バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~ 作:shin-Ex-
さて!今回から3話にわたってデュエルの話です!本編に入る前に以下の注意点があります。
1.作者のデュエルの能力は正直ヘボい為デュエルの展開が拙いかもしれない
2.執筆に時間がかかるため週に1話しか投稿できない可能性大(他の連載もあるため3話書き終わるのにはかなり時間がかかる)
3.デュエルは基本ご都合主義(つまりはチートドロー)
4.オリカはなし
5.オリジナル口上あり(センスは保証しない)
まあ以上です!それでも読んでくれる人はゆっくりしていってね!
それでは本編どうぞ!
第68話
noside
「・・・・本気で行くぞアキ」
「うん。僕も本気で相手をさせてもらうよ」
テーブルをはさんで二人はにらみ合う。そして・・・・
「「デュエル!!」」
デュエルが始まった。
今日は土曜日、響、咲夜、明久、妹紅、融麻、空、にとりの7人は遊星の家にデュエルをしに来ていた。なぜ遊星の家でかというと遊星とにとりが開発したソリッドビジョンシステム付きのデュエルテーブルがあるからである。ちなみに他の者がいないのはの都合がつかなかったためである。
そしてデュエルは
1回戦
響 VS 明久
2回戦
咲夜 VS 妹紅
3回戦
遊星 VS 融麻
となっている。
ここににとりと空の名がないのは二人のデッキは調整中だからだ。
「俺のターン、ドロー」
先行は響だ。
(手札は・・・・・いい方かな?この後の落ち次第だけど)
「デッキから3枚カードを墓地に送り魔法カード光の援軍を発動!デッキからライトロード・マジシャン ライラを手札に加える!」
『光の援軍』
通常魔法
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送って発動できる。
デッキからレベル4以下の「ライトロード」と
名のついたモンスター1体を手札に加える。
墓地に落ちたカード
『ライトパルサードラゴン』
『神の警告』
『カオス・ソーサラー』
(ライトパルサーが落ちたのは嬉しいがソーサラーと警告が落ちたのはちょっと痛いな。特に警告)
「続いてさっき手札に加えたライラをコストにソーラー・エクスチェンジを発動!デッキから二枚ドローして二枚を墓地に送る!」
『ソーラー・エクスチェンジ』
通常魔法
手札から「ライトロード」と名のついたモンスター1体を捨てて発動できる。
デッキからカードを2枚ドローし、その後自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
墓地に落ちたカード
『サイクロン』
『ブレイクスルー・スキル』
(モンスターは落ちなかったが・・・・まあ問題はないな)
「モンスターをセットしてターンエンドだ」
響 LP 8000
手札 5枚
モンスター 裏守備表示×1
魔法・罠 なし
「僕のターン、ドロー!僕はフォトン・スラッシャーを攻撃表示で特殊召喚!」
『フォトンスラッシャー』
効果モンスター
レベル4 光属性 戦士族
攻2100 守0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に特殊召喚できる。
自分フィールド上にこのカード以外のモンスターが存在する場合、
このカードは攻撃できない。
(普段ならここからエクシーズ召喚につなげるんだけど・・・・・・響のデッキでセットモンスターってほぼ確実にアレなんだよなぁ。仕方がないか)
「バトル!フォトン・スラッシャーで攻撃!」
フォトン・スラッシャーは手に持った剣でセットモンスターに斬りかかる。
「セットモンスターはライトロード・ハンター ライコウだ。効果によりフォトン・スラッシャーを破壊。そしてデッキからカードを3枚墓地に送る」
「やっぱりライコウか!」
『ライトロード・ハンター ライコウ』
効果モンスター
レベル2 光属性 獣族
攻200 守100
リバース:フィールド上のカード1枚を選択して破壊できる。
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
落ちたカード
『大嵐』
『ライトロード・ハンター ライコウ』
『カードガンナー』
現れたライコウがフォトン・スラッシャーに噛み付き、双方ともに破壊された。
(危なかった。エクシーズしなくて正解だった)
明久は響のセットモンスターが予測通りであったため下手に動かなくて良かったと安堵した。
「メイン2で僕はフォトン・クラッシャーを攻撃表示で召喚。カードを1枚伏せてターンエンドだよ」
『フォトン・クラッシャー』
効果モンスター
レベル4 光属性 戦士族
攻2000 守0
このカードは攻撃した場合、ダメージステップ終了時に守備表示になる。
明久 LP 8000
手札 3枚
モンスター フォトン・クラッシャー(攻)
魔法・罠 伏せ×1
「俺のターン、ドロー!」
(コイツは・・・・・よしいけるな)
「俺は墓地からライコウとソーサラーを除外。闇の爆炎をもって仇なすものを焼き尽くせ!ダークフレア・ドラゴンを攻撃表示で特殊召喚!」
響のフィールドに爆炎が起こりその中から黒いドラゴンが現れた。
『ダークフレア・ドラゴン』
効果モンスター
レベル5 闇属性 ドラゴン族
攻2400 守1200
このカードは自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを
1体ずつゲームから除外し、手札から特殊召喚できる。
1ターンに1度、手札とデッキからドラゴン族モンスターを1体ずつ墓地へ送る事で、
自分または相手の墓地のカード1枚を選択してゲームから除外する。
「ダークフレア・ドラゴンの効果発動!手札からもう一枚のダークフレアを、デッキからレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを墓地に送りアキの墓地のフォトン・スラッシャーを除外する!」
「!マズイ!」
ダークフレアの効果が発動され、明久は激しく動揺する。
「明久は随分慌ててるけどそんなに墓地のモンスターを除外されたくなかったのか?」
妹紅は疑問の声を上げた。最近デュエルを始めたばかりである妹紅には明久が動揺している理由がよくわかっていないようだ。
「いえ、違うわ。響様にとって墓地のモンスターを除外するのはオマケよ。狙いは別にあるわ。明久はそれが分かっているから焦っているのよ」
そんな妹紅に咲夜が説明した。
「狙い?」
「見てればわかるわ」
「墓地のライトパルサードラゴンの効果発動!手札から光属性と闇属性のモンスターを墓地に送る!光と闇を糧に甦れ!ライトパルサー・ドラゴンを攻撃表示で特殊召喚!」
墓地に送られた光と闇が渦を産み出し、渦の中から白いドラゴンが現れる。
『ライトパルサー・ドラゴン』
効果モンスター
レベル6 光属性 ドラゴン族
攻2500 守1500
このカードは自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを
1体ずつゲームから除外し、手札から特殊召喚できる。
また、手札の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ墓地へ送り、
このカードを自分の墓地から特殊召喚できる。
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
自分の墓地のドラゴン族・闇属性・レベル5以上の
モンスター1体を選択して特殊召喚できる。
墓地に送ったカード
深淵の暗殺者
魔導雑貨商人
「墓地に送ったカードのうち一枚は深淵の暗殺者だ。よって墓地からライコウを手札に戻す!」
『深淵の暗殺者』
効果モンスター
レベル3/闇属性/悪魔族
攻200 守500
リバース:相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して破壊する。
また、このカードが手札から墓地へ送られた時、
自分の墓地に存在するリバース効果モンスター1体を手札に戻す。
「ブラック・ホール発動!フィールド上に存在する全てのモンスターを破壊する!」
「なっ!?」
響と明久のフィールドにブラック・ホールが覆い、全てのモンスターが渦に飲み込まれたいった。
『ブラック・ホール』
通常魔法
フィールド上のモンスターを全て破壊する。
「ここでブラック・ホール?響の響のフィールドの方がモンスターは多いし攻撃力だって上なのにどうして?」
またしても妹紅が疑問の声を上げる。
「準備が整ってたからね」
「準備?」
「ええ。これは響の得意な戦術です。これが決まれば明久に大打撃を与えられるでしょう」
「墓地に送られたライトパルサー・ドラゴンの効果発動!光消えし時、闇は生まれる。黒鉄を纏いし竜よその咆哮を轟かせよ!レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを特殊召喚!」
ブラック・ホールからライトパルサーの光の線が伸びてきて墓地から黒鉄を身につけた紅い眼の龍・・・・・響のエースモンスターレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンが現れた。
『レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン』
効果モンスター
レベル10 闇属性 ドラゴン族
攻2800 守2400
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在するドラゴン族モンスター1体を
ゲームから除外し、手札から特殊召喚できる。
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に手札または自分の墓地から
「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外の
ドラゴン族モンスター1体を特殊召喚できる。
「ア、アハハ・・・・やっぱりレダメ(汗)」
「レダメの効果発動!1ターンに一度手札か墓地からドラゴン族モンスターを特殊召喚する!俺が召喚するのはダークフレア・ドラゴン!」
レダメが咆哮をあげ、それに応えるかのように墓地からダークフレアが再び姿を現した。
「さらに墓地のライトパルサー・ドラゴンの効果を再び発動!手札の光属性、闇属性のモンスターを墓地に送りライトパルサードラゴンを特殊召喚する!」
墓地に送ったカード
ネクロ・ガードナー
ライトロード・ハンター ライコウ
響のフィールドに3体のドラゴンが並んだ。
「う、うわぁ・・・・・」
その光景を見て明久は苦笑いを浮かべる。あまりのことにもはや笑みさえ浮かんできてしまったようだ。
「バトル!ライトパルサーでダイレクトアタック!ショックウェーブ・パルス!」
ライトパルサーから光糸が明久に向かって放たれる。
「クッ!!罠カード発動!聖なるバリア -ミラーフォース-!効果により響のフィールド上の攻撃表示のモンスターを全て破壊する!」
鏡状の盾が明久を覆い、光糸を跳ね返す。跳ね返された光糸は響のフィールドのモンスターを襲い、破壊した。
聖なるバリア -ミラーフォース-
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールド上に攻撃表示で存在するモンスターを全て破壊する。
「ミラフォが仕事した!」
「・・・・妹紅、あなたいきなり何を言っているの?」
「いや、明久にミラフォが発動した時にはこう言うのが決まりだって・・・・」
「まあ間違ってはいないけどな~」
「ミラフォって伏せたらだいたい割られるからな」
それがミラフォの宿命である(かく言う私もよくミラフォは割られます、逆に相手のミラフォを割ることも多いです by作者)
「とはいえ仕事したといっても今回は微々たるものですけどね」
「そうね」
「破壊されたライトパルサーの効果発動!墓地から再びレダメを特殊召喚する!」
再び墓地からレダメが蘇った。
「そしてレダメでダイレクトアタック!ダークネスメタルフレア!」
「クッ!!」
レダメから放たれる黒炎が明久を包み込みダメージを与える。
明久
LP 8000→5200
「メイン2、レダメの効果によりライトパルサーを墓地から攻撃表示で特殊召喚してターンエンド」
響 LP 8000
手札 0枚
モンスター ライトパルサー・ドラゴン(攻)
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン(攻)
魔法・罠 なし
「流石は『カオス・ドラゴン』って感じだな~。展開力がすごいぞ~」
「そうだね。やっぱり一ターン目でライトパルサーが落ちたのが大きかったかな」
「『カオス・ドラゴン』の展開にはライトパルサーが欠かせませんからね」
「レダメも直ぐに墓地に落とせたのも大きかったな」
「レダメとライトパルサーか・・・・・・この二体が並ぶとものすごく厄介そうだな」
にとり、空、融麻、遊星、妹紅はデュエルの内容に感心していた。
「でも響様もあまりいい状況ではないですね」
そんな中咲夜は響の心配をしていた
「え?どういうことだ咲夜?」
咲夜の言葉にに妹紅が反応を示した。
「今の展開で響様の手札が0になったからこの後、明久が反撃に打って出てきたら対処できないのよ」
「なるほど。そういうことか」
「しかも明久はドロー運が結構強いから・・・・・ここから響様が逆転される可能性は十分にあるわね」
「僕のターン、ドロー!よしっ!僕は魔法カードトレード・インを発動!手札から銀河眼の光子竜を墓地に送ってカードを二枚ドロー!」
『トレード・イン』
通常魔法
手札からレベル8モンスター1体を捨てて発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。
「手札から二枚目のフォトン・スラッシャーを特殊召喚!そして銀河零式発動!墓地からフォトン・クラッシャーを攻撃表示で特殊召喚する!
『銀河零式』
装備魔法
自分の墓地の「フォトン」または「ギャラクシー」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側攻撃表示で特殊召喚し、このカードを装備する。
装備モンスターは効果を発動できず、攻撃もできない。
装備モンスターがバトルフェイズ中に破壊される場合、代わりにこのカードを破壊できる。
このカードがフィールド上から離れた時、装備していたモンスターの攻撃力は0になる。
「銀河零式」は1ターンに1枚しか発動できない。
「二体のフォトンモンスターでオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!輝光帝ギャラクシオン!」
フォトン・クラッシャーとフォトン・スラッシャーは光となって渦を形成した。そしてその渦から二つの剣を持った戦士が現れた。
『輝光帝ギャラクシオン』
エクシーズ・効果モンスター
ランク4 光属性 戦士族
攻2000 守2100
「フォトン」と名のついたレベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を2つまで取り除いて発動できる。
この効果を発動するために取り除いたエクシーズ素材の数によって以下の効果を適用する。
●1つ:手札から「銀河眼の光子竜」1体を特殊召喚する。
●2つ:デッキから「銀河眼の光子竜」1体を特殊召喚する。
「オーバーレイユニットを二つ取り除いて輝光帝ギャラクシオンの効果発動!輝ける銀河をその目に秘めし竜よ!その覇光をもって薙ぎ払え!銀河眼の光子竜!」
フィールドに眩い光を放つ赤い十字架が出現した。そして十字架の光が収まると同時に一体の竜が現れた。
『銀河眼の光子竜』
効果モンスター
レベル8 光属性 ドラゴン族
攻3000 守2500
このカードは自分フィールド上に存在する
攻撃力2000以上のモンスター2体をリリースし、
手札から特殊召喚する事ができる。
このカードが相手モンスターと戦闘を行うバトルステップ時、
その相手モンスター1体とこのカードをゲームから除外する事ができる。
この効果で除外したモンスターは、バトルフェイズ終了時にフィールド上に戻る。
この効果でゲームから除外したモンスターがエクシーズモンスターだった場合、
このカードの攻撃力は、そのエクシーズモンスターを
ゲームから除外した時のエクシーズ素材の数×500ポイントアップする。
「出たなアキのエース」
「まだ終わりじゃない!僕は手札から銀河騎士を妥協召喚!効果により攻撃力は1000ポイントダウン。そして墓地から銀河眼の光子竜を守備表示で特殊召喚する!」
白い騎士が現れ、天に剣をかざすと空から二体目の銀河眼が出現した。
『銀河騎士』
効果モンスター
レベル8 光属性 戦士族
攻2800 守2600
自分フィールド上に「フォトン」または「ギャラクシー」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードはリリースなしで召喚できる。
この方法で召喚に成功した時、
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで1000ポイントダウンし、
自分の墓地の「銀河眼の光子竜」1体を選択して表側守備表示で特殊召喚する。
「そして手札から銀河遠征発動!効果によりデッキから二体目の銀河騎士を守備表示で特殊召喚する!」
『銀河遠征』
通常魔法
自分フィールド上に「フォトン」または「ギャラクシー」と名のついた
レベル5以上のモンスターが存在する場合に発動できる。
デッキから「フォトン」または「ギャラクシー」と名のついた
レベル5以上のモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する。
「銀河遠征」は1ターンに1枚しか発動できない。
「二体の銀河騎士と守備表示の銀河眼でオーバーレイ!3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!開放せしは銀河の力!光の竜よ全てを超える力を示せ!来い!超銀河眼の光子龍!!」
大きな光の渦から紅い光を纏った3つ頭を持つ龍が出現した。
『超銀河眼の光子龍』
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/光属性/ドラゴン族/攻4500/守3000
レベル8モンスター×3
「銀河眼の光子竜」を素材としてこのカードがエクシーズ召喚に成功した時、
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在するカードの効果を無効にする。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールド上のエクシーズ素材を全て取り除き、
このターンこのカードの攻撃力は取り除いた数×500ポイントアップする。
さらに、このターンこのカードは取り除いた数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
「こ、攻撃力4500?凄い」
「出たわね。明久の切り札」
「明久はよくあんな重いモンスター出せるな~」
「いくら『銀河フォトン』でもやっぱり少し出しにくいモンスターだもんね」
「まあその分出たら厄介この上ないモンスターですが」
「これは・・・・少し響にとってマズイ状況だな」
「超銀河眼の効果発動!銀河眼を素材としてエクシーズ召喚に成功したときこのカード以外の表側表示のカードの効果を無効にする!フォトン・ハウリング!」
超銀河眼が咆哮をあげフィールドのモンスターの能力を封じた。
「バトル!超銀河眼でライトパルサーに攻撃!アルティメット・フォトン・ストリーム!」
「墓地のネクロ・ガードナーの効果発動!ネクロ・ガードナーを除外して超銀河眼の攻撃を無効にする!」
墓地から白い長髪の戦士がライトパルサーの前に現れ盾となった。
『ネクロ・ガードナー』
効果モンスター
レベル3 闇属性 戦士族
攻600 守1300
相手のターン中に、墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。
このターン、相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする。
「クッ!なら次だ!銀河眼でライトパルサーを攻撃!破滅のフォトン・ストリーム!」
銀河眼から放たれるブレスがライトパルサーを飲み込みライトパルサーは消滅した。
響
LP 8000→7500
「ライトパルサーの効果発動!墓地からダークフレアを特殊召喚する!」
ライトパルサーが消滅した後にダークフレアが出現した。
「僕はこれでターンエンドだ」
明久 LP 5200
手札 0枚
モンスター 超銀河眼の光子龍(攻)
銀河眼の光子竜(攻)
輝光帝ギャラクシオン(守)
魔法・罠 なし
「形成が逆転したね」
「そうだな。LPでは響の方が上だがフィールドは明久の方が圧倒している」
「レダメの効果が無効になってなかったら墓地から二体目のダークフレアを特殊召喚してエクシーズ召喚ができて逆転もできるけどな~」
「しかも響の手札は0ですからね。これは絶望的です」
「ってことはこのまま明久が勝つのか?」
「それはわからないわ。デュエルは最後までどうなるのかわからない。厳しい状況ではあるけれど響様が逆転できる可能性は十分に残っているわ」
(さて・・・・・これは非常にマズイ状況だな。俺のフィールドには超銀河眼はおろか銀河眼を対処できるモンスターはいない。しかも手札も0だ)
状況は響にとって絶望的だった。ここから逆転できる可能性は限りなく低い。だが・・・・・
(でも諦めるわけにはいかない。このドローに賭ける。頼む俺のデッキ、応えてくれ)
「俺のターンドロー!」
響が引いたカードは・・・・・
「俺は貪欲な壺を発動!墓地から5体のモンスターをデッキに加えてシャッフル!そしてデッキからカードを二枚ドローする!」
貪欲な壺だった。手札のない響にとってはこれは非常に嬉しい。
『貪欲な壺』
通常魔法
自分の墓地のモンスター5体を選択して発動できる。
選択したモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。
その後、デッキからカードを2枚ドローする。
戻したモンスター
ライトロード・マジシャン ライラ
ライトロード・ハンター ライコウ
カード・ガンナー
深淵の暗殺者
魔導雑貨商人
「(頼む!)デッキから二枚ドロー!」
響はデッキから二枚カードを引いた。
(!このカードは・・・・・)
「・・・・・アキ。このデュエル俺の勝ちだ!」
「え?」
響は勝利宣言した。その発言に明久は呆気にとられる。
「俺は墓地のライトパルサーとダークフレアを除外!混沌の力を刃に宿し、世界を切り開け!カオス・ソルジャー-開闢の使者-!!」
「ここでカオス・ソルジャー!?」
交わりあった光と闇が混沌とした空間を形成し、中から剣と盾を持った戦士が現れる。
『カオス・ソルジャー-開闢の使者-』
効果モンスター
レベル8 光属性 戦士族
攻3000 守2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ
ゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●フィールド上のモンスター1体を選択してゲームから除外する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
●このカードの攻撃によって相手モンスターを破壊した場合、
もう1度だけ続けて攻撃できる。
(マズイ!これじゃあ超銀河眼が除外され・・・・)
「バトル!カオス・ソルジャーで超銀河眼に攻撃!」
「・・・・え?」
「攻撃力が低いモンスターで超銀河眼に攻撃?響は何を考えているんだ?」
「「「「「・・・・・・・・」」」」」
「あれ?どうしたんだ皆?なんで黙り込んでるんだ?」
「いや、その~・・・・なんていうか」
「少し明久が不憫でな」
「そうだね」
「本当にあれはえげつないですからね」
「えげつない?どういうことだ?」
「響様の手札、まだ一枚残ってるでしょ?」
「ああ。あれがどうかしたのか?」
「ええ。あれは多分、というより確実に・・・・・・」
「ダメージステップ時に手札のオネストの効果発動!」
「「「「やっぱりオネストか!!」」」」
妹紅を除く全員の声がハモった。
「え?オネスト?」
『オネスト』
効果モンスター
レベル4 光属性 天使族
攻1100 守1900
自分のメインフェイズ時に、フィールド上に表側表示で存在する
このカードを手札に戻す事ができる。
また、自分フィールド上の光属性モンスターが
戦闘を行うダメージステップ時にこのカードを手札から墓地へ送る事で、
エンドフェイズ時までそのモンスターの攻撃力は、
戦闘を行う相手モンスターの攻撃力の数値分アップする。
「オネストの効果でカオス・ソルジャーの攻撃力は超銀河眼の攻撃力分上昇する!」
カオス・ソルジャーの背に翼が生え、手にした剣は激しく輝きだした。
カオス・ソルジャー-開闢の使者-
攻撃力 3000→7500
「やれカオス・ソルジャー!開闢烈光斬」
明久
LP 5200→2200
オネストの効果により攻撃力を7500まで高めたカオス・ソルジャーの斬撃によって超銀河眼は破壊される。そして・・・・・
「カオス・ソルジャーの効果発動!戦闘でモンスターを破壊したとき続けてもう一度攻撃できる!銀河眼に攻撃!時空突刃・開闢烈光斬!」
カオス・ソルジャーは自身の効果により銀河眼に追撃を仕掛ける。銀河眼の効果を使えばこの戦闘は回避できる。だが銀河眼の効果は超銀河眼によって無効化されている。すなわちこの攻撃を凌ぐ術は明久にはない。
明久
LP2200→0
銀河眼はカオス・ソルジャーの刃によって倒れ伏す。そしてこの戦闘によって明久のLPはゼロになった。
「よしっ!俺の勝ちだ!」
勝利した響は拳を握り締めガッツポーズを取る。
「あ~あ負けちゃったか。いけると思ったんだけどな~」
対して負けた明久は頭を垂れてがっかりした様子だ。
「というよりあそこで貪欲引いて、さらにそこからカオス・ソルジャーとオネスト引くってどんなドロー運してるの?」
「それはこっちのセリフだ。あの状況で超銀河眼出すとか悍ましすぎる。どんなチートドローだよ」
「「「「「いや、どっちも人のこと言えないから」」」」」
デュエルを観戦していた5人は響と明久にツッコミを入れた。
「それは・・・・・まああまり否定はできないかもな。でもユーせーは突っ込んじゃダメだと思う」
「「それは確かに」」
響の言葉に咲夜とにとりがツッコミを入れる。この3人は知っているのだ。遊星のドロー運がもうチートとかそういうレベルではないということに。
「まあそれはさて置き、次は咲夜と妹紅の番だな」
「頑張ってね妹紅」
「ああ!咲夜!私は始めたばっかだけど手加減するなよ?」
「もちろんよ」
咲夜と妹紅はデュエルするべくテーブルにデッキをセットした。
あとがき!座談会のコーナー!INバカテス特別編!!
さて、今回からデュエルの話なので座談会では使用されたデッキの紹介をします。ということで今回デュエルした響さん、明久さん!デッキの紹介ヨロシク!
「わかった。まずは俺のデッキの紹介からだ」
響のデッキ
『カオス・ドラゴン』
モンスター
ライトパルサー・ドラゴン×2
ダークフレア・ドラゴン×2
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン×1
カオス・ソルジャー-開闢の使者-×1
カオス・ソーサラー×1
ダーク・アームド・ドラゴン×1
冥府の使者ゴーズ×1
トラゴエディア×1
ライトロード・ハンター ライコウ×3
ライトロード・マジシャン ライラ×2
ライオウ×2
エフェクト・ヴェーラー×2
オネスト×1
魔導雑貨商人×1
魔界発現世行きデスガイド×2
ネクロ・ガードナー×1
深淵の暗殺者×1
カードガンナー×2
魔法
死者蘇生×1
サイクロン×3
大嵐×1
ブラック・ホール×1
貪欲な壺×1
ソーラー・エクスチェンジ×2
光の援軍×1
罠
神の警告×1
ブレイクスルー・スキル×2
「これが俺のデッキだ。罠カードを少なめにしてモンスターの割合を多くしている。戦術としては序盤で墓地にモンスターを送って墓地にモンスターが溜まったら展開して一気に攻めるという感じだ」
「攻撃力は結構高いけど罠が少ない分防御にまわるともろいんだよね」
「確かにな。それに事故りやすいし、事故ったら何もできずに負ける可能性が高い」
ちなみに響さんのこのデッキは私のメインデッキです。勝率は・・・・・微妙ですけど。さて、続いては明久さんのデッキ紹介です。
「僕のデッキはこれだよ」
明久のデッキ
『銀河フォトン』
銀河眼の光子竜×3
銀河騎士×2
フォトン・スレイヤー×2
フォトン・スラッシャー×3
フォトン・クラッシャー×2
フォトン・サテライト×3
銀河の魔導師×2
エフェクト・ヴェーラー×2
召喚僧サモンプリースト×1
オネスト×1
魔法
サイクロン×2
死者蘇生×1
ブラック・ホール×1
トレード・イン×3
フォトン・サンクチュアリ×2
銀河遠征×2
銀河零式×2
罠
聖なるバリア-ミラーフォース-×1
神の宣告×1
神の警告×1
奈落の落とし穴×1
トラップ・スタン×2
「これが僕のデッキだよ。とにかく銀河眼と超銀河眼でゴリ押しするデッキかな?回ると速攻で決まるけど事故ると目も当てられない状況になるね」
「このデッキも主のデッキの一つなんだよな」
ええそうですよ。とにかく超銀河眼でビートしたくて組んだんですが・・・・
「どうしたの?」
いえね?私がこのデッキ使うとなぜか・・・・・・プレアデスで無双することが多いんですよね(汗)
「「『銀河フォトン』なのに・・・・・」
まあ勝つための戦術としてはそれが一番でしたので・・・・若干アレな気持ちになりますけど。
「ま、まあそれはともかくとして、これが俺とアキのデッキだ」
「基本主のデッキをそのまま使ってるから僕達のタクティクスは主のタクティクスってことになるね」
なのでデッキの作りははっきり言って甘いところがありますね!
「自信満々に言うなよ・・・・・」
このデッキに意見や言いたいことがある人は遠慮せずに言ってくださいね!
さて、今回はここで締めましょう!それでは・・・・・
「「「次回もまたきてくれ(きてください)!!」」」