バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~ 作:shin-Ex-
「それは確か5D'sの・・・・・なぜここでそのセリフを出すんだ?」
そんなの決まってるじゃないですか!・・・・・・今回はついに二人目の応募キャラクターが出るからですよ!
「そうか!とうとう二人目か!でもそれとさっきのセリフどう関係しているんだ?」
それは本編を読めばわかりますよ!ということで本編に行きましょう!
「わかった。それでは本編どうぞ」
side 響
「おはよう」
「おはよう、皆」
「うむ、おはようなのじゃ」
「・・・・・おはよう」
いつもどおりの時間に学校に登校すると既に皆来ていた。そんな中・・・・
「う~ん・・・・・」
何やら雄二は卓袱台に置いてある紙を見て考え込んでいる。
「雄二、何考え込んでるの?」
「ん?ああ、ちょっとな」
「これって昨日ユウに渡した一昨日受けた試験の結果だよな?それがどうかしたのか?」
「ああ。少し問題があってな。皆も見てくれ」
ユウに言われて皆試験の結果が書かれた紙に目を通した。
吉井明久
現代国語 古典
167点 88点
現代社会 日本史
206点 486点
世界史 保健体育
431点 233点
数学 物理
214点 151点
化学 英語
147点 364点
総合
2487点
仲渡響
現代国語 古典
358点 145点
現代社会 日本史
366点 155点
世界史 保健体育
124点 374点
数学 物理
688点 413点
化学 英語
421点 466点
総合
3510点
坂本雄二
現代国語 古典
224点 262点
現代社会 日本史
205点 254点
世界史 保健体育
133点 341点
数学 物理
382点 202点
化学 英語
351点 136点
総合
2490点
土屋康太
現代国語 古典
141点 72点
現代社会 日本史
156点 183点
世界史 保健体育
165点 689点
数学 物理
176点 122点
化学 英語
129点 171点
総合
2004点
木下秀吉
現代国語 古典
245点 477点
現代社会 日本史
145点 322点
世界史 保健体育
286点 141点
数学 物理
103点 105点
化学 英語
67点 121点
総合
2012点
藤原妹紅
現代国語 古典
428点 461点
現代社会 日本史
254点 532点
世界史 保健体育
147点 187点
数学 物理
124点 211点
化学 英語
64点 112点
総合
2520点
蓬莱山輝夜
現代国語 古典
214点 531点
現代社会 日本史
187点 466点
世界史 保健体育
144点 432点
数学 物理
155点 78点
化学 英語
74点 244点
総合
2525点
皆点数が上がっているようだな。だが・・・・・
「ふむ・・・・皆結構点数が取れておるの」
「・・・・・最低でもBクラス並みの点数」
「特に日本史と古典が皆上がってるね。これも妹紅と輝夜が教えてくれたおかげだね」
「そんなことない。皆が頑張った結果だ。でも・・・・・まさか輝夜に負けるなんて」
「まあ当然ね。私が妹紅に負けるはずないわ」
「む・・・・・たったの5点だろ。次は私が大差で勝つ」
「やれるものならやってみなさい」
アキ、ヒデ、コウは以前よりも点数が上がったことに満足しているようだ。妹紅と輝夜はお互い次は負けないと火花を散らしているな。本当にこの二人はいい仲しているな。
「ねえ雄二。これのどこが問題なの?みんな点数は上がってるし妹紅も輝夜もAクラス並みの点数なんだよ?」
「ああ。確かに点数は上がっている。だが問題はそこじゃあないんだ」
「どういうことじゃ?」
ヒデはわからないらしく首をかしげた。他の皆もわかっていないようだ。
「・・・・・その問題は理系科目のことだな」
「ああ、そうだ。さすが響。気がついたか」
やはりそうか。
「理系科目?どういうことだ?」
妹紅はまだ分かっていないらしく聞いてきた。他のみんなもわかっていないみたいだ。
「今回の試験の結果は確かに全体的に見れば点数は上がっている。だが上がったのはほとんど文系・・・・特に日本史と古典で理系科目の伸びはあまりよくないんだよ」
そう。妹紅、輝夜が日本史と古典を教えてくれるおかげでこの二教科は皆大きく上がっている。しかし理系科目は教えられる人間がほとんどいないのであまり点数が伸びなかったのだ。
「そう言われてみれば・・・・・」
「響と雄二以外300点越えしてる奴はいないな」
まあ後はここには載っていないけど姫路さんも理数科目は300点超えているがな。それでもFクラス内では3人しかいない。
「今後Aクラスと再戦するまでの間で試召戦争を全くしないとは限らない。もしその時理系科目で攻められたらいくら響がいても正直キツイ。何とかして対策を立てないとな」
「どうするの?」
「まあ地道に勉強するしかないな。ただこれは俺の考えだが理系科目は暗記系とは違って問題を解くこと自体に慣れる必要があるから点数が上がるのには少し時間がかかると思う」
もちろん理系科目の中にも暗記系はあるが計算の方がずっと多い。計算の仕方とかどの式をどこで使うのかとかを理解する必要があるから慣れるまでなかなか点数が上がらないんだよな。
「地道にやるしかないってことか。点数が上がる前に試召戦争をやることにならないように祈っとこう」
「だな」
「お前たち、席に着け。ホームルームを始めるぞ」
今後の方針が大まかに方針が決まった時に西村先生が教室に来た。俺たちは西村先生の言うとおりに自分の席(卓袱台)に着いた。
「さて、ホームルームを始める前に今日からこのクラス来ることになった生徒が二名いる」
今日からこのクラスで?
「転校生ですか?」
「いや違う。事情があって今まで来れなかった生徒だ」
「男子ですか?女子ですか?」
「一人は男子で・・・・」
「「「「チッ!!」」」」
一人が男だと分かってFクラスの連中は舌打ちをし、
「もうひとりは女子だ」
「「「「いよっしゃああああああ!」」」」
もう一人が女子だとわかると歓喜の声を上げた。こいつらは・・・・妹紅と輝夜の時といい本当にわかりやすいな。西村先生も呆れた顔をしている。
「今から自己紹介してもらう。二人共入って来い」
「「失礼します」」
西村先生に呼ばれて二人の・・・・・・見知った男女が教室に入ってきた。
「ユーセー!?にとり!?」
教室に入ってきたのは俺の友人の井上遊星(いのうえゆうせい)と河城にとりだった。俺は二人の友人の姿を見て思わず声を上げ立ち上がってしまった。
「響!?」
「えっ、ウソッ!?」
「「「なんでFクラスに!?」」」
俺たちはお互いがFクラスにいることに驚いた。
「仲渡、話はホームルームのあとにして座れ。。井上と河城は自己紹介しろ」
「「「はい。わかりました」」」
西村先生に注意されたので俺はおとなしく座った。二人も自己紹介のため教卓の前に立った。
「井上遊星だ。今日からこのクラスで世話になる。よろしく頼む」
まずはユーセーが自己紹介をした。まあ名前以外はほとんど言っていなかったがな。Fクラスの連中もユーセーにあまり興味がないらしく大してリアクションをとらない。ただ・・・・
「河城にとりだぞ~。よろしくな~」
「「「「よろしくぅぅぅぅぅぅ!!」」」」
「ひゅい!?」
にとりの時は無駄にでかいリアクションをとった。正直ウザイな。にとりも突然のことにビビっている。
「またしても女子がキターーーーー!」
「モロ俺の好みだ!」
「今度こそ俺が河城さんを彼女に・・・・」
「いいや!河城さんを彼女にするのは俺だ!」
「お前なんかの彼女になるわけないだろ!俺の彼女にする!」
「いいや!俺だ!」
「「「「俺と付き合ってください!」」」」
・・・・・・妹紅と輝夜の時も同じこと言ってたなこいつら。学習しないのか?まあ・・・・・
「えっと・・・・私には好きな人がいるから無理だぞ~」
「「「「ちっくしょぉぉぉぉぉ!」」」」
フラれるのは目に見えてたがな。にとりはユーセー一筋だし。ちなみに・・・・・・
「・・・・・・・」
そのユーセーは機嫌が悪そうだ。まあユーセーもにとり一筋だからな。Fクラスの連中の発言にイラっときたのだろう。
「2人とも空いてる席に座れ。これでホームルームは終わりだ。真面目に授業を受けるように」
ホームルームを終えて西村先生は教室から出て行った。
「久しぶりだな。ユーセー、にとり」
ホームルームが終わると俺はすぐにふたりに声をかけた。
「ああ」
「久しぶりだな~。咲夜は元気にしてるか~?」
「ああ、元気だよ。ところでふたりは何でFクラスなんだ?ふたりなら余裕でAクラスに入れるだろ?」
俺は疑問に思っていたことを聞いた。
「俺もにとりも振り分け試験の日にグループのプロジェクトに参加していたからな。試験を受けられなかったんだ」
「なるほど、それでFクラスか」
どんな事情があっても振り分け試験は欠席したら無得点扱いになるからな。
「響の方はどうしてFクラスなんだ~?」
今度はにとりが俺に聞いてきた。
「俺は途中退席したんだよ。それで得点がなくなってFクラスなんだ」
「途中退席?どうして途中退席したんだ?」
「まあ一言で言うと傷害事件にならないようにするためだ」
「「・・・・・・は?」」
俺の返答にユーセーとにとりは疑問の声を上げた。まああんな風に言えば疑問にも思うか。
「まあ詳しくは後で話す。それよりふたりを俺のダチを紹介したいんだがいいか?」
「もちろんだ」
「私も紹介して欲しいぞ~」
「よし。それじゃあ紹介する」
俺はふたりを連れてアキ達のところに戻った。
「皆、ユーセーとにとりに皆のこと紹介したいんだがいいか?」
俺は一応皆に聞いてみた。
「もちろんいいよ」
「響のダチみたいだからな」
「・・・・・・構わない」
「儂もいいのじゃ」
「私も特に問題ない」
「同じくね」
皆異論はないようだな。
「じゃあまず僕から自己紹介するよ。僕は・・・・・」
キングクリムゾン!!(長くなるから割愛します by主)
「明久に雄二に康太、秀吉、妹紅、輝夜だな。これからよろしく頼む」
「皆、よろしくな~」
「「「「「「ああ(うん)(うむ)(ええ)」」」」」」
仲良くやっていけそうだな。
(ちなみに名前で呼んでるのは皆がそう言ったからです 再びby主)
「と、そうだユウ。さっき言ってた問題解決したぞ」
「何?どういうことだ」
「ユーセーとにとりがFクラスに来たからだ。ユーセー、にとり。お前たちの得意科目を皆に教えてやってくれないか?どれくらい取れるのかもな」
「どうしてだ?」
ユーセーは突然聞かれたことを疑問に思ったようだ。にとりも首をかしげている。
「その辺の事情も後で話す。教えてくれるか?」
「わかった。俺の得意科目は理系全般と英語だ。理系科目ならどの教科も400点以上とれる」
「私も遊星と同じで理系科目が得意だぞ~」
「!本当か!?」
「「ああ(うん)」」
「どうだ?これで問題解決だろ?」
「ああ。そうだな」
ユウは問題が解決したため安心した様子だ。
「なあ響。結局どういう事なんだ~?」
「ああ。それはな・・・・」
俺はユーセーとにとりに事情を話した。
「なるほど。事情はわかった。そういうことなら皆の力になろう」
「私も頑張るぞ~」
「サンキュ。ユーセー、にとり。頼りにしてるぞ」
「「任せろ(任せろ~)!」」
こうしてユーセーとにとりが俺たちに協力くしてくれることになった。これからまた楽しくなりそうだな。
あとがき座談会のコーナー!INバカテス!
本日のゲストは大凶吉さんが応募してくださったキャラクター!井上遊星さんと遊星さんのヒロインの河城にとりさんです!
「よろしく頼む」
「よろしくな~」
はいよろしくお願いします!
「二人目はユーセーか」
はい!遊星さんは私も好きなキャラクターですからね!応募された瞬間絶対に使おうと思っていました!登場させるためのアイデアも結構早くに出ましたからね!
「俺たちが理系科目が弱点だっていうとこか」
はい!別に意識していたわけじゃあなかったんですけど響さん以外理系科目が得意なキャラがあまりいなかったんですよね。雄二さんが数学と化学の点数が高いですけどそれでも400点にはまだ及んでいませんし。他に理系科目が得意な方は姫路さんなんですけど・・・・・まあ正直彼女は今後あまりまともな出番はないので戦力にはほぼならないんですよね。
「なるほど。そこで理系科目強化のために俺とにとりを投入したのか」
まあそういうことです!
「そうか~。まあ早く出番が出来て嬉しいから感謝してるぞ~」
はい。感謝の言葉ありがとうございます!
「と、そういえば主。気になったことがあるんだがいいか?」
はい、なんですか?
「にとりって・・・・原作でこういうキャラだったか?なんとなく違うような気がするんだが?」
「それは俺も感じていたな」
「私も。なんか違う気がするな~」
ああ、それですか。まあその理由は・・・・・単純に私が東方未プレイのにわかだからですね。風神録やってないからにとりさんの原作でのキャラ知らなかったんですよね。だからこの小説のにとりさんは原作というよりもEGのにとりさんを参考にしているんです。
「EG?」
「なんだそれは?」
アールグレイっていうサークルのことです。調べればわかりますよ。そこのにとりさんと文さんが好きなんですよね~私。
「そうなのか~。私も今度見てみるぞ~」
ぜひそうしてください。さて、何はともあれこれで遊星さんとにとりさんがレギュラーになりましたね。
「そうだな。ふたりともこれからよろしくな」
「「ああ(うん)」」
さて、そろそろ締めますか!それでは・・・・・
「「「「次回もまたきてください(きてくれ)(きてくれよ~)」」」」