バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~   作:shin-Ex-

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第47話!

祝!お気に入り件数300件突破!

いや~とうとうこの小説のお気に入り件数が300件を突破しましたよ!本当にもう感謝感激です!

「正直小説を書き始めた時は不可能と思っていたもんな」

ですね。私にとってお気に入り300件は夢のまた夢でしたから。ですがその夢が叶いました!本当に嬉しいです!これからも頑張っていきたいですね!

「そうだな。ただ・・・・・・それなのに今回の話は・・・・」

言わんといてください。ちゃんとわかってますから・・・・・・短いということは。

「・・・・・マジで頑張れよ?」

・・・・・はい。

「さて、気を取り直して本編行くぞ」

了解です。それでは本編どうぞ!




第47話

side 響

 

「「ただいま~」」

 

召喚大会の3回戦を終えて、俺とアキは教室に戻ってきた。え?いきなり話が飛んだって?それはまあ気にするな。話すことがあまりなかったんだ。

 

「お帰り。随分早かっな」

 

出迎えた妹紅が言った。

 

「うん。まあね」

 

「対戦相手はあんまり強くなかったからな」

 

三回戦の相手は3年の生徒だったようだがお世辞にも操作技術が高いというわけではなかったからな。一、二回戦に比べてかなり楽勝だった(なので描写しません by作者)。

 

「それよりもお客は戻ってきたようだな」

 

「ああ。これもユーセーとにとりのおかげだ」

 

「そうだね」

 

ユーセーとにとりはうちで出している食べ物を試食用として持って校内を歩き回ってくれた。その宣伝のおかげでお客さんが戻ってきたのだ。二人には感謝だな。もちろん常夏に謝罪をさせた風見先輩にもだ。

 

「ところで妹紅・・・・・康太は一体何をやっているの?」

 

「・・・・・見たままだ」

 

二人はコウの方を見て言った。そのコウはというと・・・・

 

チクチクチクチク

 

「わぁ~、すっごく早いです!」

 

「このお兄さん凄い」

 

もの凄い高速で裁縫をしている。

 

「・・・・一体何で裁縫なんてしてんだ?」

 

「ああ。葉月ちゃん達が私達がきているチャイナ服を自分も着たいといいだしてな。それを聞いた康太が凄い勢いでチャイナ服を作り始めたんだ」

 

・・・・・コウよ。女の子の願いだからといって頑張りすぎだろ。

 

「・・・・・できた」

 

「もう出来たのか!?」

 

「す、凄い」

 

そうこうしている間に康太はあっという間に4人分のチャイナ服を作り上げた。というかいくらなんでも早すぎる。萃香とチルノが普通に驚いてるぞ。裁縫の能力なら咲夜並だな。

 

「さ、さてそれじゃあ厨房に戻るか」

 

「そ、そうだね」

 

俺とアキは今見た光景に唖然としながらも早いところ仕事に戻らなければならないと思い厨房に向かおうとした。

 

「ちょっと待ってくれ」

 

そんな俺とアキをユウが引き止めた。

 

「なんだユウ?」

 

「二人はしばらくホールを担当してくれないか?」

 

「え?どうして」

 

「客が戻りつつあるといってもまだ完全ではないからな。集客のために二人にホールに回って欲しいんだ。二人は人気があるからな。幸い今は作りおきが結構あるし」

 

「・・・・・それって俺とアキに客寄せパンダになれってことか?」

 

「まあ端的に言えばそうなるな」

 

・・・・・・はあ、まあお客さんを引き戻すためだ仕方ない。

 

「わかった、やるよ。アキもやるよな?」

 

「うん。いいよ」

 

「すまないな。頼んだぞ」

 

こうして俺とアキはしばらくホールで働くことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうぞ。こちら烏龍茶と杏仁豆腐になります」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「それではごゆっくり(ニコ)」

 

「はうっ///」

 

・・・・ふう。大分お客さんが戻ってきたな。むしろ前よりも多くなってる気がする。俺とアキがホールで仕事するのってそんな効果あるのか?まあそれだけじゃなくて・・・・

 

「「「「いらっしゃいませ(です)!」」」」

 

チルノ達のおかげでもあるんだろうけどな。チルノ達は自分たちもなにか手伝いたいと言ってきたので入口で看板娘になってもらっている。チャイナ服姿の小さな女の子が挨拶する姿は健気で微笑ましくお客さんを引き寄せるようだ。ただまあ少し危ない目で見てくる奴等もいるが。しかもお客さんでだけじゃなくて身内(FFF団)にもいるし。そういう奴等がチルノ達に危ないことをしないようにしっかりと俺達で見張っておかないとな。

 

「響」

 

「ん?なんだヒデ」

 

「康太からの伝言じゃ。茶葉がなくなったから持ってきて欲しいらしい」

 

「わかった。すぐに持ってくるよ」

 

俺は茶葉のストックを取りに倉庫がわりに使っている空き教室へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(茶葉茶葉っと・・・・やべどれだけ持ってくのか聞くの忘れた。どうするかな)

 

どれだけ茶葉を持っていこうか考えていると

 

「おい」

 

「ん?」

 

声がする方に振り返るとそこには数人の男がいた。それもいかにも柄の悪そうなヤンキーっぽい奴等だ。

 

「あ~すみません。ここは関係者以外立ち入り禁止となっておりますので出てもらえませんか?」

 

「そうはいかねえ。お前は仲渡響だな」

 

「・・・・・そうですけど。それがなにか?」

 

「てめえに恨みはねえが・・・ちょっとおとなしくしてもらうぜ!」

 

ビュッ!

 

男の内一人が俺に殴りかかってきた。

 

「っと」

 

俺はそれを躱す。

 

「・・・・恨みがないならなぜ殴りかかってくるんですか?」

 

「頼めれたんだよ。お前を吉井明久って奴をおとなしくするようにってな」

 

・・・・・なるほど。多方竹原さんが差し向けた奴らってところか。めんどくさいことしてくれるな。

 

「つうわけでとっととくたばってくれよな。そうすりゃあお互い楽だからよ」

 

そう言って連中は詰め寄ってくる。ガチでめんどくせえ。

 

ガラッ

 

「響。康太が茶葉の他に胡麻と餡子も持ってきて欲しいって」

 

タイミングがいいのか悪いのか。アキも部屋に入ってきた。

 

「ん?こいつ吉井明久じゃねえか?」

 

「本当か?そいつはちょうどいいな。手間が省けた」

 

アキを見て連中はニヤニヤと嫌な笑みを浮かべた。

 

「え?響、これって一体どういう状況?」

 

アキ訳が分からず首をかしげる。

 

「詳しいことは後で話す。とりあえず今は手を貸せ」

 

「うん。わかった」

 

さて、それじゃあ・・・・

 

「おいあんたら」

 

「なんだよ?言っておくがやめてくれっていうのはきかねえぞ。こっちにも事情ってもんがあるからな」

 

事情ねぇ。大方金で雇われたんだろうな。

 

「さっき俺とアキをおとなしくするって言ってた?それはつまり俺達をボコるってことだよな?」

 

「ああ。そうだぜ」

 

「そうか。それを聞いて安心したよ。つまり今から俺とアキがすることは・・・・・正当防衛ってことになるからな」

 

「「「「・・・・・え?」」」」

 

「やるぞアキ」

 

「了解」

 

さて、手短にぱっぱと終わらせるか。

 

 

 

 

 

 

~1分後~

 

 

 

 

 

「お、覚えてろよ!!」

 

「てめえらの顔忘れねえからな!!」

 

「夜道に気をつけろよ!!」

 

「ご丁寧にどうも。俺は覚える気ないんで。速攻で忘れますね」

 

「「「クソ~!!」」」

 

ボロボロになった連中は捨て台詞を吐いて走り去っていった。

 

「響。あれはなんだったの?」

 

「多分竹原の差金だ。俺達が召喚大会に出られないようにするつもりだったんだろう。迷惑極まりない」

 

「そっか・・・・・本当にあの人はろくな事しないね。観察処分者の件にしてもそうだったし」

 

・・・・・観察処分者の

 

「・・・・・なあアキ」

 

「ん?何?」

 

「お前さ、あの時の・・・・」

 

「明久、響」

 

「あ、雄二。どうしたの?」

 

「どうしたのじゃない。取りに行くのにいったいどれだけかかってるんだよ」

 

「・・・・・あ、ごめん。ちょっと色々あってね。今持っていくから。行こう響」

 

「・・・・・・ああ。そうだな」

 

俺達は茶葉と胡麻、餡子を持って教室へと戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局聞けなかったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アキは観察処分者の件で俺を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恨んでいないのかどうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「響。そろそろ4回戦だよ」

 

「ん?もうそんな時間か。んじゃいくか」

 

「そうだね」

 

俺達は召喚大会に出るために教室を出ようとする。すると・・・・・

 

「明久お兄ちゃんどこかに行っちゃうんですか?」

 

葉月ちゃんがアキに声をかけてきた。

 

「うん。ちょっと行かなきゃいけないところがあるんだ」

 

「うぅ・・・・行っちゃ嫌です」

 

葉月ちゃんは少し涙目になって言う。

 

「葉月ちゃん。無理を言っちゃだめだよ。明久は今から大事な用があるから」

 

そんな葉月ちゃんに対して妹紅はが優しい声で言う。

 

「妹紅お姉ちゃん・・・・・わかったです」

 

妹紅に言われて葉月ちゃんは納得してくれた。どうやらこの短い間で葉月ちゃんは妹紅にかなり懐いたらしい。同じ明久が好き同士で気があったのだろう。

 

「それじゃあ行ってくるね。妹紅、葉月ちゃん」

 

「行ってらっしゃいです!」

 

「行ってらっしゃい。頑張れよ!」

 

「うん!」

 

アキは二人に力強く返事をした。さて、4回戦の相手はあいつらだ。おそらくここが正念場になる。気合入れていかないとな。




あとがき座談会のコーナー!INバカテス!

今回はゲストなしで響さんと明久さんのふたりで進めていきます!

「さて主、早速聞きたいことがあるんだがいいか?」

はいなんですか?

「前回の話と今回の話はいつもより少し短いようだがどうしてだ?」

うっ、これはいきなり痛いところをついてきますね。

「痛いところ?どういうことなの?」

え~と・・・・そのですね?前回と今回の話が短いのは・・・・・単純にネタが思いつかなかったからです。最近色々と忙しくてネタを考える余裕がないんですよね。

「だったら話自体をもっと進めればいいんじゃあないか?」

そうしようとも思ったのですが、そうすると今度は話を切るタイミングがつかめなくて長くなってしまうんですよ。そうなると更新ペースが大幅に遅れるので仕方なしに少し短めにして投稿しているんです。

「なるほど。そういうことか」

なんとかしようと思っているんですがね・・・・・本当に余裕がないのでこれからもこういうことがあるかもしれません。読者の皆さんはどうかご了承ください。

「それじゃあ次の質問いいかな?」

はいどうぞ。

「響は観察処分者の件で僕が恨んでるんじゃないかって思ってるみたいだけど、一体何があったの?どうして響は僕が恨んでるだなんて思ってるのかな?」

あ~それですか・・・・・それに関してはまだ言えませんね。

「どうして?」

それに関してはもう少ししたある場面で触れることになっているんですよ。それまではどうしても教えることができないんです。だから待っていてください。

「そっか。わかった。そういうことなら待ってるよ」

助かります。さて、それでは少し短いですがここで締めましょう。

「本編に続いてあとがきまで短いのかよ・・・・・」

そこはその・・・・・・本当に申し訳ないです。ま、まあ気を取り直して、それでは・・・・・




「「「次回もまたきてくれ(きてください)!!」」」

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