー達と同じような理由かな?
・・・・といううちのクラス転入やら復帰やらが多いな。
輝夜に妹紅に遊星、にとり・・・・今日来る二人含めて6人か。
「二人共入ってこい」
西村先生がいうと、二人の生徒が入ってきた。
2人は教卓の前に立って自己紹介を始める。
「鬼島羽羅(きじまうら)だ。訳あって今まで来られなかったがよろしくな」
一人はいかにも豪快そうな男だ。
というかすごくでかいな。ユウよりもでかい。筋肉もあるし・・・体格なら西村先生とタメ張れるな。喧嘩したら負けそう・・・・いや、別にするつもりはないけど。
「私は茨木華扇です。よろしくお願いします」
もう一人は桃色の髪にシニョンキャップかぶった少女だ。なぜか右腕に包帯を巻いている。
けっこう可愛い子だけどFクラスの連中騒がないな・・・・流石に学習したっていうことか?いい傾向だな。
「2人は空いている席についてくれ。それではHRに移るぞ・・・・」
西村先生はHRを始めた。
鬼島に茨木か・・・・どんな奴らかな?
「おい、少しいいか?」
「ん?」
HRが終わって再び皆で集まっていると鬼島が声をかけてきた。近くには茨木もいる。
「お前・・・・仲渡響だな?」
「そうだけど・・・・俺がどうかしたか?」
「・・・ありがとな」
鬼島と茨木は急に頭を下げて礼を言ってきた。
「・・・・え?」
「・・・・響、この二人と知り合いなのか?」
コウが驚いた様子で聞いてきた。他の皆も驚いている。
まあ急に頭下げて礼を言ってきたんだから当然か。
「い、いや、そんなことはないが・・・・とりあえず二人共頭を上げてくれ」
俺がいうと二人共頭を上げてくれた。
それにしても・・・・・俺にはこの二人と関わった記憶が全くない。
だから初対面のはずだけど・・・・・
もしも面識があるとしたら・・・・かなり失礼だな。
「えっと・・・・俺たちどこかで会ったけ?」
俺は恐る恐る二人に聞いた。
「いや、面識はない。だがお前のことは良く萃香から聞いているから知っている」
「私もないですよ」
萃香?萃香って・・・・あの萃香?
「お前達萃香の知り合いなのか?」
「ああ。ちょっとした事情があって一緒に暮らしている」
「私は萃香とは昔からの知り合いなんです」
「なるほどな・・・・それで?さっきの礼は一体・・・・」
「お前に危ないところを助けてくれたと聞いてな。それで礼を言っておくべきだと思った」
危ないところを・・・・あの誘拐事件の時か!
「本当にありがとうね仲渡くん。あなたがいなかったら・・・・・萃香が傷ついていたかもしれないわ」
「全くだ。本当にありがとう」
「いや、そんな礼なんて・・・・あの時は俺もちょっとブッ飛んでたし」
咲夜を傷つけられてキレちまてってたからな・・・・冷静ではあったけど理性がブッ飛んでた時の話だから助けたって実感が・・・・・・他にももっといい方法で助けられたかもしれないし。
「響、あの時は響が助けたっていうのは間違いのない事実なんだから素直にお礼は受け取ってもいいんじゃないかな?」
「明久の言うとおりだ。それに礼を受け取ってもらえない方が相手からしたら気にするぞ?」
アキとユウが俺を諭してきた。
・・・・まあ確かにそうかもな。
「・・・それじゃあ素直にその礼受け取らせてもらうよ。どういたしまして」
「ハハハ!萃香に聞いたとおりの奴だな!」
「本当に・・・面白い人ですね」
2人は笑みを浮かべながら言った。面白いって・・・・萃香は二人に俺のことなんて言ったんだ?まあ悪い気はしないからいいけどさ。
「褒め言葉として受け取っておくよ」
「そっちの二人もいいこと言うな。流石は『長月の修羅』と『悪鬼羅刹』といったところか」
「羽羅・・・・その理論は少しおかしいですよ?」
た、確かに茨木の言うとおりだな・・・・鬼島ってもしかして変わり者?
にしても・・・・
「あ~・・・・・鬼島くんは僕と雄二のこと知ってるの?」
「ああ。仲渡が『長月の黒神』だっていうこともな。いつかやり合いたいとも思っていたし」
鬼島はニヤリと笑みを浮かべながら言った。
・・・・・羽羅はどうやら喧嘩狂のようだな。
「羽羅!もう・・・・あなたは本当に喧嘩好きなんですね・・・」
「ハハハッ!そんなに褒めるな華扇!」
「褒めてないです!」
二人仲いいな~。このやり取りなんかユーリとアリスに近いものがあるな。
まさか・・・・
「鬼島、茨木。二人って付き合ってるのか?」
「なっ!?仲渡くん!い、いきなり何を・・・・///」
茨木は顔を真っ赤にさせた。
「・・・・うん。茨木のその反応で何かもう全部わかった」
「ハハハッ!どうやらバレてしまったようだぞ華扇!その通りだ。俺と華扇は互いに好き合ってるぞ!」
「ちょ!羽羅!」
「別に隠すほどのことでもないだろう。なにより事実だからな。昨日だって俺たちキ・・・」
「わあぁぁぁぁ!!羽羅!何とんでもないこと言おうとしてるの!?」
「ハハハッ!」
茨木はわかりやすく焦った様子を見せた。鬼島はそれを見て満足そうに高笑いを上げている。
随分とまあ仲睦まじいな。
・・・・面白い奴等だ。
「・・・・鬼島、茨木」
俺はちょっと悪いと思ったがイチャついている声をかけた。
「俺のことは萃香から聞いてるみたいだが一応自己紹介しておく。俺は仲渡響。よければ響って呼んでくれ。よろしくな」
「・・・・おう。よろしくな響。俺のことも羽羅って呼んでくれて構わない」
「こちらこそよろしくお願いします。私もことも華扇って呼んでくれていいですから」
2人は握手に応じた。
その後はアキたちも自己紹介して、羽羅と華扇は俺達の友人となった。
あとがき座談会のコーナー!INバカテス!
今回のゲストはもちろん!ティピロスさんが投稿してくださったオリキャラ!鬼島羽羅さんとそのヒロインの茨木華扇さんです!
「おう!よろしくな!」
「よろしくお願いします」
はいよろしくお願いします!早速進めていきましょう。
「まず最初に二人には謝らないとな」
「そうだね。羽羅、華扇・・・・本当にごめんなさい」
「おいおい・・・いきなり何を謝ってるんだ?」
「せっかく二人が登場する話なのに・・・・」
「主がスランプとか・・・・本当に申し訳ない」
・・・・・それに関してはマジですみません(泣)
「そのことですか。別に私は気にしてないですよ」
「俺も別に・・・・気にするなshin!」
華扇さん・・・羽羅さん・・・・ありがとうございます!
「だが実際問題気にしろよ主」
「そうだよ。危機感はちゃんと持ってね」
・・・・了解です。
「他にもまだ言うことあるだろう?」
あ、はい。ティピロスさん・・・・羽羅さんの性格ってうまく表現できていますか?
どうも私はキャラを表現するのが苦手で・・・・応募してくださったキャラは特にそれが顕著なんですよね。
「というかお前華扇のキャラも自信ないだろ?」
・・・・・はい。
「・・・・ティピロスさん、そこのところどうでしょう?遠慮なくズバッと言っていいんで」
・・・・どうか感想をお願いします。
「さて、これでshinの言いたいことは全部か」
ええ、まあ・・・
「それじゃあ俺から聞きたいことがあるんだがいいか?」
なんですか?
「俺は結構喧嘩が強い設定だが・・・・実際作中でどれぐらい強いんだ?」
「羽羅・・・・あなたと言う人は・・・」
「なんだ華扇?」
「・・・・別に。なんでもないです(どうせ言っても無駄でしょうから)」
「そうか」
お答えしましょう。羽羅さんの喧嘩の強さですがこの小説においては以下のようになります
西村先生>>>>(超えられない壁)>>羽羅=幽香>>>響=明久=雄二=ユーリ≧融麻=遊星>秀吉=康太>>>>そこらの不良>>>>宮下
といった感じですね。ついでに主だった主要キャラの喧嘩の強さも出してみました
「羽羅強っ!」
「ま、まさかあの風見先輩と互角だなんて・・・・」
「その風見って先輩はそんなに強いのか?」
「そりゃあもう・・・・USCって呼ばれるほどだもん」
「軽いチートだよな・・・・」
「あの・・・それよりも西村先生の強さについてはツッコミはないんですか?」
「「「あれは当然だから」」」
「そ、そうですか・・・(なんだろう・・・何故か納得してしまう)」
さて、今回はここで締めにしましょう。
それでは・・・・・
「「「「「次回もまたきてくれ(きてください)!!」」」」」