バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~ 作:shin-Ex-
早速ですが皆さんにお知らせがあります。
「またか。ランキングについてのことか?」
いえ、そっちじゃあありません。お知らせというのは今現在私は仕事がとてつもなく忙しい状況なので更新ペースが遅れるかもしれないプラス文章が若干荒れるかもしれないというものです。
「そんなに忙しいのか?」
はい。毎日ショートするほど頭を使っていて、プラス土曜日も出勤しているという状況ですからね。中々体力的にも精神的にもキテるんですよ。
「それは大変だな。大丈夫なのか?」
・・・・・はっきり言って微妙です。今も頭が痛いですし・・・・・
「そ、そうか。無理はしないようにな」
はい。心配していただきありがとうございます。さて、それではそろそろ本編にいきましょう。
「そうだな。それでは本編どうぞ」
side 優子
「よし、問題もあらかた解けたし。そろそろ探しに行きましょ」
私は同じチームの二人に向かっていった。
「そうね」
「うん」
チームの内一人はアリス。そしてもう一人は凍堂涼香(とうどう すずか)さんだ。
凍堂さんはおなじAクラスの子腰のあたりまである長い銀髪が特徴的な女の子。私は彼女とは一年の時同じクラスで何度か話したことがある。恥ずかしがり屋で少し暗い印象があるけど可愛らしくてすごくいい子よ。・・・・・・って、私は一体誰に説明してるのかしら?
「木下さん?私を見つめてどうしたんですか?」
凍堂さんは自分を見つめている私に向かって小首をかしげて聞いてきた。
「なんでもないわ。それと私のことは優子でいいわよ」
「私も。アリスって呼んでくれる?」
「あ・・・・・うんじゃあそう呼ぶね、優子ちゃん、アリスちゃん。私のことも涼香でいいよ?」
彼女は少し恥ずかしそうに顔を赤くしてそう言った。
「ええ、わかったわ涼香」
私が名前を呼ぶと涼香は嬉しそうに微笑んだ。・・・・・涼香の笑顔は女の私でもドキッとするほどの破壊力ね。
「それじゃあ行きましょ。優子、涼香」
「ええ(うん)」
アリスに言われて私達は賞品を手に入れるために問題が指し示す場所に向かう。
問題をもとに私たちがたどり着いたのは文月学園の購買部『香霖堂』の前だった。
「ここに賞品があるはずよ」
「それじゃあ入りましょ」
「はい」
私達は購買部に入った。
「おや?お客さんかな」
中には一人の男性がいた。
「えっと、確か森近さんでしたっけ?」
「うん、そうだよ。それで?何をお求めかな?」
「いえ、私達はお客じゃなです。ここには賞品を探しに来たんです」
「賞品?」
森近さんは考える素振りをした。
「ああ。そういえば今日はオリエンテーリング大会がある日だったね」
「はい。それでここに賞品があるみたいなので来ました」
「ここにって・・・・学園長、僕に何も言わずに勝手に隠したのか」
どうやら森近さんは購買部に賞品が隠されていることを知らなかったようね。
「森近さん。賞品を探してもいいですか?」
アリスが森近さんに聞いた。まあ流石に勝手に購買部の中を探し回るのは失礼だから妥当な判断ね。
「構わないよ。ただし店の物を傷つけないように気をつけて探してくれ、それと今日は僕と君たち以外に誰もここに来ていないから賞品はまだあるはずだよ。頑張って探してね」
「ありがとうございます。それじゃあ探しましょ」
「「ええ(うん)」」
森近さんに許可をもらって私達は賞品を探し始める。それにしても・・・・・
(色々売ってるのね)
私は辺りを見渡して私はそう思った。一般的な購買部で売っている文房具やパンなどの食べ物はもちろん本や雑貨、なども売っている。しかもそれぞれ種類が多い。他の学校ではどうだかよく知らないけど文月学園より品揃えが充実している購買部はないんじゃないかしら?
(前から思ってたけど・・・・・この学校ってお金の掛けすぎじゃない?)
文月学園はとにかく設備が充実している。Aクラスの教室がその最たる例ね。・・・・・・まあFクラスみたいにお金が全くと言っていいほどかかってないところもあるけど。
「・・・・あ、あった」
そんなことを考えながら探していると賞品の引き換え券の入ったカプセルが見つかった。少し高い棚の上に置いてある。
「ん・・・・・」
私は背伸びをしてカプセルに向かって手を伸ばした。
「もう少し・・・・・・よし取れ・・・・あっ!」
なんとか手が届きカプセルを手に入れることができた。しかしバランスを崩してしまい体がよろめく。
「!!」
私は倒れると思い思わず目を閉じる。しかし、いつまで経っても地面にぶつかる衝撃が来なかった。その代わり何か暖かい感触がする。何があったのかと思い目を開けるとそこには
「ふう、どうにか間に合った」
目を開けるとそこには森近さんがいた。森近さんは倒れそうになった私を支えてくれたようだ。
「大丈夫かい?」
「は、はい。ありがとうございます、森近さん」
「気にしなくていいよ。君に怪我がなくて良かった」
森近さんは私に向かって微笑んでそう言った。
「!!」
私はそんな森近さんの顔を間近見た瞬間、自分の鼓動が早くなるのを感じた。
(な、何?どうしてこんなにドキドキするの?それに凄く熱い)
自分のことなのによくわからない。自分がどうしてしまったのかわからない。
「顔が赤いけど・・・・・・もしかして気分が悪い?」
「だ、だだだ大丈夫です!」
私は自分でわかるほど明らかに動揺しながら応えた。
「そうかい?ならいいんだけど」
森近さんはそう言いながら私から手を離した。
「あっ・・・・・」
「どうしたの?」
「いえ!な、なんでもないです!」
森近さんが手を離したとき少し残念な気持ちになった。どうしてだろう?
(本当に私どうしちゃったんだろう・・・・・)
森近さんが離れても私の動悸はしばらく収まらなかった。
side アリス
「えっと、アリスちゃん。もしかして優子ちゃん」
「ええ。多分涼香の思ってるとおりよ」
十中八九優子は森近さんに惚れたわね。まあ森近さんは容姿はいいし優しそうだし、なによりあんな風に助けられたら惚れてしまっても仕方がないわね。
(これは皆に報告ね)
私は皆にこのことを話すと決めた。きっと響を中心に皆全力で応援することになるわね。
side 響
久しぶりの俺視点だな。俺主人公なのに二話丸々出番がないって・・・・・・まあ別にいいんだが。さて、メタい話はここまでにして現状を説明しよう(それも微妙にメタいですよ by主)。今は放課後。オリエンテーリング大会が終わり皆で成果を報告し合うために集まっていた。結果は皆手に入れた賞品は3つ。Fクラスの俺達がこれだけ取れたのだから上等だろう。
「結構楽しかったね」
「そうだな。授業を受けるよりずっといい」
「同感ね」
「・・・・・(コク)」
どうやら皆楽しめたようだ。俺も楽しかったし、中々いい催し物だったな。と、そういえば・・・・
「ユウ、ちょっといいか?」
「ん?なんだ響」
「ああ。これをお前にやろうと思ってな」
俺はユウに黒い腕輪を渡した。
「なんだ?これは」
「シークレットアイテムらしい」
「シークレットアイテム?」
「ああ。ユーセー、にとり説明頼む」
俺はユーセーとにとりに説明を頼んだ。二人はこの腕輪の開発に携わっていたみたいだからな。
「わかった。それは黒金の腕輪というものだ」
「黒金の腕輪?」
「それは試召戦争に使える腕輪だぞ~」
「黒金の腕輪は教師の立会がなくても召喚フィールドを張ることができるアイテムだ」
「召喚フィールドを!?」
「うん。ただフィールドは通常のものより狭くなるし黒金の腕輪を使っている本人は召喚獣を出せないっていう欠点があるけどな~」
まあそれでも便利であることには変わりないがな。うまく使えば戦争でかなり有利になるし。
「コイツはいいな。でもなんでこれを俺に渡すんだ?」
「ああ。色々考えてみたんだが、その腕輪を一番うまく使えそうなのはユウだと思ったからな。だからお前に渡す」
「そうか。ならありがたくもらっておこう」
ユウは腕輪を受け取った。その後は解散となり皆家へと帰っていった。
あとがき座談会のコーナー!INバカテス!
本日のゲストは香霖堂の店主!森近霖之助さんです!
「よろしくね」
はい、よろしくお願いします!
「ようやく霖之助さんがゲストに来たか。初登場からもう一ヶ月近くも経っているぞ」
初登場以来なかなか登場する機会がなかったですからね。正直申し訳ないと思います。
「気にする必要はないよ。購買部の店主っていう立場的になかなか話の中心に出しにくいっていうのはわかってたからね。出番があるってだけでもありがたいよ。それに正直今回もゲストには呼ばれないと思っていたからね」
「今回は応募キャラが出てましたしね」
「そうだね。正直彼女の方がゲストに呼ばれると思ったよ」
まあ私もそうしようと思っていましたけど今回の話のメインは森近さんと優子さんの馴れ初めですからね。ここはやはり森近さんを呼ばなければと思いました。
「それは嬉しいけど・・・・・せっかく応募してくれた子なんだから簡単でも紹介をしたらどうだい?」
そうですね。それでは簡単にですが紹介します。今回登場した凍堂涼香さんは弧狗狸さんに応募してい頂いたキャラです!今回彼女を出した理由はは正直に言うと優子さんとアリスさんとチームになる人が思いつかなかったからです(汗)。ですが彼女には今後のある話でキーパーソンになっていただく予定です。
「キーパーソン?」
ええ。彼女の存在がある一人の男性を救うことになります。これ以上は詳しく言えませんが。
「そうか、それなら聞かないでおこう」
そうしていただくとありがたいです。さて、それでは今回の座談会の本題に入りましょう!ズバリ霖之助さん!優子さんのことをどう思いますか?
「どうと言われても・・・・・まだ会ったばかりだからね。正直に言うと恋愛感情はこの段階ではまだ持っていないね。ただ素直に彼女は可愛いと思うよ。好みか好みじゃないかで聞かれたら間違いなく僕の好みのタイプだし」
「・・・・・結構はっきり言うんですね」
「そうかな?僕は思った通りに言っただけだよ。それにしても、東方とバカテスのクロス小説は最近結構見るようになったけど僕と優子さんのカップリングはここが初じゃないかな?」
まあおそらくそうでしょうね。
「どうしてこの二人をカップルにしようと思ったんだ?」
う~ん、なんでと言われましても・・・・・まあ正直に言ってしまいますと他でなさそうだったからですね。書いてみたら面白いかなって思ったのが一番の理由です。
「なんか結構適当なような気が・・・・・」
まあ二次創作の小説なんてそんなものなんじゃないですかね?よくわかりませんが。
「まあそれでいいんじゃあないか?この小説って皆に読んでもらうためっていうのはもちろんだがお前が楽しむために書いてるんだろ?だったらお前の好きに書けばいいんじゃないか?」
「そうだね。そのおかげで僕も出番ができたんだからそれでいいのかもね」
そう言っていただけると幸いです。さて、それじゃあそろそろ締めますか。それでは・・・・・
「「「次回もまたきてください(きてくれ)!!」」」