バカとテストと召喚獣~響き渡るバカ達の絆~   作:shin-Ex-

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第27話!

さて、早速ですが多数のオリキャラ投稿本当にありがとうございます!前に言ったとおりオリキャラの投稿を締め切らせてもらいます。

「投稿結果20名以上ものオリキャラが集まった。今回投稿されたオリキャラ達は今後の話に出てくることになる」

はい!ただ基本的には時期はバラバラで、もしかしたらみなさんの思い描くキャラとは違う形になってしまうかもしれませんがその点はどうかご了承のほどお願いします。

「皆、本当にありがとう」

それでは本編に入る・・・・前に皆さんにもう一点言うことがあります。今回から妹紅さん、輝夜さんが文月学園の生徒となります。そこで皆さんに話すことというのは妹紅さんの制服についてです。

「『妹紅はズボンに決まっている』という人もいれば『スカート姿の妹紅・・・・・アリだな』という人もいるかもしれない。そこで俺たちからの提案だ」

妹紅さんの服装については明記しないことにします。妹紅さんがどのような服装をしているかは皆さんのイメージに任せます!

「これでまえがき言いたいことは全て言い終わったな、それじゃあ主」

はい!それでは本編どうぞ!




第27話

side 響

 

教室を掃除した二日後、掃除今日は月曜日。一般的には休みが終わり仕事や学校が始まる曜日だ。おそらくアンケートをとればぶっちぎりで一番嫌いな曜日となるだろう。まあ俺も他の曜日よりは好きではないしな。このFクラス連中も例外ではない・・・・・・というより勉強嫌いの奴らからしたら余計に月曜日は嫌いなのだろう。ほとんどの奴らが今日からまた学校があることにうなだれている様子だ。そんな中・・・・・・

 

「「♪~~」」

 

ニコニコと機嫌が良さそうにしている奴が2人程いる。

 

「随分機嫌が良さそうだな明久、秀吉」

 

「そう?いつも通りだよ♪」

 

「明久の言う通りじゃ。儂等はいつも通りじゃよ♪」

 

「・・・・・・ダウト」

 

「何がいつも通りだ。どう見ても機嫌が良さそうにしか見えねえよ」

 

「ユウの言うとおりだな。語尾に♪がつきそうなくらい機嫌が良さそうだぞ」

 

「「そんなことないって(ないのじゃ)♪」」

 

絶対に今も語尾に♪がついてるな。こいつらはこれでごまかしているつもりなのだろうか?というか、普段から感情が表にでやすいアキはともかく、普段ポーカーフェイスのヒデまで隠しきれないとは、よほど・・・・・・

 

「そんなに妹紅と輝夜と学園生活送るのが楽しみか?」

 

「なっ!べ、別に妹紅と一緒なのがこの上なく嬉しいに決まってるよ!」

 

「そ、そうじゃ!儂はただ輝夜と一緒の学園生活が送れるのが至福なのじゃ!」

 

動揺しすぎて日本語が変になってるな。ちなみにヒデは・・・・・というか掃除に来ていたメンバー全員輝夜のことは名前で呼び捨てにしている。本人がそう呼ぶように言っていたからだ。あとそのときついでに掃除に来ていたAクラスの皆のことも名前で呼ぶようになったな。

 

「お前ら・・・否定できてないぞ」

 

「・・・・・・わかりやすすぎる」

 

「まさかそこまでとはな。まあ気持ちはわかるが」

 

「ちょ、ちょっと待った。今のは言葉のあやで・・・」

 

「そ、そうじゃ。これは少し間違えただけじゃ」

 

「・・・アキ、ヒデ。本当のこと言わないなら協力しないぞ?」

 

「ごめんなさい!本当は妹紅との学校生活マジで楽しみです!」

 

「今までの人生の中でこれ以上楽しみな事はないのじゃ!」

 

ふたりは俺の言葉を聞くやいなや速攻で土下座してきた。

 

「いや、何も土下座までしなくても・・・・・・」

 

「まあ響の協力がなくなるって言われりゃな」

 

「・・・・・・誰でもこうなる」

 

え?俺の協力ってそこまでなのか?大したことはしてないと思うんだが・・・・・・

 

「お前たち、座れ。ホームルームを始めるぞ」

 

そうこうしているうちにホームルームの時間になった。というか・・・・・・

 

「なぜ西村先生がFクラスにいるんですか?」

 

俺は疑問を口にした。

 

「喜べ、今日からこの俺がFクラスの担任になった」

 

西村先生はニヤリと笑い言った。

 

「な、なんだと!」

 

「鉄人がうちの担任!?」

 

「どういうことですか!鉄人!」

 

「西村先生と呼べ!俺が担任になったのはわずか一週間で多数の問題を起こしたお前たちを公正するためだ」

 

多数の問題?試召戦争を起こしたこと以外目立ったことはしていないと思うが。

 

「俺達は問題なんて起こしてません!」

 

「そうです!普通の学園生活を送っていただけです!」

 

「黙れ!20人以上の男子生徒を集団で襲撃しておいてどの口が言っている!」

 

大問題だな。間違いなく普通の学園生活ではない。

 

「違うんです!あれは奴らが学校の風紀を見出しているのが悪いんです!」

 

「そうです!奴らは校内で不純異性交友をはたらいた不届きもの何です!」

 

「異端者には制裁を!」

 

「異端者は滅べ!」

 

誰がどう見てもお前らの方がよっぽど風紀乱してるだろ。途中から自分勝手な私怨が入ってるし。

 

「訳の分からない事を言うな!貴様らの根性を叩き直してやる!手始めにこれから授業後と毎週土曜日に補習時間を設ける!」

 

「「「「そ、そんなあああぁぁぁ!!」」」」

 

「文句は一切受け付けんぞ。ただでさえFクラスは戦争で授業が遅れているからな。ただし、吉井、仲渡、坂本、土屋、木下は免除する」

 

「は、はあ!?」

 

「なんであいつらが免除なんですか!?」

 

「そうです!なんで馬鹿で観察処分者の吉井が免除されるんですか!!」

 

「吉井君が補習免除なんて納得できません!西村先生、説明してください!」

 

俺達の補習が免除されると聞き連中は西村先生にくってかかった。というか姫路さんと島田さんはもはやただアキを陥れたいから言っているとしか思えないな。

 

「必要ないからだ。こいつらは成績はFクラスレベルから大きく上回っているうえ普段の態度も問題ないからな」

 

西村先生にそう評価されてるのはうれしいな。姫路さんが免除の対象になってないのは一昨日の掃除のときの件が原因だろう。

 

「でも・・・・・・」

 

「この話はもう終わりだ。これ以上時間を割くつもりはない。わかったな?」

 

西村先生はキッパリと言い放った。

 

「「「「・・・・・・はい」」」」

 

連中もこれ以上何を言っても無駄だと判断したのだろう。渋々納得し

 

「さて、前置きはここまでだ。ホームルームにはいるぞ。まず今日から転入してくる生徒が2人いる」

 

その言葉を聞いてアキとヒデは目を輝かせた。本当にわかりやすいな。

 

「男子ですか?女子ですか?」

 

「2人とも女子だ」

 

「「「「いよっしゃあああぁぁぁ!!!」」」」

 

転校生が女子だとわかり連中は騒いだ。

 

「とうとう俺にも春がくるぞ!」

 

「馬鹿!お前なんかに春が来るわけないだろ!俺にくるんだよ!」

 

「違う!2人とも俺の嫁になるんだ!お前らの出る幕なんてない!」

 

残念だがお前たちに春が来ることはないしお前たちのうちの誰かの嫁になることなんてもっとない。春がくるのも嫁にできるのもアキとヒデだ。ちなみにその2人は連中の好き勝手な物言いを聞きとてつもなく不機嫌になっている。

 

「全くお前らは・・・・・・2人とも入ってきて自己紹介しろ」

 

西村先生は連中の言動に呆れつつふたりを呼んだ。扉が開かれふたりの少女が教室に入って来て教卓の前に立った。

 

「はじめまして。藤原妹紅だ」

 

「蓬莱山輝夜よ」

 

2人は自己紹介した。といっても名前だけだがな。このクラスの連中ことはあらかじめ話してあるからあまり好感は持っていないのだろう。

 

「黒髪美少女きたーーーーー!」

 

「あの銀髪の子もかなりかわいいぞ!」

 

「2人ともモロ俺の好みだ!」

 

「神は言っている。彼女たちを嫁にせよと!」

 

「「「「俺と付き合ってください!」」」」

 

・・・・・・こいつらは本当に馬鹿だな。会っていきなり告白するとか何考えてるんだよ。

 

「・・・・・・・」

 

アキとヒデがやばいくらいの殺気を連中に放っている。まああの馬鹿ども妹紅と輝夜に意識がいってるから気づいてないようだが。

 

「「絶対に嫌です。二度と告白しないでください」」

 

ふたりは笑顔でそう言い放った。しかし目は笑っていないので本気で言っているとわかる。

 

「「「「チクショーーーーー!!!」」」」

 

振られたことによって連中はショックを受けている。それに対してアキとヒデはほっとした表情をしている。

 

「お前たちは少しは静かにできんのか・・・・・2人は空いている席に座れ」

 

「「わかりました」」

 

ふたりは空いている席に座った。ちなみにその空いている席とは妹紅はアキの隣で輝夜がヒデの隣だ。掃除をしたときに調整してアキとヒデの隣の席を空けておいたのだ。

 

「これからよろしくなアキ」

 

「うん。こちらこそよろしく妹紅」

 

「秀吉、これからよろしくね」

 

「うむ。わからないことがあったら何でも聞いてほしいのじゃ」

 

「ええ。そうするわ」

 

アキたちは早速桃色の空間を展開した。その様子を俺、ユウ、コウは羨ましく・・・・・もとい、微笑ましく見ていた。ただ・・・・・

 

ギリッ・・・・・

 

周りの連中はその様子を恨めしそうに見ていた・・・・・まあ正確にはアキをだが。この教室の連中はヒデを男としてみていないのでヒデに対しては嫉妬はしていないようだ。まあそのおかげで妬みの対象がアキに集中しているのだが。特に島田さんと姫路さんからはどす黒い嫉妬心を感じる。

 

(ったく。面倒なやつらだ)

 

俺はそんな連中を見て思わず頭を抱えたくなった。そういう性格を直せば異性と良好な関係が築けるかもしれないってわからないのだろうか?

 

「それと今日の1限は予定を変更して体育館で集会がある。遅れずにくるように。以上でホームルームは終わりだ」

 

そう言って西村先生は教室から出て行った。

 

「さて、それじゃあ体育館に行くか」

 

「「「「「ああ(うん)」」」」

 

ユウの言葉に従い俺達は立ち上がり体育館に向かおうとするが・・・・・

 

「待ちなさい吉井!どうしてそいつがここにいるのよ!」

 

「そうです!教えてください!」

 

こいつら・・・・・まだ言うのか。

 

「ねえ秀吉、こいつら誰?何で妹紅と明久に突っかかってるの?」

 

「・・・・・輝夜は知らなくもいいことじゃ。どうしても知りたいなら後でゆっくり教えるのじゃ」

 

「そう。わかったわじゃあ気が向いたら教えてもらうわ」

 

どうやら輝夜は自分から聞きはしたがふたりに大して興味がないらしいな。

 

「・・・・・姫路さん、島田さん。僕達早く体育館に行きたいからどいてくれない?」

 

アキは前に立ちふさがるふたりに対して若干不機嫌そうに言った。どうやら妹紅に対して明らかに不快な感情をあらわにしているふたりをよく思わなくなったようだ。

 

「いいから質問に答えなさい!」

 

「そうです!きちんと説明してください!」

 

・・・・・はあ本当に面倒くさい。

 

「いい加減にしろよ姫路さん、島田さん。アキと妹紅がどんな関係だなんてふたりには関係ないだろ?いちいち突っかかってくるな」

 

「そういう訳にはいかないわ!」

 

「そうです!」

 

「どうしてだ?」

 

「藤原さんをエッチなことしようとする吉井から守る為よ!」

 

「そうです!私たちは吉井君から藤原さんを守らないきゃいけないんです!」

 

ブチッ

 

ふたりが言葉を発した直後、なにかが切れる音がした。

 

「お前ら!ふざけん「よせ、妹紅」

 

俺はふたりに怒鳴りつけようとした妹紅を止めた。

 

「なんで止めるんだよ!こいつらは明久を!」

 

「こいつらの相手をするだけ時間の無駄だ。さっさと体育館に行くぞ。あんまり時間もないしな」

 

「響の言うとおりだよ。僕は気にしてないから行こう?」

 

「・・・・・・わかった。明久がそう言うならもういい」

 

俺達は島田さんと姫路さんの横を通って教室から出ようとした。

 

「待ちなさい!まだ話は「島田さん、姫路さん」な、何よ?」

 

「これからは必要以上にアキに関わるな。俺はこれ以上・・・・・・親友を侮辱されるのを見たくないんだよ」

 

俺は自分でもわかるぐらい冷たい声でふたりに言った。ふたりはそんな俺に恐れを抱いたのか青ざめた顔で黙り込んでいる。

 

「・・・・・・お前らも遅れないようにさっさと行けよ」

 

俺はふたりにそう言ってアキ達と共に教室から出た。

 

 

 

 

 

 

 

「それにしても響があそこまで怒るの初めて見たわ」

 

集会のある体育館に向かう途中で輝夜が言った。

 

「輝夜は響が怒ったところを見たことなかったのかの?」

 

「ええ。というか響が怒るところなんて想像したことさえなかったわ。響って滅多に怒らない人だと思ったから」

 

「まあ、実際の俺はかなり短気だがな。この一週間だけでどれだけキレたか数え切れないほどに」

 

「なんかイメージと違うわね」

 

「確かに。響ってもっと温和な奴だと思ってた」

 

「じゃが響は自分勝手な理由で怒ることなんてないのじゃ」

 

「そうだね。響が怒るのはいつだって誰かの為だからね」

 

「・・・・・・響は他人思い」

 

「ああ、この学園で響に助けられた奴は数え切れないほどいるからな」

 

「「それは納得できるな(できるわね)」」

 

アキ達は俺をフォローし、妹紅と輝夜はその説明に納得したようだ。・・・・・・正直恥ずかしいな。

 

「・・・・・・お前ら、無駄話してないでとっとと行くぞ」

 

俺は気恥ずかしさから歩を早めた。

 

((((絶対に照れてるな))))

 

なんかあいつらの心の声が聞こえたような気がしたが俺は気にしない事にした。

 

 




あとがき座談会のコーナー!INバカテス!

本日のゲストは八意永琳さんです!

「よろしくお願いするわ」

はい、よろしくお願いします!

「ところでどうして私がゲストなのかしら?」

おや?なにか問題ありますか?

「問題というか、今回永琳は出ていないからな。それなのにゲストに呼ばれたことに疑問に思っているんですよね?」

「ええ。そうよ」

その理由はここでゲストとして呼ばなければタイミングがなくなりそうだからです。次に話でゲストに呼ぶ方はもう決まっていますので。そうなると永琳さんを呼ぶタイミングが今回しかなくなるんですよね。

「なるほどな」

「理解したわ。それで?私は何を話せばいいのかしら?」

そうですね・・・・・では前回の話で永琳さんが言っていた彼女についてで。

「わかったわ。あの時私が言った彼女は文月学園のスポンサーの筆頭のことよ。私は彼女に連絡して輝夜が文月学園に転入できるように頼んだのよ。ちなみに妹紅が文月学園に来たのも彼女がいろいろ手を回してくれたおかげよ」」

「そうなんですか。でも頼んでたったの二日で転入できるなんて・・・・・仕事早すぎるだろ」

「まあそれは彼女だからとしか言えないわね」

「納得できるようなできないような・・・・・・」

まあお気持ちはわかります。ただその方はまだ名前を出していないので読者は頭に?が出ているかもしれませんね。

「そういえばまだ名前は出てなかったな。存在は何度かほのめかしていたが」

「なんで名前は出さないのかしら?」

別に深い理由はないですよ?ただまだ出てきていないから名前を出していないんですよ。まあ東方キャラの誰かということはいつかのあとがきで言ったので読者の中には目星がついている方はいると思いますがね。

「まあそこまで難しくはないと思うがな。東方が好きな人ならすぐに思いつくだろう」

そうですね。さて、それではそろそろ締めますか。あ、それと妹紅さんと輝夜さんの設定を響さんたちの設定が載っているキャラ設定とは別枠で載せておきますのでよろしければ確認どうぞ。それでは・・・・・



「「次回もまたきてください(きてくれ)(きなさい)!!」」

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