バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~   作:shin-Ex-

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第34話!

さて!本編に行く前に皆さんにお知らせがあります!

「お知らせ?なんだ?」

今回と次回のオリエンテーションの話が終わるとようやく清涼祭編に入るんですけどその前におまけとしてある企画をやろうと思うんですよ。

「ある企画?」

はい!題して『響き渡るなんでもランキング!!』です!このコーナーでいろいろなランキングを発表したいと思います!そこで読者の皆さんにランキングにして欲しいことを募集したいと思います!

「ランキングにして欲しいことをか・・・・・応募されたものは全部やるのか?」

いえ、流石に応募が多かったら全部やるのは無理ですね。だからくじか何かで三つか四つくらい選ぶつもりです。

「そうか・・・・ちなみに応募がなかったらどうするんだ?」

まあその時は自分で考えますから問題はありません。ただこの小説は読者のみなさんと作っていく小説にしたいと思いますので応募があったらすごく嬉しいです。ですので差し支えないのならどうか応募してください。

「読者の皆。どうかよろしくな。それじゃあ主、お知らせも終わったしそろそろ本編いくぞ」

はい!それでは本編どうぞ!












あ、言い忘れていましたけど今回響さんの出番全くありませんから。

「え?」



第34話

side 輝夜

 

「唸れ!ストライカー・シグマⅤ!!」

 

コロコロコロ・・・・・・・

 

明久高々と叫んで鉛筆を転がした。

 

「よし、わかった!x軸652、y座標237、z座標は5!ここに賞品が「ある訳ねえだろ!」痛っ!」

 

雄二が明久の頭に拳をいれた。

 

「いきなり何するんだよ雄二!」

 

「それはこっちのセリフだバカ!何で鉛筆転がして問題解いてんだよ!」

 

「やだなあ雄二。これは鉛筆じゃなくて数学専用選択問題解答ツール『ストライカー・シグマⅤ』だよ」

 

「何だその頭悪そうなネーミングは!そんなもん転がしてる隙があったら真面目に問題解け!」

 

「何言ってるのさ雄二。僕はいたって真面目だよ」

 

「余計たち悪いわ!というか今お前が言った場所は思い切り空中だぞ!そんなところに賞品があるか!」

 

「なっ!?まさか・・・・・問題が間違ってる?」

 

「答えが間違ってるんだよ!」

 

「そんな馬鹿な!『ストライカー・シグマⅤ』の正答率は響と咲夜も認めてるんだよ!」

 

「マジかよ!?」

 

私の目の前で明久と雄二は言い争いをしている。

 

(・・・・・・頭が痛いわ)

 

その光景を見た私はそう思わずにはいられなかった。本当にこの二人は何をやっているのかしら。

 

「あれ?どうしたの輝夜?頭押させて」

 

「気分が悪いのか?辛いなら無理しないですぐに保健室に行った方がいいぞ」

 

頭を抑えている私を見て二人が心配そうに声をかけてきた。

 

「私は大丈夫よ。それよりも問題をときましょ。早くしないと賞品がなくなるわ」

 

「うん・・・・・でも本当に大丈夫なの輝夜?」

 

明久は大丈夫だと言っているにもかかわらずにまだ心配そうな顔をしている。

 

「大丈夫だって言ってるでしょ?心配しすぎよ」

 

というか頭が痛くなった原因の9割以上が明久が原因だし。

 

「そっか。わかったよ。でも無理はしないでね。気分が悪くなったらすぐに言ってね」

 

明久はいまだに心配そうな顔をしている。響の言うとおり本当にいい意味でお人好しな人のようね。・・・・・・きっと、そんな明久だからこそ妹紅を・・・・・

 

「さて、それじゃあさっさと問題を解こう」

 

「「うん(ええ)」」

 

私達は賞品を手に入れるために問題を解き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「二人とも!あったよ!」

 

「本当か!?」

 

「やったわね」

 

数十分後。解いた問題をもとに訪れた場所で私達は賞品の引換券の入ったカプセルを見つけた。というか・・・・・

 

「まさかあの鉛筆の答えがほぼあっていたとはな・・・・」

 

そう。ここは明久が鉛筆を使って解いた問題が指し示す場所だった。まさかあの鉛筆がz座標以外の答えをたたき出すなんて・・・・・

 

「だから言ったでしょ!『ストライカー・シグマⅤ』の正答率は高いって!凄いでしょ!」

 

「・・・・・信じてるお前の方が凄い」

 

「・・・・・・全くね」

 

ある意味羨ましいほど単純ね。

 

「それより中身は何だ?」

 

「ええっと・・・・フィーとノインとアインの限定ストラップだって」

 

ストラップか・・・・

 

「正直あまり興味がないわね」

 

「俺もだな」

 

結構人気があるみたいだけど私には必要ない。それよりも演劇のペアチケットが欲しい。そうすれば秀吉とふたりきりで・・・・・・・

 

「ん?どうした輝夜。顔が赤いぞ」

 

「大丈夫?やっぱり輝夜体調が悪いんじゃないの?」

 

「っ!な、何でもないわ!気にしないで!」

 

まさか秀吉とふたりきりになるのを想像している顔が赤くなるなんて。不覚だわ。ここに妹紅がいたら絶対に何か言われていたわね。

 

「そう?ならいいけど・・・・・」

 

良かった。どうにか誤魔化せたようね。

 

「ところでこの賞品なんだけど・・・・・僕がもらっていい?」

 

明久がおずおずと聞いてきた。

 

「なんだ明久。お前そんなもんが欲しいのか?」

 

「いや僕がっていうか・・・・・妹紅にあげたいんだよね」

 

「妹紅に?」

 

「うん。妹紅ってこういう可愛いものが結構好きみたいだからね。プレゼントしたいんだ」

 

「なるほどな。そういうことならいいぞ。それはお前にやる」

 

「本当?ありがとう雄二」

 

明久は嬉しそうな顔をした。そこまで妹紅に・・・・・

 

「・・・・ねえ明久」

 

「なに、輝夜?」

 

「・・・・・正直に答えて。あなたにとって妹紅はどういう存在?」

 

「えっ?」

 

「・・・・・永琳から聞いたわ。あなたが妹紅を・・・・・絶望から救ってくれたって」

 

大切な家族を失って妹紅は変わってしまったら・し・い・。それこそ見る影もないほどに。

 

「・・・・・私にはできなかった。妹紅を救うことが。それどころか妹紅に会うことすらできなかった。・・・・会うのが怖かったから」

 

「輝夜・・・・・」

 

「妹紅を救いたかった。でも・・・・・妹紅とどう接すればいいのかがわからなかった。だから・・・・妹紅と会うのが怖かった」

 

普段は言い争ったり、喧嘩ばかりしているけど妹紅は間違いなく私にとって大切な存在だった。だからこそ・・・・・・変わってしまった妹紅と接するのを恐れて会うことを避けていた。

 

「あなたは妹紅を救ってくれた。そのことは感謝してるわ。でも・・・・・・なぜあなたは妹紅にそこまでするの?あなたにとって妹紅はなに?」

 

私はずっと気になっていたことを聞いた。明久が妹紅を救ったと聞いた時からずっと気になっていたこと。妹紅は明久にとってどういう存在なのか。・・・・・・明久もかつての妹紅の友人のように妹紅を裏切り、傷つけるのかどうか。

 

「妹紅は・・・・僕にとって大切な人だよ。誰よりも。何よりも大切だ」

 

「・・・・それを今ここで証明することはできる?」

 

「僕はバカだから。どうすれば証明になるのか正直わからない。でもこれだけは言える。僕は望んで妹紅を傷つけたりはしない。妹紅の為なら・・・・・たとえどんなことだってする」

 

そう言う明久の目には強い決意が宿っていた。

 

「・・・・言葉だけならいくらでも言えるわね」

 

それでも私は敢えて疑うようなことを口にする。明久の真意を知るために。

 

「・・・・・わかってるよ。口にするだけじゃあなんの証明にならないってことぐらい。だから・・・・雄二」

 

「なんだ?」

 

「もし僕が妹紅を傷つけたときは・・・・・僕を殴ってくれ。それこそ顔の形が変わるぐらいにやってくれて構わない」

 

「なっ!?」

 

明久、あんた何言ってるのよ!?

 

「・・・・・いいのか?明久」

 

「うん。頼むよ雄二」

 

「・・・・わかった。その時は容赦なく本気でお前をボコる。響たちにも手伝ってもらってな」

 

響たちもって・・・・

 

「ちょっと待って!自分で言っておいてなんだけどいくらなんでもそこまでやることないでしょ!」

 

いくらなんでもやりすぎだ。私はそんなことを望んだわけじゃあない。私はただ妹紅をこれ以上苦しませたくないだけなのに。

 

「いいんだよ。僕にとって妹紅を傷つけるっていうのはそれくらいのことだから」

 

「でも!」

 

「よせ。他でもない本人が言ってんだ。これ以上口を出すな。それに俺は明久をボコるつもりはねえ」

 

「え?」

 

「俺は知ってるからな。明久が好き好んで自分から誰かを傷つけるような奴じゃねえって。というか明久にはそんなことするの不可能だ。なにせ明久は『最高のお人好しバカ』だからな」

 

雄二はまるで自分のことのように誇らしげに言った。

 

「・・・・ねえ雄二。それって褒めてるの?貶してるの?」

 

「まあ一応褒めてるな。一応」

 

「一応って何!?」

 

「一応は一応だ。わからないなら辞書で調べておけ」

 

「一応の意味くらい知ってるよ!」

 

二人は何故か言い争いを始めた。その姿は・・・・まるで私ともこうのように見えた。・・・・・そっか。あんな約束したのはお互いを信じているからなんだ。明久は雄二を、雄二は明久を信じている。この二人だけじゃない。響も康太も秀吉も、そして・・・・・妹紅も心の底から信じているんだ。だったら・・・・

 

「・・・・・明久」

 

「何?」

 

「・・・・・妹紅を傷つけたら承知しないわよ」

 

「・・・・うん。僕は絶対に妹紅を傷つけない。妹紅を守ってみせる」

 

「・・・・・そう。わかったわ」

 

私も明久を信じよう。皆が・・・・・妹紅が信じるように。

 

「それじゃあその賞品は明久に譲るわ。ちゃんと妹紅に渡すのよ」

 

「うん。わかってるよ!」

 

明久は眩しいほどの笑顔でそう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 妹紅

 

「「覚悟しなさい(してください)藤原(さん)!」」

 

私達の目の前には殺気だった姫路と島田がいた(ついでに須川も)。

 

「・・・・・・苦労しているな妹紅」

 

「・・・・・・心中察する」

 

同じ班の遊星と康太は私に同情の視線を向けてきた。

 

「・・・・・・・もう慣れた」

 

この2人は明久だけでなく私にもよくちょっかいを掛けてきたり睨んできたりしている。おそらく・・・・・というか間違いなく自分達は響達がいるから明久に近づけないのに私はほとんどいつも明久の側にいるのが気に入らないのだろう。まあいちいち相手をしていたら面倒なので私はほとんど無視しているが。ちなみに今このふたりが私に殺気を向けているのは私康太と遊星に譲ってもらった新作ゲームの引き換え券を明久にプレゼントすると言ったのを聞いたからだ。大方そんなことをすれば私と明久の仲がより親密になると思ったのだろう。

 

「その引き換え券を渡しなさい!そうすれば見逃してあげるわ!」

 

・・・・・これってどう考えてもカツアゲだよな?

 

「いい加減にしろ。お前たちのやってることは脅しだぞ?」

 

「・・・・・・迷惑極まりない」

 

遊星と康太は二人にはっきりと言った。

 

「そう、わかったわ。だったら力づくで私てもらうわ!瑞樹!須川!」

 

「はい!」

 

「お、俺も!?」

 

「「サモン!!」」

 

「サ、サモン!」

 

Fクラス 島田美波 姫路瑞樹 須川亮

物理   55点   323点   47点

 

三人は私から賞品を奪うために召喚獣を出してきた。・・・・・というか須川いたんだ。

 

「はあ・・・・・妹紅、康太、下がっていてくれ。俺がやる」

 

「え?でも・・・・」

 

「大丈夫だ。俺ひとりで十分だからな」

 

遊星は自信満々な様子で言った。

 

「なんですって!?」

 

「やれるものならやってみてください!」

 

島田と姫路は遊星の発言に激怒し、明らかに冷静さを失っていることがわかる。

 

「ああ。そうさせてもらおう。サモン!」

 

遊星は召喚獣を出した。遊星の召喚獣は黒いシャツに青い上着を着ており、手には武器であろうスパナを持っている。そして点数は・・・・・

 

Fクラス 井上遊星

物理   684点

 

「「「え?」」」

 

三人を圧倒していた。

 

「一瞬で決めさせてもらう!『星屑幻影(スターダスト・ミラージュ)』!!」

 

Fクラス 井上遊星

物理   584点

 

遊星が腕輪を発動すると遊星の召喚獣が5体に増えた。

 

「しょ、召喚獣が増えたですって!?」

 

「驚いている暇なんてないぞ?いけ!」

 

遊星の5体の召喚獣は高速で島田たちの召喚獣に突っ込み同時に攻撃を繰り出した。

 

Fクラス 島田美波 須川亮

物理    DEAD  DEAD 

 

攻撃を受けて点数の低かった島田と須川の召喚獣は一瞬で戦死した。

 

「「そ、そんな!?」」

 

「う・・・・負けません!」

 

姫路の召喚獣は大剣を振るう。しかし遊星の5体の召喚獣は軽々と躱してかすりもしない。

 

「これで終わりだ」

 

遊星は5体の召喚獣で同時に攻撃し姫路の召喚獣を畳み掛ける。そして・・・・

 

 

Fクラス 姫路瑞希

物理    DEAD

 

姫路の召喚獣もあっさりと戦死した。

 

「戦死者は補習!」

 

「「いやああああぁぁぁぁ!!」」

 

「そんなあああああぁぁぁぁぁぁ!!」

 

遊星に戦死させられ、3人は西村先生に補修室へと連れていかれた。なんというか・・・・・今回ばかりは須川を不憫に感じるな。あいつ巻き添えになっただけだし。

 

「・・・・・お疲れ。遊星」

 

「これくらいたいしたことないさ」

 

遊星は何事もないといった感じで答えた。

 

「悪かったな遊星。面倒事を押し付けるようなことになって」

 

「気にするな。悪いのはあの二人なんだからな。それにしても・・・・・・あの二人は本当に明久のことが好きなのか?あんな行動をとったら明久が離れていくとなぜ思わない?」

 

遊星は額に手を当てて呆れたふうに言った。遊星の言うとおりだな。少し考えればわかるのになんであんなことするんだ?

 

「・・・・・・あの二人は明久の優しさを利用している」

 

「え?」

 

「どういうことだ?」

 

「・・・・・明久は優しい奴だ。だからよほどのことがない限り大抵のことは許す。そしてあの二人はそんな明久の優しさを利用している。自分たちが何をしても明久は許してくれると思っているんだろう」

 

「あのふたりは・・・・・・・もうどうしようもないな」

 

「・・・・・・ああ。たとえ明久に許されたとしても明久に好かれるはずがない。それがわかっていない時点でもうあの二人に先はない。それにあんなことをすれば明久が許しても俺達は許さない」

 

「そうだな。少なくとも俺は友人を傷つけようとする奴を許さない」

 

遊星と康太は二人に対しての怒りをあらわにしている。そんな中私は・・・・

 

「・・・・・・・」

 

「どうした妹紅?黙り込んで」

 

「・・・・・・私もあの二人と同じかもしれない」

 

「・・・・・どういうことだ?」

 

「私も・・・・明久の優しさを利用している。私は・・・・・明久に救われた。明久が一緒にいてくれるから私はまた笑えるようになったし、明久と一緒にいたらすごく心が安らぐ。でも・・・・・それは明久を利用しているんじゃないかって思う。私は・・・・自分のために明久を利用しているんじゃないかって・・・・あの二人と同じなんじゃないかって」

 

だとしたら私に明久と一緒にいる資格なんて・・・・ない。

 

「・・・・・妹紅それは違う」

 

「え?」

 

「・・・・・妹紅は明久を利用してなんかいない」

 

「康太の言うとおりだ。妹紅は明久の優しさを利用してなんかいないしあの二人と同じなんかじゃない」

 

「でも私は・・・・」

 

「・・・・・妹紅。お前は明久を傷つけるようなことをしたいと思うか?」

 

「!そんなこと思うわけ無いだろ!」

 

「・・・・それが答えだ」

 

「え?」

 

「・・・・妹紅は自分勝手な理由で明久を傷つけたりしない。むしろいつだって明久の身を案じて心配している。そこがあの二人と決定的に違っている」

 

「それに明久と一緒にいることが楽しいから明久を利用しているなんて大きな間違いだ。俺だってにとりと一緒にいるのは楽しいし安らぐ。だがそれはにとりを利用しているからじゃないと断言できる。にとりが俺にとって大切な存在だから一緒にいて楽しいし安らぐんだ。それは利用しているというのとは違うんじゃあないか?」

 

「・・・・・・・」

 

「・・・・・妹紅お前は不安に感じすぎている。そんなに後ろ向きに物事を考えていたら損をする。なにより・・・・そんな不安な顔をしていたら明久が心配する。妹紅は明久を心配させたいのか?」

 

「・・・・・そんなことない」

 

明久の心配そうな顔なんて見たくない。明久には・・・・笑っていて欲しい。

 

「ならもうそんなことを考えるな。お前は明久を利用なんてしていないんだからな」

 

「・・・・うん」

 

遊星と康太に諭されて私は気持ちが軽くなるのを感じた。

 

「二人とも、ありがとな。おかげで少し楽になった」

 

「・・・・・気にするな」

 

「俺たちは仲間なんだ。助けるのは当然だろう?」

 

・・・・・仲間か。

 

「・・・・・・・ああ!そうだな!」

 

私は仲間だと言われて心の底から嬉しい気持ちになった。




あとがき座談会のコーナー!INバカテス!

本日のゲストは藤原妹紅さんと蓬莱山輝夜さんのお二人です!

「よろしくな」

「よろしく」

はいよろしくお願いします!それでは早速進めて行きましょう!

「今回はそれぞれのカップリング意外との絡みだったな」

「そうだな」

「私が明久とあそこまで話をすることになるなんて全く思わなかったわ」

まあそうでしょうね。この手の小説では自分のお相手となる方以外の異性との絡みがあるっていうのはなかなか見ませんですから珍しいかもしれません。

「確かにそうかもな」

「でもどうして絡ませようと思ったの?」

それはお相手となる人物以外の異性もきちんと友人として接しているということを示したかったからですね。この小説のサブテーマのひとつは『絆』ですからそういうところを大切にしたかったんです。

「なるほど。そういうことか」

はい。今後もこういった絡みはできるだけ入れていきたいなあと思っています。

「そう。まあそれはいいんだけど・・・・・その絡みが結構シリアスだった気がするんだが」

「確かに。そうだったな」

「特に妹紅なんてどっちの話でも中心だったしな」

まあそれは思いついてしまったからとしか言い様がありませんね。妹紅さんについては設定が設定ですからどうしても少し暗いネタを多めに思いついてしまうんですよ。

「そのせいで私原作と結構かけ離れていってしまってる気がするんだが・・・・・」

「そうね。原作の妹紅ってここまでマイナス思考じゃあなかった気がするわ」

・・・・・・そこについては本当に申し訳ないと思います。

「一体お前の中で妹紅ってどういうキャラなんだよ。お前が書いてる東方の小説の妹紅ともなんか性格が違うし」

う~ん・・・・正直私にとってもそこはわからなくなってきてしまったんですよね。

「どういうことだ?」

色々な二次創作を見てきたせいかいまいち東方のキャラって定まっていないんですよ。特に妹紅さんはそれが顕著に出ているかもしれません。二次創作で見る妹紅さんの生い立ちやら生き方には色々思うところがありましたので。

「そうなのか?」

ええ。気になるのでしたら色々見てみたらどうです?

「そうだな。そうするか」

「ああ」

「そうね」

さて、それじゃあそろそろ締めましょう。それでは・・・・・




「「「「次回もまたきてください(きてくれ)(きなさい)!!」」」」


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