バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~   作:shin-Ex-

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第28話!

今回はとうとう投稿されたオリキャラの一人が登場です!

「誰が登場するのか・・・・・楽しみにしてくれ」

それでは本編どうぞ!


第28話

side 響

 

「よく集まったねジャリども」

 

全校生徒が体育館に集まり集会が始った。というかカオルばあさん、流石に生徒をジャリ呼ばわりはどうかと思いますよ?仮にも教育者なんですから。

 

「今日はお前たちを呼んだのは新任の教師と新しい職員を紹介するためさね。それじゃあ自己紹介頼むよ」

 

そう言って3人の人が教壇に立った。

 

「はじめまして、新しく日本史の教師に就任した上白沢慧音です。よろしくお願いします」

 

まずは慧音さんが自己紹介をした。すると・・・・

 

「「「「「美人教師キターーーーーーー!!!」」」」」

 

男どもが騒いだ。しかもFクラスの生徒だけでなく他のクラスの男子もだ。所詮男は男ということだろうか?

 

「静かにしな!まだ職員の紹介は終わってないさね!」

 

ばあさんの言葉で皆静かになった。そして慧音さんと入れ違いで次の人が教壇の前に立った。

 

「保険医の八意永琳よ。よろしくお願いするわ」

 

次は永琳さんだ。永琳さんは輝夜が文月学園に通うのに合わせて保険医として文月学園で働くことにしたらしい。よほど輝夜が心配なのだろう。そして輝夜の転入といい一昨日決まったことなのにもう就任とは本当に彼女は仕事が早いな。そして・・・・・

 

「「「「「美人の保険医さんキターーーーーーー!!!」」」」」

 

・・・・・・知ってた。こうなるって知ってたよ。

 

「・・・・・はあ、なんでこの学園の男子は馬鹿が多いんさね」

 

まったくもって同感だ。というか騒いだ奴らは女子から白い目で見られていることに気がついていないのだろうか?今後の学園生活に支障が出てもいいのか?

 

「それじゃあ最後に頼んだよ」

 

「はい」

 

返事をして教団の前に立ったのは銀髪にメガネをかけた男性だった。

 

「はじめまして。本校の購買部『香霖堂』を任された森近霖之助です。どうぞよろしくお願いします」

 

購買部・・・・そういえばそんなのができるって彼女が言っていたな。戦争のことですっかり忘れていたな。多分霖之助さんも彼女の関係者なんだろうな。

 

「話すことは以上だよ他に連絡事項がある者はいるかい?」

 

ほかの先生方は連絡事項は内容で黙っている。

 

「ないようならこれで解散だよ。皆教室に戻って勉強しな」

 

こうして集会は終わり皆教室に戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「咲夜、ここ教えてもらっていいか?」

 

「ええ。もちろんです」

 

本日の授業が終わり、俺たちはAクラスの教室で勉強している。和平を結んだ時に提案したことを今日早速実行したのだ。ちなみに・・・・・

 

「康太くん、これはわかる?」

 

「・・・・・・ふっ、当然だ」

 

「む~流石にやるねだったら次だよ」

 

「・・・・望むところだ」

 

コウと愛子は保健体育の勉強。お互いライバルと勉強ができて生き生きとしている。

 

「・・・・・なあ翔子、何をしているんだ?」

 

「・・・・・・雄二と勉強している」

 

「いや、俺が聞きたいのはそこじゃない。なんで俺の膝の上に座っているのかと聞いているんだ」

 

「・・・・・・席がなかったから」

 

「いや、椅子はたくさんあるんだが」

 

「・・・・・・・それより勉強しよ?」

 

「思いつかなかったからって誤魔化すな」

 

ユウは膝の上に座っている翔子と勉強。ユウが強く言わないのはユウ自信嬉しく思っているからだろうな。その証拠に顔が赤いのに口角がわずかに上がって笑顔になりかけている。

 

「つまりこれが尊敬語になるからこの文の主語は・・・・」

 

「なるほど、そういうことか!じゃあこの文はこうなんだね」

 

「ああ。それであってる」

 

「ありがとう!妹紅は教えるのが上手だね」

 

「べ、別にそんなことは////]

 

アキは妹紅に苦手科目である古典を教えてもらっている。アキの満面の笑みを間近に見て妹紅は顔を赤くしている。

 

「あーもう!なによ微分積分って!計算なんて足す引く掛ける割るができれば十分でしょ!」

 

「同感なのじゃ」

 

「二人共愚痴は言うのはやめて。ちゃんと教えてあげるから少しづつでも解けるようになりましょ?」

 

「「・・・・・・わかったのじゃ(わかったわ)」」

 

「それじゃあまずは微分からよ。微分は・・・・・」

 

ヒデと輝夜は苦手科目の数学を優子に終わっている。なんか輝夜が優子の妹に見えるな。まあいつか本当の義妹になるかもだが。

 

「ねえユーリ、この年代に起こったのがこっちだっけ?」

 

「ああそうだ。よくわかったなアリス」

 

「うん・・・・ってだから人前で頭撫でるのはやめってって言ったでしょ!」

 

「はは、悪い悪い。ついな」

 

「もう・・・・・」

 

アリスはユーリに日本史を教わっている。ユーリは前回の一夜漬けで覚えた知識が残っているらしいからアリスに教えられるようだ。そして相変わらずあそこのイチャつきっぷりは見ていて恥ずかしくなるレベルだな。早く付き合えよ。

 

・・・・・・とまあそれぞれグループに分かれて勉強をしている。ちなみにFクラスの連中どもも素直に勉強している。というのもあいつらには事前に問題を起こしたら補修室に直行してもらうことと勉強出来る奴はモテると言っておいたからだろう。これで少しでもまともな考えをもってくれるといいんだがな。・・・・・・・それでも襲撃してきた奴がいたんだがな。まあそいつらは模擬試召戦争で戦死させて補習室に行ってもらった。ちなみにそれが誰かというと・・・・・・うちのクラスの数少ない女子二名といえばわかるだろう。

 

「全く、なんでこんなゴミどもと勉強しなければならないんですか?」

 

俺たちが勉強しているとそんなことを言ってくる奴がいた。

 

「・・・・・宮下さん。勉強の邪魔しないで欲しいんだけど」

 

「勉強なんてしたって無駄だよ。なにせお前らはゴミなんだから。あ、咲夜は違うからね」

 

宮下さんの言葉に皆怒りを感じたようだ。イライラしているのがわかる。それでも言い返さないのはいちいち相手をするのも面倒だと思っているからだろう。ただ・・・・・

 

「・・・・・宮下さん。私の友人を・・・・・なにより私の主を侮辱するのはやめて頂けませんか?いくらなんでも言っていいことと悪いことがあるんですよ?」

 

咲夜は宮下さんに言い返した。おそらく咲夜は俺たちの中で一番宮下さんを嫌っているから言っているのだろう。宮下さんは何度断っても咲夜につきまとってはっきり言って鬱陶しいからな。しかも咲夜が自分に気があるんだってとんでもない勘違いまでしてやがるし。

 

「何を言っているんだい咲夜?君も言っていたじゃないか・・・・・・こんな落ちこぼれの従者になんてなりたくなかったって」

 

「!!」

 

宮下さんの言葉を聞いて咲夜は顔を伏せた。・・・・・・宮下さんの言っていることが事実だったからだろう。

 

「宮下・・・・てめえいい加減に「何をしているのですか要様?」

 

ユーリが宮下さんを怒鳴ろうとしたとき、宮下さんに話しかけた者がいた。

 

「と、融麻(とおま)」

 

話しかけたのは天月融麻(あまつきとおま)宮下家に仕える執事だ。ただ・・・・

 

「もう一度聞きます。何をしているんですか?」

 

「ぼ、僕はただゴミどもに自分達の立場を分からせようと・・・・・・」

 

「・・・・・はあ、ご自分の立場を理解する必要があるのはあなたですよ。要様」

 

「ど、どういうことだ!」

 

「宮下家の次期当主たるあなたがそのようなことをするなと言っているんです。ばかなめ様」

 

融麻は全くと言っていいほど宮下さんに忠誠心を持っていないけどな。反対にトーマ(トオと呼ぶと語呂が悪いのでトーマと呼んでいる)は俺と咲夜にとって大切な親友だ。

 

「なっ!融麻!従者の分際で主人を馬鹿呼ばわりするとはどういうことだ!」

 

「おや?いつ私が要様を馬鹿呼ばわりしましたか?皆さん教えてくださいますか?」

 

「「「「「いや(いえ)、していなかった(な)(わ)」」」」」

 

俺たちは全員同時にそう言った。

 

「くっ、貴様ら!ゴミの分際でよくも「宮下」なんだよ!」

 

宮下さんが振り返るとそこには西村先生がいた。

 

「先程から他人の勉強の邪魔をし暴言を吐くとは何を考えている。どうやらお前には特別に補習を課す必要があるようだな」

 

「僕が補習だと!ふざけるな!僕を誰だと思っている!」

 

「お前が誰であろうと今はこの学園の生徒だ。それ以上でも以下でもない。生徒である以上問題があるのなら正さねばならないからな。さあ来い!」

 

「くっ!離せ!」

 

宮下さんは西村先生に引きづられていった。

 

「西村先生」

 

「なんだ、天月?」

 

トーマは西村先生を引き止めた。宮下さんは助けてくれると思い顔を明るくさせたが・・・・・・

 

「二度と同じことを起こさないように徹底的にお願いしますね」

 

「うむ。わかった」

 

「融麻!?」

 

「うるさいぞ宮下。とっとと行くぞ」

 

「嫌だーーーーーー!」

 

宮下さんは顔を青くして西村先生に補習室に連れて行かれた。

 

「ふう・・・・すみませんね響、咲夜。うちのばかなめ様が迷惑をかけてしまって」

 

「あなたが気にすることじゃないわ融麻」

 

「ああ。悪いのは宮下さんの方だからな」

 

「いえ、主の醜態は従者である私の責任でもあります。ばかなめ様には帰ったらファンサービスを施しておきますので」

 

「「ぜひそうしてくれ(そうしてちょうだい)」」

 

トーマのファンサービスは凄いからな。これで少しは反省してくれるといいが。

 

「ねえ響、彼は響の知り合いなの?」

 

トーマが誰なのか気になったアキが皆を代表して聞いてきた。

 

「はじめまして。私は天月融麻。宮下家に仕える執事でございます。響と咲夜とは親友です。先程は要様が大変な迷惑をおかけして誠に申し訳ありません」

 

トーマは礼儀正しく皆に挨拶した。どっかの馬鹿とは大違いだな。

 

「そうなんだ。僕は「吉井明久ですね?」知ってるの?」

 

「ええ。よく響と咲夜に聞いていましたからね。皆さんのことも知っていますよ。土屋さんのことは特に・・・・・」

 

「・・・・・どういうことだ?」

 

「それはいづれわかりますよ」

 

間違いなく保健体育の件でだな。トーマは保健体育が得意でそれこそコウに匹敵する点数を取れる唯一の奴だからな。

 

「あれ?そういえばトーマってAクラスだったのか?先週の戦争の時はいなかった気がするんだが」

 

「ええ、先週の戦争には来ていませんよ。その日は学校自体休んでいましたから」

 

なるほど眞姫(まき)ちゃんのお見舞いに行っていたのか。

 

眞姫ちゃんはトーマの妹で病弱な為よく入院している。トーマはそのお見舞いのために頻繁に学校を休んでいるからな。

 

「ところで私も皆さんと共に勉強してもよろしいでしょうか?お恥ずかしい話私はまだクラスに馴染めていないので共に勉強する方がいないのです」

 

「もちろん構わないよ。皆もいいか?」

 

「「「「「うん(ああ)」」」」」

 

「ありがとうございます」

 

その後はトーマを含めた皆と一緒に勉強を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・」

 

「咲夜、さっき宮下さんが言っていたこと気にしているのか?」

 

「・・・・・・はい。私は恥ずかしいです。あの時の私が・・・・響様のことを何も知らすにあんなことを言ってしまった私が本当に・・・・・」

 

「はあ、いちいち気にしなくてもいい。俺だって気にしていないしな。それに・・・・・今はどうなんだ?」

 

「今は・・・・響様の従者であることを何よりも誇りに思います」

 

「俺もだ。咲夜が俺の従者であることを何よりも誇りに思うよ。だからそれでいいだろ?もう気にするな。わかったな?」

 

俺は笑顔を浮かべて咲夜に言った。

 

「・・・・はい!」

 

咲夜もまた笑顔でそう返した。・・・・・・やはり咲夜の笑顔は最高だな。

 

(((((お前らいい加減に付き合えよ!)))))

 

なんかまた皆の声が聞こえた気がしたが今回もスルーだ。




あとがき座談会のコーナー!INバカテス!

本日のゲストは澪刹弥凪さんが考えてくださったオリジナルキャラクター!天月融麻さんです!

「よろしくお願いします」

はいよろしくお願いします!そして融麻さんを考えてくださった澪刹弥凪さん本当にありがとうございます!

「これからトーマはこの物語に参加することになります。どのように関わってくるか楽しみにしていてください」

「私を生み出してくださりありがとうございます澪刹弥凪様」

融麻さんの妹の眞姫さんとお相手である空さんもいづれ出てきますのでその時まで乞うご期待下さい!

「さて、ところでshin-X-さん。どうして私を最初に出したのですか?」

はい。オリキャラの応募をする前からAクラスの方との勉強は考えていた話でしたので。そうなると宮下がちょっかいを出してくるのは目に見えていましたからね。当初はそのストッパーを勇陸さんに任せようと思っていた時に融麻さんが応募されてきましてこれだ!っと即決したんです。

「そうですか。ありがとうございます。ですが・・・・・」

「どうかしたか、トーマ」

「いえ・・・・・私が出てしまったせいで初登場した森近さんの印象がかなり薄くなってしまったような気がしまして・・・・・」

あ~・・・・・それは・・・・はい。そうですね。

「・・・・・まあ霖之助さんには少し悪いな」

「・・・・・私の記憶が確かなら東方の小説の方でも中々薄いキャラになってしまっていた気がしますが」

「・・・・主、霖之助さんに何か恨みでもあるのか?」

そんなことは全くないんですけどね・・・・・どうしてこうなってしまったんでしょうか?

「「そんなこと聞かれてもわからないから(わかりません)」」

まあそうですよね。ですが本小説の霖之助さんはちゃんとカップリング相手もいますし今後そこまで薄いキャラになることはない!・・・・・・と思います。

「やっぱり断言しないのか」

「頑張ってください。森近さん」

さ、さて!そろそろ締めましょう!

「「また強引な・・・・」」

あ、それと新しいキャラ達の設定はいつかまとめて更新しておきます。これから新キャラがラッシュで出てくると思いますので後でまとめての方がいいと思いますので。それでは・・・・・


「「次回もまたきてください(きてくれ)!!」」

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